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タルパと夜に泣く。
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「マジでちょっと嫌がられたくらいじゃ止めらんないからな?本気で無理なら殴れよ。」
そう真剣な顔で言われたけれど。
「泣いても嫌がっても止めないで。どんなになっても最後までして。」
言い終わると同時に顔が近付く。
また深いキスをした。
さっきまでのお互いの呼吸を読むみたいな穏やかなのではなく、引いたら食べられてしまうのではないかと思える程激しいキス。
舌を吸われ逃げられない。
幸せなのに怖くなった。
大志の時のように土壇場でダメになったら清太郎を傷付けてしまう。
だけど今更もう触れ合わずにはいられなくて。
どうか優しい清太郎がパニックをおこした私に怖気付かなければ良いのにと思う。
依然激しく貪る清太郎の口を無理矢理剥がし懇願した。
「ねぇ。…途中で可笑しくなっても…泣いて抵抗しても、ホントに最後までしてね?」
「…分かってる。」
清太郎の唇が首筋に触れる。
そのまま軽く吸いながら食むように移動し鎖骨まで擽られていく。
「はっ…ぁ。」
思わず漏らした自分の吐息が耳に届いた時。
え?
今の私の声?
その瞬間、急激な羞恥が襲い来る。
「ぁ…やっぱ、まっ、て…」
いつの間にかシャツワンピの前は開けられ、清太郎の手によって中に着ているキャミのブラトップが鳩尾辺りまで巻くられていた。
その手を抑え「あの…やっぱりまだ…」と弱く伝えるも。
暫くこちらを上目遣いで観察していた清太郎は、少し口角を上げると、黙ったまま強引にブラトップを私の喉元まで押し上げた。
露になる胸。
「…ちょっ、ちょっとまっ…」
目を合わせた状態で清太郎は挑発的にその先端に軽く口付けをする。
「…っ、はぁ…」
私は背を反らして身悶えた。
天を仰いだ体勢でギュッと目を閉じるしかない。
少しずつ試すような微かな刺激が続く。
ゆっくりと優しくもどかしいのに、身体が敏感にそれを拾い、ピリピリと甘い快感が胸から全身へ駆け抜ける。
こんなものは経験上知っている感覚の筈なのに、今自分は影山百合子やアナの仮面を被っていないと思うと初めて味わう心地になって居た堪れない。
自分から漏れる吐息すら気恥ずかしくて、必死に声を殺して耐えていた。
「顔見せろ。」
囁くと同時に私の顔を自身へ向ける清太郎。
そこには爛々と光る目があって。
恍惚の表情で笑うと「顔逸らすなよ。」と言いながら私のショーツの中へ手を滑らせていく。
「…ふっ、ぅん…」
指が濡れた秘部の上を滑った。
ゆっくりと優しく。
そして指に蜜を纏わせるように執拗く。
その度ににちにちと微かな水音が聞こえ羞恥した。
至近距離からまじまじと顔が覗かれている。
耐え切れずに逸らそうとするも。
「おい。」と支えてくれている手でまた頭を強制的にそちらへ向かされてしまう。
その間も秘部を指で撫でられ続けヒクヒクと腰が震えた。
「…はっ、ぅっ…ん…」
一定の間隔で滑っていた指。
微かに方向を変え、ジワジワと中に侵入し始める。
無意識に太ももに力が入りワナワナと痙攣した。
「っふぁ…、ぁ…」
手前の気持ちいい所をグーっと押し上げながらそのまま奥まで入ってくる。
唇を噛んで抑えても鼻から声が漏れた。
その時。
「手毬…」
ドクンッ
心臓が跳ねた。
怖い。
そしてドクドクと続く強い鼓動。
「はっ…はっ…」
呼吸が浅くなり鳥肌が全身を包む。
これは…。
あの時と同じだ。
「ちがっ…てまりじゃない。ごめんなさい…ちがう…」
口から勝手に出てくる謝罪。
ああ、やっぱり。
清太郎ともできないかもしれない。
だけどそう絶望したのは一瞬の事で。
「んやっ、うぅ…」
突然奥の気持ちいい所をギュッと押し込められわけが分からなくなった。
たった1本の指なのに、形が分かる程に締め付けてしまう。
「はっ…ぁ…いま、やめっ…」
「アンタは手毬だよ。」
グッと喉が締まる。
ただそれはパニック的な不快感を伴う息苦しさではなく。
胸の奥から悦びが迫り上がる時のような感覚で。
自分の目がジワッと潤むのを感じた。
「可愛いなぁ…」
しみじみとした呟き。
愛おしそうに目を細め清太郎はまた囁く。
「今自分がどんな顔してるか分かってるか?」
「…顔?」
「ははっ…そう。顔。」
応えを待たずに中の指が再び動き出した。
私はまた何も考えられなくなって口を結んだままただ首を横に振る。
「初めて男に抱かれるみたいな顔してる。」
「え?…っん、ぁ…。ちょっと、まっ…」
「反応が、慣れてない感じが…マジで可愛い…。でも…ごめんな。俺はこの身体の気持ちいいところ全部知ってるんだからな?あー、…虐めたくなる…。」
深くまで指を飲み込んだ状態なのに、そのまま親指で突起を転がされた。
強い刺激に仰け反り身悶える。
「アナの時と全然違う。今アンタは手毬だ。」
「…んぁっ、やだぁ…て、とめて…」
「はぁ…。手毬が俺の手でどんどん可愛くなってく…。」
休みなく襲い来る刺激に翻弄されているのに、言葉でも責められて全く考える余裕がない。
手毬ではないと否定する間もアナや影山百合子に逃避する間もなく、私は私のまま快感に押し流されていく。
「はっ…、こわ…こわいよぉ…」
「手毬…。」
と、中から指が引き抜かれた。
清太郎は枕に巻いてあったタオルでその手を拭うと、優しい手つきで私の頭を撫でる。
「手毬。初めては皆緊張するもんだ。怖くて最後までできない女の子だっているし、最初は失敗しちゃう男だっていっぱいいる。」
「みんな…も?」
「うん。皆そうなんだよ。ただな、恐怖や不安が当たり前だから我慢しろって言ってるんじゃないからな?多かれ少なかれ皆が当たり前に持つ感情だから、怖くて止めちゃっても上手く出来なくても可笑しな事じゃないんだって言いたかった。」
本当にそうなのだろうか。
でも言われてみれば…。
振り返れば私は影山百合子としてよく分からない相手で初体験を済ませてしまった。
その為、未知の世界への不安と痛みに対する恐怖はあったものの、大切な人に自身を曝け出すという一大イベントを経験せずにここまで来てしまった。
痛みなんて慣れてしまえばどうと言うこともないけれど、大切な人に自身を曝し、それを受け入れて貰えるのかどうかこそが本来他人と身体を重ねる時に一番重要であり乗り越えるべき不安要素でもあるのだ。
私が私のままで男を受け入れられないのがさも特別な障害かのように思い込んでいたけれど。
本当は清太郎の言う通り、他人と交わる時に誰もが経験する恐怖であり、私はそれを母の呪いだと思い込み過剰反応していたに過ぎないのかもしれない。
「手毬は初めてだもんな?怖くて良いんだ。俺だって怖ぇよ。」
「…清太郎が?…初めてじゃないのに?」
「初めてなんだよ。」
ふーっと深く息を吐く清太郎。
強く私を抱き締めると苦しそうに呟いた。
「子供の時から大切にしたいと思ってた人を抱くんだから…。」
声が震えている。
本当に清太郎も怖いんだ。
不安なのは私だけじゃないんだ。
「アナが手毬だって分かった時怖かった。…どれだけ、あんな事…。手毬だって分かってたらあんな自分勝手しなかった。…やり直せないけど。俺はこれから手毬を大切にしたい。」
そうため息混じりに囁かれ、お腹の底からジワッと溢れ出す。
今猛烈に私のままでこの人に抱かれたいと思った。
湧き上がる熱を身体の中に留めておけなくて。
何度も深く息を吐く。
その荒げた呼吸に心配そうに顔を上げた清太郎と目が合った。
「せいたろ…。」
「…ん?」
「お願い…。入ってきて。」
応えるように頷き離れようとするのを腕を掴んで引き止める。
「ピル飲んでる。このままがいい。」
「…。」
返されたのは困った顔で。
けれど直ぐに切なそうなため息を吐き清太郎はまた私を抱きしめ囁く。
「服…自分で脱げるか?」
「…うん。」
離される身体。
清太郎は乱暴に自身の服を脱ぎ投げ捨てていくと、もたもたと苦戦して脱げないでいる私のブラトップを掴み引き上げた。
すぽっと抜け上裸になった私を優しく寝かせ、流れるように最後のショーツも脱がせてくれる。
触れ方は優しいのに、当たる手が熱くて。
慈しみと興奮の拮抗している状態が伝わってきて私も興奮していた。
再び重なる身体。
「手毬…」
耳を擽る声はまだ微かに震えている。
「あんま気持ちいい角度じゃないかもだけど…、くっ付いたまま入っていいか?」
私は頷くと重なり合っていた体制から少し脚を開きその間に清太郎の身体を受け入れた。
くちっと音をたて入口に熱いモノが触れる。
早く欲しくて、ぎゅーっと中が疼いた。
そう真剣な顔で言われたけれど。
「泣いても嫌がっても止めないで。どんなになっても最後までして。」
言い終わると同時に顔が近付く。
また深いキスをした。
さっきまでのお互いの呼吸を読むみたいな穏やかなのではなく、引いたら食べられてしまうのではないかと思える程激しいキス。
舌を吸われ逃げられない。
幸せなのに怖くなった。
大志の時のように土壇場でダメになったら清太郎を傷付けてしまう。
だけど今更もう触れ合わずにはいられなくて。
どうか優しい清太郎がパニックをおこした私に怖気付かなければ良いのにと思う。
依然激しく貪る清太郎の口を無理矢理剥がし懇願した。
「ねぇ。…途中で可笑しくなっても…泣いて抵抗しても、ホントに最後までしてね?」
「…分かってる。」
清太郎の唇が首筋に触れる。
そのまま軽く吸いながら食むように移動し鎖骨まで擽られていく。
「はっ…ぁ。」
思わず漏らした自分の吐息が耳に届いた時。
え?
今の私の声?
その瞬間、急激な羞恥が襲い来る。
「ぁ…やっぱ、まっ、て…」
いつの間にかシャツワンピの前は開けられ、清太郎の手によって中に着ているキャミのブラトップが鳩尾辺りまで巻くられていた。
その手を抑え「あの…やっぱりまだ…」と弱く伝えるも。
暫くこちらを上目遣いで観察していた清太郎は、少し口角を上げると、黙ったまま強引にブラトップを私の喉元まで押し上げた。
露になる胸。
「…ちょっ、ちょっとまっ…」
目を合わせた状態で清太郎は挑発的にその先端に軽く口付けをする。
「…っ、はぁ…」
私は背を反らして身悶えた。
天を仰いだ体勢でギュッと目を閉じるしかない。
少しずつ試すような微かな刺激が続く。
ゆっくりと優しくもどかしいのに、身体が敏感にそれを拾い、ピリピリと甘い快感が胸から全身へ駆け抜ける。
こんなものは経験上知っている感覚の筈なのに、今自分は影山百合子やアナの仮面を被っていないと思うと初めて味わう心地になって居た堪れない。
自分から漏れる吐息すら気恥ずかしくて、必死に声を殺して耐えていた。
「顔見せろ。」
囁くと同時に私の顔を自身へ向ける清太郎。
そこには爛々と光る目があって。
恍惚の表情で笑うと「顔逸らすなよ。」と言いながら私のショーツの中へ手を滑らせていく。
「…ふっ、ぅん…」
指が濡れた秘部の上を滑った。
ゆっくりと優しく。
そして指に蜜を纏わせるように執拗く。
その度ににちにちと微かな水音が聞こえ羞恥した。
至近距離からまじまじと顔が覗かれている。
耐え切れずに逸らそうとするも。
「おい。」と支えてくれている手でまた頭を強制的にそちらへ向かされてしまう。
その間も秘部を指で撫でられ続けヒクヒクと腰が震えた。
「…はっ、ぅっ…ん…」
一定の間隔で滑っていた指。
微かに方向を変え、ジワジワと中に侵入し始める。
無意識に太ももに力が入りワナワナと痙攣した。
「っふぁ…、ぁ…」
手前の気持ちいい所をグーっと押し上げながらそのまま奥まで入ってくる。
唇を噛んで抑えても鼻から声が漏れた。
その時。
「手毬…」
ドクンッ
心臓が跳ねた。
怖い。
そしてドクドクと続く強い鼓動。
「はっ…はっ…」
呼吸が浅くなり鳥肌が全身を包む。
これは…。
あの時と同じだ。
「ちがっ…てまりじゃない。ごめんなさい…ちがう…」
口から勝手に出てくる謝罪。
ああ、やっぱり。
清太郎ともできないかもしれない。
だけどそう絶望したのは一瞬の事で。
「んやっ、うぅ…」
突然奥の気持ちいい所をギュッと押し込められわけが分からなくなった。
たった1本の指なのに、形が分かる程に締め付けてしまう。
「はっ…ぁ…いま、やめっ…」
「アンタは手毬だよ。」
グッと喉が締まる。
ただそれはパニック的な不快感を伴う息苦しさではなく。
胸の奥から悦びが迫り上がる時のような感覚で。
自分の目がジワッと潤むのを感じた。
「可愛いなぁ…」
しみじみとした呟き。
愛おしそうに目を細め清太郎はまた囁く。
「今自分がどんな顔してるか分かってるか?」
「…顔?」
「ははっ…そう。顔。」
応えを待たずに中の指が再び動き出した。
私はまた何も考えられなくなって口を結んだままただ首を横に振る。
「初めて男に抱かれるみたいな顔してる。」
「え?…っん、ぁ…。ちょっと、まっ…」
「反応が、慣れてない感じが…マジで可愛い…。でも…ごめんな。俺はこの身体の気持ちいいところ全部知ってるんだからな?あー、…虐めたくなる…。」
深くまで指を飲み込んだ状態なのに、そのまま親指で突起を転がされた。
強い刺激に仰け反り身悶える。
「アナの時と全然違う。今アンタは手毬だ。」
「…んぁっ、やだぁ…て、とめて…」
「はぁ…。手毬が俺の手でどんどん可愛くなってく…。」
休みなく襲い来る刺激に翻弄されているのに、言葉でも責められて全く考える余裕がない。
手毬ではないと否定する間もアナや影山百合子に逃避する間もなく、私は私のまま快感に押し流されていく。
「はっ…、こわ…こわいよぉ…」
「手毬…。」
と、中から指が引き抜かれた。
清太郎は枕に巻いてあったタオルでその手を拭うと、優しい手つきで私の頭を撫でる。
「手毬。初めては皆緊張するもんだ。怖くて最後までできない女の子だっているし、最初は失敗しちゃう男だっていっぱいいる。」
「みんな…も?」
「うん。皆そうなんだよ。ただな、恐怖や不安が当たり前だから我慢しろって言ってるんじゃないからな?多かれ少なかれ皆が当たり前に持つ感情だから、怖くて止めちゃっても上手く出来なくても可笑しな事じゃないんだって言いたかった。」
本当にそうなのだろうか。
でも言われてみれば…。
振り返れば私は影山百合子としてよく分からない相手で初体験を済ませてしまった。
その為、未知の世界への不安と痛みに対する恐怖はあったものの、大切な人に自身を曝け出すという一大イベントを経験せずにここまで来てしまった。
痛みなんて慣れてしまえばどうと言うこともないけれど、大切な人に自身を曝し、それを受け入れて貰えるのかどうかこそが本来他人と身体を重ねる時に一番重要であり乗り越えるべき不安要素でもあるのだ。
私が私のままで男を受け入れられないのがさも特別な障害かのように思い込んでいたけれど。
本当は清太郎の言う通り、他人と交わる時に誰もが経験する恐怖であり、私はそれを母の呪いだと思い込み過剰反応していたに過ぎないのかもしれない。
「手毬は初めてだもんな?怖くて良いんだ。俺だって怖ぇよ。」
「…清太郎が?…初めてじゃないのに?」
「初めてなんだよ。」
ふーっと深く息を吐く清太郎。
強く私を抱き締めると苦しそうに呟いた。
「子供の時から大切にしたいと思ってた人を抱くんだから…。」
声が震えている。
本当に清太郎も怖いんだ。
不安なのは私だけじゃないんだ。
「アナが手毬だって分かった時怖かった。…どれだけ、あんな事…。手毬だって分かってたらあんな自分勝手しなかった。…やり直せないけど。俺はこれから手毬を大切にしたい。」
そうため息混じりに囁かれ、お腹の底からジワッと溢れ出す。
今猛烈に私のままでこの人に抱かれたいと思った。
湧き上がる熱を身体の中に留めておけなくて。
何度も深く息を吐く。
その荒げた呼吸に心配そうに顔を上げた清太郎と目が合った。
「せいたろ…。」
「…ん?」
「お願い…。入ってきて。」
応えるように頷き離れようとするのを腕を掴んで引き止める。
「ピル飲んでる。このままがいい。」
「…。」
返されたのは困った顔で。
けれど直ぐに切なそうなため息を吐き清太郎はまた私を抱きしめ囁く。
「服…自分で脱げるか?」
「…うん。」
離される身体。
清太郎は乱暴に自身の服を脱ぎ投げ捨てていくと、もたもたと苦戦して脱げないでいる私のブラトップを掴み引き上げた。
すぽっと抜け上裸になった私を優しく寝かせ、流れるように最後のショーツも脱がせてくれる。
触れ方は優しいのに、当たる手が熱くて。
慈しみと興奮の拮抗している状態が伝わってきて私も興奮していた。
再び重なる身体。
「手毬…」
耳を擽る声はまだ微かに震えている。
「あんま気持ちいい角度じゃないかもだけど…、くっ付いたまま入っていいか?」
私は頷くと重なり合っていた体制から少し脚を開きその間に清太郎の身体を受け入れた。
くちっと音をたて入口に熱いモノが触れる。
早く欲しくて、ぎゅーっと中が疼いた。
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