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汐と付き合いはじめてちょうど3ヶ月。
今日はそれを祝うため、学生でも気後れしない程度にオシャレなレストランに来た。
汐は申し訳なさそうに周囲を見渡しながら呟く。
「記念日とか全然やらなくて良いのに…。」
「違ぇよ。俺が祝いたくてやってんの。今まで記念日とか祝ったことねぇしさ。どうしてもやってみたかったんだよなぁ。」
俺の返答を受け、途端に笑顔になる。
この3ヶ月で学んだ。
汐は記念日とかクリスマスとかのイベント事に、世間一般の女の子ほど執着がない。
その変わり、俺が今までした経験のないことを共有できると喜んでくれる。
そして甘え下手が行き過ぎて、自分の為に何かしてもらうことに対して過剰に恐縮する。
だから、汐に何かしてあげたいと思った時は、俺がしたくてしているんだという姿勢を崩さない様に気を付けている。
少しの気遣いで、こうしてこれから先も笑顔の汐と一緒にいられたら幸せだ。
「そうだそうだ。高橋さん。コレ見て下さい。」
俺が渋い顔で飲み慣れないワインを飲んでいると、汐が面白そうに一通の手紙を差し出してきた。
受け取り、宛名を確認すると、健太から汐に宛てた手紙だとわかる。
一気に緊張感に包まれ、俺は不安を隠さずに汐を見た。
しかし、予想に反して汐は笑顔のままだ。
そして「大丈夫ですよ。ふふ…、中見て下さい。」と、軽く思い出し笑いしながら言っている。
既に封は開いており、そこから取り出すと、びっしりと文章の書かれた便箋が3枚と、壁に掛かっている大きめの油絵を収めた写真が1枚出てきた。
不安の残る俺は健太の意図が知りたい。
先ずは手紙を読むことにした。
出だしから相変わらず鼻につく酔った文章だと思った。
そして兎に角長くてくどい。
目が滑って仕方ない。
所々難解で気持ちが悪く、苦々しく感じながらも、なんとか読み終えた。
しかし、文章の気持ち悪さや難解さとは別に、読後感に謎の爽快さがあり、俺は笑ってしまった。
要約すると、汐は健太にとってのミューズであり、作品作りに欠かせない存在である。
だからそれを取り戻そうと今まで躍起になっていた。
でも、傍にいなくても汐という存在を想うだけで作品が作れると気付いた。
今は遠くから汐の幸せを願っている。
という様な内容が、回りくどく洒落た言葉を散りばめながら書き記してあった。
もしかして、健太問題はこれで一旦の解決と見て良いのだろうか。
本当にこれで終わりならば、思いの外呆気ない幕引きだった。
そして気になっている、同封されていた写真をもう一度手に取る。
写っているのは、先程確認した通り壁に掛けられた大きな油絵だ。
縦長のキャンパスいっぱいに、涙を流している骸骨の上半身が大きく描かれていた。
その骸骨はトレンチコートを着ており、その胸元を自身の手で開いている。
そこから覗く肋骨は鳥籠に見立てられ、天使の羽の様なものが生えた小さい女性が、膝を抱えて骸骨の心臓がある辺りに座り込んでいた。
その女性が、どう見ても汐なのだ。
伏し目がちな横顔だが、間違いなく汐だとわかる。
そして、きっとこのトレンチコートを着た骸骨は、ムカつくことに俺なのだろうと予想した。
全く心底腹の立つ野郎だ。
何が腹立つって、上手いのだ。
素人目に見ても良い絵だ。
絵の横には優秀賞と書かれた札が下がっているのもまた俺のイラつきを増幅させた。
あんなくだらない出来事から得たインスピレーションで、こんな絵を描き上げやがって。
あと、俺が泣いたことをそのまま絵に使うなよ。
文句を言いたい気持ちが大きいのに、何故かニヤニヤと顔が綻んでしまう。
一時は殺してやりたいとまで思った健太に、今ではほんの少しの情が湧いている。
汐の幼馴染みだからか、あの少しのやり取りで感じ取ったキャラクターのせいか…。
自分でもわからないし、友達になれる気はしないが、健太の活動を心から応援したい。
今はそう思っている。
「ったく、なんなんだよ。」
悪態を吐きつつも笑っている俺を、嬉しそうに汐が見てきた。
「この絵、絶対あの日のことですよね?ドクロ高橋さん、泣いてるし。」
「ドクロ高橋って言うな。売れない芸人みてぇじゃねぇか。」
二人で声を出して笑った。
レストランを後にし、汐と手を繋いで歩く。
この後は俺の家で、既に用意してあるケーキを食べてお祝いの続きをする予定だ。
ルンルン気分で足取りも軽く進んでいると、急に呼び止められた。
「源!」
咄嗟に声のする方へ振り向いた時、声の主に抱きつかれる。
急に胸に飛び込まれたので、視覚的に捉えることは出来ないが、フワッと知っている香水の匂いがした。
「優美ちゃん?」
「へへへ、正解!」
猫が甘える様に、胸へ頭をグリグリと擦り付けながら優美ちゃんは答えた。
面倒くさい人に最悪のタイミングで会ってしまった。
汐は何も言わないが、静かに俺から離れようとしたので、その手に力を込めグッと引き寄せ、逆に反対の手で優美ちゃんの肩を押しやり距離を取る。
そして軽く睨み付けその行動を咎める。
「優美ちゃん、それ止めろって言ってんだろ。」
「いやぁ~、悪い。またやっちゃった。」
悪びれない形だけの謝罪にイラッとしつつも流す。
今はそれどころじゃない。
俺は優しい顔を作り、1番優先するべき汐の顔を覗き込む。
「この人、幼馴染で兄貴の彼女だから。こういう人なんだよ。ゴメンな。」
汐は戸惑った顔のまま、コクリと頷いた。
良い気はしていないだろうが、誤解させる前に弁解出来て良かったと少し安堵する。
俺とのやり取りを見て、急に汐の存在に興味を持った様子で、優美ちゃんもその顔を覗き込んできた。
「うわわ!美少女じゃん!源、やるぅ~。」
このこのっと言いながら、肘でうりうりと突っついてくる。
良いから早くいなくなってくれと願う。
「そうだよ。苦労してやっと付き合って貰えて、すげぇ大切にしてんだから、誤解与える様な行動すんなよ。早くどっか行って。」
「いやーん。ごめんね。邪魔者は退散するから怒らないでよぉ。彼女ちゃんもごめんね。」
優美ちゃんは顔の前で手を合わせ、大袈裟にごめんねのポーズをすると、元来た方へ足早に去って行った。
一体何がしたくて絡んで来たんだ。
恐る恐る汐の方を見る。
案の定むくれている。
「あの人。絶対高橋さんのこと好きだ。」
はじまってしまった。
汐の面倒くさい期。
「んな事ないって。兄貴の彼女だし、末の弟にも地元の男連中にもあんな感じだしさ…。」
「違う。絶対好きだよ。だって高橋さんが一花さんのこと自覚なく好きだった時と似てるもん。」
こうなってしまうと手が付けられない。
「てか、高橋さん、まだ一花さんのこと好きだったりして。」
「あーあ、出たよ。」
こうなると気が済むまでいじけ続ける。
俺は途方に暮れてしまう。
正直な話、結構面倒くさい。
だけど、不思議なことに全然嫌じゃない。
甘え下手で、嫌なことがあってもそれを伝えて揉める前に距離を取る方を選んでしまう汐が、俺には完全に油断してヤキモチを焼いてくれている。
しかもいじけてる顔がまた可愛い。
「もー、可愛いなぁ。俺の負け。」
人目も憚らず抱きしめる。
こうなった汐は、どうせ何を言っても気が済まないんだから、俺がしたい様にすることに決めたんだ。
「ちょっと。誤魔化さないで下さい。」
「んー。良い匂い。興奮してきた。」
暴れ、腕から抜け出そうと藻掻いている汐。
それを無視し、頭頂部に鼻を押し当て深呼吸する。
「やばっ。外なのに勃ってきた。早く帰ろうぜ。」
半分硬くなってきたモノを汐のお腹辺りに押し付けアピールする。
「ひー!最悪!離せー!」
「無理無理。もう止まんないから、ここでおっぱい触っていい?」
「良いわけあるか!ばか!」
小さな手でペシペシと俺の額を叩き、懸命に抗議している。
その内、二人ともどうでも良くなってきてまた笑った。
いつもなんだかんだで機嫌はすぐ直る。
俺は汐の手を取って歩き出す。
「また有耶無耶にされた…。」
ブツブツと文句を言いつつも、大人しく着いてくる汐。
こうやって面倒くさいのも、喧嘩っぽくなるのも、前はもっと嫌な気持ちになるもんだと思っていた。
彼女の前ではもっと格好良く繕って、常に良い彼氏でいなければならないと思っていた。
面倒くさいところも愛おしくて、喧嘩も楽しくて、仲直りはもっと楽しくて。
こんな幸せがあるとは知らなかった。
何時までも夢中でいられないことはわかっている。
本気で嫌な思いをしたり、我慢できないことも出てくると思う。
それでも汐の人生の中で、一秒でも笑顔の時間が長くなる様に、俺は隣でアホなことを言い続けたいと思った。
今日はそれを祝うため、学生でも気後れしない程度にオシャレなレストランに来た。
汐は申し訳なさそうに周囲を見渡しながら呟く。
「記念日とか全然やらなくて良いのに…。」
「違ぇよ。俺が祝いたくてやってんの。今まで記念日とか祝ったことねぇしさ。どうしてもやってみたかったんだよなぁ。」
俺の返答を受け、途端に笑顔になる。
この3ヶ月で学んだ。
汐は記念日とかクリスマスとかのイベント事に、世間一般の女の子ほど執着がない。
その変わり、俺が今までした経験のないことを共有できると喜んでくれる。
そして甘え下手が行き過ぎて、自分の為に何かしてもらうことに対して過剰に恐縮する。
だから、汐に何かしてあげたいと思った時は、俺がしたくてしているんだという姿勢を崩さない様に気を付けている。
少しの気遣いで、こうしてこれから先も笑顔の汐と一緒にいられたら幸せだ。
「そうだそうだ。高橋さん。コレ見て下さい。」
俺が渋い顔で飲み慣れないワインを飲んでいると、汐が面白そうに一通の手紙を差し出してきた。
受け取り、宛名を確認すると、健太から汐に宛てた手紙だとわかる。
一気に緊張感に包まれ、俺は不安を隠さずに汐を見た。
しかし、予想に反して汐は笑顔のままだ。
そして「大丈夫ですよ。ふふ…、中見て下さい。」と、軽く思い出し笑いしながら言っている。
既に封は開いており、そこから取り出すと、びっしりと文章の書かれた便箋が3枚と、壁に掛かっている大きめの油絵を収めた写真が1枚出てきた。
不安の残る俺は健太の意図が知りたい。
先ずは手紙を読むことにした。
出だしから相変わらず鼻につく酔った文章だと思った。
そして兎に角長くてくどい。
目が滑って仕方ない。
所々難解で気持ちが悪く、苦々しく感じながらも、なんとか読み終えた。
しかし、文章の気持ち悪さや難解さとは別に、読後感に謎の爽快さがあり、俺は笑ってしまった。
要約すると、汐は健太にとってのミューズであり、作品作りに欠かせない存在である。
だからそれを取り戻そうと今まで躍起になっていた。
でも、傍にいなくても汐という存在を想うだけで作品が作れると気付いた。
今は遠くから汐の幸せを願っている。
という様な内容が、回りくどく洒落た言葉を散りばめながら書き記してあった。
もしかして、健太問題はこれで一旦の解決と見て良いのだろうか。
本当にこれで終わりならば、思いの外呆気ない幕引きだった。
そして気になっている、同封されていた写真をもう一度手に取る。
写っているのは、先程確認した通り壁に掛けられた大きな油絵だ。
縦長のキャンパスいっぱいに、涙を流している骸骨の上半身が大きく描かれていた。
その骸骨はトレンチコートを着ており、その胸元を自身の手で開いている。
そこから覗く肋骨は鳥籠に見立てられ、天使の羽の様なものが生えた小さい女性が、膝を抱えて骸骨の心臓がある辺りに座り込んでいた。
その女性が、どう見ても汐なのだ。
伏し目がちな横顔だが、間違いなく汐だとわかる。
そして、きっとこのトレンチコートを着た骸骨は、ムカつくことに俺なのだろうと予想した。
全く心底腹の立つ野郎だ。
何が腹立つって、上手いのだ。
素人目に見ても良い絵だ。
絵の横には優秀賞と書かれた札が下がっているのもまた俺のイラつきを増幅させた。
あんなくだらない出来事から得たインスピレーションで、こんな絵を描き上げやがって。
あと、俺が泣いたことをそのまま絵に使うなよ。
文句を言いたい気持ちが大きいのに、何故かニヤニヤと顔が綻んでしまう。
一時は殺してやりたいとまで思った健太に、今ではほんの少しの情が湧いている。
汐の幼馴染みだからか、あの少しのやり取りで感じ取ったキャラクターのせいか…。
自分でもわからないし、友達になれる気はしないが、健太の活動を心から応援したい。
今はそう思っている。
「ったく、なんなんだよ。」
悪態を吐きつつも笑っている俺を、嬉しそうに汐が見てきた。
「この絵、絶対あの日のことですよね?ドクロ高橋さん、泣いてるし。」
「ドクロ高橋って言うな。売れない芸人みてぇじゃねぇか。」
二人で声を出して笑った。
レストランを後にし、汐と手を繋いで歩く。
この後は俺の家で、既に用意してあるケーキを食べてお祝いの続きをする予定だ。
ルンルン気分で足取りも軽く進んでいると、急に呼び止められた。
「源!」
咄嗟に声のする方へ振り向いた時、声の主に抱きつかれる。
急に胸に飛び込まれたので、視覚的に捉えることは出来ないが、フワッと知っている香水の匂いがした。
「優美ちゃん?」
「へへへ、正解!」
猫が甘える様に、胸へ頭をグリグリと擦り付けながら優美ちゃんは答えた。
面倒くさい人に最悪のタイミングで会ってしまった。
汐は何も言わないが、静かに俺から離れようとしたので、その手に力を込めグッと引き寄せ、逆に反対の手で優美ちゃんの肩を押しやり距離を取る。
そして軽く睨み付けその行動を咎める。
「優美ちゃん、それ止めろって言ってんだろ。」
「いやぁ~、悪い。またやっちゃった。」
悪びれない形だけの謝罪にイラッとしつつも流す。
今はそれどころじゃない。
俺は優しい顔を作り、1番優先するべき汐の顔を覗き込む。
「この人、幼馴染で兄貴の彼女だから。こういう人なんだよ。ゴメンな。」
汐は戸惑った顔のまま、コクリと頷いた。
良い気はしていないだろうが、誤解させる前に弁解出来て良かったと少し安堵する。
俺とのやり取りを見て、急に汐の存在に興味を持った様子で、優美ちゃんもその顔を覗き込んできた。
「うわわ!美少女じゃん!源、やるぅ~。」
このこのっと言いながら、肘でうりうりと突っついてくる。
良いから早くいなくなってくれと願う。
「そうだよ。苦労してやっと付き合って貰えて、すげぇ大切にしてんだから、誤解与える様な行動すんなよ。早くどっか行って。」
「いやーん。ごめんね。邪魔者は退散するから怒らないでよぉ。彼女ちゃんもごめんね。」
優美ちゃんは顔の前で手を合わせ、大袈裟にごめんねのポーズをすると、元来た方へ足早に去って行った。
一体何がしたくて絡んで来たんだ。
恐る恐る汐の方を見る。
案の定むくれている。
「あの人。絶対高橋さんのこと好きだ。」
はじまってしまった。
汐の面倒くさい期。
「んな事ないって。兄貴の彼女だし、末の弟にも地元の男連中にもあんな感じだしさ…。」
「違う。絶対好きだよ。だって高橋さんが一花さんのこと自覚なく好きだった時と似てるもん。」
こうなってしまうと手が付けられない。
「てか、高橋さん、まだ一花さんのこと好きだったりして。」
「あーあ、出たよ。」
こうなると気が済むまでいじけ続ける。
俺は途方に暮れてしまう。
正直な話、結構面倒くさい。
だけど、不思議なことに全然嫌じゃない。
甘え下手で、嫌なことがあってもそれを伝えて揉める前に距離を取る方を選んでしまう汐が、俺には完全に油断してヤキモチを焼いてくれている。
しかもいじけてる顔がまた可愛い。
「もー、可愛いなぁ。俺の負け。」
人目も憚らず抱きしめる。
こうなった汐は、どうせ何を言っても気が済まないんだから、俺がしたい様にすることに決めたんだ。
「ちょっと。誤魔化さないで下さい。」
「んー。良い匂い。興奮してきた。」
暴れ、腕から抜け出そうと藻掻いている汐。
それを無視し、頭頂部に鼻を押し当て深呼吸する。
「やばっ。外なのに勃ってきた。早く帰ろうぜ。」
半分硬くなってきたモノを汐のお腹辺りに押し付けアピールする。
「ひー!最悪!離せー!」
「無理無理。もう止まんないから、ここでおっぱい触っていい?」
「良いわけあるか!ばか!」
小さな手でペシペシと俺の額を叩き、懸命に抗議している。
その内、二人ともどうでも良くなってきてまた笑った。
いつもなんだかんだで機嫌はすぐ直る。
俺は汐の手を取って歩き出す。
「また有耶無耶にされた…。」
ブツブツと文句を言いつつも、大人しく着いてくる汐。
こうやって面倒くさいのも、喧嘩っぽくなるのも、前はもっと嫌な気持ちになるもんだと思っていた。
彼女の前ではもっと格好良く繕って、常に良い彼氏でいなければならないと思っていた。
面倒くさいところも愛おしくて、喧嘩も楽しくて、仲直りはもっと楽しくて。
こんな幸せがあるとは知らなかった。
何時までも夢中でいられないことはわかっている。
本気で嫌な思いをしたり、我慢できないことも出てくると思う。
それでも汐の人生の中で、一秒でも笑顔の時間が長くなる様に、俺は隣でアホなことを言い続けたいと思った。
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