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106話 幸せな三人☆
しおりを挟む「ハルミぃ♡もっと………もっと舐めてくれ」
紅葉のサラサラの髪を、ペロペロと舐めると紅葉は嬉しそうに、はにかんでいる。
「うん、良いよ。………ん、艶々で綺麗な髪の毛だね、紅葉君……ちゅ、……」
そっと頬に手を添えて、前髪の辺りをちろちろと舌で擽ると紅葉はうっとりと喉を鳴らして、とろんとしている。
「…………でも、多分ハルミの髪の方が綺麗だ♡……サラリとして冷たくて……気持ちがいい♡」
顔にかかるハルミの髪を、紅葉は指でサラサラと触って、くるんと指に巻きつけて遊んでいる。まるで猫が戯れているようだ。
「………ふふふ、ありがとう。紅葉君♡褒めてくれて嬉しいよ♡」
ハルミがちゅっと頬にキスをすると、紅葉はふるふると震える。何度しても嬉しそうなその姿にハルミまで嬉しくなってしまう。紅葉には夢を見させて貰えた。だからハルミも、紅葉がハルミをとても美化して想像しているのならそれに応えたい。今だけは、優しくて綺麗で、可愛い紅葉の理想の女性になりきる。
「…………紅葉様ばかり……ずるい」
そう零すのはシュエルだ。甘えた様にそう言って、それからクスクスと笑っている。
今ハルミ達は3人並んで、川の字でベッドに寝転んでいた。勿論ハルミが真ん中だ。
「……………ん………シュエルさんもよしよし。………ふふふ、皆髪の毛サラサラですね」
シュエルの銀糸の様な髪も撫でるとシュエルは、うっとりと目を細めている。
「……………シュエルは銀色?」
紅葉はそう言う。
「うん。シュエルさんは綺麗なキラキラの銀色だね、光が当たると少しだけブルーっぽいかな」
(…………………全然絡まないなぁ)
シュエルの髪は、指を通しても逃げる様にサラリと溢れる。
「…………ハルミぃ。舐めるのは駄目だからな」
紅葉はプンっと頬を膨らませている。まるで子供だ♡可愛い甘えん坊な子猫ちゃんだ♡
(24歳なのに……ふふ)
「……………わたくしからもぉ、髪を舐めていただくのはご遠慮しておきます」
シュエルはクスクスと笑ってそう言う。紅葉とシュエルはかなり仲良くなっていて、ハルミを間に挟んで夜は3人で寝ようと言い出したのは、まさかの紅葉だった。
「ん………毛づくろいは紅葉君にしかしないよ」
そう告げて、またペロリと髪を舐めると紅葉は満足そうだ。ゴロゴロ喉を鳴らして猫がフミフミする様にハルミの胸を揉んでいる。いや、鼻息が荒いのでそんな可愛いものじゃない。ただのスケベだった。
「もー。紅葉君っ!!またおちんぽ、いたいいたいになるよ?」
子供に告げるように言うと紅葉はプンっと頬をまた膨らませている。不服そうだ。
「………………ふふ本当に楽しい……。ふふ…………紅葉様は愉快な方で御座いますね」
シュエルは紅葉の様子を見てクスクスと楽しげだ。本当に穏やかで幸せな時間が部屋に流れている。
「ん♡ハルミぃ…………おっぱい吸いたい」
「もー。おちんぽ痛いでしょ?」
「吸うだけ……本当に吸うだけだ…」
しゅんとして耳を震わせる紅葉のお願いを聞いてあげたいが、貞操帯が心配だし、此処には今、シュエルも居るし少し恥ずかしい。この間見られたが、やっぱり慣れない。
「………………痛くなったら、やめる」
そう言う紅葉から、クリクリと乳首を服の上からいじられると、すぐに乳首はぷっくりと簡単に勃ち上がってしまう。大きく吸いやすくなった乳首をきゅっきゅっと摘まれると、それだけでさっきまでアーノルドに犯されていたおまんこは、また愛液を垂らし始めた。
「んっ………ぁ♡……ほんとに吸うだけだよ?痛くなったらちゃんとやめてね?」
「うん♡」
「ふふ…………わたくしも吸いたいです♡ハルミ様♡」
そう言うシュエルにハルミは少しだけ困る。シュエルの体は動かない。どうしようかなと考えていると紅葉が言う。
「………………シュエルと並んで寝転ぶからハルミ……上に来て片方ずつおっぱい頂戴♡」
意外にもヤキモチを妬いたりしない紅葉にあれ?と思うが二人が仲良くしてくれているのなら何も問題は無いかと思う。
「ん、…………やってみるね」
紅葉をシュエルの真横に誘導して、顔が並ぶように寝て貰いハルミは服を脱いでおっぱいをぷるんと出す、目の見えるシュエルはそれを見ただけでおちんちんを固くしていた。
覆いかぶさるようにおっぱいを顔に近づけると二人共すぐに固くなった乳首にしゃぶりついてくる♡
(ん………この体勢きついなぁ……。はぁ♡でも、すご………。イケメン二人から乳首吸われてる♡凄くエッチな、光景だなぁ…………)
腕立て伏せみたいな体勢で体を支えているので、腕がぷるぷるして来るし両乳首を二人からちゅぱちゅぱ吸われると快感で体が震える。
「んっ♡っ………ふ♡っ……ぐ…♡」
紅葉は時折、コリコリと歯で噛むようにして乳首を虐めてくる。自分の股間の辺りを手でぐにぐにしているので、勃起しかけていて、少し痛いのだろう。
「紅葉くん……もう、やめる?おちんぽ痛いでしょ?」
「…………ううん。やめない……はぁ…♡乳首ぃ♡おっぱい♡ハルミの乳首美味しい♡」
じゅるじゅると音を立てて舐め回されると、ふるふると体が震えて体勢を維持できなくなる。体が、崩れ落ちた。
「あ……無理ぃ………」
はあはあと息をして、それから身を起こすと紅葉もシュエルも残念そうな顔だ。
「ごめんね……体勢が結構キツイ……」
そう告げると二人は首を振る。
「ううん。申し訳無い……。我儘を言った………ハルミぃ……」
「…………はぁ……わたくしが動ければ…良いのですがぁ……」
しょんぼりとして言う二人の頭を撫でて、ハルミは微笑む。
「今度は………私が寝転んで、シュエルさんを抱き抱えてみましょうか?紅葉君は自分で動けるよね?」
長時間は無理だが、短時間なら問題は無いだろう。早速シュエルの体を少し横に向けて、それから腕枕をする様に抱きかかえておっぱいを顔に押し付ける。
「紅葉君はこっち……これる?」
声と片手で誘導すると紅葉も空いた方のおっぱいに顔を近付けて来る。
「ん…………こっちの方がやっぱり良さそう。これなら大丈夫そうですね。
さ、どうぞ♡」
告げると二人は夢中で乳首に吸い付いて来た。大きな赤ん坊が二人♡
(可愛いなぁ♡………子供が出来たらこんな感じなのかな?)
ちゅうちゅうちゅぱちゅぱと甘える様におっぱいに吸い付く紅葉と、れろれろといやらしく舐めてくるシュエル。乳首の舐め方でも個性が出る様だ。
(んっ♡どっちも………気持ちぃぃ♡)
「…………んむっ♡っ……♡ハルミぃ♡…………………っちゅ……………っ…………
……………ん」
暫くすると紅葉は乳首を咥えてむちゃむちゃと口を動かしてはいるが、半分寝ちゃったのか静かになった。
「ん……紅葉様……大分昼間に興奮なさってましたからね。」
シュエルはチラリとそれを見て、ねっとりと乳首を舐めあげる。
「っ……そう……なんですか?」
ふるふるとその刺激に震えて尋ねるとシュエルはニコリと微笑む。
「本当に冒険者になれるのを楽しみになされています…………。わたくしのお話をとても楽しそうに聞いてくださいますし、冒険譚に一喜一憂して全身で喜びを表現されておりました。…………紅葉様はとても良い方ですね。お優しい………。わたくしが夜独りなのを気にしてくださって……こうして共寝を提案して下さり、貴女様との甘やかな時間まで分け与えてくださる……。どうか幸せになって欲しいと、そう思います…………」
優しくそう言うシュエルにハルミも頷く。
紅葉は本当の赤ちゃんの様にちゅうちゅう寝ながらも乳首を吸っている。その姿にいやらしさは全然無い。
「ハルミ様………わたくしはぁ、もう良いので紅葉様を抱きかかえてお眠りください。……………………きっと喜ばれますよ」
「…………はい。それじゃあ降ろしますね?」
そっと起き上がってシュエルをベッドに寝かせ直す。乳首が口から離れた紅葉はぐずるように身をよじっている。だからすぐに頭を抱きかかえておっぱいを赤ん坊にあげるように口元に持って行くと、ちゅうちゅうと吸い付いて来た。
(……………ふふ。本当に甘えん坊♡……………おっぱいが恋しいの?…………紅葉君……)
穏やかな顔で眠りおっぱいを吸う紅葉は可愛い。だけど紅葉とは、あと少しでお別れだ。
(……………………寂しいなぁ)
ハルミはやっぱりそう思う。
▷▷▷▷▷▷
朝グレンが来るから客間に行くと言っても、紅葉はご機嫌で部屋を送り出してくれた。よっぽど起きた時にハルミの胸の中に居たのが嬉しかったのか、ずっと耳がピルピル震えて顔はニッコニコだ。
昨日はシュエルの寝返りを打たせてあげられなかったのに気づいたハルミは、軽くマッサージをしてそれから部屋を後にした。客間に着くと既にグレンは来ていてアーノルドと話を進めていた。
「ハルミ殿っ!!!!!」
挨拶も無くいきなり抱きしめられて、額に何度もキスを落とされる。グレンの瞳は潤んでいて目元が少し赤い。既に一度泣いたあとのようだ。
「………………グレンさん。おはようございます、………ふふ♡だから言ったでしょ?アーノルドさんは絶対に受け入れてくれるって」
そう伝えるとグレンはボロボロ涙を流す。
「……………はい。俺の事も許してくれたよ、アーノルド殿はやはり素晴らしく立派な方だっ!!!!俺はそんな人とも家族になれるのが本当に嬉しい…………」
「……………随分と大袈裟な………いや。君にとってはそうでも無いかぁ」
アーノルドは小さくため息を吐いて、それからハルミの側にやって来る。そしてそっと頬を撫でると優しく微笑んだ。
「おはよう。ハルミ♡……………グレン殿とは話をした。保護者の変更の件も、思ったより早く済みそうだ」
(……………そうなんだ)
「…………おはようございます。アーノルドさん、そうなんですね。」
チラリとグレンを見上げるとうっとりと頷いている。
「はい♡…………警察の俺なら多分なんの問題も無くあっさりと変更出来ると思います。…………ああ♡ハルミ殿っ♡俺は本当に幸せだっ♡」
本当に幸せそうなグレンにハルミはクスクスと笑う。今こうしてグレンの幸せそうな顔を見れるのも全てはアーノルドが受け入れてくれたお陰だ♡
「アーノルドさん♡本当にありがとうございます♡貴方は優しくて自慢の旦那様です♡………籍はまだですけど……でもそう思います♡」
そうニコリと告げるとアーノルドは困った様に笑う。きっと照れているのだ♡可愛い♡
「アーノルド殿っ、本当に俺は貴方に対して今までして来た数々の無礼の全てを心から後悔しているよ。貴方が許してくれてもその全てを無かった事には出来ないが、これから貴方やハルミ殿の為に何か出来る事が有れば俺は全力でそれに応えよう!!!……………アーノルド殿。俺は、ちゃんと弁えていますから安心してくれ。……ハルミ殿の一番は貴方だと、ちゃんと理解している。…………それに貴方のような素晴らしい御仁なら俺も納得行く。嫉妬心すら湧かないよ。ただ貴方とも家族になれる喜びが湧いてくるのみですよ!!!俺は……やっと、本当に愛する家族を持てる………」
グレンは本当に嬉しそうに、そう言う。
「……………グレン殿……いや、グレン。
君は少し落ち着いたほうがいいなぁ。今はハイテンションでとんでもない事を口走ってるなぁ。…………少しきもちわるいぞぉ」
そう言って、少しだけ気持ち悪そうな顔をグレンに向けるアーノルドにハルミはクスクスと笑う。
「………………アーノルドさん私幸せです」
そう告げるとアーノルドは、また困った様に笑った。
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