13 / 45
13話 卯月と【マジカルチンポ】えっち:ウェイトレス
しおりを挟む
さて、ソフテニ女子の清水を堕としたはいいが、一日はまだ半分残っている。もう一人堕とすこともできるだろう。そう考えた俺は獲物を探すことにする。ただ、運動部というのは一人になる時間が少ないみたいだ。清水はイレギュラーだったといってもいい。【魅了】の範囲が広がればともかく、今運動部に手を出すのは効率が悪い気がする。
かといって文科系の部活動で日曜日にやってるところがどれだけあるかという話だ。吹部とかならばやっているかもしれないが、むしろ彼らの方が一人にならないんじゃないだろうか。というより、日曜日に部活をしてる人なんて大抵真剣に打ち込んでる人だ。そう簡単に都合のいい獲物なんて見つからない。
「ところで奏夜、だれかれ構わず膣内射精してるけど妊娠したらどうするつもりなんだい?」
「必要に応じてスキルが出てくると考えてる」
「あぁ、なるほどね。確かにあるよ、そういう、妊娠を無かったことにするスキル。今取らないのかい?」
「なんかちんこに痛みが走る気がしたから躊躇ってる」
スキルの獲得と身体構造の書き換えは切っても切り離せない。そしてスキルに関連する部位が人間の物の場合、とてつもない痛みが走るのだ。避妊スキルとかってどう考えてもちんこにダイレクトアタックじゃん。ライフで受けるみたいなことはしたくないのだ。
「あれ? それならくいなちゃんの処女も散らしてあげればいいじゃん。どうして夢に拘ってるんだい?」
「現実で破いたらもう処女膜破れなくなるだろ」
「君、相当外道だね」
「そいつはどうもっと」
やれやれとアスモデウスを笑いつつ、俺は昼食を取れる店を探していた。あんまり敷居が高くないところがいいなと思いながらぶらついているのだが、一人っていうだけでどこもかしこも敷居が高く感じられる。これなら小野寺でも誘えば良かったか。いや、予定入れるのはめんどくさいしやっぱりこれで正解だろう。
なんやかんやあって、うろうろしていると、ちょっとおしゃれな喫茶店を見つけた。何が違うのかは分からないが、ここなら俺でも入れそうと思える何かがある。その予感に従って、俺は入店することにした。
「いらっしゃいませー」
店員の挨拶に会釈を返してから、注文の列らしきところに並ぶ。忙しい時間帯のようで座席の殆どが埋まっている。人気なんだなと思いながらあたりを見渡すと、一つ不思議なことに気付いた。ここの客層、俺と同年代の男子が多い。もっと言えば学校で見た覚えのある顔がちらほら。
なんだこいつら、という疑問は、簡単に目星がついた。おそらく原因は、この店員だ。
「ご注文はお決まりですか?」
一言でいえば天真爛漫。ウェイトレスの衣装に身を包み、ハーフアップの髪に、お日様のように暖かい笑顔。なるほど、こいつらはこの店員が目当てで通いつめているわけかと納得しながらメニューから適当な品を頼んだ。案内された奥の方の席で、ここなら大丈夫だと思った理由が分かった。この店、異様に柱が多いのだ。おかげで回転効率は多少悪そうだが、他の客の視線を気にしないでいいというのはずいぶんと気楽である。
そうしてしばらく待っていると、柱の影から件のウェイトレスが現れた。トレイには俺が頼んだ品が乗せられてており、こちらまで楽しくなるような笑顔を見せてくれる。
(なあアスモデウス、いい女だと思わね?)
「そうだねぇ、ここまでいろんな人に好かれるなんて相当希少だよ。結構いい経験値になるんじゃないかな?」
(だよなぁ)
アスモデウスと相談しているうちに、プレートを机の上に置く彼女。最後に伝票を置こうとしている。俺が悩んでいるのはどうやって堕とすかだ。【催眠】で堕とすにしても、ぱっと掛ける内容を思いつかない。どうすっかなぁと悩んだ末、手っ取り早く落とすことにした。
「あ、すいません」
「はい! なんでしょう?」
俺が声を掛けたことで、彼女は立ち去るのをやめる。むしろ半歩あゆみ寄ってくれた。【魅了】の範囲内であってくれと願いながら、このウェイトレスに【魅了】をかけるイメージをする。
効果は劇的だ。
「あっ♥」
「食後にデザートでお姉さんを頂いてもいいかな? これ俺の連絡先」
「はひぃぃ♥シフトが終わり次第掛けせていただきます♥」
「ん、待ってるね」
ちょろいもんだぜ、と思い、昼食にありつこうとした時だった。またあの痛みがやってきた。とうとう股間に。
「あづぎっぃ!?」
「あっはっは!!」
……諸君らは、股間を強くぶつけたことがあるだろうか。俺はある。
小学生の頃だった。黒板消しでチョークの粉が目に入って、先生に手を引かれて保健室に向かっていたんだ。俺の学校は廊下に手洗い場があって、掃除の時間にはそこから水を汲んでモップをかけるんだ。だけどさ、この手洗い場には角があったんだ。視界の潰れた俺は、先生を信じた俺は、ちょうど股間の高さにあったその角に息子をぶつけることになった。
その痛みが今再現されている!
のをアスモデウスが笑ってやがる!!
ちくしょうっ!!!
「アスモデウスぅ、今度は何だよ゛」
「ひぃーっ! いやぁ、ホント見ていて飽きないね、君は。おめでとう、新スキルの獲得だよ」
「いや、効果を教えてくれ」
幸いにも、いつも同様痛みはすぐに引いた。それだけが救いだった。泣きそう。
「君が手に入れたのは【マジカルチンポ】だね。長さに太さ、硬度に射精量、はては避妊まで自由自在の奇跡的オチンポさ。おまけに破瓜の痛みを無くすという効果もあるよ」
「なんでこのタイミング?」
「このスキルの獲得条件は5人の異性を堕とす事だからね。あの子を堕としたことでちょうどスキル解放条件が満たされたのさ」
「ちょっとラグくなかった?」
「君を思ってスキルの獲得をワンテンポ遅らせてあげたんだよ。女の子の前で痴態晒したくないでしょう?」
「お気遣い感謝いたします」
本音は面白いシーンを独り占めしたかっただけなんだろうな、と思いつつも、結果助かっているので素直に礼を言っておいた。しかし、やっぱり避妊はちんこにダメージがあるタイプだったか。狙わなくてよかった……、いや、心構えのできている状態でやった方が良かったか? 後の祭りだな。考えるのはよそう。
そうしてしばらくしていると、柱の隙間から徐々に客が帰っていくのが見えた。見れば大体うちの学生と思われる男子で、まるで握手会のように顔をほころばせて満足そうに立ち去っていく。そろそろ彼女のシフトが終わる時間なのかな。
俺も重い腰を上げて店を後にすることにした。レジには例のウェイトレスさんがいて、熱っぽい眼差しをこちらに向けてくれている。代金を払う時に手を差し出すと、丁寧に両手で包まれた。あぁ、あいつらが幸せそうにしてたのはこれか、と思いながら支払いを終えて店を出る。
取り敢えず近場の集合場所ということで、俺は駅近くの時計台に向かった。道中彼女からバイトが終わったという連絡が来たので、時計台に向かっていると告げる。着いてほどなくして、彼女が向かってくるのが目に見えた。俺が手を軽く上げると、彼女が犬みたいに駆け寄ってくる。
「ごめんなさい、お待たせしました」
「気にしないでいいよ。それより、名前教えてくれる?」
「卯月凛です!」
「卯月ちゃんか。俺は新里奏夜、よろしくね」
ウェイトレスの制服もよかったが、私服の彼女もまた素敵だ。グレー系のシャツワンピースにベージュのカーディガン。先ほどは天真爛漫という印象を受けたというのに今は魅惑的だという感想さえ出てくる。こりゃ世の男どもが放っておかないわけですよ。
さて、問題はどこでやるか、という点だ。ぶっちゃけここで【結界】を発動してもいいんだが、明らかに不自然すぎる。二人きりになれる場所はないだろうか。大声を出すとバレるような場所だとなおよいが、結局トイレぐらいしか思い浮かばないんだよなぁ。でももうトイレでのセックスは飽きた。別の場所でヤりたい。
一人なら適当に歩いてもいいのだが、あいにく彼女はハイヒールだ。あんまり連れ回すのも酷だろう。家に持ち帰るにしてもくいながいるし。
「あの、もしよかったらうちに来ます?」
「え? 大丈夫なの?」
「はい、私、一人暮らしですから」
俺が思案に余っていると、彼女の方からそう提案してくれた。なんとなく予感してたけど、どうやらうちの生徒ではないらしい。多分、大学生。そうかぁ、一人暮らしなのかぁ。押し掛けるしかないよね?
「じゃあ、よろしく」
「はいっ!」
駅から少し歩いたら、彼女の下宿先というところに着いた。相当立派なマンションで、セキュリティもしっかりしていそうだ。よく分からないけど、娘さんを思う親心って奴だろう。すまんな、その思いやりへし折っちまったわ。
彼女の部屋に入ってすぐ、彼女は俺をベッドに引き込んだ。時計台では引いていた頬の赤みが、今は茹でダコの様になっている。愛らしい眼差しに答えるように、俺は彼女に口づけをした。
「んぶっ、んちゅっぱ……んふぅ♥ふぅ、んぶ♥ぢゅぶんぢゅぶぢゅ♥っぱ♥んふぅぅぅ♥」
その間に彼女の服をはだけさす。ブラのホックを外し、おっぱいを揉む。彼女の唾液が、一段と甘くなった気がして、今より熱を込めて舌を舐る。卯月もいっぱいまで舌を伸ばして応えてくれる。舌を絡めるのは気持ちがいい。
しばらくして今度は下に移る。唇を離すと彼女は切なげな声を出したが、俺が筋をなぞってやるとまた甘い声を零した。
「んんんっ、ひにゃぁ♥」
「おいおい、もうとろとろじゃねえか。随分と楽しみなんだな」
「はぁい♥ご注文されてから今まで、私のおまんこはいつでも食べごろです♥」
「そうか、なら頂こうかな」
いいつつ、彼女の裂け目に亀頭を突き立てる。この数日で随分手馴れたものだと、我ながら感心する。
「あの……」
「ん? なんだ?」
「ハジメテなんです……優しくシてくれますか?」
「へぇ、こんなにかわいいのにハジメテなんだ。そうだねぇ……」
一瞬考えるふりをする。答えは決まっているけどな。それに、手に入れた【マジカルチンポ】の効果も確かめたい。
「なるほどなるほど。だが断る」
「おっ、ごっ、お゛ぉ゛っ!? あ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁっ゛♥に゛ゃにこりぇ゛ぇぇぇっ♥あっ、あっ♥あたまばかになりゅぅぅ♥のうみそとけちゃうぅぅぅぅっ♥ん゛はあぁぁあぁっ♥♥しりゃにゃいぃぃぃ♥おちんちんってこんなによかったんら!? あひぃぃぃん♥♥」
「おいおい、まじかよ」
一息に突いてやった結果がこれだ。途中で引っ掛かりを覚えたので、処女という発言は嘘じゃなかったのだろう。現に破瓜の赤が結合部にあふれ、血生臭い匂いを漂わせている。だが、そんなの知ったことじゃないと言わんばかりに卯月は乱れ、狂い、ヨガっている。【マジカルチンポ】すげーな。
「あっ、あっ♥あっ♥♥あぁん♥♥おっぐっ♥奥までおちんちん届いちゃってりゅぅぅぅっ♥ああぁあぁ♥おかえりなさいぃぃぃ♥♥ここがあなたのお部屋でしゅよぉぉぉっ♥♥」
「ははっ、ずいぶんとよさそうだな」
「あんっ♥あはぁん♥♥いいっ♥いいでしゅ♥♥新里さんのおちんちんで、子宮口コンコンされるのしゅきぃぃぃっ♥♥いっぱい♥いっぱいきもちいいのぉぉぉっ♥♥」
卯月が俺に合わせて腰を上下させる。まるで痛みを感じていないようだし、事実痛みを感じていないのだろう。いやぁ、俺も処女喪失には心を痛ませていたからさ。このスキルが発現してくれてよかったよ。
「んぎぃぃぃっ♥♥あはっ♥シちゃった♥♥新里さんに、恋しちゃった♥♥わたしもう、新里さんの虜なのぉぉっ♥」
「そっか、でも俺彼女いるから駄目だよ? セフレならいいけど」
「んはぁぁん♥セフレでも構いましぇぇん♥♥寵愛を受けられるなら二番でも三番でもいいですぅ♥だから、だからぁっ♥♥これからもずっと、新里さんのおちんちんをお恵みくださいぃぃっ♥あぁあぁぁぁあん♥♥」
「仕方ないなぁ、ほらよ」
セフレという発言に対し、駄々を捏ねるどころかそれでもいいという始末。下手すりゃこのスキル【魅了】よりも強力なんじゃないだろうか。そんなことを考えながら、ずしんと重たい一発をくれてやる。
「流れてくる新里さんの愛情がぁっ!? っはぁん♥♥あっ♥あぁん♥♥ありがとうございますっ♥♥」
「おら、もっとペース上げるぞ。着いて来い」
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁっ♥♥しゅき♥しゅき♥♥しゅきぃぃぃっ♥♥♥もっと、もっとわたしを好きにしてぇぇぇぇっ♥」
「卯月! 射精すぞ!」
「あぁぁぁ♥おねがいしますぅぅ♥♥私の赤ちゃん部屋に、新里さんのザーメン汁流し込んでみたしてぇぇぇっ♥♥ああぁぁぁイク、イクッ♥♥イクイクイク――っ♥♥」
俺が達するのと同時に、卯月が潮を吹いた。二人の体液でべたべたになった一物を、彼女の顔の前に持って行く。
「卯月、二人の愛の結晶でドロドロになったちんぽを掃除してくれよ。お前の口でさ」
「はぁい♥んぶちゅっ♥♥ぶぢゅっぷぶぢゅん♥ぢゅる♥んっ♥♥ぢゅぶぢゅぶ♥」
卯月はそれを、何のためらいもなく咥えた。加えて、それはもうおいしそうに顔をほころばせている。【マジカルチンポ】は下の口以外にも効果があるのかもしれない。アスモデウスに聞いてみるか。おーい、アスモデウスやーい。
「そうだね、確かに【マジカルチンポ】には味覚を惑わす効果もあるよ。彼女がおいしそうにしているのはそれが原因だね」
(さすが【マジカルチンポ】だな)
「そう、全ての女性を虜にする魔法の一品さ」
彼女のストロークが熱を帯び、俺のちんぽも熱くなってきた。【マジカルチンポ】の効果を使って、射精量を増大させてみる。飲み干せないほどの精液をぶちまけられた彼女が、鼻から精液を零した。チンポを抜き取り彼女に問いかける。
「お味の方は?」
その一言で、既にとろけ切った表情をしていた彼女がさらに幸せそうに顔を歪めた。そのあと、甘ったるい声で返す。
「はぁい♥とっても♥」
続く言葉は、聞くまでもなかった。
かといって文科系の部活動で日曜日にやってるところがどれだけあるかという話だ。吹部とかならばやっているかもしれないが、むしろ彼らの方が一人にならないんじゃないだろうか。というより、日曜日に部活をしてる人なんて大抵真剣に打ち込んでる人だ。そう簡単に都合のいい獲物なんて見つからない。
「ところで奏夜、だれかれ構わず膣内射精してるけど妊娠したらどうするつもりなんだい?」
「必要に応じてスキルが出てくると考えてる」
「あぁ、なるほどね。確かにあるよ、そういう、妊娠を無かったことにするスキル。今取らないのかい?」
「なんかちんこに痛みが走る気がしたから躊躇ってる」
スキルの獲得と身体構造の書き換えは切っても切り離せない。そしてスキルに関連する部位が人間の物の場合、とてつもない痛みが走るのだ。避妊スキルとかってどう考えてもちんこにダイレクトアタックじゃん。ライフで受けるみたいなことはしたくないのだ。
「あれ? それならくいなちゃんの処女も散らしてあげればいいじゃん。どうして夢に拘ってるんだい?」
「現実で破いたらもう処女膜破れなくなるだろ」
「君、相当外道だね」
「そいつはどうもっと」
やれやれとアスモデウスを笑いつつ、俺は昼食を取れる店を探していた。あんまり敷居が高くないところがいいなと思いながらぶらついているのだが、一人っていうだけでどこもかしこも敷居が高く感じられる。これなら小野寺でも誘えば良かったか。いや、予定入れるのはめんどくさいしやっぱりこれで正解だろう。
なんやかんやあって、うろうろしていると、ちょっとおしゃれな喫茶店を見つけた。何が違うのかは分からないが、ここなら俺でも入れそうと思える何かがある。その予感に従って、俺は入店することにした。
「いらっしゃいませー」
店員の挨拶に会釈を返してから、注文の列らしきところに並ぶ。忙しい時間帯のようで座席の殆どが埋まっている。人気なんだなと思いながらあたりを見渡すと、一つ不思議なことに気付いた。ここの客層、俺と同年代の男子が多い。もっと言えば学校で見た覚えのある顔がちらほら。
なんだこいつら、という疑問は、簡単に目星がついた。おそらく原因は、この店員だ。
「ご注文はお決まりですか?」
一言でいえば天真爛漫。ウェイトレスの衣装に身を包み、ハーフアップの髪に、お日様のように暖かい笑顔。なるほど、こいつらはこの店員が目当てで通いつめているわけかと納得しながらメニューから適当な品を頼んだ。案内された奥の方の席で、ここなら大丈夫だと思った理由が分かった。この店、異様に柱が多いのだ。おかげで回転効率は多少悪そうだが、他の客の視線を気にしないでいいというのはずいぶんと気楽である。
そうしてしばらく待っていると、柱の影から件のウェイトレスが現れた。トレイには俺が頼んだ品が乗せられてており、こちらまで楽しくなるような笑顔を見せてくれる。
(なあアスモデウス、いい女だと思わね?)
「そうだねぇ、ここまでいろんな人に好かれるなんて相当希少だよ。結構いい経験値になるんじゃないかな?」
(だよなぁ)
アスモデウスと相談しているうちに、プレートを机の上に置く彼女。最後に伝票を置こうとしている。俺が悩んでいるのはどうやって堕とすかだ。【催眠】で堕とすにしても、ぱっと掛ける内容を思いつかない。どうすっかなぁと悩んだ末、手っ取り早く落とすことにした。
「あ、すいません」
「はい! なんでしょう?」
俺が声を掛けたことで、彼女は立ち去るのをやめる。むしろ半歩あゆみ寄ってくれた。【魅了】の範囲内であってくれと願いながら、このウェイトレスに【魅了】をかけるイメージをする。
効果は劇的だ。
「あっ♥」
「食後にデザートでお姉さんを頂いてもいいかな? これ俺の連絡先」
「はひぃぃ♥シフトが終わり次第掛けせていただきます♥」
「ん、待ってるね」
ちょろいもんだぜ、と思い、昼食にありつこうとした時だった。またあの痛みがやってきた。とうとう股間に。
「あづぎっぃ!?」
「あっはっは!!」
……諸君らは、股間を強くぶつけたことがあるだろうか。俺はある。
小学生の頃だった。黒板消しでチョークの粉が目に入って、先生に手を引かれて保健室に向かっていたんだ。俺の学校は廊下に手洗い場があって、掃除の時間にはそこから水を汲んでモップをかけるんだ。だけどさ、この手洗い場には角があったんだ。視界の潰れた俺は、先生を信じた俺は、ちょうど股間の高さにあったその角に息子をぶつけることになった。
その痛みが今再現されている!
のをアスモデウスが笑ってやがる!!
ちくしょうっ!!!
「アスモデウスぅ、今度は何だよ゛」
「ひぃーっ! いやぁ、ホント見ていて飽きないね、君は。おめでとう、新スキルの獲得だよ」
「いや、効果を教えてくれ」
幸いにも、いつも同様痛みはすぐに引いた。それだけが救いだった。泣きそう。
「君が手に入れたのは【マジカルチンポ】だね。長さに太さ、硬度に射精量、はては避妊まで自由自在の奇跡的オチンポさ。おまけに破瓜の痛みを無くすという効果もあるよ」
「なんでこのタイミング?」
「このスキルの獲得条件は5人の異性を堕とす事だからね。あの子を堕としたことでちょうどスキル解放条件が満たされたのさ」
「ちょっとラグくなかった?」
「君を思ってスキルの獲得をワンテンポ遅らせてあげたんだよ。女の子の前で痴態晒したくないでしょう?」
「お気遣い感謝いたします」
本音は面白いシーンを独り占めしたかっただけなんだろうな、と思いつつも、結果助かっているので素直に礼を言っておいた。しかし、やっぱり避妊はちんこにダメージがあるタイプだったか。狙わなくてよかった……、いや、心構えのできている状態でやった方が良かったか? 後の祭りだな。考えるのはよそう。
そうしてしばらくしていると、柱の隙間から徐々に客が帰っていくのが見えた。見れば大体うちの学生と思われる男子で、まるで握手会のように顔をほころばせて満足そうに立ち去っていく。そろそろ彼女のシフトが終わる時間なのかな。
俺も重い腰を上げて店を後にすることにした。レジには例のウェイトレスさんがいて、熱っぽい眼差しをこちらに向けてくれている。代金を払う時に手を差し出すと、丁寧に両手で包まれた。あぁ、あいつらが幸せそうにしてたのはこれか、と思いながら支払いを終えて店を出る。
取り敢えず近場の集合場所ということで、俺は駅近くの時計台に向かった。道中彼女からバイトが終わったという連絡が来たので、時計台に向かっていると告げる。着いてほどなくして、彼女が向かってくるのが目に見えた。俺が手を軽く上げると、彼女が犬みたいに駆け寄ってくる。
「ごめんなさい、お待たせしました」
「気にしないでいいよ。それより、名前教えてくれる?」
「卯月凛です!」
「卯月ちゃんか。俺は新里奏夜、よろしくね」
ウェイトレスの制服もよかったが、私服の彼女もまた素敵だ。グレー系のシャツワンピースにベージュのカーディガン。先ほどは天真爛漫という印象を受けたというのに今は魅惑的だという感想さえ出てくる。こりゃ世の男どもが放っておかないわけですよ。
さて、問題はどこでやるか、という点だ。ぶっちゃけここで【結界】を発動してもいいんだが、明らかに不自然すぎる。二人きりになれる場所はないだろうか。大声を出すとバレるような場所だとなおよいが、結局トイレぐらいしか思い浮かばないんだよなぁ。でももうトイレでのセックスは飽きた。別の場所でヤりたい。
一人なら適当に歩いてもいいのだが、あいにく彼女はハイヒールだ。あんまり連れ回すのも酷だろう。家に持ち帰るにしてもくいながいるし。
「あの、もしよかったらうちに来ます?」
「え? 大丈夫なの?」
「はい、私、一人暮らしですから」
俺が思案に余っていると、彼女の方からそう提案してくれた。なんとなく予感してたけど、どうやらうちの生徒ではないらしい。多分、大学生。そうかぁ、一人暮らしなのかぁ。押し掛けるしかないよね?
「じゃあ、よろしく」
「はいっ!」
駅から少し歩いたら、彼女の下宿先というところに着いた。相当立派なマンションで、セキュリティもしっかりしていそうだ。よく分からないけど、娘さんを思う親心って奴だろう。すまんな、その思いやりへし折っちまったわ。
彼女の部屋に入ってすぐ、彼女は俺をベッドに引き込んだ。時計台では引いていた頬の赤みが、今は茹でダコの様になっている。愛らしい眼差しに答えるように、俺は彼女に口づけをした。
「んぶっ、んちゅっぱ……んふぅ♥ふぅ、んぶ♥ぢゅぶんぢゅぶぢゅ♥っぱ♥んふぅぅぅ♥」
その間に彼女の服をはだけさす。ブラのホックを外し、おっぱいを揉む。彼女の唾液が、一段と甘くなった気がして、今より熱を込めて舌を舐る。卯月もいっぱいまで舌を伸ばして応えてくれる。舌を絡めるのは気持ちがいい。
しばらくして今度は下に移る。唇を離すと彼女は切なげな声を出したが、俺が筋をなぞってやるとまた甘い声を零した。
「んんんっ、ひにゃぁ♥」
「おいおい、もうとろとろじゃねえか。随分と楽しみなんだな」
「はぁい♥ご注文されてから今まで、私のおまんこはいつでも食べごろです♥」
「そうか、なら頂こうかな」
いいつつ、彼女の裂け目に亀頭を突き立てる。この数日で随分手馴れたものだと、我ながら感心する。
「あの……」
「ん? なんだ?」
「ハジメテなんです……優しくシてくれますか?」
「へぇ、こんなにかわいいのにハジメテなんだ。そうだねぇ……」
一瞬考えるふりをする。答えは決まっているけどな。それに、手に入れた【マジカルチンポ】の効果も確かめたい。
「なるほどなるほど。だが断る」
「おっ、ごっ、お゛ぉ゛っ!? あ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁぁっ゛♥に゛ゃにこりぇ゛ぇぇぇっ♥あっ、あっ♥あたまばかになりゅぅぅ♥のうみそとけちゃうぅぅぅぅっ♥ん゛はあぁぁあぁっ♥♥しりゃにゃいぃぃぃ♥おちんちんってこんなによかったんら!? あひぃぃぃん♥♥」
「おいおい、まじかよ」
一息に突いてやった結果がこれだ。途中で引っ掛かりを覚えたので、処女という発言は嘘じゃなかったのだろう。現に破瓜の赤が結合部にあふれ、血生臭い匂いを漂わせている。だが、そんなの知ったことじゃないと言わんばかりに卯月は乱れ、狂い、ヨガっている。【マジカルチンポ】すげーな。
「あっ、あっ♥あっ♥♥あぁん♥♥おっぐっ♥奥までおちんちん届いちゃってりゅぅぅぅっ♥ああぁあぁ♥おかえりなさいぃぃぃ♥♥ここがあなたのお部屋でしゅよぉぉぉっ♥♥」
「ははっ、ずいぶんとよさそうだな」
「あんっ♥あはぁん♥♥いいっ♥いいでしゅ♥♥新里さんのおちんちんで、子宮口コンコンされるのしゅきぃぃぃっ♥♥いっぱい♥いっぱいきもちいいのぉぉぉっ♥♥」
卯月が俺に合わせて腰を上下させる。まるで痛みを感じていないようだし、事実痛みを感じていないのだろう。いやぁ、俺も処女喪失には心を痛ませていたからさ。このスキルが発現してくれてよかったよ。
「んぎぃぃぃっ♥♥あはっ♥シちゃった♥♥新里さんに、恋しちゃった♥♥わたしもう、新里さんの虜なのぉぉっ♥」
「そっか、でも俺彼女いるから駄目だよ? セフレならいいけど」
「んはぁぁん♥セフレでも構いましぇぇん♥♥寵愛を受けられるなら二番でも三番でもいいですぅ♥だから、だからぁっ♥♥これからもずっと、新里さんのおちんちんをお恵みくださいぃぃっ♥あぁあぁぁぁあん♥♥」
「仕方ないなぁ、ほらよ」
セフレという発言に対し、駄々を捏ねるどころかそれでもいいという始末。下手すりゃこのスキル【魅了】よりも強力なんじゃないだろうか。そんなことを考えながら、ずしんと重たい一発をくれてやる。
「流れてくる新里さんの愛情がぁっ!? っはぁん♥♥あっ♥あぁん♥♥ありがとうございますっ♥♥」
「おら、もっとペース上げるぞ。着いて来い」
「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁっ♥♥しゅき♥しゅき♥♥しゅきぃぃぃっ♥♥♥もっと、もっとわたしを好きにしてぇぇぇぇっ♥」
「卯月! 射精すぞ!」
「あぁぁぁ♥おねがいしますぅぅ♥♥私の赤ちゃん部屋に、新里さんのザーメン汁流し込んでみたしてぇぇぇっ♥♥ああぁぁぁイク、イクッ♥♥イクイクイク――っ♥♥」
俺が達するのと同時に、卯月が潮を吹いた。二人の体液でべたべたになった一物を、彼女の顔の前に持って行く。
「卯月、二人の愛の結晶でドロドロになったちんぽを掃除してくれよ。お前の口でさ」
「はぁい♥んぶちゅっ♥♥ぶぢゅっぷぶぢゅん♥ぢゅる♥んっ♥♥ぢゅぶぢゅぶ♥」
卯月はそれを、何のためらいもなく咥えた。加えて、それはもうおいしそうに顔をほころばせている。【マジカルチンポ】は下の口以外にも効果があるのかもしれない。アスモデウスに聞いてみるか。おーい、アスモデウスやーい。
「そうだね、確かに【マジカルチンポ】には味覚を惑わす効果もあるよ。彼女がおいしそうにしているのはそれが原因だね」
(さすが【マジカルチンポ】だな)
「そう、全ての女性を虜にする魔法の一品さ」
彼女のストロークが熱を帯び、俺のちんぽも熱くなってきた。【マジカルチンポ】の効果を使って、射精量を増大させてみる。飲み干せないほどの精液をぶちまけられた彼女が、鼻から精液を零した。チンポを抜き取り彼女に問いかける。
「お味の方は?」
その一言で、既にとろけ切った表情をしていた彼女がさらに幸せそうに顔を歪めた。そのあと、甘ったるい声で返す。
「はぁい♥とっても♥」
続く言葉は、聞くまでもなかった。
0
お気に入りに追加
146
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる