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【第七幕】戦争勃発の危機と神薬の在り処
ヨモギヒヤサケでのお見送り&三人の帰還
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蓬泉は、死んだ者の魂が流れ着く世界だ。それはヤポン神国の近くにあり、そこで魂は、浄化されながら輪廻の仕組みに従い、ひたすら転生する時を待つのみ。
その蓬泉とヤポン神国の境界地点が、ヨモギヒヤサケと呼ばれている、この薄暗く冷たい場所だ。ここでショコレットが引き返す。そしてニクコとササミは、先にきていた二匹の塩辛トンボに先導されて、蓬泉へと流れる。
Ω Ω Ω
恋愛学科の教室内は極めて静かで、寂しい雰囲気が漂っている。
そんな中、意識を失っていたピクルスが目を覚ました。人間の姿で自分の椅子に座っている。背中の翅が消えていて、名刀オチタスピは元の大きさだ。
「はっ! ザラメは?」
後ろの席を見ると、ムスクウリの種を蒔いた植木鉢が机の上に載っている。夢ではなかった、とピクルスは思い知った。
それから教室内を見回す。シャンペンハウアー・ブタノピロシキ・センベイ・ヨツバ・シュガー・ポンズヒコの顔がある。そしてなんと、ポンズヒコの周りに羽虫がたくさん群がっているではないか。
ピクルスはすぐさま立ち上がり、速攻でオチタスピを抜いて構える。
「またもや虫たちを、殺めようというのじゃな」
「シュアー、オフ・コォース! これはヴェッポン国自衛軍元帥、すなわちヴェッポン国王からのおいいつけなのです。それ故、どうあろうとも必ず蹴散らさねばなりませんわ!」
「あくまでも冷酷令嬢という立ち位置を貫き通すつもりじゃな」
「シュアー・ソー・マッチ!!」
「フッそそぉ~」
ポンズヒコが鼻息を吹いた。すると羽虫たちが忽然と姿を消した。
「まあなんと! 虫たちが皆いなくなりましてよ!」
ピクルスは驚きの声を発しつつもオチタスピを鞘に納める。
その直後、とても大切な疑問を思い出した。色々なことが立て続けに起きるので、頭の中が整理できていないのだ。
「おっとと、それよりもポンズヒコ様!」
「なんぞ?」
「ニクコさんとササミさん、それとショコレットも、本当にお亡くなりですの?」
とこの時だ。教室の扉が開き、ショコレットがビニール袋を手に提げて入ってきた。ニクコとササミの魂が迷わない様、ヨモギヒヤサケまで誘う職務を遂行して、無事に帰還したのだ。
「ちょっとピクルス、私を勝手に殺さないで下さるかしら!」
「あっショコレット!! 生きていらしたのね?」
「当然ですわ。それよりあなたこそ、ちゃんと元の姿に戻れたのね。まあ、私には関係のないことですけれど」
そういいながらも、ショコレットは少し嬉しそうな顔をしている。
「ショコレットが戻ってきたということは、ニクコさんとササミさんも?」
「いいや、ニクコ姫もササミ姫も、二度とは戻らぬのじゃ。フッそそ」
「私がニクコさんとササミさんをお見送りして差し上げたのですわよ」
「そう、ですのね。やはり成仏を……」
ポンズヒコが黙って頷いた。それを見て、ピクルスは再び悲痛な表情をする。
とこの時、窓の外に白い光が二つ見えた。高速で近づいてくる。
なんとそれは、先ほど飛び去った塩辛トンボたちだった。
窓を素通りして教室に入った二匹は、一瞬で変化して、メロウリとマロウリの姿に戻った。二人はニクコとササミの魂を蓬泉まで送り届けるという職務を全うしたのだ。
「メロウリぃ、マロウリぃーっ!」
「メロウリお嬢ちゃま、マロウリお坊ちゃま、お帰りなさいサー!」
ピクルスとシュガーが二人の側へ駆け寄る。
「ただいまぁ、ピクルス、シュガー!」
「思ったより早く帰れたよ」
「そうしますと、ザラメもジッゲンもレゾッドさんも、すぐ戻りますのね?」
ピクルスが期待の表情を浮かべながら、ポンズヒコの顔を見た。
だが、ヤポン神の首はゆっくり横方向に振られる。
「それは『神攻略戦』の脚本とは無関係じゃ。汝の蒔いたムスクウリの種、そしてそこにある植木鉢と柄杓、それらが現実。フッそそ」
ピクルスは再び肩を落とした。
「これを食べて少しは元気をお出しなさい」
ショコレットが提げていたビニール袋から紙包みを取り出して、ピクルスの机の上で開いた。中身は草色の饅頭だった。
「お、ヨモギヒヤサケ名物の蓬酒饅じゃないか。これスゲぇ旨いんだぜ!」
ヨツバが一つを手に取って、早速齧りついた。
「濃いヤポン茶が欲しくなるね」
センベイがそういって隣の用務員室まで向かった。ショコレットとメロウリも手伝うために、彼の後を追った。教室にいる者たちが、机を並べ替えて即席の茶席ができ上がる。
すっかり支度が整い、お茶会が始まった。他界した二名と変化した三名を除く十名の生徒が、蓬酒饅を食べて緑茶を飲みながら楽しい時間を過ごすこととなった。
だがしかし、少し経ってのことだった。
――ヅッどぉーンンλλΛ!!
「まただぜ! さっきのといい今のといい、一体なんだってんだあ!!」
ヨツバが拳を震わせながら怒鳴った。
ポンズヒコは落ち着いている。
「パプリカの戦艦ブラックベリーが放った八百ミリ主砲じゃ。無条件降伏せよと威嚇しておる。フッそそ」
「パプリカン・アンドロイドの連中か!? あんにゃろおどもめ、舐めたことやってくれるじゃねえか!」
両の拳を握り締めながら窓の外を睨むヨツバ。
ここでポンズヒコが立ち上がる。
「落ち着くのじゃヨツバ。今から余が黙らせる故」
「ポンズヒコさん、やれんのか?」
「余は神じゃ。フぅゥゥゥゥっ、フッそそおぉぉーっλλη!」
そう叫ぶと同時に、ヤポン神の鼻孔から緋色の稲妻が飛び出た。
眩いばかりのスカーレット光線が、電光石火で強化硝子窓を突き抜け、金団湾へ向けて平行二直線。
――づッどどおδっどおオオーン!
――ブっヴぉおわあぁぁーんνκ!
十四隻のブラックベリーが全て沈んだ。
モウモウとした黒い煙が窓越しに見えている。
「やったぜ、スッゲEEEぇ~」
「凄まじい威力の武器ですわ♪」
ヨツバとピクルスは絶賛した。
その蓬泉とヤポン神国の境界地点が、ヨモギヒヤサケと呼ばれている、この薄暗く冷たい場所だ。ここでショコレットが引き返す。そしてニクコとササミは、先にきていた二匹の塩辛トンボに先導されて、蓬泉へと流れる。
Ω Ω Ω
恋愛学科の教室内は極めて静かで、寂しい雰囲気が漂っている。
そんな中、意識を失っていたピクルスが目を覚ました。人間の姿で自分の椅子に座っている。背中の翅が消えていて、名刀オチタスピは元の大きさだ。
「はっ! ザラメは?」
後ろの席を見ると、ムスクウリの種を蒔いた植木鉢が机の上に載っている。夢ではなかった、とピクルスは思い知った。
それから教室内を見回す。シャンペンハウアー・ブタノピロシキ・センベイ・ヨツバ・シュガー・ポンズヒコの顔がある。そしてなんと、ポンズヒコの周りに羽虫がたくさん群がっているではないか。
ピクルスはすぐさま立ち上がり、速攻でオチタスピを抜いて構える。
「またもや虫たちを、殺めようというのじゃな」
「シュアー、オフ・コォース! これはヴェッポン国自衛軍元帥、すなわちヴェッポン国王からのおいいつけなのです。それ故、どうあろうとも必ず蹴散らさねばなりませんわ!」
「あくまでも冷酷令嬢という立ち位置を貫き通すつもりじゃな」
「シュアー・ソー・マッチ!!」
「フッそそぉ~」
ポンズヒコが鼻息を吹いた。すると羽虫たちが忽然と姿を消した。
「まあなんと! 虫たちが皆いなくなりましてよ!」
ピクルスは驚きの声を発しつつもオチタスピを鞘に納める。
その直後、とても大切な疑問を思い出した。色々なことが立て続けに起きるので、頭の中が整理できていないのだ。
「おっとと、それよりもポンズヒコ様!」
「なんぞ?」
「ニクコさんとササミさん、それとショコレットも、本当にお亡くなりですの?」
とこの時だ。教室の扉が開き、ショコレットがビニール袋を手に提げて入ってきた。ニクコとササミの魂が迷わない様、ヨモギヒヤサケまで誘う職務を遂行して、無事に帰還したのだ。
「ちょっとピクルス、私を勝手に殺さないで下さるかしら!」
「あっショコレット!! 生きていらしたのね?」
「当然ですわ。それよりあなたこそ、ちゃんと元の姿に戻れたのね。まあ、私には関係のないことですけれど」
そういいながらも、ショコレットは少し嬉しそうな顔をしている。
「ショコレットが戻ってきたということは、ニクコさんとササミさんも?」
「いいや、ニクコ姫もササミ姫も、二度とは戻らぬのじゃ。フッそそ」
「私がニクコさんとササミさんをお見送りして差し上げたのですわよ」
「そう、ですのね。やはり成仏を……」
ポンズヒコが黙って頷いた。それを見て、ピクルスは再び悲痛な表情をする。
とこの時、窓の外に白い光が二つ見えた。高速で近づいてくる。
なんとそれは、先ほど飛び去った塩辛トンボたちだった。
窓を素通りして教室に入った二匹は、一瞬で変化して、メロウリとマロウリの姿に戻った。二人はニクコとササミの魂を蓬泉まで送り届けるという職務を全うしたのだ。
「メロウリぃ、マロウリぃーっ!」
「メロウリお嬢ちゃま、マロウリお坊ちゃま、お帰りなさいサー!」
ピクルスとシュガーが二人の側へ駆け寄る。
「ただいまぁ、ピクルス、シュガー!」
「思ったより早く帰れたよ」
「そうしますと、ザラメもジッゲンもレゾッドさんも、すぐ戻りますのね?」
ピクルスが期待の表情を浮かべながら、ポンズヒコの顔を見た。
だが、ヤポン神の首はゆっくり横方向に振られる。
「それは『神攻略戦』の脚本とは無関係じゃ。汝の蒔いたムスクウリの種、そしてそこにある植木鉢と柄杓、それらが現実。フッそそ」
ピクルスは再び肩を落とした。
「これを食べて少しは元気をお出しなさい」
ショコレットが提げていたビニール袋から紙包みを取り出して、ピクルスの机の上で開いた。中身は草色の饅頭だった。
「お、ヨモギヒヤサケ名物の蓬酒饅じゃないか。これスゲぇ旨いんだぜ!」
ヨツバが一つを手に取って、早速齧りついた。
「濃いヤポン茶が欲しくなるね」
センベイがそういって隣の用務員室まで向かった。ショコレットとメロウリも手伝うために、彼の後を追った。教室にいる者たちが、机を並べ替えて即席の茶席ができ上がる。
すっかり支度が整い、お茶会が始まった。他界した二名と変化した三名を除く十名の生徒が、蓬酒饅を食べて緑茶を飲みながら楽しい時間を過ごすこととなった。
だがしかし、少し経ってのことだった。
――ヅッどぉーンンλλΛ!!
「まただぜ! さっきのといい今のといい、一体なんだってんだあ!!」
ヨツバが拳を震わせながら怒鳴った。
ポンズヒコは落ち着いている。
「パプリカの戦艦ブラックベリーが放った八百ミリ主砲じゃ。無条件降伏せよと威嚇しておる。フッそそ」
「パプリカン・アンドロイドの連中か!? あんにゃろおどもめ、舐めたことやってくれるじゃねえか!」
両の拳を握り締めながら窓の外を睨むヨツバ。
ここでポンズヒコが立ち上がる。
「落ち着くのじゃヨツバ。今から余が黙らせる故」
「ポンズヒコさん、やれんのか?」
「余は神じゃ。フぅゥゥゥゥっ、フッそそおぉぉーっλλη!」
そう叫ぶと同時に、ヤポン神の鼻孔から緋色の稲妻が飛び出た。
眩いばかりのスカーレット光線が、電光石火で強化硝子窓を突き抜け、金団湾へ向けて平行二直線。
――づッどどおδっどおオオーン!
――ブっヴぉおわあぁぁーんνκ!
十四隻のブラックベリーが全て沈んだ。
モウモウとした黒い煙が窓越しに見えている。
「やったぜ、スッゲEEEぇ~」
「凄まじい威力の武器ですわ♪」
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