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12話 良薬口に苦し☆
しおりを挟むぼんやりとする頭でぼーっと眺めているとベルの隣の人影が動く。よく見ると白衣を着た金髪モノクルのかなりの美人だ。
「おっと……意識が戻ったぞ?薬が効いたな」
声は低い、美人だが男だ。
「アーノルド!!!!どうしたら良い!?ハルミがっ!!!ハルミが死んでしまう!!!!」
ベルが叫んだ。
(え?私死ぬのぉ?)
「アーノルド!!!!なんとかしてくれっ!!!お前医者だろう!!!!」
取り乱すベルは何時もの穏やかな敬語じゃなくてハルミは少し萌える。
(こういう口調も良いなぁ。………声が好き………良い……)
何故だか体がだるいしぼんやりとした頭はきちんと働かない。意味の無い馬鹿な事ばかり考えてしまう。
「…………魔力無しなんだろう?なら拙者にはどうする事も出来んなぁ。……………最後に話をする時間は作ってやったんだぁ。君は拙者に感謝するんだなぁ」
アーノルドと呼ばれた男は金色の豊かな髪をファサぁとかきあげている。
(…………うーん、ゴージャス………)
その姿にそんな感想を抱いたハルミだったがしかしすぐにアーノルドは視界から消えた。横にぶっ飛んで行った様だ。ベルが殴り飛ばした。ベルはハァハァと肩で息をしてそれからボロボロと泣き出す、その姿にハルミはムラムラして来た。
(……………死にかけると性欲が湧くあれかなぁ?)
ハルミは冷静に考える。それからベルの頬を流れる涙を舐め回したいとぼんやり考える。
「………べる」
掠れた声が出た。その声にベルはハッとするとハルミの手を握った。
「ハルミっ!!!ハルミっ!!!ごめん!!ごめん!!!俺が君を喚んだからっ!!!だからっ!!!」
ベルは謝り続けている。
(今、俺って言ったぁ?素なの?……………………べる、えろ………)
ハルミは興奮して息がハァハァして来た。
ハルミがハァハァしているとベルは更に泣き出した。
「ハルミっ!!!苦しいのかっ!!!くそっ!!
どうしたらっ!!!どうしたらいいッ?!」
ベルが慟哭の声を上げるとハルミの視界外からアーノルドの声が聞こえて来た。
「苦しんでるのなら早く楽にしてやったらどうかなぁ?」
ベルが何かデカくて硬い物を全力で声の方へと投げて(多分分厚い本)何かにぶつかる音がして静かになった。
(……べる、べる…………………かわいい)
ハルミはぼんやり思う。泣き顔がエロいしかわいい。どうせ死ぬなら無理矢理童貞奪えば良かったなぁと思う。でもすぐに思い直す。
(ううん。それは駄目だなぁ、………初めての相手が目の前で死ぬって最悪だし。しなくて良かった)
「べる………」
また名を呼ぶとベルは顔を近づけてくる。掠れて小さなハルミの声がよく聞こえないのだろう。
「ハルミ?なんだ?何が言いたいんだ?」
近くに香るベルの匂いにハルミはおまんこが濡れるのを感じた。やはり死ぬ前は体が発情するのだろうか?
「べるぅ…………ベルのおちんちん食べたい」
ハルミがそうポツリと零すとベルは一瞬止まってそれから耳をほじくった。
「ハルミっ!!すまない良く聞こえなかった!!!なんだ?何を言いたいんだ?」
また良く聞こえなかったようだ。なのでハッキリとハルミは答えた。
「ベルのおちんちん……おちんぽみるくちょうだい」
▷▷▷▷▷▷
またベルはピタリと止まると今度は両耳をほじくる。かなり念入りだ。
「すまない!!!何度も!!ハルミっ!!!なんて?!」
視界外からアーノルドの声が聞こえて来た。
「君のおちんぽみるくと言うのが欲しいそうだぞぉ?」
ベルは立ち上がるとハルミの視界から消えて何かを壁にぶつける音と何かを引きづる音がしてまた戻って来た。
「………ハルミ……?うぅ………苦しみのあまり頭がおかしくなっているのか?」
ベルはハルミの頬を撫でてむせび泣く。
「…………べるぅ、早くおちんぽ…………」
尚もハルミが言うとベルはズボンをゴソゴソとしてからへニャリと縮んだおちんちんをハルミの前に出した。
(へにゃちんだぁ。それも、それでかわいい)
ベルは泣いている。
「すまない、ハルミ、すまない…………こんな事しかしてあげられない俺を許してくれ………」
ハルミは目の前のへにゃちんにそっと顔を寄せてキスをする。でもおちんちんはピクリとも反応しない。
(…………べるぅ、……ん)
舌を伸ばして一生懸命ペロペロしているとおちんぽは少しだけピクピクと動く。
「っ………!!!」
ベルは何かに耐えるように目をギュッと瞑っている。その顔がエロくてハルミは残った力を振り絞り体を少し起こしてベルのまだやわやわなおちんちんをパクリと咥えた。
「…………ん……じゅる………、っ………ぅ……ベルの……ん……おちんぽ♡」
ハルミは夢中で舐める。すると少しずつおちんちんは口の中でその質量を増していく。それに比例してベルは謝りながら啜り泣いている。
「………べるぅ泣かないで、………ごめんね……っ……ん………」
ピチャピチャと舌を這わせて夢中で啜ると先っぽからしょっぱいエロ汁が出て来てハルミは必死にそれを吸い込んだ。
(はぁ………美味しい♡美味しい♡)
一舐めごとに何故か体のだるさが引いて行く。ハルミは両手も使ってベルの玉袋もふにふにと揉みしだく。
(おちんぽみるく♡もっと欲しいよぉ)
涎にまみれた手で玉袋をもみもみしながらおちんぽをちゅぱちゅぱしているとベルの啜り泣いている声に甘い声が混ざりだした。
「う………ぁあ!!!ハルミぃ!!!!ごめん!!!
俺は最低だぁ!!!!」
ベルはハルミの頭を押さえた。
(あ♡来るっ♡)
ハルミが思ったと同時に喉の奥にドピュッとおちんぽみるくが発射された。
それをゴクゴクと飲み込みもっともっととおちんぽを音を立ててじゅるじゅると啜る。
「ハ、ハルミっ?!」
ベルはビクリと体を揺らして、そしてやっとハルミの様子がおかしいことに気づいた様だ。先程まで死にかけて動けなかった筈のハルミは今は蕩けた瞳でおちんぽを必死にちゅぱちゅぱしている。
「……べるぅ、おちんぽみるく美味しいよぉ♡もっとぉ♡出して♡」
今ハルミの顔色は良い。興奮で頬は紅潮して瞳は甘く蕩けて居る。そして服の上から自分でおまんこに指を這わせていた。
「ハルミ?」
ベルは、あ然としている。
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