どうせクソババアと言われるなら,徹底的にクソババアになってやる・・・

猫山

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44 しーしー

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さあ今日も一日元気よく過ごしましょう。

ぼきぼきばきばき・・・
ううううん。良い気持ちだ。テレビ体操最高さ。さてっと・・・




冷蔵庫の中は空っぽ・・・

しかたねえ。

ぐふぐふ・・・

コンビニに行くか・・・






おやあ?また源爺。

「電柱でござる。」
気のせいか最近殿中が電柱に聞こえるんだよな・・・

「電柱がどうしたんだい?まさかまだ頼子を襲撃するつもりでいるんじゃなかろうね?」

「しーしーでござる。」

「なんだい?」

「今日は44回目なのでござる。」

「?????」

「しんちゃんと夕べも慎重に討議したでござるよ。」

「あんた何時代の人だい?何か平成が来年終わるらしいが、何百年前の時代だい?」

「ああっと・・・」

「元禄じゃろ?」
あたしだって知識はあるよ。

「ああ・・・そうともいうな。。。。。。」

 全く源爺、大丈夫なんか?しんちゃんと話した話したと言っていることがすでにおかし・・・いや。あたしも馬鹿亭主とこの前も話をしたっけな・・・

 あるあるだな。あれ?もしかしたら・・・


「ちょいと、源爺、電話貸しな。」

「え?」

「はようはよう。」

「あれあれ・・・」


 ぐいっとな・・・

「えーと・・・もしもしぃ?」

『きよこかい?』

「えええ???」

 はっ

「ちょいと源爺、なんであたしの耳元に口をちかづけてるんだい?」

「ばれたか・・・」


 全く油断も隙もあったもんじゃねえ。しっしっ


「44かあ?」
うるさいねえ。4444と・・・


「もう一度やり直すよ。」

・・・

「もしもし・・・」

「・・・・・」


「・・・・・」


「なんも聞こえんぞい。」

『ただ今マイクのテスト中ですぅ』


はあ?


くるりと振り向いたら頼子じゃねえか。おや?源爺は?いねえ・・・


「ちょいと、こんなところでおもちゃの電話持って何をしているんですか?」

「いや。源爺に借りたんだが・・・」


「まあ。これはあたしが太郎に買ってやったジオウのスマホ。」

「なんだい?それは?」

「返して貰って良いですか?」

「あ・・ああ。源爺はどこにいったんだろう?」

「それは私が聞きたいですわ。」


・・・・
そうだ。

「頼子、12月15日は気をつけろよ。」
「はあ?」
「討ち入りするって騒いでるだろ、源爺。」
「そうらしいですねえ。」
だめだこりゃ・・・

そうだ。

「そういや。ズボンはどうなったね?」
頼子の奴変な顔したな。

「ズボン?ああ・・・ワイドパンツね・・・」

何をため息着いてるんだ?

「高かったのに・・・思いきって買ったのに・・・松の廊下ごっこに使われるとは・・・ぎりぎりぎり・・」

 おいおい、歯が削れるぞい・・・

「思い出したらまた腹が立ってきたわあああ」

 頼子、落ち着け!!

「頼子!!モチつけ!!」

 間違えたぞい!!!

 ぎりぎりぎり・・・

「餅はまだつきません。31日に・・・源爺めえ!!餅つき機械にしてくれるわ!!!」



 おおおおなんまいだぶなんまいだぶ・・・

 いっちゃったよ。頼子・・・相当怒ってるな・・・12月15日はどうなるのかねえ・・・

 

 

 
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