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第3章. 衆議院総選挙
035. 栗花の陰核と四穂への陰核教育
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父親と義理の母親が今から行うであろう性行為のあれやらこれやらを想像して、なんだかムラムラときてしまった栗花は取りあえずオナニーでもしようかと思い、自分の陰核を自分で捩じることに決めて下着の中に手を忍ばせた。だがしかし、陰核が勃起しないのだ。
正確に云うと、陰核亀頭と呼ばれる部分が、いつもならムラムラした栗花が指を触れるとすぐ、陰核包皮から文字通り亀が頭を出すみたいにして飛び出してくるべきだが、今はそうならない。
「おかしいわ。アタシの陰核に限ってオナニーに秒で反応しないだなんて、20年間も生きていて過去に1度だってありえなかったことよ!」
「あああ、それじゃないか。いや絶対そうだ、違いない」
「なにがよ??」
「だからワリメ神様様の祟りだよ」
「はあ? バカげたこと云わないで、バカのカバ吾郎!」
このとき四穂が栗花に聞く。
「陰核ってなんですか?」
「えっ、まさか知らないの!?」
「知りません」
ウブな四穂だからそう云うこともあるものだろうと栗花は思った。
だがしかし、そんな栗花の鈍い頭を叩き起こす発言を吾郎がするのだ。
「四穂ちゃんはこの前、陰核は自分で洗うって云ったよな?」
「あっ、そうだったわ! あなた、陰核を知ってるはずよね!?」
「いいえ、そんな言葉はさっき初めて聞いたので」
「もしかすると、四穂ちゃんは陰核とその知識ごとごっそり消されたのかもな。これこそワリメ神様様の祟りの超絶怖いところなんだ」
「祟りかどうかは別として、これは大問題だわ。今すぐ四穂に陰核を教えなきゃ」
栗花は四穂のスカートの中に手を入れようとする。
「ちょっと、やめてください」
「これは今のあなたに欠かすわけにいかない大切な教育なのよ」
「えっ、どう云うことですか?」
四穂には意味がまるで判らない。栗花のやっていることが教育なら、電車に乗ってくる痴漢たちの全員が立派な教育者だと云う理屈になるからだ。
無理強いをして四穂に嫌われてしまうのもいやなので、栗花は方針転換を考えた。
「吾郎、ちょっとスマホで陰核モロ写りしている写真でも動画でもいいからゲットしてよね」
「なんでオレが!」
「あんたそう云うスケベ画像とかのエロサイト見つけるの得意でしょ?」
「まあ得意だけど、オレにもプライドってものがあるんだ」
「今はそんなこと云ってる場合じゃないわ。これは四穂ちゃんの女としての死活問題なんだから」
「しょうがないなあ」
渋々ながらも吾郎がスマホでエロサイトに掲載されている陰核アップの写真を探した。さすがに得意と云われるだけのことがあって、8秒で見つけることができた。
そのスマホを横から栗花が奪い取り、陰核が表示されている画面を四穂に向ける。
「よく見て、これが陰核よ」
「これって女性の股間ですよね?」
「そう、このピンク色で少し突き出てる小さい女の子の乳首みたいなのが陰核よ。正確には陰核亀頭って云う部分で、捻るとすごく気持ちがいいの。思い出したかしら? あなたにもついてるでしょ?」
これだけの説明を受けても、四穂は首を縦にふらなかった。
「やっぱり教科書を使って机上の空論の教育くらいじゃダメだわ」
「机上の空論の意味を判ってないだろ?」
「煩いわよ! 机に座ってのお勉強だと効果がないってことよ。だからここは実技をやらないとね」
そう云いつつ栗花はまたしても四穂のスカートの中に手を入れようとする。
「あん、だから、やめてくださいって!」
「そうだよ姉さん、そんな無理やりで痴漢ごっこをするもんじゃない。オレが優しい痴漢役を買って出ようじゃないか」
「あんたは引っ込んでなさい!」
「判ったよ」
「四穂ちゃん、自分で確かめて」
「えっ、ここでですか!?」
「ここじゃなくていいわ。おトイレに行く?」
「はい」
「アタシも行くわ。吾郎はここで待ってなさい」
そう云いつつ栗花は四穂を連れて居間から出て行った。
残された吾郎は仕方ないので、スマホに表示されている陰核を見ながら、試しにオナニーをしてみた。
だがしかし、吾郎の陰茎は勃起することもなく、さっぱり気持ちよくならないのだ。これも正真正銘、ワリメの祟りだ。
正確に云うと、陰核亀頭と呼ばれる部分が、いつもならムラムラした栗花が指を触れるとすぐ、陰核包皮から文字通り亀が頭を出すみたいにして飛び出してくるべきだが、今はそうならない。
「おかしいわ。アタシの陰核に限ってオナニーに秒で反応しないだなんて、20年間も生きていて過去に1度だってありえなかったことよ!」
「あああ、それじゃないか。いや絶対そうだ、違いない」
「なにがよ??」
「だからワリメ神様様の祟りだよ」
「はあ? バカげたこと云わないで、バカのカバ吾郎!」
このとき四穂が栗花に聞く。
「陰核ってなんですか?」
「えっ、まさか知らないの!?」
「知りません」
ウブな四穂だからそう云うこともあるものだろうと栗花は思った。
だがしかし、そんな栗花の鈍い頭を叩き起こす発言を吾郎がするのだ。
「四穂ちゃんはこの前、陰核は自分で洗うって云ったよな?」
「あっ、そうだったわ! あなた、陰核を知ってるはずよね!?」
「いいえ、そんな言葉はさっき初めて聞いたので」
「もしかすると、四穂ちゃんは陰核とその知識ごとごっそり消されたのかもな。これこそワリメ神様様の祟りの超絶怖いところなんだ」
「祟りかどうかは別として、これは大問題だわ。今すぐ四穂に陰核を教えなきゃ」
栗花は四穂のスカートの中に手を入れようとする。
「ちょっと、やめてください」
「これは今のあなたに欠かすわけにいかない大切な教育なのよ」
「えっ、どう云うことですか?」
四穂には意味がまるで判らない。栗花のやっていることが教育なら、電車に乗ってくる痴漢たちの全員が立派な教育者だと云う理屈になるからだ。
無理強いをして四穂に嫌われてしまうのもいやなので、栗花は方針転換を考えた。
「吾郎、ちょっとスマホで陰核モロ写りしている写真でも動画でもいいからゲットしてよね」
「なんでオレが!」
「あんたそう云うスケベ画像とかのエロサイト見つけるの得意でしょ?」
「まあ得意だけど、オレにもプライドってものがあるんだ」
「今はそんなこと云ってる場合じゃないわ。これは四穂ちゃんの女としての死活問題なんだから」
「しょうがないなあ」
渋々ながらも吾郎がスマホでエロサイトに掲載されている陰核アップの写真を探した。さすがに得意と云われるだけのことがあって、8秒で見つけることができた。
そのスマホを横から栗花が奪い取り、陰核が表示されている画面を四穂に向ける。
「よく見て、これが陰核よ」
「これって女性の股間ですよね?」
「そう、このピンク色で少し突き出てる小さい女の子の乳首みたいなのが陰核よ。正確には陰核亀頭って云う部分で、捻るとすごく気持ちがいいの。思い出したかしら? あなたにもついてるでしょ?」
これだけの説明を受けても、四穂は首を縦にふらなかった。
「やっぱり教科書を使って机上の空論の教育くらいじゃダメだわ」
「机上の空論の意味を判ってないだろ?」
「煩いわよ! 机に座ってのお勉強だと効果がないってことよ。だからここは実技をやらないとね」
そう云いつつ栗花はまたしても四穂のスカートの中に手を入れようとする。
「あん、だから、やめてくださいって!」
「そうだよ姉さん、そんな無理やりで痴漢ごっこをするもんじゃない。オレが優しい痴漢役を買って出ようじゃないか」
「あんたは引っ込んでなさい!」
「判ったよ」
「四穂ちゃん、自分で確かめて」
「えっ、ここでですか!?」
「ここじゃなくていいわ。おトイレに行く?」
「はい」
「アタシも行くわ。吾郎はここで待ってなさい」
そう云いつつ栗花は四穂を連れて居間から出て行った。
残された吾郎は仕方ないので、スマホに表示されている陰核を見ながら、試しにオナニーをしてみた。
だがしかし、吾郎の陰茎は勃起することもなく、さっぱり気持ちよくならないのだ。これも正真正銘、ワリメの祟りだ。
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