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第二章

12 神官に会えるそうです

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「しんかんがいらっしゃるのですか?」
「ああ、昨晩遅くに訪問伺いの手紙が届いた。なんでも我が家と縁のある神官からの手紙を預かっているそうだ」

 朝食の席でアーストンに言われた言葉に、ルディアの目が輝く。
 しかし、その横でフィディスは「なぜ」と不思議そうに口を開いた。

「手紙なのですか? 手紙をしたためる時間があるのなら、魔術具でお爺様と会話をする時間が作れたのでは?」
「ああ、確かに縁はあるが懇意ではない。直通の会話の魔術具では繋がっていない。こちらも正式な手順で今回の件について、手紙で伺いを立てていた。だからだろう」
「そうでしたか」

 説明に納得がいきつつも、ウィンターク公爵家であっても神官に直接会話できる繋がりを持つのは難しいのかと、神聖国の神官の重要さをフィディスは改めて実感してしまう。
 ルディアはとにかく神官に連絡が付いたことで都合がつき次第、神聖国にいけるようになるという心の内を隠そうともしない。
 何だったらスープに堂々と浮かんでいるブロッコリーを上機嫌で食べてしまうほどだ。

(これで一歩前進ですわ。夢の魔法使いに近づいている感じがいいですわね)

 もし魔法が使えるようになったらどんな魔法がいいだろうかとルディアが想像してしまう。
 前世の姪の話では個人に属性があり、それに関連する魔法しか使えないなどという設定もあるというが、ルディアの中では得手不得手はあるものの、どの属性であっても覚えることは可能という認識が強い。

 姪の話に出てくるアイテムボックスのような空間収納の魔法が使えるとよい。
 それとも何もない所から自在にアイテムを作り出せる魔法がいいだろうか。
 アイテムを召喚できる魔法でもいい。
 いや、なにか可愛い生き物を使役できる魔法も聞いたことがあるのでそれもいいかもしれない。

(ああ、夢が膨らんでしまいますわ)

 隣で幸せそうに食事をしているルディアに気づき、フィディスは愛おしい人を見るように笑みを浮かべる。
 いや、実際に重度のシスコンであるフィディスの愛おしい存在はルディアなのでその表情は間違ってはいないか。アーストンはそう思いながらも、フィディスは将来の婚姻についてどう考えているのか気にしてしまう。
 フィディスにとってルディア以上に大切で愛情を注ぐ存在は、奇跡でも起きない限り現れないとアーストンは思っている。
 一応直系なので血統的にはウィンターク公爵家の子孫を残してほしいとは思いつつ、いざとなれば親族から相応しいものを選んで養子に迎えてもいいとも思ってしまう。
 その部分については、当主代行になるクリプトルと話をすり合わせる必要があるかもしれない。

(いや、養子を迎えるとなれば四大公爵家の当主全員で話し合ったほうが効率的・・・だろう)

 黄昏会議ではなく親族会議・・・・を開催しようとアーストンは計画を立てる。

「おじい様。しんかんがお見えになった時は、わたくしもごいっしょしてよろしいですか?」
「むしろルディがメインだから同席して欲しい」
「わかりましたわ」

 目を輝かせるルディアにアーストンは安堵の息を吐く。
 前世の記憶を思い出し、以前よりも大人っぽい振る舞いが増えた。
 それでもルディアであることに変わりはないと思っていたが、やはり心のどこかでは変化に戸惑いがあったのかもしれない。

「おじい様はしんかんにお会いしたのですよね? どんな方なのですか?」
「そうだな、淡いピンクローズの髪の可愛らしいお嬢さんだった」
「ピッ……ンク」
「ルディ!? 大丈夫か?」

 ピンクローズと聞いて思わず喉を詰まらせてしまったルディアに、フィディスが慌てて背中を撫でる。

「ケホッだいじょうぶですわ、おにい様」
「どうしたんだい? 驚いてたみたいだけど」

 ルディアの口元に水の入ったグラスを持って行ったフィディスが聞くと、それを一口飲んでから言いにくそうに答える。

「実は、リズリアのかみの色もあわいピンクローズだとぜんせで聞いていたので、びっくりしてしまいましたの」
「そうだったのか。偶然とはいえ、確かにびっくりするかもしれないね」
「偶然じゃないぞ」
「「え?」」

 そこから始まったアーストンの説明によると、リズリアの祖母とアリューシャの祖母が異母姉妹で、家系的に薄い赤や桃色系の髪になりやすいのだと言う。

「神官はこの国の出身でしたか」

 まさかの繋がりにフィディスも驚いてしまう。

「神官と血縁があるとはいえ、一代男爵の孫でしかないリズリアがただの平民であることに変わりはない」
「ロクデナシは認知なり養子縁組をして正式な親子にならなかったんですか? 愛人と結婚・・したとか」
「ないな」
最愛の家族・・・・・なのに?」
「脳内では結婚しているつもりなんじゃないか?」

 アーストンの言葉にありえそうだとフィディスも頷く。

「そのしんかんはリズリアに似ているのでしょうか?」
「さて。僕はロクデナシの娘の顔を知らないからなんともいえないな。ああでも、神官はどこか儚げで優しい印象の整った顔立ちだったよ」
「そうですの」

 印象だけでは何とも言えないため、ルディアは「むぅ」と眉を寄せてしまうが、すぐにそれよりもその神官が自分に眠りの魔法をかけることが出来るのか、という方に意識が向いてしまう。

「おじい様。しんかんはいついらっしゃるのでしょうか」
「手紙によると、あちらは滞在中はこちらへの訪問を優先するそうだから、いつでも大丈夫だそうだ」
「では!」

 ルディアの目がより輝きを増す。

「ああ、今日の午後。昼食の後にお招きする返事を出しておいた」
「ありがとうございます」

 ぱぁっと目を輝かせたルディアに「興奮しすぎて熱を出さないように気を付けなさい」と伝えておくのを忘れず、アーストンはクスクスと笑いながらはしゃぐルディアを見る。
 刺繍を許可した時も随分とはしゃいでいたが、今回もすごい喜びようだ。
 前世の記憶が関係しているとはいえ、子供らしい一面を見ると安堵してしまうのは、祖父としての想いなのだろうとアーストンは自身に苦笑する。

(それでいくと、フィディスは子供らしいところが少ない、か?)

 公爵家の跡継ぎとしてはいいのかもしれないが、祖父としては子供らしい一面を見せる機会が少ないフィディスが気がかりではある。
 ルディアへの執着もそうだが、自分が死んだあとはクリプトルにうまくやってもらうよう頼むしかない。
 実父という事で、事実を知った後は幾分ぎくしゃくしていたが、少なくとも表面上は違和感はなく、上司と部下のように見えはするが仲が悪そうなこともない。

(二人とも腹を割って語り合うという性格でもないしな)

 フィディスは武芸で体を動かすことを好んでいるが、あくまでもその方が体調がよくなるから行っているだけで、基本的に慎重な頭脳派だ。
 クリプトルは言うまでもなく慎重な頭脳派。
 これに関しては行動派であったヴィリアを考えると、父親の気質を受け継いだのかもしれない。

 ルディアは食事を終えると少しお茶を飲んで休憩し、食後の運動という事で途中までは執事に抱えられるのではなく自分の足で自室に向かうようになった。
 その間、フィディスはルディアと手を繋ぎ、隣に並んで歩く。
 そんな子供たちの微笑ましい光景はウィンターク公爵家の朝の癒しの光景となっており、仕事の合間に見ることが出来るとその日はいい事が起きるとまで言われている。

「ルディ。昼食までは何をして過ごす予定かな?」
「おべんきょうですわ。この国の成り立ちについておべんきょうしますの」
「そうか。あれは公的に発表されている内容と、公爵家以上が勉強する内容では少し違うから、若干混乱してしまうんだよね」
「トップシークレット、というものですわ」

 ルディの言葉にフィディスが面白そうに笑う。

「ふふ、トップシークレット。なるほど、言いえて妙だね」

 フィディスの反応に、その言葉はこの国にはないのだろうかとルディアは内心首を傾げたが、特に聞くことはしなかった。
 そうして話しているうちに疲れてしまったのかルディアの足が遅くなると、すぐさまフィディスが気が付き執事に抱き上げるように指示を出す。
 本当ならフィディスが抱っこして部屋まで行きたいが、八歳の腕力と体力では小さいとはいえ、五歳のルディアを抱え続けて部屋に戻るのは難しい自覚はあるのだ。

「今日も頑張ったね」
「もっと体力をつけたいですわ」
「以前に比べたら、ちゃんと体力は増えているよ。ねえ」
「はい、若君」

 フィディスの問いかけにルディアを抱えている執事が即座に頷く。
 本日のルディア抱っこ権を勝ち取ったこの執事は、ウィンターク公爵家にいる執事の中では若めだが優秀であり、なによりもルディアへ対する忠誠心に厚い。
 家族が付き添う事が出来ない時に、フィディスがメイドのアヴィシア親子に並んでルディアを任せている存在だ。

「さっきもブロッコリーをちゃんと食べたし、ルディはきちんと成長しているよ」
「そうでしょうか?」

(ブロッコリーは浮かれてつい口にしただけとは言えませんわ)

 実のところ、魔法を見せてもらえるかもしれないと浮かれており、ブロッコリーを口にするまで気が付かず、口にした後にしまった、と思ったのだが、吐きだすことも出来ないため食べたというのが真相だったりする。

「ごごが楽しみですわ」
「お爺様が言っていたように、興奮して熱を出したら会えないからね」
「うっ、気を付けますわ」

 口では気を付けると言うものの、ルディアが浮かれているのはだれの目にも明らかだ。
 全員が内心で、刺繍解禁の時の二の舞になりそうだと考えつつ部屋まで移動し、それぞれの行動に移った。

 国史の勉強はルディアの好きな科目の一つであり、公には明かされていない事実を知るというのは、自分に課せられた責任を自覚できる気がする。

「ディヌス王国では中央のフラウム島を周囲にある四島が、文字通り支えて・・・います。先週のおさらいになりますが、なぜでしょうか」

 教師をしてくれるウィンルース公爵家出身の侯爵夫人の質問。
 ルディアはどこまで正確に口にするかを一瞬のうちに頭の中で組み立てる。

「はい、アルシャードふじん。それは五島の中でフラウム島だけが自力で浮島たるふりょくをいじする力、まほう力が足りていないからですわ」
「はい、正解です。四島、東のカルレム島、西のレウコン島、南のエトロン島、北のメイラン島がその不足している魔法力を補助することで、浮島として成立しています。さて、この補助に使われているものは、魔術具でしょうか、それとも魔法でしょうか」
まほうじん・・・・・ですわ」
「正解です。ではこの魔法陣の発動条件はなんでしたか?」
「けっとーですわ」
「はい、その通りです。故に、私ども公爵家の人間はその血統を守る義務・・が発生しています」

 真面目に授業を受けるルディアに、家庭教師として招かれているミクル=ヴェラ=アルシャードは満足げに頷く。
 彼女自身がウィンルース公爵家の元令嬢であり、ルペンスの娘でもある。
 一時は当主候補に上がるほどであったが、最終的に今の婚姻相手を選んだのだ。

「ルディア嬢はとても聡明でいらっしゃいますね」
「ありがとうございます」

 褒められて嬉しいからか、ルディアは頬をほんのりと赤く染める。

「では今日は、公にはされていない国史。なぜ王家は王家として設立されたのかについてお話いたしましょう」
「はい。よろしくおねがいいたします」

 ルディアがきちんと頭を上げたのを確認してから、ミクルは授業を続けて行った。
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