異世界召喚されたけど定番のチートも逆ハーレムも番も溺愛もエロもありませんでした。 無ければ自分で作れば良いのでは? よし、私頑張ります!!

福富長寿

文字の大きさ
上 下
111 / 144

109話 大型犬☆ ※挿絵有り

しおりを挟む



ロアン・ルルーム

犬人族の青年。(28)

親がアーノルドの元々の知り合い。
シュエルの世話をする為に雇われた使用人だった。身長は187cm











▷▷▷▷▷▷




「本当に申し訳ございませんです!!!!」

ロアンはシュエルに土下座している。しかし、股間がもっこりしているのでイマイチ締まらない。頬も赤味を帯びているし鼻息も荒い。シュエルは、めちゃくちゃ嫌そうな顔をしている。初めて見る表情である。

(うわぁ。なんかこの光景、犬と女王様って感じ……………)

ドン引きでそれを眺めて、ハルミの膝で毛を逆立てる紅葉をよしよしと撫でる。

「…………………ハルミ。……犬とするのか?……………ちっ………臭い、犬臭い」

紅葉は鼻をクンクンしてから舌打ちした。鼻を押さえて眉を寄せている。

(犬と猫だから相性悪いのかな?でも、前は何度か会ってたのに……。まあ、ロアンさんってシュエルさんに睡眠薬飲ませてオナニーしてたしね………。普通に嫌いになるか………)

「…………ごめんね。紅葉君。でも精液摂取もしないといけないし、今日はロアンさんがするって、アーノルドさんから許可取れてるんだって。………ごめんね、紅葉君。明日は紅葉君にお願いするからね♡精液摂取以外でも、おっぱいもおまんこも沢山させてあげるからね♡いっぱいしようね?」

よしよしと撫でると紅葉は股間を押さえて丸まった。やはり猫ちゃんだ。


「………………はあ♡はあ♡はあ♡」

何故かロアンの鼻息が荒くなる。解せぬ。

「………………気持ち悪い」

シュエルがボソッと呟いた。初めて聞く低い声である。

「……………………申し訳ございませんですっ!!!申し訳ございませんです!!!!!」

ロアンはまた頭を床に叩きつけている。

(はあ………。なんかしんみりしてたのが……馬鹿みたい。…………まあ逆に良かったのかな?…………あーあ、ロアンさん流血してるんだけど………)

額が切れたのに、ハァハァして土下座を続けるロアンに、シュエルもハルミもドン引きである。ロアンはパッと見は優しそうな大きな垂れ目の可愛いお兄さん系だ。シュエルの世話をしていたくらいなので背も高く、がっしりしている。

だけどほわほわした雰囲気の人だと思っていたのに……。まさかこんな変態だとは思わなかった。

(……………おしっこシーツ、捨ててほしいなぁ)

大事に取っていると言われて、正直やめてくれと思った。流石のハルミでも恥ずかしい。

「…………使用人様……。この間の件は許します。警察沙汰にもしないと…御主人様ともお話は付いております。貴方様にはお世話になりましたから。………ですが今後は貴方様のお世話は拒否します。……………よろしいでしょうか、ハルミ様?」

シュエルはおずおずとハルミに尋ねてくる。流石にハルミは頷く。

「勿論ですよ。………睡眠薬飲ませてくる相手にお世話して貰うのなんて怖いですよね………。アーノルドさんには、私からもお願いしておきますから………。あの、ロアンさん自身はお仕事はどうしたいんですか?」

尋ねるとロアンはしゅんとして答える。

「………………一応、アーノルド様からも同じ様なお話をされましたです。………僕は雑用や庭や屋敷の事を、これからは自宅からの通いでさせて頂きますです。……夜は帰りますのでご安心くださいです。………給料も減らされましたです。……はぁ………」

ロアンはめちゃくちゃ悲しそうな顔で小首を傾げて言ってくる。捨てられた犬のようだ。だが仏心は出さない。流石に夜に声を盗み聞きされてオナニーされるのは嫌だし、シュエルに睡眠薬を飲ませた事は今回は許すが、やはりモヤモヤする。約束したのでエッチは一度だけするけど、それ以上は多分無い筈だ。………多分。

(………………ロアンさんは、そんなに魔力多く無いみたいだし。今日もすぐ終わるかな………)

ロアンの魔力はそれ程多くないそうなので、ベルやシュエルみたいに何発も出すのは無理だ。多くても2回でヘロヘロになるだろう。

(さくっと終わらせようかな………)

うるうるとこちらを見つめるロアンを見て苦笑する。股間はテントを張ってるし目が雄の目だ。もう下心を隠す気は無い様だ。



▷▷▷▷▷▷






空き部屋にロアンと二人きりになり、ハルミは少し緊張する。ベッドに並んで座っているがロアンは股間を漲らせてハァハァと息を荒くして、じっと見つめてくるだけだ。

(う……目が怖いんだけど……………)

見られるのでじっと見返す。ロアンは耳の毛と髪の毛の色が違う。不思議だ。なのに眉毛は耳の色だ。赤茶の髪の毛に金色の獣耳。

「…………ロアンさん、髪の毛、地毛ですか?」

「っ…………いいえ。ハァハァ♡染めておりますです……。僕……冒険者の兄が居まして…。容姿がそっくりなので………。色々と間違われる事が多くて染めましたです」

「…………双子とかですか?冒険者………」

(……………へー。染めたりとか有るんだ)

髪の毛の謎が解けてそれから感心する。この世界は髪を染めたりも出来るんだなぁ。やっぱり魔法かな?なんて思う。

「…………結構有名な……冒険者です。だから僕……間違われて……追っかけられたりとか一時期、酷かったのです」

ロアンは少し嫌そうな顔をする。よっぽど嫌だったようだ。

「…………へー?冒険者に有名とか有るんですね?………冒険者かあ……凄く強いとかですか?……ロアンさんにそっくりなら、女の子からモテモテでしょうね……」

小説とかで良く有る有名なパーティーとか強い英雄とかそんな感じかな?と想像しているとロアンは、はあと溜め息を吐いた。

「……………そうですね、弱くは無いです。ただ、良い意味でも悪い意味でも有名と言うか……。僕が追われたのも兄に恨みを持ってる人達からですし……………はあ。それに………僕は全然モテませんですし………兄も、モテませんです。はあ」

そう言うロアンに謙虚だなぁと思う。どう見てもイケメンだしモテる筈だ。それから嗚呼と思い直す。この世界は、女の人からのアプローチは無いから、モテているのか自覚はし難いのかなと。

(………………でも、告白したら誰でもオッケー出しそうだけど。勿体無い世界だなぁ。………………アーノルドさんだって、絶対にモテてるのに気づいてないだけだよ………)

ついつい思考が脱線してしまう。

(っと、いけないいけない今はロアンさんと……、にしても目が大きいなぁ)

じっとこちらを見るロアンの目は大きい。黒いうるうるとした瞳だ。

「………お嬢様……僕もう……我慢できないです。……はぁはぁ♡……裸を見たいです♡」

(………………仕方ないか)

ハァハァ興奮するロアンを見ていると少しだけハルミも興奮してくる。今日はまだ精液を飲んでいない。やはり一日に一度は飲まないと駄目なようだ。

(……………毎日誰かから、貰わないといけないのかな。これから一生…………)

考えると少しだけうんざりとするが、生きる為だ仕方がない。それに夫が二人も出来るし、グレンは魔力が多い。結婚したら今みたいに、不特定多数とする事は無いだろう。こうして色んな人とするのも今だけだ。

「ロアンさん、それじゃ、私先にシャワー浴びてきますね?………裸で戻って来ますから、少しだけ待っててください」

告げるとロアンは首を横に激しく振る。

「シャワーなんて結構でございますです!!!!僕は今のお嬢様の匂いを嗅ぎながらセックスしたいです!!!!凄くいい匂いがしますです♡メスの匂い♡………お嬢様の大事な所から香ってきますですよ?……はあ、夢にまで見たお嬢様とのセックス♡ハァハァ♡」

ロアンはうっとりとして、鼻をクンクンと鳴らしている。犬だから嗅覚が良いようだ。確かに、すでにおまんこは濡れ始めて愛液がショーツに染みている。

「…………わかりました。それじゃ脱ぎますね♡」

目をキラキラと輝かせるロアンを見てクスリと笑う。

(…………………凄く楽しみにしててくれたのかな?それなら楽しんで貰わないとなぁ……。仕事も…頑張ってくれてたし声を聞かせちゃったのは、こっちの落ち度だもんなぁ…………よし……私も楽しもう。……精液も貰えるしね。Win-Winだ♡)


来ていた服を脱いでる最中もロアンは、じっと大きな瞳を向けてくる。少し恥ずかしい。

「ロアンさんも脱いでくださいね?」

「は、はい!!!わかりましたです♡」

ロアンは勢い良くお返事すると執事服をいそいそと脱ぎだした。いい身体だ。




▷▷▷▷▷▷




「……………っ……これがお嬢様の裸♡娼婦よりも胸が大きい………♡」

産まれたままの姿を見せると、ロアンはおちんぽをびんびんにして興奮して息を荒くしていた。視線はハルミのぷるんとしたおっぱいに釘付けだ。

(……………ロアンさん、筋肉すごっ……着痩せするタイプ?)

ロアンの身体は筋肉バキバキで、おちんぽは黒っぽい。大きくは無いが少し太くて長い。だけど先っぽだけ赤い。めちゃくちゃ赤い。

「……………ロアンさんは凄い身体ですね♡筋肉凄い♡……………おっぱい舐めてみますか?」

尋ねてからハッとする。ロアンはこっちのセックスしか知らないんじゃ?と思う。

「………………おっぱいを舐めても良いんですか?ハァハァ♡」

舌を出してハァハァするその姿は大型犬みたいで、ハルミはクスリと笑う。多分これなら全然ハルミの世界のセックスも大丈夫そうだ。

「…………良いですよ♡楽しみにしててくれたんですよね?……今日は沢山ロアンさんの好きな事しても良いんですよ?…………、どんな事を想像してオナニーしてたんですか?」

クスクスと笑って、おっぱいをふにふにと自分で揉んで見せれば、ロアンは瞳をギラギラとさせて、それを見ながら自分でおちんぽを触り始めた。

「っ……声を聞いて……僕は……………ハァハァ♡僕も……♡お嬢様を鳴かせたいと…思いましたです♡ん……♡っ……お嬢様の…あ、アソコを舐めたりも……アーノルド様はしていらしたんですよね?、ハァハァ♡僕もっ………僕も。お嬢様のアソコ…舐めたいです♡おっぱいも舐めたいです♡………おしっこも………直接飲みたい…………飲ませてくださいです♡っ……♡はあ♡っ……ん♡」

すでに先走りでぬるぬるのおちんぽは、ロアンが自分で擦るたびにぬちょぬちょといやらしい音が鳴る。ハルミは苦笑してから、そっとロアンに近づいてその手を掴んだ。

「……………自分でしちゃったら私の中でおちんぽみるく出せませんよ?………………ほら、おっぱいも舐めてくださいね」

ニコリと微笑みかけると、ガバリとベッドに押し倒された。

「嗚呼♡お嬢様っ♡ハァハァ♡お嬢様っ♡♡おっぱい頂きますです!!!!!♡♡」

そう言うとロアンはハルミのおっぱいにかぶりついた。両手で激しく揉みしだいて、乳首を交互にれろれろ舐め回している♡

(んっ♡激しい♡……っ凄い…♡)

まるで本当の犬の様に、ロアンは立ち上がった乳首をベロベロと舐め回して時折胸全部をバクリと口に含んで、あむあむと食んでいる♡

「んぁ♡あん♡っ……ロアンさんっ♡あっ♡おっぱい気持ち良いよぉ♡んっ……♡」

声を出すとロアンの耳がピクリと動いて、おちんぽをお腹にスリスリと擦りつけられる♡ぬちぬちと音が響いて、それにも感じてしまう♡

「あっ♡ぁっ………♡ひぃん♡」

「ああ♡お嬢様♡その声を聞きたかったです!!!僕は!!!ああ♡僕がお嬢様を………鳴かせていますです♡っ……!!!!ぅ……」

興奮した様に言った後、ロアンはピタリと止まって何故か離れた。そして先程脱いだ服の辺りで、ゴソゴソしている。

「…………?どうしました?」

ムクリと起き上がって声をかけると、ロアンは何かを取り出して、そしておちんぽに付けた。貞操帯だ。

(……………え?)

ハルミがポカンとしていると、ロアンはめちゃくちゃ嬉しそうな笑顔を向けて来た。

「…………すぐに出てしまいそうだったので!!!!ですが、これがあれば大丈夫なのです!!!まだまだ今日はたっぷりお嬢様の体を味あわせて頂きますですよ♡♡♡」

(ええ………自主的に……貞操帯付けるの?……………痛くないの?)

ハルミはロアンに少し引いた。痛いはずなのに、ロアンは満面の笑みだ。おちんぽは萎びてだらんと垂れ下がっている。根元に付いた赤い貞操帯がまるで犬の首輪の様に見えた。








しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

明智さんちの旦那さんたちR

明智 颯茄
恋愛
 あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。  奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。  ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。  *BL描写あり  毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。

最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~

ちえり
恋愛
幼い頃から可愛い幼馴染と比較されてきて、自分に自信がない高坂 栞(コウサカシオリ)17歳。 ある日、学校帰りに事故に巻き込まれ目が覚めると300年後の時が経ち、女性だけ死に至る病の流行や、年々女子の出生率の低下で女は2割ほどしか存在しない世界になっていた。 一妻多夫が認められ、女性はフェロモンだして男性を虜にするのだが、栞のフェロモンは世の男性を虜にできるほどの力を持つ『α+』(アルファプラス)に認定されてイケメン達が栞に番を結んでもらおうと近寄ってくる。 目が覚めたばかりなのに、旦那候補が5人もいて初めて会うのに溺愛されまくる。さらに、自分と番になりたい男性がまだまだいっぱいいるの!!? 「恋愛経験0の私にはイケメンに愛されるなんてハードすぎるよ~」

女性の少ない異世界に生まれ変わったら

Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。 目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!? なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!! ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!! そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!? これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!

奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。 ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。 ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

処理中です...