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木曜日のスイッチ。
罪悪感と憂鬱。
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立花亜樹のキャンバスの前。
その前にある主が不在の椅子に座りボーッと眺めていた。
センスに表現力が追い付いていない点は否めないが、普段からイラストや色彩について勉強しているだけの事はある。
ボコボコと厚く塗り固められた背景に、更に厚みを出し上に乗せられた中心の人物。
イラストチックにデフォルメされた顔。
それは前に迫り出しているのではないかと錯覚をおこす程自然と目を惹く。
陰影の表現は控えめなのに、立体感のある重ね方のお陰でのっぺりとせずにメリハリを出せている。
染めた頬をグッと押し上げ大口を開けて笑う彼女に魅入る。
俺はこれを超える絵を描けるのだろうか?
いや、違う。
絵に上も下もないのだから。
超えるなんてのはそもそも間違った考え方だし、超えたと確信出来たとしたらそれはただの思い上がりだ。
理屈っぽくて異様に自己肯定感の低い俺にも、立花亜樹の様に素直なありのままの気持ちをキャンバスに乗せる事ができるのだろうか?
思わず手を伸ばした。
乾いた絵の具にほんの微かに指先が触れる。
絵を決して傷付けないようそーっとその唇をなぞるとまた激しい罪悪感に飲み込まれ身動きが出来ない。
仕上げ前の大切な作品に無断で触れている。
いくら目に見える傷が付かなくとも。
いくら本人の知るところとならなくても。
俺は教師失格だ。
自罰的な思考に溺れていると扉の開く音が。
やっと立花亜樹が帰ってきたか。
そう思い立ち上がりながら振り返るとそこには立花亜樹の他にも二人の人物が。
一人は森本先生。
そしてもう一人。
「細谷咲…。」
誰にも聞こえない声で口から零した。
嗅いだ事のない匂い。
もう3年生も半ばだというのに初めて入った美術室。
大きなキャンバスの前に佇む山崎先生と目が合うと呼吸が出来なくなった。
雨が上がり薄くなった雲から射す光が奥の窓から見える。
吹き込む風に揺れるカーテン。
それを背景に立ってこちらを見ている先生は、いつかの廃トレーニングルームで見た時みたいに儚げだ。
だけど埃臭いあの場所とは違い、キャンバスを傍らに知らない塗料の匂いが充満する美術室にスっと立っている姿はまるで知らない人みたいで。
私はこれが本来の先生のあるべき姿なのだと思うと、今の今までそれを知らなかった事実に急に寂しくなった。
「ザキセンお待たせ…。ちょっと状況が変わって…。彼女に見せてからコーティングするんでも良い?」
「え、は…はい。どうぞ。」
パッとキャンバスの前から足元の椅子ごと退き、スペースを作ってくれる山崎先生。
私がここに来た事には戸惑っている様子だけど、亜樹がここにいる事情は知っていそうで。
何一つ知らされていなくて全く状況が掴めない私は、一人置いてけぼりな気持ちで混乱していた。
「咲。夏休みの間俺がやってた事…、これだから。」
そう言って亜樹は私の手をとるとキャンバスの前まで誘導していく。
窓際のキャンバスに向かって行くと必然的に山崎先生との距離も縮まる。
私は俯いて顔を伏せつつも上目遣いに山崎先生を盗み見た。
対照的に先生は逸らす事なく真っ直ぐに私を見ていて。
だけど涼し気な表情に隠され何を思っているのかは測れなかった。
「咲…。これ俺が描いたんだよ。」
亜樹の声にハッとしてキャンバスを見る。
その瞬間目に飛び込んでくる賑やかな色達。
あまりの彩度に息を飲んだ。
「もしかして、これ…私?」
照れくさそうに頷いた亜樹。
もう一度絵に視線を戻す。
ポコポコと立体的に塗られたカラフルな背景。
中心にアニメのキャラクターみたいに可愛く描かれた私が笑っている。
何でも飲み込めそうなくらい大きく開けられた口。
幸せそうに持ち上がったほっぺたに押し上げられ細くなった目。
何にも悩みが無さそうな満面の笑顔。
無邪気で元気で。
微笑ましくて素敵な絵だ。
だけど。
こんなのは私じゃない。
「亜樹…。どうしてこれを描こうと思ったの?」
「咲、油絵好きだろ?いつも見てるじゃん。だから俺が描いてプレゼントしたかった。」
「そっか…気付いてたんだ…。」
そう口にしつつも心は冷える一方だ。
私が好きなのは油絵じゃない。
山崎先生の絵だ。
そう叫びたいのをグッと飲み込む。
「俺、夏休みの間美術室とバイトしか行ってないよ。ザキセンとかコバセンに聞いてくれれば分かる。俺ビックリさせたくて咲に内緒でこれ描いてたんだよ。」
そんな事、私は望んでいない。
そんな時間があったらもっと話を聞いて欲しかった。
「咲は俺にとって…本当に太陽みたいな存在で。それが伝わると良いなと思って描いたんだ。」
私は太陽じゃない。
大きくて強くて周囲を照らす程の力があって。
そんな風に私を見ているから私が本気で悩んでるって亜樹は気付かなかったのかな?
「咲さ、俺が触ると楽しそうに笑ってくれるじゃん?そういう時の屈託のない笑い方とか俺すげー好きなんだ。」
楽しそうに?
何を言っているのか分からなかった。
呆れて言葉が出ない。
あれだけ苦しんでいたのに。
擽ったくて出る笑いは楽しさとは違うって何度も説明していたのに。
全く聞いていなかったって事?
亜樹は私の言う事なんて何一つ心に留めない。
絵を見た。
満面の笑みを強引に押し付けられる気分だ。
これが亜樹の描いた物でなければ。
人物が私でなければ。
良い絵だと思えた。
だけど、目に映るこれは私みたいな顔をした私とは違う何かで。
それなのに作者である亜樹がこれを私だと言う。
怒り、呆れや落胆を通り越して段々と恐怖すら感じるようになってきた。
薄気味が悪い。
悪気のない表現から暴力を受ける。
私は亜樹の前でこんな風に笑った事はない。
亜樹は私の横に居る時、一体誰と居たの?
「ありがとう。」
今の自分の心をどうやって言葉にするか迷って。
山崎先生も森本先生も見ている中、何を何処まで亜樹に伝えるのが正解なのかも分からない私はただお礼を口にした。
だけど表情は硬くて、絶対に思ってないだろってバレそうなものなのに、亜樹はまた照れた様に笑っていた。
もしかして、夏休みの疑惑が晴れた今さっきの別れ話が帳消しになるとでも思ってやしないだろうか?
私の心は保健室に居た頃なんて比較にならない程冷え切っているというのに。
「びっくりしちゃって…、何て言えば良いのか今は分かんない。私の為に描いてくれたのは本当にありがとう。さっきの話だけど…また休み明けにでも話そう?」
さっきの話と言う言葉を聞いた一瞬、亜樹は顔を強ばらせ背筋を伸ばした。
流石に帳消しにならなかった事には気付いたらしい。
「咲…、俺の気持ちは変わらないから。」
「…うん。それも今度ちゃんと聞くから。」
気まずい空気。
ふと気になり山崎先生を探す。
さっきまで私の後ろにいたのに…。
視線を巡らすと少し離れた教卓の先、黒板の横にある扉から何やら道具を片手に入って来るところだった。
扉の上には「美術準備室」と書かれている。
「立花君。コーティングしてから帰りますか?休み明けでも良いですけど…。」
「あー、うん。今からやりたい。」
「分かりました。準備しますね。」
亜樹と山崎先生はこれから仕上げの工程にはいる様だ。
それがどんなやり方なのか、どれだけ時間が必要なのか分からないけれど、何となく空気で今日の廃トレーニングルームの時間はないなと感じた。
残念だけど、今日はとても亜樹の目をかいくぐって先生と二人きりになる気持ちにもなれない。
私はわざとそこに居る全員に向かって「じゃあ、私は帰ります。」と声を上げた。
数人分の視線の中、山崎先生と目が合う。
私の思い過ごしでなければ、先生は一瞬だけ何か言いたげな表情を見せたけれど、直ぐにいつもの優しい笑顔を作った。
「気を付けて下さいね。」
「…はい。」
右肩に引っ掛けていたリュックサックを両肩に背負い直す。
ペコっと会釈して立ち去ろうとする私に森本先生が声を掛ける。
「細谷さん、電車?」
「はい。」
「じゃあ、私も御一緒してもいい?」
「…はい。」
私の様子がおかしいから心配してくれているのかもしれない。
亜樹は勿論、今日は山崎先生とも一緒に居たくないと思っていたけれど、森本先生とならもう少し一緒に居たい様な気がする。
「是非、お願いします。」
「うん。じゃあ、行こうか。」
白衣を翻し先に美術室から出る森本先生。
その背中を追いながら来週には始まる二学期を思い憂鬱な気持ちになった。
その前にある主が不在の椅子に座りボーッと眺めていた。
センスに表現力が追い付いていない点は否めないが、普段からイラストや色彩について勉強しているだけの事はある。
ボコボコと厚く塗り固められた背景に、更に厚みを出し上に乗せられた中心の人物。
イラストチックにデフォルメされた顔。
それは前に迫り出しているのではないかと錯覚をおこす程自然と目を惹く。
陰影の表現は控えめなのに、立体感のある重ね方のお陰でのっぺりとせずにメリハリを出せている。
染めた頬をグッと押し上げ大口を開けて笑う彼女に魅入る。
俺はこれを超える絵を描けるのだろうか?
いや、違う。
絵に上も下もないのだから。
超えるなんてのはそもそも間違った考え方だし、超えたと確信出来たとしたらそれはただの思い上がりだ。
理屈っぽくて異様に自己肯定感の低い俺にも、立花亜樹の様に素直なありのままの気持ちをキャンバスに乗せる事ができるのだろうか?
思わず手を伸ばした。
乾いた絵の具にほんの微かに指先が触れる。
絵を決して傷付けないようそーっとその唇をなぞるとまた激しい罪悪感に飲み込まれ身動きが出来ない。
仕上げ前の大切な作品に無断で触れている。
いくら目に見える傷が付かなくとも。
いくら本人の知るところとならなくても。
俺は教師失格だ。
自罰的な思考に溺れていると扉の開く音が。
やっと立花亜樹が帰ってきたか。
そう思い立ち上がりながら振り返るとそこには立花亜樹の他にも二人の人物が。
一人は森本先生。
そしてもう一人。
「細谷咲…。」
誰にも聞こえない声で口から零した。
嗅いだ事のない匂い。
もう3年生も半ばだというのに初めて入った美術室。
大きなキャンバスの前に佇む山崎先生と目が合うと呼吸が出来なくなった。
雨が上がり薄くなった雲から射す光が奥の窓から見える。
吹き込む風に揺れるカーテン。
それを背景に立ってこちらを見ている先生は、いつかの廃トレーニングルームで見た時みたいに儚げだ。
だけど埃臭いあの場所とは違い、キャンバスを傍らに知らない塗料の匂いが充満する美術室にスっと立っている姿はまるで知らない人みたいで。
私はこれが本来の先生のあるべき姿なのだと思うと、今の今までそれを知らなかった事実に急に寂しくなった。
「ザキセンお待たせ…。ちょっと状況が変わって…。彼女に見せてからコーティングするんでも良い?」
「え、は…はい。どうぞ。」
パッとキャンバスの前から足元の椅子ごと退き、スペースを作ってくれる山崎先生。
私がここに来た事には戸惑っている様子だけど、亜樹がここにいる事情は知っていそうで。
何一つ知らされていなくて全く状況が掴めない私は、一人置いてけぼりな気持ちで混乱していた。
「咲。夏休みの間俺がやってた事…、これだから。」
そう言って亜樹は私の手をとるとキャンバスの前まで誘導していく。
窓際のキャンバスに向かって行くと必然的に山崎先生との距離も縮まる。
私は俯いて顔を伏せつつも上目遣いに山崎先生を盗み見た。
対照的に先生は逸らす事なく真っ直ぐに私を見ていて。
だけど涼し気な表情に隠され何を思っているのかは測れなかった。
「咲…。これ俺が描いたんだよ。」
亜樹の声にハッとしてキャンバスを見る。
その瞬間目に飛び込んでくる賑やかな色達。
あまりの彩度に息を飲んだ。
「もしかして、これ…私?」
照れくさそうに頷いた亜樹。
もう一度絵に視線を戻す。
ポコポコと立体的に塗られたカラフルな背景。
中心にアニメのキャラクターみたいに可愛く描かれた私が笑っている。
何でも飲み込めそうなくらい大きく開けられた口。
幸せそうに持ち上がったほっぺたに押し上げられ細くなった目。
何にも悩みが無さそうな満面の笑顔。
無邪気で元気で。
微笑ましくて素敵な絵だ。
だけど。
こんなのは私じゃない。
「亜樹…。どうしてこれを描こうと思ったの?」
「咲、油絵好きだろ?いつも見てるじゃん。だから俺が描いてプレゼントしたかった。」
「そっか…気付いてたんだ…。」
そう口にしつつも心は冷える一方だ。
私が好きなのは油絵じゃない。
山崎先生の絵だ。
そう叫びたいのをグッと飲み込む。
「俺、夏休みの間美術室とバイトしか行ってないよ。ザキセンとかコバセンに聞いてくれれば分かる。俺ビックリさせたくて咲に内緒でこれ描いてたんだよ。」
そんな事、私は望んでいない。
そんな時間があったらもっと話を聞いて欲しかった。
「咲は俺にとって…本当に太陽みたいな存在で。それが伝わると良いなと思って描いたんだ。」
私は太陽じゃない。
大きくて強くて周囲を照らす程の力があって。
そんな風に私を見ているから私が本気で悩んでるって亜樹は気付かなかったのかな?
「咲さ、俺が触ると楽しそうに笑ってくれるじゃん?そういう時の屈託のない笑い方とか俺すげー好きなんだ。」
楽しそうに?
何を言っているのか分からなかった。
呆れて言葉が出ない。
あれだけ苦しんでいたのに。
擽ったくて出る笑いは楽しさとは違うって何度も説明していたのに。
全く聞いていなかったって事?
亜樹は私の言う事なんて何一つ心に留めない。
絵を見た。
満面の笑みを強引に押し付けられる気分だ。
これが亜樹の描いた物でなければ。
人物が私でなければ。
良い絵だと思えた。
だけど、目に映るこれは私みたいな顔をした私とは違う何かで。
それなのに作者である亜樹がこれを私だと言う。
怒り、呆れや落胆を通り越して段々と恐怖すら感じるようになってきた。
薄気味が悪い。
悪気のない表現から暴力を受ける。
私は亜樹の前でこんな風に笑った事はない。
亜樹は私の横に居る時、一体誰と居たの?
「ありがとう。」
今の自分の心をどうやって言葉にするか迷って。
山崎先生も森本先生も見ている中、何を何処まで亜樹に伝えるのが正解なのかも分からない私はただお礼を口にした。
だけど表情は硬くて、絶対に思ってないだろってバレそうなものなのに、亜樹はまた照れた様に笑っていた。
もしかして、夏休みの疑惑が晴れた今さっきの別れ話が帳消しになるとでも思ってやしないだろうか?
私の心は保健室に居た頃なんて比較にならない程冷え切っているというのに。
「びっくりしちゃって…、何て言えば良いのか今は分かんない。私の為に描いてくれたのは本当にありがとう。さっきの話だけど…また休み明けにでも話そう?」
さっきの話と言う言葉を聞いた一瞬、亜樹は顔を強ばらせ背筋を伸ばした。
流石に帳消しにならなかった事には気付いたらしい。
「咲…、俺の気持ちは変わらないから。」
「…うん。それも今度ちゃんと聞くから。」
気まずい空気。
ふと気になり山崎先生を探す。
さっきまで私の後ろにいたのに…。
視線を巡らすと少し離れた教卓の先、黒板の横にある扉から何やら道具を片手に入って来るところだった。
扉の上には「美術準備室」と書かれている。
「立花君。コーティングしてから帰りますか?休み明けでも良いですけど…。」
「あー、うん。今からやりたい。」
「分かりました。準備しますね。」
亜樹と山崎先生はこれから仕上げの工程にはいる様だ。
それがどんなやり方なのか、どれだけ時間が必要なのか分からないけれど、何となく空気で今日の廃トレーニングルームの時間はないなと感じた。
残念だけど、今日はとても亜樹の目をかいくぐって先生と二人きりになる気持ちにもなれない。
私はわざとそこに居る全員に向かって「じゃあ、私は帰ります。」と声を上げた。
数人分の視線の中、山崎先生と目が合う。
私の思い過ごしでなければ、先生は一瞬だけ何か言いたげな表情を見せたけれど、直ぐにいつもの優しい笑顔を作った。
「気を付けて下さいね。」
「…はい。」
右肩に引っ掛けていたリュックサックを両肩に背負い直す。
ペコっと会釈して立ち去ろうとする私に森本先生が声を掛ける。
「細谷さん、電車?」
「はい。」
「じゃあ、私も御一緒してもいい?」
「…はい。」
私の様子がおかしいから心配してくれているのかもしれない。
亜樹は勿論、今日は山崎先生とも一緒に居たくないと思っていたけれど、森本先生とならもう少し一緒に居たい様な気がする。
「是非、お願いします。」
「うん。じゃあ、行こうか。」
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