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5話 元勇者は普通の女の子になる
しおりを挟む「……ヒバリ♡すきぃ♡大好き♡」
ソファーに並んで座ってヒバリにぎゅっと抱きつく。おっぱいをわざと腕にむぎゅりと押し付けるとヒバリはムッとした顔で大人しい。薫子にされるがままだ。
《ああ…………カオル姫………オラ……まだ信じらんねぇだよ。…………可愛いなぁ……、おっぱい柔けえ♡っ…駄目だ駄目だ………。ニヤけちまったら嫌われる………むんっ!!!》
相変わらず我が推しは可愛い♡嫌われない様にと眉間に皺を寄せている♡
(ふふ♡私じゃなかったらそれ絶対に嫌われるよ?うふふ♡かわゆ♡……もっかい襲いたいけど、焦らず行こう。それに、これ読みたいし………)
ギンっと目つき悪く壁を眺めるヒバリにクスクスと笑いながら薫子は手元のメニュー本を開く。黒い硬い表紙で中もそんなにページは無い。薄い。
(……………オプション。どれどれ…………おっ意外にも色々と有るなぁ)
単語が並びその横には値段。なるほど。風俗のオプションとそう変わりはない。
(ふーん。………デートなんてのも有るんだ?へえ別料金になるのか……そりゃそうか)
メニューの中には男娼との外でのデートと言う記載が有る。デートは日本円で一時間5000円と書いてある。おいなんでだ。推しのセックス込み2時間と同じ値段だぞ。ふざけんな。
(………………デートオプションだけじゃ性行為もキスも無しって書いてあるし………あ、これ単体でも頼めるんだ?へー。)
どうやら、元の世界で言うレンタルホスト。又はレンタル彼氏の様な物もある様だ。その場合指名料金が別途必要で男娼のランクに寄りそれは変わるようだ。性行為無しのデート代は一律一時間5000円。デートに掛かる飲食代や交通費などの費用も当たり前だがこちら持ちの様だ。
(………本当にヒバリって……指名取れなかったんだね。まああれじゃあね。………行為無し一時間デートと同じ値段って…………とほほ)
薫子的にはヒバリが指名取れていなくて本当に良かったと思うがそれにしても扱いが酷すぎる。食事は数日に一度。値段は最安値の5000円。しかも市場に売られる寸前。記憶を覗くとトイレ掃除までやらされてた様だし。まあそれは仕方ない。働かざる者食うべからずだ。それにしたって殆ど食事も抜かれていた訳だから腹は立つけど。
(…………………それに……服もよれよれだし髪も……ボサボサ…。これはこれで私は好きだけど、これじゃ顔も良く見えないし………イケメンなのに……勿体無い。)
じっと見つめるとヒバリはギンっと睨みつけて来て、なんだ?と不機嫌そうだ。
「…………………ふん」
プイッと横を向いてしまった。可愛い♡
《っ………あ、あんなすけべな事しちまったし………オラ…恥ずかしいだよぉ…。………それにどう接したら良いかわかんねぇし。………クール……。クールな男が良いんだべか?………っ………。なんでそんなに、じっと見るんだべ…………?………嬉しいけんど、オ、オラ……困るだよぉ………はぁ………。カオル姫いい匂いだなぁ……♡胸が柔けえ♡………き、今日はもうすけべな事はしねぇのか?…………んでも、また気絶しちまうかもしれねぇ…………。何があったんだべ?なんかすげぇ……衝撃的な事が有った……様な………、こう嫌な感じじゃなくて……。んん???》
ヒバリはおまんこを見て気絶した前後の記憶が曖昧なようだ。余りのショックで吹っ飛んだのだ。私のおまんこどんだけー!!!!いや、違う、おまんこのせいじゃない!!!ヒバリがヘタレの童貞君だからだ。きっとそうだ。そうだと言ってよ………。
こんな調子では無理に迫ってもいつまでも最後までは出来無い。無理に最後までしてトラウマになっても困るし。インポになったらまじで泣く。咽び泣く。それでも好きだが。なので徐々に慣らしていくことにする。とりあえずはフェラは大丈夫そうなのでまた様子を見て舐めさせてもらおう♡気持ちいい事を体にたっぷりと覚えさせて快楽堕ちヒバリ君にするのだっ♡そんな事を思いながらメニュー表に視線を戻す。
(…………………デートかあ。良いかも♡)
推しとデート♡最高だ♡それにお出掛けするならヒバリに服や物を沢山買ってあげるのも良いかもしれない。折角イケメンなのに今はヨレヨレの服にボサボサの髪。これでは勿体無い。勿論今の姿も好きだが推しの色んな格好が見たい♡それに貢ぎたい♡
(ヒバリって背も高いし細身だし絶対に色んな服が似合うよね♡モデルさんみたいだもん♡髪は長いのが好きだから切るのは無しだな。……前髪のヘアセットくらいなら良いかも知れないなぁ♡お金なら沢山有るし♡明日はデートするのも良いかもなぁ♡)
一人で想像してニコニコと笑っているとヒバリはムッとした顔でこちらを睨みつけている。
「…………………何がおかしい?」
《ひぃ……………。なして笑ってるのかも、ちゃんと聞けねぇ………。また冷たくしちまっただよぉ。んでも、……カオル姫は怒んねえもんな?……だよな?…》
「………ふふ。あのね、明日デートしない?オプションメニューに有るから。これ頼んでみたいし私ヒバリとデートしたい」
ニコリと告げるとヒバリはチラリとメニューを見てから溜め息を吐く。
《良かったやっぱり怒ってねぇ…。ふう……………………デート?カオル姫がしてえならオラは何でも良いべなぁ。一緒に居られるなら何でも良いべ………。あ、返事しねえと……ク、クールに?クールに答えるべ……》
「…………何でも良い。………好きにしてくれ。貴女がオプションを頼むなら……。こちらに拒否権は無い…………。くっ………」
めちゃくちゃ悔しそうに顔を顰められた。
《あぁぁぁぁ!!!!またやっちまったべ!!!!何で普通に…話せねえだ!!!これじゃクールじゃなくて嫌な奴だべっ!!!!!んぐぅぅぅぅ!!!》
かわゆ♡何やら勘違いも相まってより一層上手くお話が出来無い様だ。でも可愛いから良し♡
「そっか♡それじゃあ明日はデートだね♡嬉しいなぁ♡ヒバリ……。沢山服買ってあげるね。私お金持ちだから安心してね」
ニコリと笑いかけるとヒバリは複雑そうな顔だ。それは内心とも一致していた。
《…………………物なんて要らねえから、ずっと此処に居てくれねえかな?……一ヶ月だけなんて…………嫌だ。…………んでも、男娼がそんな事言える訳ねえ。それにオラは…………本当はこんな駄目な奴だべっ………。カオル姫が気に入ったのは……クールで寡黙なオラだべなぁ……。なら………そう振る舞ったら……ずっと側に居てくれるんけ?カオル姫に………本当に好かれてぇなぁ…………。セックスも……ちゃんと……してえ……うぅ………。もっと本とかで勉強しとけば……良かっただ………》
(ほぁぁぁぁ!!!!!!!!推しが可愛すぎて辛いっ!!!!!!!セックスしたいの?!じゃあやっぱり今する?!襲っちゃうか?!)
思わず薫子がルパンダイブしそうになった時
コンコンと部屋の扉が鳴った。ノックだ。店員だったら殺す。
▶▶▶▶▶▶
「あらぁん?お邪魔だったかしらん♡お部屋の準備が出来たわよぉん♡」
オーナーだった。生きろ
「あ、移動ですよね?……ヒバリ行ける?あのねお部屋移動出来るんだってさ。ほら二人で暮らすから」
ニコニコと告げるとヒバリはコクリと小さく頷く。
《……………オーナー。怖いべ。……部屋移動?……………二人で暮らす……。新婚さんみたいだべなぁ……♡》
「ちょっと、ヒバリちゃん?お客様にお礼を言いなさいよぉん?……前から言ってるけどねぇんもう少し態度を……」
オーナーは少し眉を寄せてお説教モードだが薫子はそれを手で制す。
「良いんですよ。お礼なんて無くてもヒバリと一緒に居れたらそれで幸せですから♡だから怒らないでください。私はこのままのヒバリが大好きなんですから♡ね?ヒバリ♡ほら行こうよ♡ふふ」
ぎゅっと腕に抱きつくとヒバリはギンっと睨んで来る。それを見たオーナーはまた眉を寄せたが今度は何も言わないで、小さくため息を吐いた。
「…………………お客様がそれで良いなら、こちらは口出ししないわぁん♡それじゃあお部屋に案内するわねぇん♡」
クネクネと歩くオーナーの背を追う。ヒバリと二人でその逞しい背中を眺めた。
《…………なしてクネクネと動くんだべ?無駄な動きだべよ……怖いべ》
同感である。
案内されたのは2階の部屋だった。めちゃくちゃ豪華なホテルの一室みたいだ。天井にはシャンデリア。床には赤いふかふかのカーペットにピッカピカの家具。そして大きな天蓋付きベッド。花も飾られて居てお風呂場もキチンとしたシャワーとバスタブが有る。前の部屋とは大違いだ。
「…………………すげぇ」
ポカンと口を開けてポツリとヒバリは呟いてからハッとして不機嫌そうな顔になった。
《っ…………やべぇ。間抜けな顔になっちまう……………っ…………にしても部屋すげえなぁ…………。》
「………はぁ。……それじゃあ私はこれで失礼しますねぇん♡どうぞごゆっくりお楽しみくださいね♡」
オーナーはヒバリに何か言いたげな視線を向けて部屋を後にした。
またヒバリと二人っきりだ♡今度は広い豪華なお部屋だ♡被っていた帽子を脱いでからキョロキョロと部屋を見渡す。此処なら我が推しにピッタリの完璧なお部屋だ♡
「うわぁ♡すごく綺麗なお部屋だよー♡………ふふベッドも広いね!!!」
ボフンとベッドに飛び込むとふかふかだ♡枕もちゃんと有る。良し!!!
「こっちおいでよ?」
手招きするとヒバリは渋々とこちらへやって来た。
《…………べッ……ベッド……今度こそセックスするんだべか?んでも………まだ心の準備が………………っ…んでも……また…おっぱい見れるべか?……………っ………♡》
「…………………ふん。」
嫌そうに顔をしかめて距離を取って座られて薫子はクスクスと笑う。
(ふふ♡気絶するくせにえっちな蛇さんだなぁ♡…………大丈夫。焦らないで良いからね……ふふ)
本心を知っていると本当に可愛く見える。それにヒバリはおっぱいが好きな様だ。ギンっと睨みつけながらも視線は胸に向いている。
「ヒバリ……。こっち来て……♡ぎゅってさせて?お願い♡」
《……………ぎゅっ?なんだべか?》
ムスッとした顔で近づいてくるヒバリの頭をぎゅっと胸に押し付けて抱きしめる。
《っ……おっぱい!!!……柔けえ♡……しかもめちゃくちゃいい匂いだなぁ♡》
「………………今日は疲れたでしょ?少しこのまま寝転ぼうよ。ちょっと寝てから……晩ご飯食べて……。また寝よ?………明日はデートだよ♡疲れは取らないとね。」
頭を抱きしめたままゴロンと横になるとヒバリは大人しく顔を胸に埋めている。
無抵抗だ♡
「……………………好きにしてくれ。」
《…………はぁ♡カオル姫ぇ♡なして?なしてそんなに……優しくて可愛いんだべかぁ?…………………ん………好きだ。好きだべ………。オラ………好きだぁ♡……例え……一ヶ月だけの……お姫様の気紛れでも……オラ幸せだぁ……。カオル姫ぇ……♡》
「……………ヒバリ♡好きだよ♡」
告げてからちゅっと頭にキスをするとヒバリはピクリと少し動いたがそのまま静かになった。
《…………………いい匂いだなぁ……♡ん………オラ………眠いべ………ん、…………………。…………眠りたくねぇなぁ……今度は夢かもしんねぇ…………。だども。ある意味……夢だなぁ……一ヶ月だけの……夢だ………幸せな……ゆめだ………。…………………。…》
すぅすうと胸元から聞こえる寝息に薫子は胸が暖かくなる。
(…………………ごめんねヒバリ。一ヶ月だけなんかじゃなくてこれから一生ずっと離してあげられないから………。だからごめんね。その代わり幸せに…するからね………)
クンクンとヒバリの頭の匂いを嗅いでいると薫子にも眠気が訪れる。ゆっくり目を閉じて。この世界に来て良かったなぁと心から思った。
▶▶▶▶▶▶
少しヒバリと仮眠を取った後食事をしてそれから今ヒバリはお風呂中だ。一緒に入りたかったが今回は一旦お預けで薫子は今の内に明日のメニューの支払いの為に受け付けに来ていた。この店は24時間営業のようだ。
「オプションのデートですね?それでは、お時間どうされますか?」
あのクソ店員とはまた違う眼鏡の店員だった。2交代のようだ。だが話は通っているようですんなりと話は進む。
「これで。」
ドンッ!!!!と金貨たっぷりの袋をカウンターに叩きつけると店員は顔を引き攣らせている。
「……………なら一ヶ月は好きなだけ出入り自由ですね。……………あ、一応説明しておきますが、この街からは出られませんよ。……あの男娼は借金奴隷なので、逃げられない様に契約を交わしておりますので。街から出ればかなり苦しみますし一定の距離を離れたら心臓が潰れます。くれぐれもお気をつけくださいね?後は一応外出の際はこちらの指輪をお二人に着けて貰います。………こちらから位置がわかる様になってます……。一度着けたら此処に戻って来ないと外せません。」
チートで確認してみたらどうやら本当だった。オーナーとヒバリの間で奴隷契約が結ばれている。店員がチラリと見せて来た指輪も追跡の魔法が掛かっていた。
(…………………私なら無理やりどっちも解除できちゃうけど……それはズルだし。どうせ一ヶ月後には借金を全部返せるだろうし……。そうなればヒバリは自由だ。……そしたら逆プロポーズからのハネムーンだ♡ど田舎の村で孕まセックスだ♡人口増やすぞっ♡)
ヒバリの記憶を覗いた限りは薫子が支払った金額で十分返し終える筈だ。もし足らなくてもそれは薫子が払う。だから何も問題は無いのだ。それにヒバリの妹の病気もチートでなら治せる。そうなれば今後薬も要らない。
(ふふふ完璧な計画だよね♡)
この一ヶ月の間のどこかでこっそりとヒバリの村に忍び込んで妹の体を治す予定だ。ヒバリ達には内緒でする。
(………………元勇者だってバレたくないし。結婚後はヒバリの村で静かに暮らせれば良いなぁ。………ふふふ♡)
そんな風に思う。ヒバリも薫子が元勇者だと知らなかったのだ。ならきっと村の誰も知らないはずだ。それに認識阻害の魔法も使う。
(…………………使わないでおこうとは思ってたけど……。でも、もう良い。ヒバリに出会えたもん)
実際何度か認識阻害の魔法を使い容姿を変えて元勇者の薫子とは別人になって、友達や恋人を作ろうとした事も有るがすぐにやめた。虚しいだけだった。本当の自分を受け入れてもらえないのは辛い。一日限りのセックスだって嘘の自分でしたくなかった。だからヒバリが元勇者の薫子を知らなくて本当に嬉しかった。
あの時の薫子には全部嘘の自分か元勇者としての自分しか無かった。だけど今は違う。ただの薫子をヒバリだけは知ってくれている。だから他の誰からも、別人として扱われても苦しくも虚しくも無い。
(私っ♡普通の女の子に戻ります♡)
スタスタ階段を上がって部屋に入ろうとするとガチャリと隣の部屋の扉が開いた。金髪キラキラの青年と女性が出てくる。他の客だ。まさかのご対面である。だが薫子はヴェールを着けているし女性も仮面を着けている。だから青年は落ち着いたようにペコリと頭を下げてスッと女性をエスコートして階段を降りて行った。多分彼がこの店のナンバー1だ。
(ほえー。なるほどイケメンだわ。しかも落ち着いてるし…………。ふぅん。確かにあれは人気だろうね。………………でも………ヒバリの方がカッコイイなぁ♡ふふ)
クスリと笑って部屋に入るとお風呂から上がったヒバリがほんのりと濡れた髪でベッドに座っている。
(やっぱり………ヒバリの方が格好いい♡)
▶▶▶▶▶▶
「……………顔を隠さないのか?」
ムッとした顔のヒバリはそう言う。
昼前にお出掛けの準備を終えてさあ出掛けるぞとドアノブに手を掛ける薫子はベールもローブも被っていない。
「………………うん。もう必要ないし、顔を隠さないでヒバリとデートしたいもん。」
告げるとヒバリはぷいっと顔を背けているが内心は喜んでいるので薫子はクスクスと笑う
今の薫子は認識阻害の魔法を自身に掛けていた。ヒバリ以外からは金髪の地味な少女に見える事だろう。体型は変えていないが顔と髪を少し弄ったのでこれでもう周囲からは元勇者とはバレない。どんな優秀な魔法使いだって見抜けない。これでもう、薫子は普通のちょっとお金持ちで胸のデカイだけのえっちな女の子だ☆やったね♡
「………………ヒバリ。……ヒバリ、ちゅうしようよ?お出かけ前のちゅう……」
おねだりするとヒバリは嫌そうにちゅっとしてくれる。昨日お休み前のキスを沢山ねだったので軽いキスなら頼めば自分からしてくれるようになった。顔は凄い嫌そうな表情だが、ニヤけるのを堪えているだけだ。かわゆ♡犯すぞ♡
建物の外に出る。なんだか世界が輝いて見えて薫子はクスクスと笑う。なんだか凄く楽しい。クスクスと笑っているとヒバリはギンっと睨みつけてくる
《……………笑ってて今日も可愛いべなぁ♡明るい所で見たら余計に可愛い……。やっぱりどこかの国のお姫様だべ?………こんなかわいいカオル姫とデート。………オラ幸せだぁ………♡それも顔を隠さねぇで……♡普通の恋人みたいだべなぁ…………………。うっ……久々の外は眩しいなぁ………》
目を細めるヒバリは更に顔が嫌そうに見える。それにまたクスクスと笑ってしまう。
「ヒバリ、じゃあ行こうか♡デートだよ♡………………嬉しい」
告げて手を握ると顔は険しいが優しく握り返してくれる。二人の指にはお揃いの指輪。追跡の魔法道具だ。見る人が見れば男娼と客だとはわかるだろうけどパッと見は二人はきっと恋人に見える……筈だ。ヒバリはめちゃくちゃ嫌そうな顔だけど。
「………………ふふ♡今日はいっぱい楽しもうね。大好きだよヒバリ」
そう告げると返事は返って来ないがぎゅっと手を強く握られた。それだけで心を読まなくても十分気持ちは伝わってくる♡
(……………………ヒバリと初デートだ。
…………ふふ。嬉しいなぁ)
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