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第3章 ホントの恋愛に向かって
3.〈 07 〉
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ババロアのお皿とスプーンは、珍しいことにお父さんが後片づけしてくれる。感謝を行動で表わしたいのね。
それでアタシは正男と2階へあがる。
「アンタ、あんまり根詰め過ぎちゃダメだよ?」
「わかってる。ああ姉ちゃん、ババロアうまかったぜ」
「今さらかよ」
「味のことじゃねえんだ。なんていうか、オレのために作ってくれたんだなって、そういう嬉しさみたいな意味で、あの喫茶店のより3倍うまかったと思う。ありがとな」
「浪人、よくぞ申した」
「は?」
チョコブラウニーにも、そういう感謝を伝えられたらよかったのにね。
「正男も少しは賢くなったものだ、てことよ」
「まあな。それよりパワーショベルとかっての、姉ちゃんも頑張れな」
「あ……、そうねえ」
たった2分で挫折しただなんて、今さらいえないよ。どうしよ?
「姉ちゃん、どうした?」
「実はあの本ね、まあ1言でいうとだなあ、すこぶる難しいのよ。まだ『パワーショベルの概要』というところを読み始めたばかりなんだけど、パワーショベルの歴史だとか、それが開発されることになった背景だとか、なにやら細々と書いてあって、イマイチ読解不能なのよ」
「まさか全部読むつもりか?」
「そうよ」
だって、せっかくもらった本なんだから。
「あれはマニュアルなんだろ? 小説とかじゃねえんだから、1ページ目から最後まで通して読むなんて、そんなのあり得ねえぜ」
「それもそうかあ、詳しい説明が800ページ以上あるもんね」
小説だったら、そのくらいどうってことないんだけど。
「オレさっきパラパラっと見たんだけど、あの本はコマンドの解説がメインになってるんだよ。サンプルのプログラムと実行結果も載ってるんだし、姉ちゃんが使いたいコマンドを選んで、そのサンプルをマネて手を動かしながら1つずつ学習すればいいんじゃねえの?」
「なるほどね」
「そもそも姉ちゃんは、パワーショベルでなにがしたいんだ?」
「小説ファイルの自動ダウンロードよ」
「そうか、じゃあネットワーク関連のコマンドだな。けど、いきなりそんな高度なこと覚えようとするよりも、最初は基本的なファイルの読み書きから修得する方がよくねえか?」
「そうだわ! アンタ、冗談抜きで賢いわね?」
「おお、まあな」
そういうことか。猪野さんがデモンストレーションでやって見せてくれたような単純なことから、アタシも始めなきゃだよ。
だいたいネットワークのコマンドとかいったって、なにをどうすればいいのか、今のアタシにはチンプンカンプンだもん。
「ありがとね正男、今度またスイーツ作ってやるよ」
「おお頼むわ。そんじゃパワーショベル頑張れよ」
「アンタのお勉強もな」
正男と別れて自分の部屋に入る。
スマホを見るとトンコからの返信がある。
《猪野さんの了承を得ました。私用で使われているWEBメールのアドレスだそうです。》
そういえばアタシも1つ作ってあるわ。
スマホで今使ってるメアドは家族とトンコ以外は誰にも教えていない。その他の人間との連絡用には以前からWEBメールを使ってるのよ。スマホに転送されるように設定もしてあるし。
でもそっちのメールは今までに数えるくらいしか受信してない。送信も同じ。友だちと呼べるような人って、アタシにはほとんどいないし……。
取りあえず猪野さんに、今日のお礼とUSBメモリのこととか書いて、WEBメールで送ることにしよう。
再びパソコンの電源を入れる。
《猪野さんへ。今日はありがとうございました。USBメモリは今度会ったときに返します。さっそくババロア作りましたよ。父と弟が食べてくれました。NY市で頑張ってください。大森正子より。》
ま、こんな感じだね。
さあて、お次はパワーショベルを再開だ。もう「パワーショベルの概要」のところは読み飛ばして、コマンドを使ってみよう。ファイルを読むのは〈GetContent〉だったよね?
本の最後に載ってるINDEXのところからページを探す。ファイルを読んで、その内容を表示するという単純なサンプルプログラムがあるね。
アタシも例の〈獅子郎ファイル〉を作って試そう。
まずはワインダーズ付属の〈テキスト入力アプリ〉を起動する。
キーボードを使って〈獅子郎〉と入力、からの〈Ctrl+s〉キー。
セーブダイアログでファイル名を〈a.txt〉にして、文字コードは〈UTF-8〉を選ぶ。そして〈保存〉を押せば完了!
ショートカットを使うところがミソなのよ。ようやくアタシもど素人のレベルを脱したわ。へっへへへ~。
ここで満を持してパワーショベルの登場だ!
画面〈Winders PowerShovel〉が表示される。
まずは〈$a = GetContent a.txt〉と入力、からの〈Enter〉キー。コマンド入力が改行されるだけでなにも表示されない。変数〈$a〉に獅子郎ファイルの内容が格納されただけよ。
次は〈WriteHost $a〉と入力して〈Enter〉キー。これは「変数〈$a〉の内容を画面に表示せよ」という命令なの。
それで〈獅子郎〉と表示される。て、あれ? ちゃんと表示されてるじゃん!?
文字化けしてない。どういうこと?
「あっそうか、思い出したわ。ボムだよ!」
フォルダ〈C:/Users/Masako〉の中にある〈a.txt〉を選択するとサイズが表示されるんだけど、それが12バイトなの。ボムなしなら3文字×3で9バイトのはず。それが今はボムつきだからプラス3バイトになってるんだよ!
猪野さんの本にも、「ボムなしの〈UTF-8〉ファイルを〈GetContent〉で読み込む場合は、パラメータ〈Encoding〉に〈UTF-8〉を指定する必要があります。ボムつきの場合は、このパラメータを省略することができます」と書いてある。
だから、文字化けを再現させるには、さっきアタシが作った〈a.txt〉をボムなしにしなきゃだ。でもどうやってするのか? ――バイナリーエディターでしょ!
そういうわけでワインダーズのアプリ一覧から探す。でも見つかんない!!
「そうかあ、そんなアプリ、標準では入ってないんだよ。あー残念!」
それじゃあどうしよう? と悩みながら猪野さんの本を眺めていたところ、エンコーディングの指定に〈Byte〉というのが載っていることに気づいた。
これを指定すれば、ファイルの内容を〈バイトストリーム〉で読み込めるんだって。だからバイナリーエディターなんて必要ないんだ。すっご~い!
ちゃんとサンプルプログラムもあるよ。猪野さん、やっぱ親切だね。
そんじゃあ、マネてやってみよう。いざ、バイトストリーム、アタァーック!
それでアタシは正男と2階へあがる。
「アンタ、あんまり根詰め過ぎちゃダメだよ?」
「わかってる。ああ姉ちゃん、ババロアうまかったぜ」
「今さらかよ」
「味のことじゃねえんだ。なんていうか、オレのために作ってくれたんだなって、そういう嬉しさみたいな意味で、あの喫茶店のより3倍うまかったと思う。ありがとな」
「浪人、よくぞ申した」
「は?」
チョコブラウニーにも、そういう感謝を伝えられたらよかったのにね。
「正男も少しは賢くなったものだ、てことよ」
「まあな。それよりパワーショベルとかっての、姉ちゃんも頑張れな」
「あ……、そうねえ」
たった2分で挫折しただなんて、今さらいえないよ。どうしよ?
「姉ちゃん、どうした?」
「実はあの本ね、まあ1言でいうとだなあ、すこぶる難しいのよ。まだ『パワーショベルの概要』というところを読み始めたばかりなんだけど、パワーショベルの歴史だとか、それが開発されることになった背景だとか、なにやら細々と書いてあって、イマイチ読解不能なのよ」
「まさか全部読むつもりか?」
「そうよ」
だって、せっかくもらった本なんだから。
「あれはマニュアルなんだろ? 小説とかじゃねえんだから、1ページ目から最後まで通して読むなんて、そんなのあり得ねえぜ」
「それもそうかあ、詳しい説明が800ページ以上あるもんね」
小説だったら、そのくらいどうってことないんだけど。
「オレさっきパラパラっと見たんだけど、あの本はコマンドの解説がメインになってるんだよ。サンプルのプログラムと実行結果も載ってるんだし、姉ちゃんが使いたいコマンドを選んで、そのサンプルをマネて手を動かしながら1つずつ学習すればいいんじゃねえの?」
「なるほどね」
「そもそも姉ちゃんは、パワーショベルでなにがしたいんだ?」
「小説ファイルの自動ダウンロードよ」
「そうか、じゃあネットワーク関連のコマンドだな。けど、いきなりそんな高度なこと覚えようとするよりも、最初は基本的なファイルの読み書きから修得する方がよくねえか?」
「そうだわ! アンタ、冗談抜きで賢いわね?」
「おお、まあな」
そういうことか。猪野さんがデモンストレーションでやって見せてくれたような単純なことから、アタシも始めなきゃだよ。
だいたいネットワークのコマンドとかいったって、なにをどうすればいいのか、今のアタシにはチンプンカンプンだもん。
「ありがとね正男、今度またスイーツ作ってやるよ」
「おお頼むわ。そんじゃパワーショベル頑張れよ」
「アンタのお勉強もな」
正男と別れて自分の部屋に入る。
スマホを見るとトンコからの返信がある。
《猪野さんの了承を得ました。私用で使われているWEBメールのアドレスだそうです。》
そういえばアタシも1つ作ってあるわ。
スマホで今使ってるメアドは家族とトンコ以外は誰にも教えていない。その他の人間との連絡用には以前からWEBメールを使ってるのよ。スマホに転送されるように設定もしてあるし。
でもそっちのメールは今までに数えるくらいしか受信してない。送信も同じ。友だちと呼べるような人って、アタシにはほとんどいないし……。
取りあえず猪野さんに、今日のお礼とUSBメモリのこととか書いて、WEBメールで送ることにしよう。
再びパソコンの電源を入れる。
《猪野さんへ。今日はありがとうございました。USBメモリは今度会ったときに返します。さっそくババロア作りましたよ。父と弟が食べてくれました。NY市で頑張ってください。大森正子より。》
ま、こんな感じだね。
さあて、お次はパワーショベルを再開だ。もう「パワーショベルの概要」のところは読み飛ばして、コマンドを使ってみよう。ファイルを読むのは〈GetContent〉だったよね?
本の最後に載ってるINDEXのところからページを探す。ファイルを読んで、その内容を表示するという単純なサンプルプログラムがあるね。
アタシも例の〈獅子郎ファイル〉を作って試そう。
まずはワインダーズ付属の〈テキスト入力アプリ〉を起動する。
キーボードを使って〈獅子郎〉と入力、からの〈Ctrl+s〉キー。
セーブダイアログでファイル名を〈a.txt〉にして、文字コードは〈UTF-8〉を選ぶ。そして〈保存〉を押せば完了!
ショートカットを使うところがミソなのよ。ようやくアタシもど素人のレベルを脱したわ。へっへへへ~。
ここで満を持してパワーショベルの登場だ!
画面〈Winders PowerShovel〉が表示される。
まずは〈$a = GetContent a.txt〉と入力、からの〈Enter〉キー。コマンド入力が改行されるだけでなにも表示されない。変数〈$a〉に獅子郎ファイルの内容が格納されただけよ。
次は〈WriteHost $a〉と入力して〈Enter〉キー。これは「変数〈$a〉の内容を画面に表示せよ」という命令なの。
それで〈獅子郎〉と表示される。て、あれ? ちゃんと表示されてるじゃん!?
文字化けしてない。どういうこと?
「あっそうか、思い出したわ。ボムだよ!」
フォルダ〈C:/Users/Masako〉の中にある〈a.txt〉を選択するとサイズが表示されるんだけど、それが12バイトなの。ボムなしなら3文字×3で9バイトのはず。それが今はボムつきだからプラス3バイトになってるんだよ!
猪野さんの本にも、「ボムなしの〈UTF-8〉ファイルを〈GetContent〉で読み込む場合は、パラメータ〈Encoding〉に〈UTF-8〉を指定する必要があります。ボムつきの場合は、このパラメータを省略することができます」と書いてある。
だから、文字化けを再現させるには、さっきアタシが作った〈a.txt〉をボムなしにしなきゃだ。でもどうやってするのか? ――バイナリーエディターでしょ!
そういうわけでワインダーズのアプリ一覧から探す。でも見つかんない!!
「そうかあ、そんなアプリ、標準では入ってないんだよ。あー残念!」
それじゃあどうしよう? と悩みながら猪野さんの本を眺めていたところ、エンコーディングの指定に〈Byte〉というのが載っていることに気づいた。
これを指定すれば、ファイルの内容を〈バイトストリーム〉で読み込めるんだって。だからバイナリーエディターなんて必要ないんだ。すっご~い!
ちゃんとサンプルプログラムもあるよ。猪野さん、やっぱ親切だね。
そんじゃあ、マネてやってみよう。いざ、バイトストリーム、アタァーック!
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