3 / 90
本文
夜毎の訪問(3)
しおりを挟む
「そのまま四つん這いになって。尻を僕のほうに向けて」
カルナスは羞恥の表情を浮かべながら、シルヴァリエに言われた通りの姿勢をとった。
オイルを落としたシルヴァリエの手がその双丘を割り開くと、奥の菊門は少しひくついている。
「こちらはまだ固いみたいですね。少し慣らしましょうか」
シルヴァリエは両手でゆっくりとカルナスの尻を揉みしだきはじめた。菊門を広げるように、時には押しつぶすように。シルヴァリエの手の動きにあわせカルナスの内腿が緊張と弛緩を繰り返す。シルヴァリエが気まぐれにカルナスの前のほうを撫でてやると、陰茎は痛いくらいに反り返り、先端が腹に擦れていた。
「それ……っ」
「ん?」
「それ、そこ、もっと……!」
「だめです」
シルヴァリエは前に回していた手をひっこめた。
「あなたを楽しませるのが目的じゃないんですよ。楽しむのは僕。それに体を捧げて奉仕するのがあなたの役目。そうでしたよね?」
「う、うぅ……」
シルヴァリエの言葉に、カルナスは泣きそうな表情で、首肯した。
「わかったら、ほら、自分で広げるくらいはしてください」
シルヴァリエがカルナスの手を取って尻のほうへ置いてやると、カルナスは少し震える手で、オイルでてらてらとひかる自分の尻を左右に割った。
「そうそう。よく見えますよ。カルナス団長のいやらしい穴が」
「そういうことを、言うな……! ……ぅあッ……」
カルナスは少し怒った声を出したが、ごほうびにとシルヴァリエが前を少しいじってやると大人しくなる。
「そのまま、よーく広げていてくださいね」
そう言いながらシルヴァリエはしたたるほどにオイルで濡らした己の二本の指を、カルナスの中へ挿入した。
「ぁ……っ!」
毎晩体の中に異物を迎え入れるこの瞬間、カルナスがいつも上げる悦びの声を耳に心地よく感じながら、シルヴァリエは二本の指をねじるようにしてさらに深く侵入させる。
そこでしばらくカルナスの中がシルヴァリエの指に馴染むのを待ってから、ゆっくりと奥を押し広げ、ぐりんぐりんと中をかき混ぜた。
「ああっ! あ、ああ、あああぁっ! あ――――ッ!」
「そんなに悦ばれちゃ、どっちが奉仕している側かわからないな」
「ああ、だって、これ、気持ちいい、気持ちいいよぉ……」
「まったくしかたのない人ですねえ、カルナス団長は」
シルヴァリエはカルナスから一度手をはなすと、ブーツを脱ぎ、ベッドの上にあがった。着衣のまま横になり、自分の上に逆向きにまたがるようカルナスに手振りで促すと、カルナスはおとなしく従う。
「ほら、やって。いつもの、ご奉仕の時間ですよ」
カルナスは羞恥の表情を浮かべながら、シルヴァリエに言われた通りの姿勢をとった。
オイルを落としたシルヴァリエの手がその双丘を割り開くと、奥の菊門は少しひくついている。
「こちらはまだ固いみたいですね。少し慣らしましょうか」
シルヴァリエは両手でゆっくりとカルナスの尻を揉みしだきはじめた。菊門を広げるように、時には押しつぶすように。シルヴァリエの手の動きにあわせカルナスの内腿が緊張と弛緩を繰り返す。シルヴァリエが気まぐれにカルナスの前のほうを撫でてやると、陰茎は痛いくらいに反り返り、先端が腹に擦れていた。
「それ……っ」
「ん?」
「それ、そこ、もっと……!」
「だめです」
シルヴァリエは前に回していた手をひっこめた。
「あなたを楽しませるのが目的じゃないんですよ。楽しむのは僕。それに体を捧げて奉仕するのがあなたの役目。そうでしたよね?」
「う、うぅ……」
シルヴァリエの言葉に、カルナスは泣きそうな表情で、首肯した。
「わかったら、ほら、自分で広げるくらいはしてください」
シルヴァリエがカルナスの手を取って尻のほうへ置いてやると、カルナスは少し震える手で、オイルでてらてらとひかる自分の尻を左右に割った。
「そうそう。よく見えますよ。カルナス団長のいやらしい穴が」
「そういうことを、言うな……! ……ぅあッ……」
カルナスは少し怒った声を出したが、ごほうびにとシルヴァリエが前を少しいじってやると大人しくなる。
「そのまま、よーく広げていてくださいね」
そう言いながらシルヴァリエはしたたるほどにオイルで濡らした己の二本の指を、カルナスの中へ挿入した。
「ぁ……っ!」
毎晩体の中に異物を迎え入れるこの瞬間、カルナスがいつも上げる悦びの声を耳に心地よく感じながら、シルヴァリエは二本の指をねじるようにしてさらに深く侵入させる。
そこでしばらくカルナスの中がシルヴァリエの指に馴染むのを待ってから、ゆっくりと奥を押し広げ、ぐりんぐりんと中をかき混ぜた。
「ああっ! あ、ああ、あああぁっ! あ――――ッ!」
「そんなに悦ばれちゃ、どっちが奉仕している側かわからないな」
「ああ、だって、これ、気持ちいい、気持ちいいよぉ……」
「まったくしかたのない人ですねえ、カルナス団長は」
シルヴァリエはカルナスから一度手をはなすと、ブーツを脱ぎ、ベッドの上にあがった。着衣のまま横になり、自分の上に逆向きにまたがるようカルナスに手振りで促すと、カルナスはおとなしく従う。
「ほら、やって。いつもの、ご奉仕の時間ですよ」
41
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
神官、触手育成の神託を受ける
彩月野生
BL
神官ルネリクスはある時、神託を受け、密かに触手と交わり快楽を貪るようになるが、傭兵上がりの屈強な将軍アロルフに見つかり、弱味を握られてしまい、彼と肉体関係を持つようになり、苦悩と悦楽の日々を過ごすようになる。
(誤字脱字報告不要)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる