俺の装備は拾い物

豪之伸

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41話 ゴシン、おばあちゃんが出来る

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大したことではありませんが、41話にして両親の名前が明らかに・・


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 ユキさんが、ギルド長に耳打ちされた後、部屋から出て行った。


 程なくユキさんが帰りギルド長に耳打ちする。

「どうやら、言っていた事は本当だったみたいね。今、ユキに買取りカウンターに行ってもらたのよ。大量に持ち込まれた魔石の査定で大変みたいね。ジェイの言ってたのはこんな事なのかしら・・でもこれが本当ならランクを上げなくちゃね。ナオヤさんと同じBランクにする?」

「いえ、こいつはBぐらいじゃ追いつきません。確実に俺より強いです。さっきも言いましたが、冗談抜きで残像残しながら動くんですから、コイツ。」

「コイツって・・残像っていうけどそんなに動き早くないぞ?多分それって俺の歩法のせいだから。父から教わった歩法でガキの頃からやってるやつだよ。やってみようか?」

 皆頷いたので、俺たちが座っていたソファーの後ろの空間でちょっとだけ披露した。

「難しい事じゃない。様は歩幅と緩急だよ。俺は普段からやってるんだけどナオヤは気づいてた?普段やってるやつを戦闘時はちょっと大げさに使うと・・こうなる。」

 皆、目を見開いてる。ナオヤは指を差しながらギルド長に「「これです!」」と言っている。ギルド長は無言で頷いてた。

「ゴシン・・あなたはダノンってしってる?今の動きは彼のようだった。彼はあなたほど早くはなかったけど動きが似ているわ。」

「父を知ってるんですか。ええ、父の名はダノン俺はその息子です。」

「やっぱりそうなのね・・もうジェイったら知ってて黙ってるなんてひどいわ!知ってるも何も私達は昔パーティーを組んでいたのよ。ジェイと私、そしてあなたのお父さんとお母さんのダノンとカレン。この4人で冒険していたわ。まあ出会った経緯は省くけど、その時点であなたのお父さん達とは親子ほど離れていて、私たちには子供がいなかったから、ホント息子や娘みたいに思っててね。」

「?私たちって?」

「あら、知らなかったの?私とジェイは夫婦よ。まあ今は別々の所のギルド長なんかしてて最近ほとんどあってないけど。」

「えっ?じいちゃん奧さんいたの?しらなかった!」

「!!ジェイってじいちゃんって呼ばせてたの!?あのじじい!!一人だけ孫持った気でいやがったな!!!ゆるせん!!今度会ったらーーっは、ううんっ!そうジェイはじいちゃんて呼ばせてたんだ?私を呼ぶときは、 [おばあちゃん] って呼んで欲しいかなー。」

 一瞬見せた本性にここにいる皆が、がくぶるになってしまっていたが、何とかわかりましたと返事をした。おばあちゃんには「「なにあらたまったるのよー」」と言われたが思わず敬語しかでてこなかった。
 あとで聞いたらギルド中の物が、その瞬間硬直したり、武器をとって身構えたりと、大変だったようだ。


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