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25.回復の証
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太陽が真上にさしかかる少し前。
「よかったぁ! アンリちゃん元気になったのねええ!」
「あ、おはようござぶッ」
食材の買い出しに行った先で、同じく買い物に来ていたジャンの母にいきなり熱い抱擁を受けた。彼女の大きな身体に埋もれた俺は息ができない。
「心配してたのよ! まさかケンカしてるわけじゃあないだろうとは思ってたけど、これで安心したわあ!」
「け、ケンカ?」
誰と? 誰が?
そして、俺は見た目にはとっくに回復して元気でいたはずなのだが。
疑問でいっぱいの顔でどうにか見上げると、ジャンの母は笑顔のままに声をひそめた。
「いいのよわかってるのよ。村に来てからずっとヴィルトさんとしてなかったでしょ。もうあたしたち心配で心配でねえ。実はまだ身体が悪いんじゃないかとか……でも良かった!」
「えっ」
ジャンの母は満面の笑みだが、俺の顔面からは血の気が引いている。
「……し、してない、って……?」
「アンリちゃんの魔力、だいぶ落ち着いたじゃない? それなのにヴィルトさんと魔力を通したような気配がぜんぜんなくて」
「魔力を、通す……」
つまり。
「そうよ、もちろん夜のことよ。せっかく愛し合う者同士でいるのにどうしてしないんだろうって、このままじゃアンリちゃんまた魔力バランス崩して寝込んじゃうんじゃないかってハラハラしてたのよ。そしたらついに今朝、司祭さんが、あのふたりもう大丈夫みたいだよ、って」
よかったああああ、とたくましい腕にぎゅうぎゅうに抱きしめられる。
確かに、今朝も庭先で、散歩中らしき司祭に会った。彼は挨拶をするとにこにこして通り過ぎていったが……。
まさか、確認されていた……?
「ご、ご心配をおかけしまして……」
誰にも悪気はないのだろう。狭い村の中、全員がお互いをよく知っている小さなコミュニティにおいては、これが普通なのかもしれない。
ただ、プライバシーのかけらもない。こわい。
「あ、あの、その……交じったらみなさんわかるんですか……?」
せめて、司祭だけだと言ってくれ。
「あたしらには司祭さんみたいに細かいとこまで読めやしないけど、魔力の雰囲気でわかることはわかるわよぉ!」
俺の祈りはあっさり砕かれた。
ジオール国民の基本魔力値の高さ、こわい。
呆然とする俺に、ジャンの母の声を聞きつけた村人がちらほらと集まってくる。みんな口々に良かった良かったと大喜びだが、俺はもう羞恥で顔が真っ赤だ。
「えっアンリくんの魔力量すごくない?」
「すごくいい香りだね~! 美味しそう~」
「昨夜はヴィルトさんとどんなことしたの?」
「ねえ、本当に今まで喧嘩してたとかじゃないんだよね?」
村人たちの質問攻めは、いつにも増して勢いがすごい。
というかこれ、もしかして俺の風船割れてる……?
小さな商店のテント前はにわかに人だかりができ、これはまずいのではと思い始めたが、いかんせん俺はジャンの母の腕にしっかりと捕らわれているのだった。
「まあ! そんなにじろじろ見られたらアンリちゃんが減っちゃうわぁ!」
ジャンの母はおどけて、俺をみんなから隠すようにテント横の建物の壁に押し付けた。多少苦しいが、正直助かる。できればこのまま逃げてしまいたいが、俺は村人に周りをすっかり囲まれてしまっていた。
「いやァ、この魔力には惹かれちまうよォ。どうだいアンリくん、俺と一晩!」
「んまぁなんだい! 鏡見て出直してきな!」
とんでもない軽口に、ジャンの母の眉が上がる。そうよそうよ、と、女性たちの声も続いた。
「アンリくんの魔力が汚れるじゃない! おっさんはあっち行ってなさいよ! ああ~でもいい匂い……」
「わかる……」
女性陣の反応もなんだか怪しくなってきた。《箒星の旅人》の魔力、どんだけだよ。
これは本気で逃げ出したほうが良さそうだ、と壁に背をつけてタイミングを測ろうとした、そのとき。
「ほう。白昼堂々、愉快な話をしているようだ」
その場に、風が吹いた。
硬いブーツの靴底を鳴らして、見惚れるような美青年がこちらに歩いてくる。
「ヴィル……」
安堵の息とともに、その名前が口をついて出る。
ジャンの母は振り返り、笑ったようだった。
「もおぉヴィルトさん。こんなに可愛い子はちゃんと閉じ込めておいたほうが良いわよぉ」
ヴィルヘルムは人だかりを割ってつかつかと歩く。そうしてすごい音を立てて、俺の顔の横、背後の壁に手をついた。村人が静まり返る。
そのしなやかな長身を屈め、俺に微笑む美形の騎士。
「昨夜のアレでは足りなかったか。私の伴侶は欲深く、とても愛らしい」
きゃーッ! と、どこかで黄色い声が上がったが、俺はそちらを見ることが出来ない。
眼前のヴィルヘルムの目が、笑っていないのだ。
震え上がる俺に、騎士はその温度の感じられない瞳をゆっくりと細めた。
「親しい者を作るのは反対しないが、身体を繋げるとなると話は別だな、アンリ」
「し、しないしない!」
なんで俺が詰められてるんだ……!?
小さく震える護衛対象に、騎士は含めるように一言一言、強く発音する。
「この国では、婚外の性交渉には、伴侶の許可が要る。そして私は、許可を、出さない」
なにこれ。なにこれ。こわいんですけど。
俺はとにかく首を縦に振り続けた。
「へぇえ。ヴィルトさん狭量だなァ」
「ああ。悪いな」
背後からの声に、ヴィルヘルムは振り返りもしない。
「まあ、駆け落ちしてそう時間も経ってねェか……申し訳ねェ!」
あと半年くらいしたらまた声をかけるわ、と続いた言葉に俺は絶句した。からかわれたわけではなく、まさか本気なのか。
そのあたりが緩いのは塔の魔法使いだけだと思っていたので衝撃だ。これもジオール国民の魔力の高さと、あくまで魔力を高めるとかいう手段である認識のせいだろうか。
……いや、倫理的に俺は受け入れにくいんだけど。
とはいえこちらも大賢者に食われている身なので、何も言えることはなく。
ヴィルヘルムは怯える俺をひょいと抱えると、騒がせてすまないな、と村人たちに侘び、モーセのように人波を割って帰宅した。
「すまない。君の魔力に処置を施していなかった」
椅子に降ろされた俺は、ヴィルヘルムに手首を取られた。肌に覚えのある感触に、あ、と声が出る。
碧の石がついた革紐。
「これで応急処置としよう。……悪かったな、怖かったか」
大きな手のひらに髪をかき混ぜられて、俺は情けなくも涙目になりかけた。
「ヴィルが本当に怒ってるのかと思った……良かった」
大きく息をついて、肩を落とす。
「まさか。君は何も悪くないだろう」
俺の頭をぽんぽんと叩く護衛騎士は、先程までの空気がまるで嘘のように、いつものヴィルヘルムだった。
穏やかで、優しく、俺に微笑みかけてくれる、いつも通りの俺の騎士。
その笑みで心が暖かくなって、つられて笑った。
しかし。
「昨夜のアレで俺の魔力が漏れてるのか……あんなふうになるんだな、怖かった」
正直、ヴィルヘルムのほうが怖かったのだが。彼はあの場から速やかに退散するためにあんな芝居を打ってくれたのだ。とにかく感謝しておこう。
「……最後までしてなくても、風船に穴が空くのか。知らなかった」
俺、射精しただけだよな……?
少なくとも、ヴィルヘルムと夢の中のようなことをした覚えはない。
「君の魔力が正常に流れるようになった証拠だな。それ事態は喜ぶべきことだが」
苦笑するヴィルヘルム。
「……そっか。俺、完全回復した?」
見上げると、ヴィルヘルムはなにかを思案してから、姿勢を正した。
「ああ、頃合いだ」
その目は、遠く南を見ているようだった。
「よかったぁ! アンリちゃん元気になったのねええ!」
「あ、おはようござぶッ」
食材の買い出しに行った先で、同じく買い物に来ていたジャンの母にいきなり熱い抱擁を受けた。彼女の大きな身体に埋もれた俺は息ができない。
「心配してたのよ! まさかケンカしてるわけじゃあないだろうとは思ってたけど、これで安心したわあ!」
「け、ケンカ?」
誰と? 誰が?
そして、俺は見た目にはとっくに回復して元気でいたはずなのだが。
疑問でいっぱいの顔でどうにか見上げると、ジャンの母は笑顔のままに声をひそめた。
「いいのよわかってるのよ。村に来てからずっとヴィルトさんとしてなかったでしょ。もうあたしたち心配で心配でねえ。実はまだ身体が悪いんじゃないかとか……でも良かった!」
「えっ」
ジャンの母は満面の笑みだが、俺の顔面からは血の気が引いている。
「……し、してない、って……?」
「アンリちゃんの魔力、だいぶ落ち着いたじゃない? それなのにヴィルトさんと魔力を通したような気配がぜんぜんなくて」
「魔力を、通す……」
つまり。
「そうよ、もちろん夜のことよ。せっかく愛し合う者同士でいるのにどうしてしないんだろうって、このままじゃアンリちゃんまた魔力バランス崩して寝込んじゃうんじゃないかってハラハラしてたのよ。そしたらついに今朝、司祭さんが、あのふたりもう大丈夫みたいだよ、って」
よかったああああ、とたくましい腕にぎゅうぎゅうに抱きしめられる。
確かに、今朝も庭先で、散歩中らしき司祭に会った。彼は挨拶をするとにこにこして通り過ぎていったが……。
まさか、確認されていた……?
「ご、ご心配をおかけしまして……」
誰にも悪気はないのだろう。狭い村の中、全員がお互いをよく知っている小さなコミュニティにおいては、これが普通なのかもしれない。
ただ、プライバシーのかけらもない。こわい。
「あ、あの、その……交じったらみなさんわかるんですか……?」
せめて、司祭だけだと言ってくれ。
「あたしらには司祭さんみたいに細かいとこまで読めやしないけど、魔力の雰囲気でわかることはわかるわよぉ!」
俺の祈りはあっさり砕かれた。
ジオール国民の基本魔力値の高さ、こわい。
呆然とする俺に、ジャンの母の声を聞きつけた村人がちらほらと集まってくる。みんな口々に良かった良かったと大喜びだが、俺はもう羞恥で顔が真っ赤だ。
「えっアンリくんの魔力量すごくない?」
「すごくいい香りだね~! 美味しそう~」
「昨夜はヴィルトさんとどんなことしたの?」
「ねえ、本当に今まで喧嘩してたとかじゃないんだよね?」
村人たちの質問攻めは、いつにも増して勢いがすごい。
というかこれ、もしかして俺の風船割れてる……?
小さな商店のテント前はにわかに人だかりができ、これはまずいのではと思い始めたが、いかんせん俺はジャンの母の腕にしっかりと捕らわれているのだった。
「まあ! そんなにじろじろ見られたらアンリちゃんが減っちゃうわぁ!」
ジャンの母はおどけて、俺をみんなから隠すようにテント横の建物の壁に押し付けた。多少苦しいが、正直助かる。できればこのまま逃げてしまいたいが、俺は村人に周りをすっかり囲まれてしまっていた。
「いやァ、この魔力には惹かれちまうよォ。どうだいアンリくん、俺と一晩!」
「んまぁなんだい! 鏡見て出直してきな!」
とんでもない軽口に、ジャンの母の眉が上がる。そうよそうよ、と、女性たちの声も続いた。
「アンリくんの魔力が汚れるじゃない! おっさんはあっち行ってなさいよ! ああ~でもいい匂い……」
「わかる……」
女性陣の反応もなんだか怪しくなってきた。《箒星の旅人》の魔力、どんだけだよ。
これは本気で逃げ出したほうが良さそうだ、と壁に背をつけてタイミングを測ろうとした、そのとき。
「ほう。白昼堂々、愉快な話をしているようだ」
その場に、風が吹いた。
硬いブーツの靴底を鳴らして、見惚れるような美青年がこちらに歩いてくる。
「ヴィル……」
安堵の息とともに、その名前が口をついて出る。
ジャンの母は振り返り、笑ったようだった。
「もおぉヴィルトさん。こんなに可愛い子はちゃんと閉じ込めておいたほうが良いわよぉ」
ヴィルヘルムは人だかりを割ってつかつかと歩く。そうしてすごい音を立てて、俺の顔の横、背後の壁に手をついた。村人が静まり返る。
そのしなやかな長身を屈め、俺に微笑む美形の騎士。
「昨夜のアレでは足りなかったか。私の伴侶は欲深く、とても愛らしい」
きゃーッ! と、どこかで黄色い声が上がったが、俺はそちらを見ることが出来ない。
眼前のヴィルヘルムの目が、笑っていないのだ。
震え上がる俺に、騎士はその温度の感じられない瞳をゆっくりと細めた。
「親しい者を作るのは反対しないが、身体を繋げるとなると話は別だな、アンリ」
「し、しないしない!」
なんで俺が詰められてるんだ……!?
小さく震える護衛対象に、騎士は含めるように一言一言、強く発音する。
「この国では、婚外の性交渉には、伴侶の許可が要る。そして私は、許可を、出さない」
なにこれ。なにこれ。こわいんですけど。
俺はとにかく首を縦に振り続けた。
「へぇえ。ヴィルトさん狭量だなァ」
「ああ。悪いな」
背後からの声に、ヴィルヘルムは振り返りもしない。
「まあ、駆け落ちしてそう時間も経ってねェか……申し訳ねェ!」
あと半年くらいしたらまた声をかけるわ、と続いた言葉に俺は絶句した。からかわれたわけではなく、まさか本気なのか。
そのあたりが緩いのは塔の魔法使いだけだと思っていたので衝撃だ。これもジオール国民の魔力の高さと、あくまで魔力を高めるとかいう手段である認識のせいだろうか。
……いや、倫理的に俺は受け入れにくいんだけど。
とはいえこちらも大賢者に食われている身なので、何も言えることはなく。
ヴィルヘルムは怯える俺をひょいと抱えると、騒がせてすまないな、と村人たちに侘び、モーセのように人波を割って帰宅した。
「すまない。君の魔力に処置を施していなかった」
椅子に降ろされた俺は、ヴィルヘルムに手首を取られた。肌に覚えのある感触に、あ、と声が出る。
碧の石がついた革紐。
「これで応急処置としよう。……悪かったな、怖かったか」
大きな手のひらに髪をかき混ぜられて、俺は情けなくも涙目になりかけた。
「ヴィルが本当に怒ってるのかと思った……良かった」
大きく息をついて、肩を落とす。
「まさか。君は何も悪くないだろう」
俺の頭をぽんぽんと叩く護衛騎士は、先程までの空気がまるで嘘のように、いつものヴィルヘルムだった。
穏やかで、優しく、俺に微笑みかけてくれる、いつも通りの俺の騎士。
その笑みで心が暖かくなって、つられて笑った。
しかし。
「昨夜のアレで俺の魔力が漏れてるのか……あんなふうになるんだな、怖かった」
正直、ヴィルヘルムのほうが怖かったのだが。彼はあの場から速やかに退散するためにあんな芝居を打ってくれたのだ。とにかく感謝しておこう。
「……最後までしてなくても、風船に穴が空くのか。知らなかった」
俺、射精しただけだよな……?
少なくとも、ヴィルヘルムと夢の中のようなことをした覚えはない。
「君の魔力が正常に流れるようになった証拠だな。それ事態は喜ぶべきことだが」
苦笑するヴィルヘルム。
「……そっか。俺、完全回復した?」
見上げると、ヴィルヘルムはなにかを思案してから、姿勢を正した。
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