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40 待ってくだされ~~~~やだよ。
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やれやれ・・・
昨日は訳の分からん会合に参加させられちまった・・・クリスマス会だと?全く。出雲や伊勢の神さんに悪いっておもわねえのかね・・・
あ?なに?寺でもクリスマスのケーキを食べるって?なんなんだい!!その節操のなさは!!!
なに?高校の頃寺の娘がそう言ってたって?なんてえこったい!!!
あたしゃ怒ったよ。
あ?心配するな?
心配だろうが。
日本人は寺で法事もするし、大晦日には寺で鐘もつくし、新年には神社に行って賽銭投げる?
は?そう言うあんたは誰だい?また変なことになってるよ。
・・・は・・夢か。誰があたしの夢を乗っ取ったんだ?また猫山だね!!
まあいいや。くんくん・・・自分の布団は良いねえ。匂いがいいやな。
あ?だれだい?臭いだと言ってるやつは!!芳香だよ!!ほ・う・こ・う!!
どっこいしょ。
さて・・・テレビテレビ・・・ぽちっとな。
「おはようございます。」
「お。ちょうど始まったとこだね。おはようございますよ。」
・・・・
ぼきぼきばきばき・・・・
「今日も一日元気にお過ごしください。」
「はいよ。」
さて。日課のパトロールとコンビニだな・・・
・・・
「でたなばばあ!!でんちゅうでござる。」
またまた源爺かい。
「あんた暇なんかい?」
「そうとも言う。」
「それに何なんだい?その服装は?」
「ちと歩きにくいのじゃ。」
・・・・
「そのズボンは誰のだい?ずいぶん幅があって裾も長げえようだが。」
「頼子のをちょいと借りてきた。」
「見つかるとやばいんじゃないのかい?」
「大丈夫でござる。」
・・・
あ れあれ・・・ズボンの裾を引きずりながら行っちまったけど・・・なんなんだ?
・・・とことこ・・・
おや。あっちから走ってくるのは・・・
「はあはあはあ・・・・ちょいと、きよこばあさん、うちの源爺を見ませんでしたか?」
ふうふういってるじゃねえか・・・家から走ってきたか?
「おお。頼子か。さっき電柱の影から出てきてあっちの方向にずるずる歩いて行ったぞい。何であんなに長げえズボンをはいてるんだかねえ?」
「はあはあ・・・もう。私が買ってしまっておいた服を、はあはあ・・・勝手に出してはいているんですよ。
松の廊下でござるとか行って。はあはあ・・・あっちですね?」
あれあれ・・・走ってく走ってく。こりゃすぐに追いつかれるね・・・」
松の廊下?どっかで聞いたなあ・・・
とことこ・・・
・・・あ。新撰組・・・じゃなくて・・・う~~~ん・・・(-_-;)
おお。思い出したぞい。赤穂浪士だ。そういや源爺はいっつも電柱でござるって言ってたな・・・
とことこ・・・・
ずるっずるっ・・・ずるっずるっ・・・
何か引きずる音が近づいて来てるね・・・まさか・・・
「きよこばばあ。」
わ・・・蛇女かと思ったよ・・・源爺か・・
「なんだい。源爺。頼子に捕まったんじゃねえのかい?」
「ちゃんと隠れとったわ。頼子こそが吉良上野介なのじゃ。」
「は?そのわけの分からねえ設定は、どっからでてきたんだい?」
「わしは源爺ではない。浅野内匠頭なのじゃ。いつも吉良にいじめられておるのじゃ。」
・・・はあ。めんどうくせえ・・・
「とにかくあたしゃコンビニに行くんだ。」
「拙者も行くでござるでござる。」
意味分からん爺だな・・・
・・・とことこ・・ずるっずるっ・・・とことこ・・・ずるっずるっ・・・
「待ってくだされぇ~でんちゅうでござるう。」
「やだよ。蛇女が後ろからついてくるみてえで・・・いささか収まりがわりいわ。」
・・・
1話じゃ収まらねえから明日に続くらしいよ・・・
「単に面倒になったからに違いないでござる。」
・・・・・
昨日は訳の分からん会合に参加させられちまった・・・クリスマス会だと?全く。出雲や伊勢の神さんに悪いっておもわねえのかね・・・
あ?なに?寺でもクリスマスのケーキを食べるって?なんなんだい!!その節操のなさは!!!
なに?高校の頃寺の娘がそう言ってたって?なんてえこったい!!!
あたしゃ怒ったよ。
あ?心配するな?
心配だろうが。
日本人は寺で法事もするし、大晦日には寺で鐘もつくし、新年には神社に行って賽銭投げる?
は?そう言うあんたは誰だい?また変なことになってるよ。
・・・は・・夢か。誰があたしの夢を乗っ取ったんだ?また猫山だね!!
まあいいや。くんくん・・・自分の布団は良いねえ。匂いがいいやな。
あ?だれだい?臭いだと言ってるやつは!!芳香だよ!!ほ・う・こ・う!!
どっこいしょ。
さて・・・テレビテレビ・・・ぽちっとな。
「おはようございます。」
「お。ちょうど始まったとこだね。おはようございますよ。」
・・・・
ぼきぼきばきばき・・・・
「今日も一日元気にお過ごしください。」
「はいよ。」
さて。日課のパトロールとコンビニだな・・・
・・・
「でたなばばあ!!でんちゅうでござる。」
またまた源爺かい。
「あんた暇なんかい?」
「そうとも言う。」
「それに何なんだい?その服装は?」
「ちと歩きにくいのじゃ。」
・・・・
「そのズボンは誰のだい?ずいぶん幅があって裾も長げえようだが。」
「頼子のをちょいと借りてきた。」
「見つかるとやばいんじゃないのかい?」
「大丈夫でござる。」
・・・
あ れあれ・・・ズボンの裾を引きずりながら行っちまったけど・・・なんなんだ?
・・・とことこ・・・
おや。あっちから走ってくるのは・・・
「はあはあはあ・・・・ちょいと、きよこばあさん、うちの源爺を見ませんでしたか?」
ふうふういってるじゃねえか・・・家から走ってきたか?
「おお。頼子か。さっき電柱の影から出てきてあっちの方向にずるずる歩いて行ったぞい。何であんなに長げえズボンをはいてるんだかねえ?」
「はあはあ・・・もう。私が買ってしまっておいた服を、はあはあ・・・勝手に出してはいているんですよ。
松の廊下でござるとか行って。はあはあ・・・あっちですね?」
あれあれ・・・走ってく走ってく。こりゃすぐに追いつかれるね・・・」
松の廊下?どっかで聞いたなあ・・・
とことこ・・・
・・・あ。新撰組・・・じゃなくて・・・う~~~ん・・・(-_-;)
おお。思い出したぞい。赤穂浪士だ。そういや源爺はいっつも電柱でござるって言ってたな・・・
とことこ・・・・
ずるっずるっ・・・ずるっずるっ・・・
何か引きずる音が近づいて来てるね・・・まさか・・・
「きよこばばあ。」
わ・・・蛇女かと思ったよ・・・源爺か・・
「なんだい。源爺。頼子に捕まったんじゃねえのかい?」
「ちゃんと隠れとったわ。頼子こそが吉良上野介なのじゃ。」
「は?そのわけの分からねえ設定は、どっからでてきたんだい?」
「わしは源爺ではない。浅野内匠頭なのじゃ。いつも吉良にいじめられておるのじゃ。」
・・・はあ。めんどうくせえ・・・
「とにかくあたしゃコンビニに行くんだ。」
「拙者も行くでござるでござる。」
意味分からん爺だな・・・
・・・とことこ・・ずるっずるっ・・・とことこ・・・ずるっずるっ・・・
「待ってくだされぇ~でんちゅうでござるう。」
「やだよ。蛇女が後ろからついてくるみてえで・・・いささか収まりがわりいわ。」
・・・
1話じゃ収まらねえから明日に続くらしいよ・・・
「単に面倒になったからに違いないでござる。」
・・・・・
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