ビッチ未遂

seitennosei

文字の大きさ
上 下
8 / 32

性癖に突き刺さってくる。

しおりを挟む
見詰められているだけなのに熱い。
身体中の細胞が沸き立つみたいに喜んでいる。
ゾクゾクと震えがきた。
今私は史上最大に愛されていると感じた。
こちらの意見なんてお構い無しに、一方的にぶつけられる強い想い。
それが、こんなにも幸せなモノだなんて。
また顔が近付き深く口付けられる。
間近から刺さる様な視線を感じ、いたたまれなさに強く目を閉じた。
角度を変えて何度も何度も食べられる。
本当に求められている。
そう実感出来てうずうずと下半身が疼いた。
「…っふ、んっ。」
深くなっていくキスに苦しくなって声が漏れてしまう。
「もっと声聞きたい。」
今度は首筋をベロッと舐められた。
「まっ、お風呂。先に…」
「無理。」
「いや、お願い。今日汗かいたから…」
「無理!」
斉藤くんは顔を上げ、私の太腿に硬くなったモノを押し付けた。
「これ以上待つの無理だから。」
その真剣な眼差しに呼吸も忘れる。
彼の言動は一々私の性癖に突き刺さってくる。
「あー、もう限界。脱がすから起きて。」
言い終わる前に腕を引かれ上体を起こされた。
向かい合ってベッドに座っている状態。
「はい、バンザイ。そう。…はい、次はズボン。」
まるで子供に着替えさせる親の様に、私のTシャツとインナーを頭から脱がせると、次はショーパンのホックとジッパーを外し、手際良く脚から引き抜いていく。
あれよあれよという間に下着姿にされていた。
さっきまでのムードは何処へ…?
さっきから物凄い速度で振り回されている気分。
キョトンとしている私に対し、今度は当然と言った感じの顔で「ん!」とバンザイをして待っている。
「あ、はい。」
戸惑いつつもTシャツの裾を掴み、上から引き抜いてやると、肩幅がありガッシリとした筋肉質な身体が服の下から現れた。
思わず魅入ってしまう。
「はい、オネーサン、次。」
目の前で膝立ちになりデニムのボタンあたりを指さしてくる。
言われるがままにボタンを外し、硬いジッパーをグッと下ろすと、目の前に歪に張ったボクサーパンツが迫り出してきた。
何だか随分と立派な膨らみな気がする…。
しかもとても硬そうで、ボクサーパンツは皺もなくピンと張っていた。
私はゴクリと唾を飲む。
「本当に勃ってる…。」
「はー。苦しかったー。ねぇ、見て見て。我慢汁凄くない?パンツにめっちゃシミ出来てるね。」
「ふはっ。ばか。」
余りの緊張感の無さに吹き出してしまった。
そしてふと、元彼と別れて以来、今日は斉藤くんのお陰で初めて沢山笑えていると気付いた。
彼はモゾモゾとデニムから脚を引き抜きながら「あー、ワクワクが止まらない。これから会う度抱くからね。とりあえず今日は朝までやるから。」と宣言した。
「…え?」
「もぉー。オネーサンまだ分かってないなー。」
グイッと抱き寄せられる。
パンツ一枚になった彼の膝の上に跨る様に座らされた。
斉藤くんはブラの紐を肩からズラし、私の鎖骨の辺りに唇を付けると、上目遣いにこちらを見てくる。
「もう俺のって言ったじゃん。」
硬いモノでショーツ越しに敏感なところを刺激され、腰から背中に掛けてゾクゾクと快感が走った。
視線がぶつかる。
どちらとも無く顔を寄せ、深く口を付けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

処理中です...