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109話 大型犬☆ ※挿絵有り
しおりを挟むロアン・ルルーム
犬人族の青年。(28)
親がアーノルドの元々の知り合い。
シュエルの世話をする為に雇われた使用人だった。身長は187cm
▷▷▷▷▷▷
「本当に申し訳ございませんです!!!!」
ロアンはシュエルに土下座している。しかし、股間がもっこりしているのでイマイチ締まらない。頬も赤味を帯びているし鼻息も荒い。シュエルは、めちゃくちゃ嫌そうな顔をしている。初めて見る表情である。
(うわぁ。なんかこの光景、犬と女王様って感じ……………)
ドン引きでそれを眺めて、ハルミの膝で毛を逆立てる紅葉をよしよしと撫でる。
「…………………ハルミ。……犬とするのか?……………ちっ………臭い、犬臭い」
紅葉は鼻をクンクンしてから舌打ちした。鼻を押さえて眉を寄せている。
(犬と猫だから相性悪いのかな?でも、前は何度か会ってたのに……。まあ、ロアンさんってシュエルさんに睡眠薬飲ませてオナニーしてたしね………。普通に嫌いになるか………)
「…………ごめんね。紅葉君。でも精液摂取もしないといけないし、今日はロアンさんがするって、アーノルドさんから許可取れてるんだって。………ごめんね、紅葉君。明日は紅葉君にお願いするからね♡精液摂取以外でも、おっぱいもおまんこも沢山させてあげるからね♡いっぱいしようね?」
よしよしと撫でると紅葉は股間を押さえて丸まった。やはり猫ちゃんだ。
「………………はあ♡はあ♡はあ♡」
何故かロアンの鼻息が荒くなる。解せぬ。
「………………気持ち悪い」
シュエルがボソッと呟いた。初めて聞く低い声である。
「……………………申し訳ございませんですっ!!!申し訳ございませんです!!!!!」
ロアンはまた頭を床に叩きつけている。
(はあ………。なんかしんみりしてたのが……馬鹿みたい。…………まあ逆に良かったのかな?…………あーあ、ロアンさん流血してるんだけど………)
額が切れたのに、ハァハァして土下座を続けるロアンに、シュエルもハルミもドン引きである。ロアンはパッと見は優しそうな大きな垂れ目の可愛いお兄さん系だ。シュエルの世話をしていたくらいなので背も高く、がっしりしている。
だけどほわほわした雰囲気の人だと思っていたのに……。まさかこんな変態だとは思わなかった。
(……………おしっこシーツ、捨ててほしいなぁ)
大事に取っていると言われて、正直やめてくれと思った。流石のハルミでも恥ずかしい。
「…………使用人様……。この間の件は許します。警察沙汰にもしないと…御主人様ともお話は付いております。貴方様にはお世話になりましたから。………ですが今後は貴方様のお世話は拒否します。……………よろしいでしょうか、ハルミ様?」
シュエルはおずおずとハルミに尋ねてくる。流石にハルミは頷く。
「勿論ですよ。………睡眠薬飲ませてくる相手にお世話して貰うのなんて怖いですよね………。アーノルドさんには、私からもお願いしておきますから………。あの、ロアンさん自身はお仕事はどうしたいんですか?」
尋ねるとロアンはしゅんとして答える。
「………………一応、アーノルド様からも同じ様なお話をされましたです。………僕は雑用や庭や屋敷の事を、これからは自宅からの通いでさせて頂きますです。……夜は帰りますのでご安心くださいです。………給料も減らされましたです。……はぁ………」
ロアンはめちゃくちゃ悲しそうな顔で小首を傾げて言ってくる。捨てられた犬のようだ。だが仏心は出さない。流石に夜に声を盗み聞きされてオナニーされるのは嫌だし、シュエルに睡眠薬を飲ませた事は今回は許すが、やはりモヤモヤする。約束したのでエッチは一度だけするけど、それ以上は多分無い筈だ。………多分。
(………………ロアンさんは、そんなに魔力多く無いみたいだし。今日もすぐ終わるかな………)
ロアンの魔力はそれ程多くないそうなので、ベルやシュエルみたいに何発も出すのは無理だ。多くても2回でヘロヘロになるだろう。
(さくっと終わらせようかな………)
うるうるとこちらを見つめるロアンを見て苦笑する。股間はテントを張ってるし目が雄の目だ。もう下心を隠す気は無い様だ。
▷▷▷▷▷▷
空き部屋にロアンと二人きりになり、ハルミは少し緊張する。ベッドに並んで座っているがロアンは股間を漲らせてハァハァと息を荒くして、じっと見つめてくるだけだ。
(う……目が怖いんだけど……………)
見られるのでじっと見返す。ロアンは耳の毛と髪の毛の色が違う。不思議だ。なのに眉毛は耳の色だ。赤茶の髪の毛に金色の獣耳。
「…………ロアンさん、髪の毛、地毛ですか?」
「っ…………いいえ。ハァハァ♡染めておりますです……。僕……冒険者の兄が居まして…。容姿がそっくりなので………。色々と間違われる事が多くて染めましたです」
「…………双子とかですか?冒険者………」
(……………へー。染めたりとか有るんだ)
髪の毛の謎が解けてそれから感心する。この世界は髪を染めたりも出来るんだなぁ。やっぱり魔法かな?なんて思う。
「…………結構有名な……冒険者です。だから僕……間違われて……追っかけられたりとか一時期、酷かったのです」
ロアンは少し嫌そうな顔をする。よっぽど嫌だったようだ。
「…………へー?冒険者に有名とか有るんですね?………冒険者かあ……凄く強いとかですか?……ロアンさんにそっくりなら、女の子からモテモテでしょうね……」
小説とかで良く有る有名なパーティーとか強い英雄とかそんな感じかな?と想像しているとロアンは、はあと溜め息を吐いた。
「……………そうですね、弱くは無いです。ただ、良い意味でも悪い意味でも有名と言うか……。僕が追われたのも兄に恨みを持ってる人達からですし……………はあ。それに………僕は全然モテませんですし………兄も、モテませんです。はあ」
そう言うロアンに謙虚だなぁと思う。どう見てもイケメンだしモテる筈だ。それから嗚呼と思い直す。この世界は、女の人からのアプローチは無いから、モテているのか自覚はし難いのかなと。
(………………でも、告白したら誰でもオッケー出しそうだけど。勿体無い世界だなぁ。………………アーノルドさんだって、絶対にモテてるのに気づいてないだけだよ………)
ついつい思考が脱線してしまう。
(っと、いけないいけない今はロアンさんと……、にしても目が大きいなぁ)
じっとこちらを見るロアンの目は大きい。黒いうるうるとした瞳だ。
「………お嬢様……僕もう……我慢できないです。……はぁはぁ♡……裸を見たいです♡」
(………………仕方ないか)
ハァハァ興奮するロアンを見ていると少しだけハルミも興奮してくる。今日はまだ精液を飲んでいない。やはり一日に一度は飲まないと駄目なようだ。
(……………毎日誰かから、貰わないといけないのかな。これから一生…………)
考えると少しだけうんざりとするが、生きる為だ仕方がない。それに夫が二人も出来るし、グレンは魔力が多い。結婚したら今みたいに、不特定多数とする事は無いだろう。こうして色んな人とするのも今だけだ。
「ロアンさん、それじゃ、私先にシャワー浴びてきますね?………裸で戻って来ますから、少しだけ待っててください」
告げるとロアンは首を横に激しく振る。
「シャワーなんて結構でございますです!!!!僕は今のお嬢様の匂いを嗅ぎながらセックスしたいです!!!!凄くいい匂いがしますです♡メスの匂い♡………お嬢様の大事な所から香ってきますですよ?……はあ、夢にまで見たお嬢様とのセックス♡ハァハァ♡」
ロアンはうっとりとして、鼻をクンクンと鳴らしている。犬だから嗅覚が良いようだ。確かに、すでにおまんこは濡れ始めて愛液がショーツに染みている。
「…………わかりました。それじゃ脱ぎますね♡」
目をキラキラと輝かせるロアンを見てクスリと笑う。
(…………………凄く楽しみにしててくれたのかな?それなら楽しんで貰わないとなぁ……。仕事も…頑張ってくれてたし声を聞かせちゃったのは、こっちの落ち度だもんなぁ…………よし……私も楽しもう。……精液も貰えるしね。Win-Winだ♡)
来ていた服を脱いでる最中もロアンは、じっと大きな瞳を向けてくる。少し恥ずかしい。
「ロアンさんも脱いでくださいね?」
「は、はい!!!わかりましたです♡」
ロアンは勢い良くお返事すると執事服をいそいそと脱ぎだした。いい身体だ。
▷▷▷▷▷▷
「……………っ……これがお嬢様の裸♡娼婦よりも胸が大きい………♡」
産まれたままの姿を見せると、ロアンはおちんぽをびんびんにして興奮して息を荒くしていた。視線はハルミのぷるんとしたおっぱいに釘付けだ。
(……………ロアンさん、筋肉すごっ……着痩せするタイプ?)
ロアンの身体は筋肉バキバキで、おちんぽは黒っぽい。大きくは無いが少し太くて長い。だけど先っぽだけ赤い。めちゃくちゃ赤い。
「……………ロアンさんは凄い身体ですね♡筋肉凄い♡……………おっぱい舐めてみますか?」
尋ねてからハッとする。ロアンはこっちのセックスしか知らないんじゃ?と思う。
「………………おっぱいを舐めても良いんですか?ハァハァ♡」
舌を出してハァハァするその姿は大型犬みたいで、ハルミはクスリと笑う。多分これなら全然ハルミの世界のセックスも大丈夫そうだ。
「…………良いですよ♡楽しみにしててくれたんですよね?……今日は沢山ロアンさんの好きな事しても良いんですよ?…………、どんな事を想像してオナニーしてたんですか?」
クスクスと笑って、おっぱいをふにふにと自分で揉んで見せれば、ロアンは瞳をギラギラとさせて、それを見ながら自分でおちんぽを触り始めた。
「っ……声を聞いて……僕は……………ハァハァ♡僕も……♡お嬢様を鳴かせたいと…思いましたです♡ん……♡っ……お嬢様の…あ、アソコを舐めたりも……アーノルド様はしていらしたんですよね?、ハァハァ♡僕もっ………僕も。お嬢様のアソコ…舐めたいです♡おっぱいも舐めたいです♡………おしっこも………直接飲みたい…………飲ませてくださいです♡っ……♡はあ♡っ……ん♡」
すでに先走りでぬるぬるのおちんぽは、ロアンが自分で擦るたびにぬちょぬちょといやらしい音が鳴る。ハルミは苦笑してから、そっとロアンに近づいてその手を掴んだ。
「……………自分でしちゃったら私の中でおちんぽみるく出せませんよ?………………ほら、おっぱいも舐めてくださいね」
ニコリと微笑みかけると、ガバリとベッドに押し倒された。
「嗚呼♡お嬢様っ♡ハァハァ♡お嬢様っ♡♡おっぱい頂きますです!!!!!♡♡」
そう言うとロアンはハルミのおっぱいにかぶりついた。両手で激しく揉みしだいて、乳首を交互にれろれろ舐め回している♡
(んっ♡激しい♡……っ凄い…♡)
まるで本当の犬の様に、ロアンは立ち上がった乳首をベロベロと舐め回して時折胸全部をバクリと口に含んで、あむあむと食んでいる♡
「んぁ♡あん♡っ……ロアンさんっ♡あっ♡おっぱい気持ち良いよぉ♡んっ……♡」
声を出すとロアンの耳がピクリと動いて、おちんぽをお腹にスリスリと擦りつけられる♡ぬちぬちと音が響いて、それにも感じてしまう♡
「あっ♡ぁっ………♡ひぃん♡」
「ああ♡お嬢様♡その声を聞きたかったです!!!僕は!!!ああ♡僕がお嬢様を………鳴かせていますです♡っ……!!!!ぅ……」
興奮した様に言った後、ロアンはピタリと止まって何故か離れた。そして先程脱いだ服の辺りで、ゴソゴソしている。
「…………?どうしました?」
ムクリと起き上がって声をかけると、ロアンは何かを取り出して、そしておちんぽに付けた。貞操帯だ。
(……………え?)
ハルミがポカンとしていると、ロアンはめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔を向けて来た。
「…………すぐに出てしまいそうだったので!!!!ですが、これがあれば大丈夫なのです!!!まだまだ今日はたっぷりお嬢様の体を味あわせて頂きますですよ♡♡♡」
(ええ………自主的に……貞操帯付けるの?……………痛くないの?)
ハルミはロアンに少し引いた。痛いはずなのに、ロアンは満面の笑みだ。おちんぽは萎びてだらんと垂れ下がっている。根元に付いた赤い貞操帯がまるで犬の首輪の様に見えた。
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