どうせクソババアと言われるなら,徹底的にクソババアになってやる・・・

猫山

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52 もどってきたけど、あいかわらずだぜ。

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・・・・・

「あああ良く寝た・・・・」
「ここはどこだ?」
「食い物はどこだ?」


あ?

「なんだいみんなして??・」
「寒いと思ったらこうえんじゃねえか。」

がやがやがやがや・・・・・



どうやら慎太が送ってきてくれたようだね。
「お義母さん、寒いから早く帰りましょう。いったいなんだってこんな所にいたんだろうねえ・・・」
「杉や、今までご馳走食べていたんだがねえ。」


「源爺、帰りますよ。」
「頼子・・・鬼だ・・・鬼が・・」
「なんですって、(-_-;)(怒)」




がやがやがや・・・おおおおみんな帰ってく・・・・・


「えらいことだ。」
「おや、時場警察の佐藤さんどうしたね?」
「今、署から電話があって、2日も無断欠勤してどうしたんだと・・・急いで署に帰らねば・・・時場町内の沢山の人達と一緒に行方不明届けが出されていたらしい・・・えらいこっちゃ・・・」


おおおお走ってく走ってく・・・


ま、いいか。さて、コンビニにでも・・・


「よ、たか。」

「げっようかい・・・」

「何か言ったかい?」

「いえいえ・・ここ2日ほどお姿が見えなかったのでついに・・」

「ついに?」

「いえいえ・・・」


「さて。クリスマスケーキとやらは・・・なんだい?半額?何でこんなに安いんだい?」

「は?昨日クリスマスは終わったからですよ。売れ残りは値引きとして扱って良いと言うことに・・ここのところなったらしく・・・」

おおおお・・

「買うよ。最後の1コなんだろ?」

「あ。はい・・」



・・・・るんるん・・・半額半額・・・・




なんか知らねえうちにクリスマスとやらが終わっちまったようだが・・・

さんたさん。日本語じゃあ山田さんか(^O^)



しかし人様の家に忍び込んでも逮捕されねえとはのう・・・・・





おお。もう門松が出ているぜ。誰のうちだ?源爺じゃねえか。

気が早いのう?

「お、頼子、何でまたこんなに早くたてたんだい?」

なに?

源爺がたてたって?へえ



「鬼がくるぞい」

源爺。なにを言ってんだ?

「頼子怖い。地獄の使者・・・しんちゃんと一緒に遊びたい・・・また行きたい・・・・」


全く・・・







まあいいか。気がつきゃもう26日だって言うぜ。今年があと今日を入れて6日しかねえじゃねえか!おっかしいなあ。



「お~~い松江婆はいるけえ?ケーキを持ってきたぞい。」

「おおよ。」

本当に元気になったのう・・・

「まあ、ケーキを食って・・・杉婆、茶を入れてくれ、でもって包丁もな。」


「うめえのう。」
「ほんにのう。杉婆ももう一つ食えや。」

「食べ切れませんよ。」

「えんりょすんなや・・」



ぱくぱくはぐはぐもぐもぐ・・・・

「お茶をもう一杯持ってきますよ。」

おおおお杉婆、気が効くのう・・・




・・・・


「そうだ。きよこ婆、これからでぱあとに行くぜ。」

ほう。何をしにいくね?

「正月に福袋ってえのが売りに出されるんじゃ。」

そうだったのう

「どこらにめあての品物が並べられるのか、店員さんに聞きに行くんだ」

なあるほど

「今年の狙い目は!!!」

おめえのねらってるのは?

「豪華パンツの福袋だ!」

・・・・・・

そんなもん・・・・・

「レースのパンツだぞ!一回はいてみてえんだ!!!」

・・・・・

あたしゃあったかい下着の方がいいのう・・・・・

「さあさあ行くぜ!」



・・・・誰かこの婆の暴走を止めてやってくれ~~


「おまたせ・・・」



 おお。杉婆。とめにきてくれたんか?

「パンツの福袋だろう⁇私も欲しいのさ。ちょいと色っぽいパンツで勝負をかけるのさ!!!」

・・・・・・・・

「・・・・誰に勝負をかけるんだい?」

「あのけんえおうとか言うお人のためにきまっとるわ。しんたにまた連れてって貰ったら、だつえばと勝負だわい。」



 この親子ちょっと私の手には負えないよ!!!


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