ビッチ未遂

seitennosei

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初めての感覚。

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中学1年の時。
オシッコが出てくる辺りが初めてウズっとした。
近所に住む小学2年生の遥輝くんといた時の事だった。
歳の離れた兄と姉に甘やかされて育った末っ子の私にとって、遥輝くんとの擬似的な姉弟関係はとても愛おしいもので、当時は時間を作っては一緒に遊んで可愛がった。
遥輝くんは身体が小さく、一部の同級生にからかわれる事があり、それを避ける様にいつも一人でいた。
3人兄弟の長男なのに、共働きのご両親やまだ小さく保育園に遅くまで預けられている弟達と過ごす時間は少ない様で、しっかりしたお兄ちゃんと言うよりは、大人しい孤独な男の子みたいな印象が強かった。
下の兄弟のいない私には小学生の男の子が好む遊びなんて分からなくて、いつも遥輝くんの家で学校の話をしたり、漫画を読んだりして過ごした。
ある日、いつもの様に遊びに行くと、風邪をひいた遥輝くんが、誰もいない家で一人苦しんでいた。
ベッドに駆け寄り声を掛けると、私の姿を見た瞬間、彼は抱きついてきた。
今まではどれだけ甘えてきても、手を繋いだり頭を撫でてあげる程度の接触しかした事がなかったので、この時の私は戸惑った。
まだ大して膨らんでもいない私の胸に顔を埋め「オネーサン…。」と呟きながら、苦しそうに呼吸をしている。
それを見ていたら、尿意を覚えた訳でもないのに、オシッコが出てくる辺りが疼き、胸もギュッと苦しくなった。
意味が分からず、兎に角自分の身体の状態を確認しようと思い、トイレに行こうと立ち上がりかけた時、「ヤダ。ここにいて。」と遥輝くんが泣き縋ってきた。
子供とは思えない強い力。
グイグイと腕を引っ張り、ベッドに私を押し倒す。
「おねがい。ここにいて。」
そう言ってしくしくと泣きながら抱きついてくる。
必要とされている。
強く求められている。
その初めての感覚にゾクゾクと身体が震えた。
私は愛おしくなってしまい、そのまま彼が落ち着くまで抱き締めてあげる事にした。
熱い身体。
苦しそうな呼吸。
汗で額に張り付いた前髪。
その隙間から、ちゃんと私が居るのか確認する為に、瞑らな瞳が捕らえてくる。
「大丈夫だよ。ここにいるよ。」
自然と口から出た。
本当はどうしたらいいのか分からず困っているのに。
早く自分の状態を確認したくてトイレに行きたいのに。
しかし、それを上回る愛おしさで締め付けられた胸が鳴る。
可愛くて可愛くて仕方がない。
相変わらず自分の身体は可笑しく、アソコはジクジクと疼いているが、もうどうでもよく思えた。
少し経ち、遥輝くんから寝息が聞こえてきた。
もう大丈夫そうだ。
それなのに私は、暫く眠っている彼を抱きしめ続けた。

その後帰宅した遥輝くんのお母さんに何度もお礼を言われながら、私は自宅へ帰ってきた。
家族への挨拶もそこそこに、お風呂場へ直行し、脱衣所でパンツを下ろす。
そこには濡れて出来たシミが広がっていた。
オシッコでもオリモノでもない。
コレは何なのだろう。
今までに見た事のない透明な液体で濡れていた。
恐る恐る自分の陰部に触れてみる。
くちっ。
静かな脱衣所に水音が響いた。
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