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48 駐車?いや。注射。だから、駐車だろ?うん。注射さ。
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「さあ皆さん、元気よく第1体操を始めましょう。」
ちゃんちゃ~~かちゃんちゃんちゃんちゃん・・・・・
「う・・・」
ぼくぼきぼき・・・・ばきばきばき・・・・
「では皆さん。今日も一日元気に過ごしましょう。」
「はいよ。う~~~ん。良く骨が伸びた・・・いたたたた・・・」
なんてえこったい、膝が痛いよ。おかしいねえ。さっきまで平気だったのに・・・
ちょっくらちょいと・・・コンビニ・・・
うわあ・・・歩くといたいじゃねえか・・・これは医者に行かねばのう・・・・
整形外科はっと・・・近頃言ってねえからなあ・・・診察券はどこに行ったかねえ・・・あ。保険証もどこだろう・・・
がさがさ・・・・がたがた・・・・・・どすんどっし~~~ん・・・・
ああ。びっくりした。棚の上から薬箱が落ちてきたよ・・・
驚いて尻餅着いたら腰もいてえ。。。
・・・とこ・・・よろ・・・とこ・・・よろ・・・
「きよこさん。どうしなすったね?」
「ああ。頼子。ちょっとな、腰と膝が痛えんだよ。」
「まあ。鬼の霍乱・・」
「なんかいったかい?」
「いえいえ。大変ですねえ。何科手伝うことはありませんか?」
「いや。これから整形外科に行ってくるわ。」
「あら。気をつけて行ってらっしゃい。」
とこ・・・よろよろ・・・とこ・・・・よろり・・・
「ああああでんちゅうでござる。」
「まだ言ってる。もうその季節は終わったよ。」
「いや。一大事でござる。」
「なにが?」
「きよこ婆さんがよろめいているでござる。」
「はあ?」
「わしがかっこいいからと言ってよろめいて貰っては困る。こうみてもわしは、みぃ一筋でござる。」
・・・・こいつ頭大丈夫か?いや。元々おかしかったっけ・・・
「へえ。一筋の者が、す○○っぷなんぞに行くんかい?」
「う・・・・」
「一筋の奴が、び○本なんてだいじにするんかい?」
「う・・・う・・・おにでござるな。」
「意味分からんわ。」
「うわあああああああん。でんちゅうでござるううううう。」
なんなんだい。相変わらず意味の分からねえ反応して泣きながら去って行ったが・・・
やっとバス停に来たぞ。おお。バスがちょうど来た。
どっこいしょ・・・
ぎろり・・・
「・・・ど・・・どうぞ・・・」
「おお。あんたはいい人だねえ。ありがとうよ。」
・・・
「怖いよ。にらまれちまった・・・・・・」
「何かいったか?」
「いえいえ。喜んでもらえて光栄ですう。」
・・・・・
お。次だな。
「ちょいとそこの兄さん」
「は・・・」
「ぴんぽんをおしとくれ。」
「は・・・」
「歯とはなんだい?まだあたしの歯はたくさん残ってるよ。」
「は。・・・・・」
ぴんぽ~~~~ん
「ありがとよ。」
「は・・・」
きぃ・・・・お。とまったね。どっこいしょ・・・
おっとっと・・・おや、いい男・・・とこ・・・よろり・・どしん・・・
「ばあさん、気をつけな。」
「ありがとうよ・・・・」
わざとじゃねえんだが、良い男にぶつかっちまったね。
やれやれ・・・まだ歩かねばのう・・・
とこ・・・よろり・・・とこ・・・よろり・・・
おお。ここだ。藪田整形外科・・・名前が何だかイヤだねえ・・・
「本日はどのような?」
「腰が痛いんだよ。」
「腰ですね。」
「膝も痛いんだよ。」
「膝ですか?でも、一回に一カ所ですよ。きよこさんは、前回腰で掛かっていますね。今回は膝のレントゲンからいきましょ。」
「へ?膝?」
「ええ。膝は2年くらい診ていませんからね。」
仕方ないねえ・・・レントゲンか。
「きよこさん、こっちですよ。レントゲンを撮りますから膝の上までズボンを上げられますか?」
「う・・・」
・・・・・じっとしていてくださいね。
「はい。終わりましたよ。診察室の前でお待ちください。」
やれやれ。どっこいしょっと・・・
「きよこさん。第2診察室にお入りください。」
座ったとたんに呼ばれたよ。立ったり座ったり大変なのにのう・・・まあ。早く呼ばれたから良いか・・・
「膝を出して・・・ふむ・・・」
あれ?何かひんやりしてるモノが・・・なにをしてるんだい?
「ちくっときますよ。」
「はあ?」
わああああああ・・・・注射されたああああああ
何でいきなり注射?
「はい。終わりましたよ。」
「いやいやいや・・・なんで注射?」
「全部で5回しますから来週また来てくださいね。」
「いや。何で注射することになったんだい?それが聞きたいだけなんだが・・・注射だよ。注射の話さ。」
「駐車場ですか?ありますよ・」
「いやあたしは注射のことが・・」
「駐車は1時間ですよ。」
・・・・・・だめだこりゃ・・・
・・・・・今日あった本当の話・・・注射・・・いきなりされた・・・いたかった・・・
ちゃんちゃ~~かちゃんちゃんちゃんちゃん・・・・・
「う・・・」
ぼくぼきぼき・・・・ばきばきばき・・・・
「では皆さん。今日も一日元気に過ごしましょう。」
「はいよ。う~~~ん。良く骨が伸びた・・・いたたたた・・・」
なんてえこったい、膝が痛いよ。おかしいねえ。さっきまで平気だったのに・・・
ちょっくらちょいと・・・コンビニ・・・
うわあ・・・歩くといたいじゃねえか・・・これは医者に行かねばのう・・・・
整形外科はっと・・・近頃言ってねえからなあ・・・診察券はどこに行ったかねえ・・・あ。保険証もどこだろう・・・
がさがさ・・・・がたがた・・・・・・どすんどっし~~~ん・・・・
ああ。びっくりした。棚の上から薬箱が落ちてきたよ・・・
驚いて尻餅着いたら腰もいてえ。。。
・・・とこ・・・よろ・・・とこ・・・よろ・・・
「きよこさん。どうしなすったね?」
「ああ。頼子。ちょっとな、腰と膝が痛えんだよ。」
「まあ。鬼の霍乱・・」
「なんかいったかい?」
「いえいえ。大変ですねえ。何科手伝うことはありませんか?」
「いや。これから整形外科に行ってくるわ。」
「あら。気をつけて行ってらっしゃい。」
とこ・・・よろよろ・・・とこ・・・・よろり・・・
「ああああでんちゅうでござる。」
「まだ言ってる。もうその季節は終わったよ。」
「いや。一大事でござる。」
「なにが?」
「きよこ婆さんがよろめいているでござる。」
「はあ?」
「わしがかっこいいからと言ってよろめいて貰っては困る。こうみてもわしは、みぃ一筋でござる。」
・・・・こいつ頭大丈夫か?いや。元々おかしかったっけ・・・
「へえ。一筋の者が、す○○っぷなんぞに行くんかい?」
「う・・・・」
「一筋の奴が、び○本なんてだいじにするんかい?」
「う・・・う・・・おにでござるな。」
「意味分からんわ。」
「うわあああああああん。でんちゅうでござるううううう。」
なんなんだい。相変わらず意味の分からねえ反応して泣きながら去って行ったが・・・
やっとバス停に来たぞ。おお。バスがちょうど来た。
どっこいしょ・・・
ぎろり・・・
「・・・ど・・・どうぞ・・・」
「おお。あんたはいい人だねえ。ありがとうよ。」
・・・
「怖いよ。にらまれちまった・・・・・・」
「何かいったか?」
「いえいえ。喜んでもらえて光栄ですう。」
・・・・・
お。次だな。
「ちょいとそこの兄さん」
「は・・・」
「ぴんぽんをおしとくれ。」
「は・・・」
「歯とはなんだい?まだあたしの歯はたくさん残ってるよ。」
「は。・・・・・」
ぴんぽ~~~~ん
「ありがとよ。」
「は・・・」
きぃ・・・・お。とまったね。どっこいしょ・・・
おっとっと・・・おや、いい男・・・とこ・・・よろり・・どしん・・・
「ばあさん、気をつけな。」
「ありがとうよ・・・・」
わざとじゃねえんだが、良い男にぶつかっちまったね。
やれやれ・・・まだ歩かねばのう・・・
とこ・・・よろり・・・とこ・・・よろり・・・
おお。ここだ。藪田整形外科・・・名前が何だかイヤだねえ・・・
「本日はどのような?」
「腰が痛いんだよ。」
「腰ですね。」
「膝も痛いんだよ。」
「膝ですか?でも、一回に一カ所ですよ。きよこさんは、前回腰で掛かっていますね。今回は膝のレントゲンからいきましょ。」
「へ?膝?」
「ええ。膝は2年くらい診ていませんからね。」
仕方ないねえ・・・レントゲンか。
「きよこさん、こっちですよ。レントゲンを撮りますから膝の上までズボンを上げられますか?」
「う・・・」
・・・・・じっとしていてくださいね。
「はい。終わりましたよ。診察室の前でお待ちください。」
やれやれ。どっこいしょっと・・・
「きよこさん。第2診察室にお入りください。」
座ったとたんに呼ばれたよ。立ったり座ったり大変なのにのう・・・まあ。早く呼ばれたから良いか・・・
「膝を出して・・・ふむ・・・」
あれ?何かひんやりしてるモノが・・・なにをしてるんだい?
「ちくっときますよ。」
「はあ?」
わああああああ・・・・注射されたああああああ
何でいきなり注射?
「はい。終わりましたよ。」
「いやいやいや・・・なんで注射?」
「全部で5回しますから来週また来てくださいね。」
「いや。何で注射することになったんだい?それが聞きたいだけなんだが・・・注射だよ。注射の話さ。」
「駐車場ですか?ありますよ・」
「いやあたしは注射のことが・・」
「駐車は1時間ですよ。」
・・・・・・だめだこりゃ・・・
・・・・・今日あった本当の話・・・注射・・・いきなりされた・・・いたかった・・・
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