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28.王子と《旅人》
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王子は、そもそも《旅人》というものは、と腕を組んだ。どのポーズのどの角度からでもいちいち美形である。
「《箒星の旅人》は、異なる世界の知識と経験、膨大な魔力を持って現れる。我が国では恩恵に預かるべく丁重に扱うが、例え鎖に繋いで嬲ったとて、その恵みを貪ることは可能だ」
大賢者と次席の喰い方の差は明らかだった。だが、魔力を吸い上げる目的において、手段はどちらでも問題なく、効果も変わらないという。
「魔力は触れれば供給が可能だが、粘膜、特に生殖器での接触が最も効率がいい。帝国は更に、触手のような魔法生物を使うようだな。先の戦で帝国に奪われ亡くなったかつての《旅人》は、帝国の皇族や貴族、魔法使いどもに嬲り者にされた後、触手に繋がれ、そのまま息絶えた」
あってはならない、とても痛ましい話だ、と、王子は顔をしかめた。
当時カラハン領に滞在していたため巻き込まれたという《旅人》のことだろう。そのあまりにも凄惨な最期に、俺の背中に冷たいものが走る。なにせ、明日は我が身なのだ。
あの赤紫のおぞましいものが脳裏に浮かんで、俺は自分の腕をぎゅっと抱いた。王子の表情が曇る。
「塔で受けた被害の報告は受けている。お前はヴィルヘルムによって記憶を曖昧にされているようだが、当然だ。とても正気で耐えうるものではあるまい。こうして生きて会えて何よりだ」
「記憶を……」
「塔での出来事以降、浮遊感のような幸福感のような、そういったものを唐突かつ不自然に感じることはないか?」
それが俺にかけられた魔法だと、王子は言うのだが。
「……ヴィルと一緒にいるときは、だいたいふわふわしてる気が……」
「惚気ろとは言っておらん。が、そうか……」
俺に手をかざしかけて、王子は首を振った。
「魔力を詳しく見れば、と思ったが、彼の者以外の《旅人》の魔力に触れぬと誓った身なのでな」
どうやら彼の基準では不貞行為にあたるらしい。この王子も真面目で律儀な性格のようだ。
「さて、《旅人》の特異性はそれだけではない。当然だが、魔術を覚えると戦で負け知らずだ。ちょっとした魔王にもなれるだろう。異界の知識、技術等をその魔術で再現させても素晴らしい。外国との国力の差が瞬く間にひらく。とにかく、その桁違いの能力は、望まれるまま魔術を与えたがゆえにまんまと逃げられた私が保証しよう」
「えっ……お可哀想に……」
「そうだろうとも!」
散々憐れまれた腹いせをしたつもりだったのだが、王子は真正面から返してきた。強い。
「だから、ヴィルは俺に魔法を学ばせなかったのか……」
「あいつはまた違う。《旅人》を活用する気がまるでない」
王子は即座に否定した。俺は首を傾げる。
「けど、そもそも、ヴィルは大賢者の私兵で俺の護衛を……あれ? だから大賢者のことを、俺の魔力を貪って生き長らえてる、だなんて言ってたのか……?」
俺の魔力を使うことを、ヴィルヘルムはとにかく良しとしていないようだ。国益として献上するでもなく、独り占めしようというわけでもなく、ただただ、俺を日本に帰したがっている。
なぜなのだろう。
「それは、お前が召喚されてしまった《旅人》だからであろう。お前の人生を壊してしまった責任を感じておるのだ」
「それは、俺がカラハンにある塔で召喚されてしまったから。それだけの理由ですよね」
「そうだ。召喚に関わった者たちは、冷酷非道で知られる次席への代替わりを恐れ、大賢者の延命を願う心を皮肉にもその次席に利用され、召喚を行った」
知らない情報に、俺は息をのむ。熟練の魔法使いが数十人揃って失敗した――ヴィルヘルムからはそうとしか聞いていない。
「その、失敗した人たちは……」
「生きていると思うか?」
王子の昏い目に、俺は言葉を失う。
「ヴィルヘルムはカラハン家唯一の生き残りで正統な嫡男だ。無事に領地が戻れば、あいつはカラハン領主となる。いかに貴重な《箒星の旅人》といえど、王家は無理に取り上げたりはせぬ。領内での裁量権はあいつに分があるからな。加えて、お前の帰還は大賢者ライネの希望でもあって――」
そこで王子はため息を吐いた。
「だが、お前の意思は? やはり日本に帰るつもりなのか?」
「そうしたら、王子と同じになりますね」
好きな人には、会えない。
小さく笑ってみせたのだが、苦虫を噛み潰したような顔を返された。
「私の想い人は同じ世界にいるのだ。そのような絶望的な状況と一緒にするでない」
絶望的、か……。
カップに砂糖をこれでもかと入れてティースプーンでぐりぐりかき混ぜながら、俺は肩を落とす。
「まあ、つまるところヴィルは、俺を日本に帰して、それからカラハン領に戻るのがいちばん幸せなんですよね」
王子は一瞬、可哀想、と言いたげな顔をしたが、咳払いでごまかしたようだ。
「んん……あいつよりも良い男はそういないだろうが、この世界も広い。腰を据えて探してみても……」
「別に俺、男が好きなわけじゃないです。それに、俺が帰らないって言ったら、カラハン奪還した段階で俺とヴィルの繋がりって切れますよね」
「なんと! 帰還への道程を最後に、思い出作りの二人旅とするわけか……お前そこまで考えて……くッ」
勝手に俺の心情を慮って苦悶する王子。さすがに俺もこれからのことを何も考えていないわけではない。
「でも、帰る方法はジオールでなんとかなるんだと思ってました。もっと遠い国に行かないと無理なんですか」
ヴィルヘルムが国を出ると言うからには、ちょっとした旅行程度の距離ではないのだろう。
残念だがその通りだ、と王子がうなずく。
「地脈の関係か、それとも精霊の性質か、国によって得意な魔法に差があってな……我が国は異界からの扉が開きやすい土地ではあるのだが、それを術で完全に制御するまでには至っておらぬのだ。だが安心するといい。あの国ならばおそらくなんとかなるだろう、という心当たりはいくつかある」
私の想い人も、おそらくその地を訪ねているのだと思う、と、王子は言う。何でも各国の魔法技術は基本的には極秘事項で、国家間の交流もほぼないらしい。密偵を潜り込ませるなどして、お互いの技術水準を推し量っている状態だという。
「我が最愛の《旅人》は、帰還の可能性を確認するためだと言っていた。故に、この世界への興味はまだまだ尽きておらぬはずだ。私には希望があるのだ……!」
力説する王子は、夢があっていいと思う。素直にそう言うと、王子は微妙な顔をした。
「お前も希望を持てば良いと、私は思う」
「じゃあ、王子から見て、俺にはどのくらいの希望がありますか?」
冗談めかして問うと、王子は頭を抱えた。決めたことを決して曲げぬ男だからな……と呻くその姿に、悪いことをしたなと思う。
「あいつはお前を無事に還すことに重きを置くあまり、情報を伏せすぎるきらいがある。それゆえに不安になることも多かろう。時間が許す限りこの私が相談に乗るぞ。もちろん、ヴィルヘルムに告げ口などせぬと約束しよう」
好きな人への点数稼ぎだとしても、同じような恋をしている同情だとしても、王子は信用できるように見える。それなら、と俺は小さく手を上げた。
「さっき、どうして俺はヴィルにあんなに怒られたんですか。聞いてなかった俺が悪いんですけど、それはバレてなかったみたいだし」
「ああ、なに、お前に《箒星の旅人》に見られる障害が起こっておらぬか、簡単な確認をしたのだ。父の名は、母の名は、兄弟はいたのか、等の基本的な――」
へえ、と相槌を打って、はたと気づく。
「……父の、名……?」
俺の反応に、王子の表情が凍った。俺もどうしたらいいかわからず、ただ戸惑う。
日本の、家族の名前が、なぜか浮かばない。
「ヴィルヘルム――!!」
庭園に響き渡った王子の絶叫。
さっきの約束はどうした。
「《箒星の旅人》は、異なる世界の知識と経験、膨大な魔力を持って現れる。我が国では恩恵に預かるべく丁重に扱うが、例え鎖に繋いで嬲ったとて、その恵みを貪ることは可能だ」
大賢者と次席の喰い方の差は明らかだった。だが、魔力を吸い上げる目的において、手段はどちらでも問題なく、効果も変わらないという。
「魔力は触れれば供給が可能だが、粘膜、特に生殖器での接触が最も効率がいい。帝国は更に、触手のような魔法生物を使うようだな。先の戦で帝国に奪われ亡くなったかつての《旅人》は、帝国の皇族や貴族、魔法使いどもに嬲り者にされた後、触手に繋がれ、そのまま息絶えた」
あってはならない、とても痛ましい話だ、と、王子は顔をしかめた。
当時カラハン領に滞在していたため巻き込まれたという《旅人》のことだろう。そのあまりにも凄惨な最期に、俺の背中に冷たいものが走る。なにせ、明日は我が身なのだ。
あの赤紫のおぞましいものが脳裏に浮かんで、俺は自分の腕をぎゅっと抱いた。王子の表情が曇る。
「塔で受けた被害の報告は受けている。お前はヴィルヘルムによって記憶を曖昧にされているようだが、当然だ。とても正気で耐えうるものではあるまい。こうして生きて会えて何よりだ」
「記憶を……」
「塔での出来事以降、浮遊感のような幸福感のような、そういったものを唐突かつ不自然に感じることはないか?」
それが俺にかけられた魔法だと、王子は言うのだが。
「……ヴィルと一緒にいるときは、だいたいふわふわしてる気が……」
「惚気ろとは言っておらん。が、そうか……」
俺に手をかざしかけて、王子は首を振った。
「魔力を詳しく見れば、と思ったが、彼の者以外の《旅人》の魔力に触れぬと誓った身なのでな」
どうやら彼の基準では不貞行為にあたるらしい。この王子も真面目で律儀な性格のようだ。
「さて、《旅人》の特異性はそれだけではない。当然だが、魔術を覚えると戦で負け知らずだ。ちょっとした魔王にもなれるだろう。異界の知識、技術等をその魔術で再現させても素晴らしい。外国との国力の差が瞬く間にひらく。とにかく、その桁違いの能力は、望まれるまま魔術を与えたがゆえにまんまと逃げられた私が保証しよう」
「えっ……お可哀想に……」
「そうだろうとも!」
散々憐れまれた腹いせをしたつもりだったのだが、王子は真正面から返してきた。強い。
「だから、ヴィルは俺に魔法を学ばせなかったのか……」
「あいつはまた違う。《旅人》を活用する気がまるでない」
王子は即座に否定した。俺は首を傾げる。
「けど、そもそも、ヴィルは大賢者の私兵で俺の護衛を……あれ? だから大賢者のことを、俺の魔力を貪って生き長らえてる、だなんて言ってたのか……?」
俺の魔力を使うことを、ヴィルヘルムはとにかく良しとしていないようだ。国益として献上するでもなく、独り占めしようというわけでもなく、ただただ、俺を日本に帰したがっている。
なぜなのだろう。
「それは、お前が召喚されてしまった《旅人》だからであろう。お前の人生を壊してしまった責任を感じておるのだ」
「それは、俺がカラハンにある塔で召喚されてしまったから。それだけの理由ですよね」
「そうだ。召喚に関わった者たちは、冷酷非道で知られる次席への代替わりを恐れ、大賢者の延命を願う心を皮肉にもその次席に利用され、召喚を行った」
知らない情報に、俺は息をのむ。熟練の魔法使いが数十人揃って失敗した――ヴィルヘルムからはそうとしか聞いていない。
「その、失敗した人たちは……」
「生きていると思うか?」
王子の昏い目に、俺は言葉を失う。
「ヴィルヘルムはカラハン家唯一の生き残りで正統な嫡男だ。無事に領地が戻れば、あいつはカラハン領主となる。いかに貴重な《箒星の旅人》といえど、王家は無理に取り上げたりはせぬ。領内での裁量権はあいつに分があるからな。加えて、お前の帰還は大賢者ライネの希望でもあって――」
そこで王子はため息を吐いた。
「だが、お前の意思は? やはり日本に帰るつもりなのか?」
「そうしたら、王子と同じになりますね」
好きな人には、会えない。
小さく笑ってみせたのだが、苦虫を噛み潰したような顔を返された。
「私の想い人は同じ世界にいるのだ。そのような絶望的な状況と一緒にするでない」
絶望的、か……。
カップに砂糖をこれでもかと入れてティースプーンでぐりぐりかき混ぜながら、俺は肩を落とす。
「まあ、つまるところヴィルは、俺を日本に帰して、それからカラハン領に戻るのがいちばん幸せなんですよね」
王子は一瞬、可哀想、と言いたげな顔をしたが、咳払いでごまかしたようだ。
「んん……あいつよりも良い男はそういないだろうが、この世界も広い。腰を据えて探してみても……」
「別に俺、男が好きなわけじゃないです。それに、俺が帰らないって言ったら、カラハン奪還した段階で俺とヴィルの繋がりって切れますよね」
「なんと! 帰還への道程を最後に、思い出作りの二人旅とするわけか……お前そこまで考えて……くッ」
勝手に俺の心情を慮って苦悶する王子。さすがに俺もこれからのことを何も考えていないわけではない。
「でも、帰る方法はジオールでなんとかなるんだと思ってました。もっと遠い国に行かないと無理なんですか」
ヴィルヘルムが国を出ると言うからには、ちょっとした旅行程度の距離ではないのだろう。
残念だがその通りだ、と王子がうなずく。
「地脈の関係か、それとも精霊の性質か、国によって得意な魔法に差があってな……我が国は異界からの扉が開きやすい土地ではあるのだが、それを術で完全に制御するまでには至っておらぬのだ。だが安心するといい。あの国ならばおそらくなんとかなるだろう、という心当たりはいくつかある」
私の想い人も、おそらくその地を訪ねているのだと思う、と、王子は言う。何でも各国の魔法技術は基本的には極秘事項で、国家間の交流もほぼないらしい。密偵を潜り込ませるなどして、お互いの技術水準を推し量っている状態だという。
「我が最愛の《旅人》は、帰還の可能性を確認するためだと言っていた。故に、この世界への興味はまだまだ尽きておらぬはずだ。私には希望があるのだ……!」
力説する王子は、夢があっていいと思う。素直にそう言うと、王子は微妙な顔をした。
「お前も希望を持てば良いと、私は思う」
「じゃあ、王子から見て、俺にはどのくらいの希望がありますか?」
冗談めかして問うと、王子は頭を抱えた。決めたことを決して曲げぬ男だからな……と呻くその姿に、悪いことをしたなと思う。
「あいつはお前を無事に還すことに重きを置くあまり、情報を伏せすぎるきらいがある。それゆえに不安になることも多かろう。時間が許す限りこの私が相談に乗るぞ。もちろん、ヴィルヘルムに告げ口などせぬと約束しよう」
好きな人への点数稼ぎだとしても、同じような恋をしている同情だとしても、王子は信用できるように見える。それなら、と俺は小さく手を上げた。
「さっき、どうして俺はヴィルにあんなに怒られたんですか。聞いてなかった俺が悪いんですけど、それはバレてなかったみたいだし」
「ああ、なに、お前に《箒星の旅人》に見られる障害が起こっておらぬか、簡単な確認をしたのだ。父の名は、母の名は、兄弟はいたのか、等の基本的な――」
へえ、と相槌を打って、はたと気づく。
「……父の、名……?」
俺の反応に、王子の表情が凍った。俺もどうしたらいいかわからず、ただ戸惑う。
日本の、家族の名前が、なぜか浮かばない。
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