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7話 元勇者と独占欲と推しの可能性は無限大☆
しおりを挟む「ふわぁ………折角の初デートだったのになあ……………」
薫子がボフンとベッドに飛び込むとソファーに座っているヒバリはビクリと肩を揺らした。
《っ……………。カオル姫ぇ……。怒ってるだか?オラの態度の……せいで、デートが……。台無しだべなぁ。………怒ってねえとしても、ガッカリしたべ?………っなしてオラは………デートも満足に出来ねぇんだ。ただ出掛けるだけなのによぉ。》
ギンっとこちらを睨みつけてヒバリは薫子の様子を伺っているようだ。内心落ち込んでいるヒバリに薫子は苦笑する。
(………………でも、今日はもう出掛ける気にならないなぁ。……………はあ♡ヒバリかっこいい…………)
ソファーから目つき悪くこちらを睨みつける着飾ったヒバリはやっぱり素敵だ♡まだ日は高いがムラムラとして来る。
(………………コスプレえっち♡折角だからもう今から、しちゃおうかな♡ヒバリも、落ち込んでるし………沢山気持ち良くしてあげてよしよししてあげよう♡)
そうと決まれば早速実行である。何事も決めたら即実行だ♡
「…………ヒバリ。デート残念だったね。少しだけ………私悲しいなぁ。……ねえ慰めて?……ヒバリにえっちな事して欲しいなぁ♡そしたら元気でるよ」
甘い声で誘うとヒバリはまたビクリと肩を揺らした。
《…………か、カオル姫ぇ♡え、えっちな事………♡…………んでも、また上手くできねえかもしれねぇ……どうするべか……》
「…………………そう言われても困る。何をすれば……良いんだ?」
顔を顰めてヒバリはのろのろとベッドに近づいて来る。
「…………おっぱい♡今日は舐めてくれる?私ヒバリのそのえっちな舌で舐めてほしいなぁ♡」
告げるとヒバリはぎりりと歯を鳴らした。それからベッドの少し離れた位置に腰を降ろしてムスッとしている。だがよく見ればズボンがもっこりしている♡
《カオル姫のおっぱい♡……はぁ♡考えただけで、………っ……勃っちまう♡っ……♡》
(…………ふふふ♡やっぱりヒバリってばえっちな蛇さんだ♡むっつりスケベだなぁ♡……………そんなに格好良いのにおちんぽビンビンなんだね♡嬉しい♡)
えっちな事なんて興味有りませんみたいな見た目で内心では薫子のおっぱいで頭がいっぱいでおちんぽ二本をビンビンにおっ勃てているのだ♡すけべ可愛い♡
「……………ヒバリ♡もっとこっち来て?……ちゅうしようよ♡ね♡」
むくりと起き上がって告げると、のそのそと近づいて来てヒバリはちゅっと唇にキスをしてくれる。嫌そうな顔だがよく見れば目元が赤い。興奮してくれている様だ。
《………っ……カオル姫♡オラ……早くしてぇ♡もっと…エロい事してえ♡…………っ♡……早く次どうすれば良いか言ってくれぇ♡……♡》
「………………どうすれば良い。貴女の言う通りにする……。今度はちゃんと仕事をする……。………満足させる。」
嫌そうな顔だがよく見れば口元が微妙にニヤけている。本当に微妙にだが薫子にはわかる♡
(…………ふふふ♡嬉しい♡……心読まなくても少しは、わかる様になってきたなぁ♡ヒバリの気持ち♡………そんなに私とえっちな事したいんだね♡)
「ヒバリ♡今日のその姿凄く格好いい♡普段の姿も好きだし♡全部好きぃ♡ヒバリ♡好きぃ♡………深いキスしよ♡沢山しよ♡その後におっぱいも……沢山舐めて?……ヒバリのおちんぽも舐めたい♡」
ぐっと薫子から唇を押し付けるとヒバリは唇をそっと開く、そこへ舌をねじ込むとすぐに絡めてくれた♡ヒバリもキスには大分慣れたようだ。顔を顰めてはいるがヒバリの舌は口内を自主的にぬるぬると這い回る。ヒバリの細くて長い舌は薫子の舌に絡んだり上顎や歯をなぞって快感を与えてくれる♡ヒバリも気持ちいい様だ。
「んっ………♡っ♡んっ……♡は♡」
《カオル姫ぇ♡舌柔けえ♡……っ♡よだれ甘い♡っ……♡はぁ♡うめぇ♡んんっ♡カオル姫ぇ♡今は全部オラのモノだぁ♡♡カオル姫♡キス……凄え気持ちいい♡》
ペチャペチャと水音が頭の中に響いて薫子はおまんこがきゅんっとする♡ヒバリの荒い息遣いと聞こえてくる心の声♡それを聞いただけでもうおまんこはぬれぬれだ♡だけど今日は、おっぱいを沢山気持ち良くして貰う予定だから少し我慢だ♡
「んっ……はぁ♡ヒバリ……っ……服……脱ぐから……一回……離れて……っ…ヒバリも脱いで♡……えっちなおちんぽみたい♡……」
一度キスをやめてもらいプチプチとブラウスのボタンを外していく。ヒバリはギンっとそこを睨みつけている。
《…………はぁ♡おっぱい♡おっぱいだべ♡はあ♡沢山舐めて揉んでオラがカオル姫を気持ち良くしたいだよぉ♡ん♡それに舐めてえ♡オラも沢山舐めたいだよ♡カオル姫のおっぱいもオラのモノだべ♡……他の男になんて渡さねぇ……………。沢山気持ちよくして、オラを好きにさせるんだべ!!!》
(ひぃぃん♡ヒバリってば何それ♡独占欲?♡もーかわゆすぎかて♡)
ゴソゴソとヒバリもズボンを脱ぎだした。前掛けや肩当ても外して上は白のインナーだけになっている。
(はあ♡…………ふふ♡おちんぽからお汁出てる♡パンツに染みちゃってる♡)
ヒバリのグレーのボクサーパンツはテントを張って先っぽが黒く湿っている♡おちんぽ二本分のお汁でまるでお漏らししたみたいにぐちょぐちょだ♡それを見ながら薫子もブラウスを脱いでキャミとブラをたくし上げておっぱいをぷるんと丸出しにするとヒバリの呼吸が荒くなった。おちんぽもパンツの下でビクビクと動いている♡エロい♡
「……………ヒバリ♡乳首吸って♡吸い方わかる?赤ちゃんみたいにちゅうちゅうしてね?ほらここ♡」
興奮から既にぷっくりと立ち上がった乳首を指差すとヒバリはぎりぎりと歯を噛み鳴らしながらゆっくりと顔をおっぱいに近づけた。
《………っ♡はぁ♡ピンクの乳首だべ♡っ……♡ハァハァ♡むしゃぶりつきてえけんど、そんな事したら……嫌われちまう。……っ……クールに、クールにしねぇと…。っ♡はぁ♡ピンって立ってる♡美味そうだなぁ♡っ……♡いただきますだぁ♡》
そっと乳房を下から両手で持ち上げられる♡それからヒバリは薫子を睨みつけながらそっと片方の乳首に吸い付いた。
(っ……♡はぁ♡これヤバ♡めちゃくちゃエロい)
まるで王子様の様な見た目(下半身はパンイチだが)のヒバリが嫌そうにおっぱいに吸い付いている光景はなんだか妙な背徳感が有る。ギンっと睨みつけながらもヒバリの舌は乳首をベロベロ舐め回しているしヒバリのおちんぽも、ガチガチに勃起してビクビク動いている♡どう見ても薫子に興奮しているただの雄だ♡
(っ……♡これ心読まないのも、それはそれで興奮するなぁ♡はぁ♡ふふ、嫌そうな顔♡かわい♡前髪あげてるから綺麗な瞳もよく見える♡はぁ♡えっちな目……)
「んっ♡はぁ♡ヒバリ♡ちくび凄い♡気持ちぃよぉ♡ぁあん♡」
声を出すと更にれろれろと口の中でなめ回されて乳首がぐにゅぐにゅと舌に押し潰されて気持ちが良い♡ヒバリの舌だから余計に気持ちが良い♡こんなの絶対に他の女になんてさせたくない♡もうヒバリの舌もお口も薫子の物だ♡
「ぁあっ!!!!嘘ぉ♡もっ……イクゥ!!!!!!っ♡♡♡♡♡ヒバリぃ♡♡好きぃ♡♡あぁんっ!!♡♡♡」
乳首の刺激とヒバリがおっぱいに吸い付いている視覚的な刺激でビリビリと甘い快感が背中を走り背を弓なりに反らしてイッてしまった♡♡♡乳首だけでイくなんて初めてだ♡
(はぁはぁ……嘘……凄い♡私乳首だけでイッちゃった♡)
ヒバリは口を乳首から離してポカンとしている。間抜けな顔だ。だが本人はそれに気づかないで目の前でピクピク震える薫子に夢中のようだ♡
《…………カオル姫……。イったのか?……女の人は……乳首でもイクんだか?♡めちゃくちゃ可愛い声だったべ♡はぁはぁ♡そんなに気持ちよかったんだべ?♡オラの舌がそんなに良かったんだべぇ?♡♡♡はぁはぁ♡♡もっと♡♡もっとしてぇ♡♡♡もっとえろい声が聞きてえ♡》
(…………ふふ♡少し素が出てるのに、気づいて無い……。そんなに興奮してるんだ?♡)
ヒバリは顔を顰めるのも忘れて目の前でふるふると揺れるおっぱいを凝視している♡間抜けな顔だ♡だがそれが良い♡
「…………ヒバリ♡もっとして♡……めちゃくちゃにして♡ヒバリの好きなだけおっぱいいじめて♡」
そう告げるとヒバリは激しく乳首にむしゃぶりついて来た♡もう理性がぶっ飛んだ様で荒い呼吸で胸を激しく揉みながら乳首をベロベロ舐め回したり強く吸ったりと必死だ。
《っ♡カオルっ♡カオルっ♡んぁ♡乳首うめぇ♡カオルの胸柔けえ♡っ♡ずっとこうしてたいべ♡っ…ん♡はぁ♡やべぇ♡♡っ……ん♡んん♡》
乳首に必死に吸い付いて無意識におちんぽを薫子に擦りつけてくるその姿にまた背中をゾクゾクと快感が走り抜ける♡
「あっ♡あん♡ヒバリぃ♡乳首しゅごいよぉ♡んぁぁ♡そんなに吸ったら取れちゃうう♡」
ぢゅうぢゅうと強く乳首を吸って歯型がつくほど強く噛まれて目の前が白く弾ける♡
「きゃぁぁぁん♡っヒバリぃ♡駄目ぇ♡それ駄目ぇ♡」
「っ……はぁ……ん…………っ…」
《カオルっ♡カオルっ♡凄ええろい声だべ♡もっと聞きてえ♡♡んむ♡これが良いべか?♡凄えなぁ♡♡こんなに強くしても女の人は気持ちいいんだなぁ?》
ゴリゴリと歯で乳首を押し潰されて背中が反る。元勇者の薫子じゃなきゃ乳首がもげるっ!!!!だが童貞君のヒバリは加減がわからないのか死ぬ程強く胸を揉みしだいて乳首を取れそうな程強く吸ってゴリゴリと歯で押し潰す。薫子がそれに甘い声を出すから余計にだ。
(んぁぁ♡はぁ♡ふふ♡こんな事他の女にしたら絶対に嫌われるよ?♡でも、教えてあげない♡だってヒバリはもう私としかえっち出来ないんだもん♡ごめんね♡)
薫子は内心でほくそ笑む♡万が一他の女とヤる機会が有ったとしても、こんなえっちを教え込んでおけば最後までは出来ないだろうと、防御力最強チート万歳♡そう思っておまんこがきゅんきゅん締まる♡
(あは♡独占欲♡私も凄いから覚悟しとけよ♡ヒバリたん♡)
「んっ♡ヒバリぃ♡私もっ♡おちんぽ舐めたいよぉ♡蛇ざーめん飲ませて♡♡」
甘い声でおねだりするとヒバリはズルンとパンツを降ろして二本の蛇ちんぽをブルンと取り出した。ねとりと糸を引いていて美味しそうだ♡
ハァハァと荒い呼吸をあげながらもヒバリはギンっと睨みつけてくる。
《ちんこ♡カオル姫がちんこまた気持ち良くしてくれるんだべ♡はぁ♡嬉しい♡オラ……♡今日も凄え何度でも出来そうな気がするべ♡カオル姫になら何回だって勃っちまう♡………凄え♡……はぁ♡》
ヒバリ大正解である♡何度でも回復魔法を使うので我が推しは絶倫なのである♡ヒバリが嬉しそうだから、これも墓場まで持って行く。
「………舐めたいなら。好きにしてくれ。………貴女のしたい様にすれば……良い」
悔しそうにそう言いながらも顔におちんぽを近づけてくるヒバリ♡大分素直になって来たようだ♡快楽堕ちヒバリ君にまた一歩近づいた♡
「うん♡ヒバリのおちんぽ沢山食べさせてね♡いっぱい気持ちよくするね♡」
二本の元気なおちんぽにちゅっちゅっとキスをするとおちんぽはぶるぶる揺れてありがとうってお礼を言っているようだ♡可愛いし絶対に美味しい♡
「いただきます♡沢山出してね♡」
そう告げておちんぽ1号と2号を両方お口に含むと口の中が推しおちんぽでいっぱいになる♡最高だ♡青臭い精の匂いとしょっぱい先走りの味が広がりそれだけでアヘ顔になりそうだ♡あへぇ♡
すぐにどびゅどびゅと口の中に精液が勢い良く噴き出す♡それをしっかりと最後まで吸い出すように口を窄めてバキュームするとヒバリは唸り声をあげて腰をカクカクと揺らしている♡その姿は間抜けで凄くエッチだ♡
《うぐぁぁ♡凄え♡オラのちんこ二本も口に咥えて……っは♡凄え顔だべ♡可愛い顔が少しひでえ♡……んでもエロくて可愛いなぁ♡どんな顔でもカオル姫は凄え可愛い♡んぁ…オラの精液凄え美味そうに飲んでるっ♡んぁ♡はぁ♡凄え♡全部搾り取られちまう♡んぁ♡また出るっ♡♡♡そんなにオラの精液が好きなんけぇ?はぁ♡えろっ♡っ……♡》
「ぐっ………………。でる……っ」
「んむ♡じゅるっ………♡じゅっ……♡ん♡…………あむっ♡」
ゴクゴク。
びゅルルと噴き出す蛇ざーめんをごくごくと飲み込んでおちんぽから一旦口を離す。とろりと唾液と精液が混ざった糸が引いた。それもぺろりと舐めとってからうっとりとしてヒバリを見上げるとヒバリは口の端を片方だけあげて悪い笑みを浮かべていた。それからガシリと頭を掴まれた。
「…………………そんなに…。俺の……精液が美味いか?……なら沢山……飲め。………毎日飲ませてやる。……だから、他の奴を指名するな。………わかったか?」
《…………カオル姫。オラ絶対にこんなの他の男になんてしないでほしいだよ……。オラだけにして欲しい……。オラを好きになって欲しい。…………カオル姫は…クールな男が好きなんだよなぁ?なら……。これで……どうだべ?……ぅ、流石に……怒るべか?………うぅ…クールってなんだべ?……》
(はわわ………………なにこれ。)
思わず薫子は顔が真っ赤に染まる。まさかの展開である。推しが快楽堕ちじゃなくて闇堕ちしたのである(誤解)
(んぁぁぁぁぁ♡なにこれぇ♡ヒバリたん!!!!!それは卑怯じゃないっ?!何なのっ?!私を殺す気なのっ?!)
どうやらヒバリは薫子に好かれようと斜め上の頑張りを披露してくれたようだ♡ありがとう♡神♡ありがとう推し♡
クールの意味を大分履き違えているが萌えたので良しとする。
(推しの可能性は無限大ぃぃぃぃぃ!!!!!!)
「…………………ヒバリ……しゅき♡」
そう呟いて今日は薫子が気絶した。流石に我が推し♡元勇者を精神攻撃で倒すとは。強気な推しもしゅごいよぉ♡
▶▶▶▶▶▶
「ヒバリ♡大好き♡しゅきしゅき♡」
目が覚めてから薫子はヒバリにべったりだ♡頑張ってくれた事が嬉しいし普通にしゅき♡
《…………やっただ!!!!やっぱりカオル姫はクールな男が好きなんだべ!!めちゃくちゃ可愛いだよぉ♡頑張って良かっただ♡これで少しはオラを好きになってくれたけ?♡》
ソファーに座ってぎゅうぎゅう抱きつくとヒバリはプイッとそっぽを向いているがその手は薫子の腰に回っている。
(あああああ♡ヒバリ最高♡)
少しは慣れて来たのも有るだろうがヒバリは独占欲を薫子に向けてくれている。他の男に取られないようにと必死で頑張ってくれている♡健気♡
「ヒバリ♡お腹空いた?晩御飯食べに行こう?♡………今度はキスは控えるし、ローブも着ていくよ。ヒバリも着る?」
告げるとヒバリはチラリと薫子を見てからコクリと頷く。だがお願いしていないのにちゅっとヒバリからキスをしてくれた。
(ほぁぁぁぁっ!!!!!!!)
「…………ふ。」
ニヤリと笑われて薫子は死んだ。
《…………うぅ。やっぱり自分からするのは恥ずかしぃべ……。んでもカオル姫……嬉しそうだべ♡してよかっただ♡》
薫子は2度死んだ。
(くっ…………。我が推しはやっぱり最高だった♡あひぃ♡………………)
▶▶▶▶▶▶
お店を出て適当に何処か食堂にでも入ろうかとブラブラとしているとアレンがガラの悪そうな男達に囲まれているのが目に入って来た。周囲の人達はそれを心配そうにチラチラ見ているが誰も助けには入らない。薫子とヒバリの足も止まる。
(…………何?チンピラに絡まれてるってわけでもないよね?)
じっと眺めているとアレンと男達は路地裏に消えて行った。それを見届けて薫子は、はあとため息を吐いた。
(…………………あーあ。最悪。読んじゃったら行くしかないじゃん。)
思わずアレンの心の声を読んでしまった。アレンの事情を知ってしまった。何故昼間に絡んで来たのかもその理由も詳しくわかってしまって薫子はアレンを放っておくと言う選択肢は無くなってしまった。それにヒバリも心配そうだ。
《……………なんだべ?あの人昼間の………。なんだか怖そうな人達に連れて行かれてしまったべなぁ………。大丈夫だべか?………オラ心配だぁ……》
ヒバリは顔を顰めてそわそわとしている。やっぱり我が推しは優しい。
(仕方無いなぁ。……………今だけ勇者に戻るか…………。それに私今は機嫌がいいんだよね♡)
「……………ヒバリ早く行こうよ」
「………………わかった」
ニコリとそう告げてヒバリと薫子は歩いて行く。それを薫子は見送った。
そう自分自身とヒバリが去って行くのを見送ったのだ
(うっし。初めて使ってみたけど意外と上手く行ったなぁ。……さくっと終わらせて早く戻ろ)
スキル『分身』である。目にも止まらぬ速さで分身体を作ってそれと上手く入れ替わることが出来た。ヒバリと歩いて行った方とも意識の共有が出来るので何も問題は無い。それからハッとする。
(あれ?これ使えばヒバリと擬似3Pが出来るんじゃ?いや無限P?)
元勇者の可能性も無限大ぃぃぃぃぃ☆
とふざけながら薫子はアレン達が消えて行った路地裏に向かった。
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