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アノニマス
26話 子供の作り方☆
しおりを挟む「コトネ……。おはよう。おれ、早くシタイ♡」
朝になりアノニマスが部屋にやって来た。部屋を見回してから桜島が居ないのを不思議そうにしていたが、そんな事はすぐにどうでも良くなったのかアノニマスはぎゅうっとコトネを抱きしめてスリスリと体を擦り寄せる。
「ん♡アノさん、そんなに焦らないでください。まだ朝ですよ?ふふ。……ノアさんや桜島君が来ちゃいますから一旦離れてくださいね?その後沢山白いおしっこぴゅっぴゅっしましょう?ね?お勉強もしましょうね♡」
琴音が優しく頭を撫でてそう告げるとアノニマスは渋々離れた。
(…………ふふ♡やっぱりアノさんはもう完全に堕ちてますね♡)
琴音はむふふと笑う。それから時計を見る。もうそろそろノアがやって来るし桜島も来る筈だ。これからまた全員での話し合いを行うのだ。
(……………ノアさんの説得は桜島君も協力してくれますし、きっとなんとかなりますよね?……とりあえずエヴァさんの所に行くのは明日にして貰いましょう。今日はアノさんと沢山エッチしたいですし………)
◇◇◇◇◇◇
「はあ?!今更何を言い出す訳?!エヴァの事が好き?!嘘でしょそれ!!!!」
声を荒げるノアにアノニマスがビクリと肩を震わせて、また琴音の背中に隠れた。
「いいえ。ノアさん………、嘘じゃ無いですよ。私一晩ゆっくり考えて本当の自分の気持ちに気付いたんです。………お部屋を覗かれた事とか………その。隣のお部屋でエヴァさんがしてた事とか……。昨日は驚きましたけど、良く良く考えると凄く嬉しいなって思って……。それで私もエヴァさんが好きなんだなって気付いたんです。だからエヴァさんのお部屋でエヴァさんとずっと一緒に過ごしたいなって………」
琴音がそう言うとノアは目をこれでもかとひん剥いた。
「ばっかじゃないの?!そんな話をボクが信じると思う訳?!…………昨日のボクとハルトとの会話を聞いて………、そんな事言い出したんじゃないの?だって……有り得ないよ……そんなの………」
「ノアさん………。あー。そのさ、琴音チャン。マジでエヴァの事が好きみたいだよ?言っとくけど俺が言わせてるわけじゃ無いから……。ホント誤解しないで。」
「ノアさん、桜島君の言う通りです。私、本心からエヴァさんを好きだなって思ってます。…………だから、もうエヴァさんの時を止めるのも眠らせるのも……。平気です。しなくて良いんです。これからも今まで通り過ごして行きましょう?………ノアさんはエヴァさんのした事に怒ってると思いますけど。私はもう怒ってないです。…………寧ろ凄く嬉しくて胸が、ドキドキしてて……。早くエヴァさんに会いたいです♡」
はにかんでそう告げるとノアは息を飲んだ。
「…………嘘。じゃないの?……本当に?…………後悔……はしない?」
じっと目を見つめられてそう聞かれる。琴音もノアの瞳をじっと見つめてからニコリと微笑む。
「嘘じゃ無いですよ。私、エヴァさんが好きです♡…………だから、ノアさん。もうエヴァさんを許してあげて下さい………。私……自分の意思でエヴァさんのお部屋に行きたいんです♡」
「…………っ……馬鹿じゃないの?……本当に馬鹿……。あれだけ昨日ボク達に迷惑かけておいて……なにそれ。………あっそ、なら勝手に……すれば良い。………エヴァならほっといても夕方には起きてくる……。好きにしなよ……。っ……ボクはもう知らないっ!!!!」
ノアはグッと唇を噛むと不機嫌そうに部屋を出て行った。それを見送って桜島はバツの悪そうな顔だ。
「…………思ってたよりアッサリと上手く行きましたね。桜島君……、私は貴方のお願いをちゃんと聞いたんですから桜島君も私のお願い。ちゃんと聞いてくださいね?」
そう声を掛けると桜島は眉を寄せた。
「……………わかってる。エヴァが起きたら話をしておけば良いんでしょ?……部屋で大人しく待ってて欲しいってさ。………わかってるって」
「…………なら、良いです。明日の朝に私から行くので今日は部屋に来ないように言っておいてください。………少し時間が欲しいんです」
昨夜桜島に頼んだのは、エヴァの足止めだ。今日一日アノニマスとセックスする時間がどうしても欲しかったからだ。それに今回の桜島に対して妙なお願いをする気にはなれなかった。この周回での桜島に対して琴音は少し腹が立っている。
「………………本当にそんなお願いで良いの?…………金とか、払うけど?」
苦い顔で桜島はそう言う。それに琴音は苦笑した。お金なんて今貰っても意味は無いし、琴音は此処を出られない。琴音にとってお金なんて、なんの価値も無いのだ。
「いいえ。………要らないです。ただエヴァさんの足止めだけ、お願いしますね。夕方には起きるそうですから様子見もお願いします。………………明日、ちゃんとエヴァさんの所に行きますから。」
「………………うん。わかった。……約束は守る……。じゃーね。琴音チャン………バイバイ」
そう言うと桜島は部屋を出て行った。アノニマスは頭にハテナを浮かべてキョロキョロしていた。状況を理解してない様だ。可愛い♡
(よーし♡これで邪魔は入りませんよね♡………今日一日はたっぷり楽しませて貰いましょう♡)
◇◇◇◇◇◇
「コトネ?ノアとハルト……ナニ?ナニが有ったの?おれ……ワカラナイ。またケンカ?」
アノニマスは不安そうだ。
「んー?ふふ。違いますから大丈夫ですよ。アノさん、喧嘩が終わったんです。もう何にも問題は無いんです、だから気にしなくて良いですよ?」
そう告げてローブ越しに頭を撫でるとアノニマスはまだ腑に落ちない様子だが喉を鳴らしてスリスリと擦り寄ってくる。
「…………コトネ。エヴァが好き?……さっきそう言ってた……ナンデ?おれも?……おれの事は……?」
「…………アノさんの事も好きですよ。此処に居る皆さんの事が好きです………」
そう告げるとアノニマスはぎゅうっと琴音を抱きしめる。
「………そっか。おれも好き。おれも……ミンナの事も好き、コトネの事も好き……」
「ふふ♡嬉しいです。アノさん凄く嬉しい♡………それじゃあ、そろそろお勉強始めましょうか?今日は子供の作り方を教えてあげますね?………昨日どうしておちんちんをおまんこに挿れるのか気になってましたよね?………精液の役割もちゃんと教えてあげますからね♡」
スリスリと擦り寄るアノニマスの股間部分をそっと撫でると既に固い。アノニマスは自分から琴音の手におちんちんを押し付けて来た。
「コトネェ……♡コドモの作り方……?おれ………知りたい♡……ん、乳首も……シテ、コトネ…………」
甘いアノニマスの声に琴音は胸がドキドキと高鳴る。やっとアノニマスとセックスが出来るのだ。昨日の嫌な気分がスッと晴れていく。
(うふふ。………昨日は腹が立ちましたがさっさと忘れましょう。どうせ無かったことになるんです、悩んだりするだけ無駄ですし………今は楽しまないと損ですよね♡)
「アノさん♡沢山気持ちいい事しましょうね?私にもして下さいね?」
琴音からもアノニマスにぎゅうっと抱きつくとアノニマスはコクコクと何度も頷いた。
◇◇◇◇◇◇
「アノさん……。乳首気持ちいい?」
ペロペロとアノニマスのぷっくりと膨れた乳首に舌を這わすとアノニマスの体はピクんピクんと震える。答えを聞かなくてもわかるが琴音はクスクスと笑いながらアノニマスに尋ねる。
「ん♡コトネ♡……っぁ……キモチイイ♡コトネ……っ……んん♡モット……強く……んん♡はぁ……♡」
「アノさん♡かわいい♡……ピンクの乳首、凄くかわいい♡好きですよアノさん♡………もっと気持ち良くなってくださいね」
乳首をチロチロと舐めながら既に完全に勃起したおちんちんに手を這わせるとアノニマスは更に甘い声を出す。
「んぁ!!!ちんちんもイイ!!!!乳首とちんちんイイ!!!コトネ……っあ……また、しっこでるぅ………♡」
シコシコとおちんちんを扱くと昨日より簡単に精液が飛び出す。びゅびゅっと飛んだ白濁がシーツと琴音の手を汚した。
「アノさん♡精液出ましたね♡ほら、凄く濃い♡………美味しい♡」
見せつけるようにぴちゃぴちゃと舐めるとアノニマスは体をビクビク震わせながら琴音を見ている。
「ん………おれの……オイシイ?コトネ……ナンデ……、おれ……ヘン。コトネがおれの舐めると……またちんちんがムズムズする……」
一度射精して萎えたおちんちんがまた緩く勃ち上がっていく。どうやら琴音が精液を舐める姿を見て興奮した様だ。
「アノさん♡すっごくエッチになって来ましたね♡うふふ♡嬉しいです♡」
「エッチ………。……これがエッチなキモチ?……コトネ♡コトネ♡モット……シテ……」
勃起したおちんちんを揺らしながらアノニマスは甘えた様に言う。凄く可愛い。昨日まであんなに無知で無垢だったのにもうエッチな事に夢中だ♡
「ん……。アノさん、お勉強ですよ。この精液……。これは子供を作る為におちんちんから出ます♡種です……、この精液を私のおまんこの中に出すと……赤ちゃんが出来るんですよ」
「………セー液が種?………おまんこに出す?……コドモ……、それをするとコドモが出来るのか?」
「そうです。……例えばの話ですけどアノさんが私のおまんこに精液を沢山出したら私とアノさんの子供が産まれます。………アノさんの精液と私のおまんこの中の卵子が合わさって赤ちゃんになるんです。それから一年くらいお腹の中で育てて、産みます。………赤ちゃんを育てるみるくを出す為に女の人は胸が膨らんでるんですよ」
そう告げるとアノニマスはポカンとした様子だ。顔は見えないが唖然とした雰囲気が伝わってくる。
「ムズカシイ……けど。ワカッタ、……おれのセー液をコトネのおまんこに出したらコドモ出来るのか……。おれとコトネのコドモ……へー…」
自身のちんちんをニギニギしながらアノニマスはそう言う。その声は嬉しそうだ。
「出したら絶対にその時に出来るわけじゃ無いですけど、沢山出したら子供が出来る可能性は上がりますね。…………アノさん、試してみますか?…………アノさんのおちんちんをおまんこに挿れて………射精してみます?」
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