後拾遺七絃灌頂血脉──秋聲黎明の巻──

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これは小説ではない。物語である。


平安時代。

雅びで勇ましく、美しくおぞましい物語。





宿命の恋。

陰謀、呪い、戦、愛憎。

幻の楽器・七絃琴(古琴)。

秘曲『広陵散』に誓う復讐。

運命によって、何があっても生きなければならない、それが宿命でもある人々。決して死ぬことが許されない男……


平安時代の雅と呪、貴族と武士の、楽器をめぐる物語。




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『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』番外編





麗しい公達・周雅は元服したばかりの十五歳の少年。それでも、すでに琴の名手として名高い。


初めて妹弟子の演奏を耳にしたその日、いつもは鬼のように厳しい師匠が珍しくやさしくて……


不思議な幻想に誘われる周雅の、雅びで切ない琴の説話。


彼の前に現れた不思議な幻は、楚漢戦争の頃?殷の後継国?



本編『七絃灌頂血脉──琴の琴ものがたり』の名琴・秋声をめぐる過去の物語。
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