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31 ぶひぶひ・・・・
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くだらね~~~~
あああああ。毎日退屈だのう。
源爺は家出したっきりだしのう。どこへ行ったやら。
・・・・
あふぅ・・・眠い。今晩はもう寝ちまうかのう・・・・
どっこらしょ。万年床はいいねえ・・・くんくん・・・あたしの匂いだよ。ん?誰だい?臭いだと言ってるのは?・・・気のせいか・・・
・・・・
・・・・
ん???
外で誰か口笛吹いてるね。「夜に口笛を吹くもんじゃねえ」と親に教わらなかったんか?
怒鳴り声もするぞ。だれだ。お~い。お~いと呼んでる上にまだ口笛吹いてるぜ。
・・何となくむかついてきたぜ。近所迷惑な奴等だ。だれかけーさつを呼べ!!!
・・・むむむむむ・・・うるせえ・・・
どっこいしょ・・・せっかく布団が温まったのに・・・窓をちょいと・・
がらっとな・・・ちょっとだけちょっとだけ・・・なるでのぞきだな。いや。のぞいてるけどさ・・・
う~う~う~・・・おや。赤いひかりがぺかペかと・・・お。降りてきた。降りてきた・・・あれあれ・・・蜘蛛の子散らすように逃げてくぜ。お。一人だけ捕まってら。どれ見に行くか。どっこいしょ・・・・
おや。佐藤さん。おおおお迷惑な輩を追っ払ってくれたんだね。ありがとうよ。
おやあ?佐藤さんが捕まえてるのは、源爺じゃないかい?源爺が騒いでたんかい?
・・・
「おや。きよこばあさん。」
佐藤さん。源爺はどこにいたんだい?
「たった今。ここで口笛吹きまくってたのが源爺ですな。他の者は分かりませんですがね。」
何てぇ迷惑な爺だ。
「ぶひっ」
「まあ・・・そうですね。ちょっと豚箱でゆっくり休んで貰いましょうか。」
「ぶひぶひ・・・」
なんだ?なんだ?
おやおや・・・野次馬が集まって来たぜ。
「ぶひぶひ・・・・」
「源爺何してるんだ?」
「ぶひぶひ・・・」
なんだあ?ぶひぶひ言ってるぜ。
「お。頼子が来たぜ。」
「よりこぉ!!源爺が捕まったぜ。」
「ぶひ~~~~~」
「何言ってんだ?」
「ぶぶひひぶひっ」
逃がしてくれって言ってんじゃねえか?
「ぶひぶひ。」
その通りだとさ。
「ぶひぶぶぶひぶ」
頼子は怖いだと。
「ぶっひ~」
当たり。だな?
「お義父さん(`ヘ´) プンプン。!!!」
「ぶぎゃ~~~~~」
たすけて~~だろう。
うんうん。絶対そうだべ。
おおおおお・・・頼子に耳を引っ張られて行くぜ。佐藤さん,どうするんだい?
「被害届も出ていないようですし,帰りますよ。」
「「「「おつかれさんです」」」」
・・・・なんまいだなんまいだ・・・・
あれ?松江婆いつのまに?
まあいいや。帰って寝る寝る・・・・
ふぁあああなんだい。寝たと思ったらもう朝かい・・・・
テレビ体操の時間だね。
「はいよ。今日も元気だよ。おいっちにぃ・・・・」
ぼきぼき・・・う~~~ん。いい感じだ。さて・・・
とことこ・・・
ごめんよ。
いやあ。夕べは大変だったのう。
松江婆はいるかい?
おや。杉婆。松江婆は?
「さっき源爺のとこに出かけましたよ。」
へえ。そりゃあ珍しいのう・・
「何だか義母さん、この前死にかけてからこっち、やたらと元気なんですわ。」
そりゃ良かったじゃネエか。
「聞いてくださいよ。」
なんだぁ?
「最近よく食べるんです。」
いいばっかりじゃねえか?
「いいえ。人の分まで食べるんですよ。そのくせ、まだご飯食べてないだのなんだのって。」
あれぇ?そりゃ以前の源爺と同じじゃねえか?
「おまけに・・隠しておいたとっときのお酒も皆飲んじゃって。」
ほうほう・・
「夕べは野次馬しに行ったっきりなかなか帰ってこないし。」
いや。すぐ別れたがなあ・・・
・・・・・いつまでこの話は続くんだい?かれこれ2時間もしゃべってるが・・茶もでねえ。・・・うううう・・もよおしてきたしな・・・
おい。トイレを貸してくれ。
「あらあら・・・もうこんな時間?義母さんを探しに行かなくちゃ。」
・・・・
ああすっきりした。あれ?杉婆?戸を開けっ放しにしてどこに行ったんだい?
・・・・・
帰ってこねえなあ・・・
・・・・・
まだ帰ってこねえなあ・・・
・・・・・
おお。松江婆。
「何してた?」
いや。杉婆の愚痴を聞かされて・・便所を借りて出てきたら杉婆がいねえんだよ。戸が開けっ放しだったから、物騒だと思って留守番してたんだ。
「そうか・・・まあ。茶でも飲んでいけ。」
そりゃ悪いねえ。三時間もこの家にいるのに茶の一杯も飲まねえで帰らんばならんかと思っとった。
・・・・
松江婆。おめえの茶を飲むのはかれこれ20年ぶりくれえだが・・・こりゃなんてえもんだい?
「おちゃけだよ。おちゃけ・・・ぐふぐふぐふ・・・」
おいおい・・・まずい・・・杉婆に怒られるぞ。
「おちゃけえ・・・ぐふぐふ・・・」
・・っこりゃまずい。逃げる・・・
・・・・・・・とことこ・・・
ふうふう・・・松江婆大丈夫かのう・・・ちいっと・・・だのう・・・
おお。そこにいるのは源爺じゃねえか?どうした?
「頼子怖い。松江婆怖い。地獄からの使者きよこも怖い・・・」
何言ってんだい?
「はろうぃんのお化けの集団だあ!!!!!」
ぴゅ~~~~~
っておい。何なんだ?最近の爺も婆も訳が分からん。
こういうときはひとまずコンビニだな。
・・・・とことことこ・・・
なんだ?かぼちゃだらけだぞ・・おい。たか、こりゃ何のまじないだ?
なに?はろうぃん?さっき源爺が言ってた奴か?
何すんだ?
はあ?いたずらかお菓子かだと?
いってえどこの国の祭りだ?
何?
知らねえ?
知らねえくせにしてるんか?
全く最近は訳が分からん。そういや・・・くりすますとやらもわけがわからん。
ぶつぶつ・・・・誰がキリスト教徒なんだ?あたしゃ生粋の日本人だから、神教と仏教だぜ。
いやいや・・・純粋なら神教だけか?
ぶつぶつ・・ま・・・いっか。日本人は八百万の神々を信じとるから、きりすとさんだろうが、おしゃかさんだろうが、何様でもかまうことねえからな・・・まあ・・・絶対許せんものもいくつかあるけどな・・・
おい。たか、おめえはどうだ?
なに?
「なんまいだなんまいだ・・・今日の売り上げ何枚だ・・・」
ますます意味分からん。
まったく。何でハロウィンなんて騒ぐんだい?どこの国の祭りか、何のための祭りかみんな知ってるんかい?おやあ・・・松江婆?その格好は?
「魔女だよ~~~~」
・・・・・
ってか・・・そりゃどう見ても・・・奪衣婆(だつえば)だろう?
・・・
最近はあたしより他の婆の方がすげえと思うぞい。あんたもそう思うだろ?
あああああ。毎日退屈だのう。
源爺は家出したっきりだしのう。どこへ行ったやら。
・・・・
あふぅ・・・眠い。今晩はもう寝ちまうかのう・・・・
どっこらしょ。万年床はいいねえ・・・くんくん・・・あたしの匂いだよ。ん?誰だい?臭いだと言ってるのは?・・・気のせいか・・・
・・・・
・・・・
ん???
外で誰か口笛吹いてるね。「夜に口笛を吹くもんじゃねえ」と親に教わらなかったんか?
怒鳴り声もするぞ。だれだ。お~い。お~いと呼んでる上にまだ口笛吹いてるぜ。
・・何となくむかついてきたぜ。近所迷惑な奴等だ。だれかけーさつを呼べ!!!
・・・むむむむむ・・・うるせえ・・・
どっこいしょ・・・せっかく布団が温まったのに・・・窓をちょいと・・
がらっとな・・・ちょっとだけちょっとだけ・・・なるでのぞきだな。いや。のぞいてるけどさ・・・
う~う~う~・・・おや。赤いひかりがぺかペかと・・・お。降りてきた。降りてきた・・・あれあれ・・・蜘蛛の子散らすように逃げてくぜ。お。一人だけ捕まってら。どれ見に行くか。どっこいしょ・・・・
おや。佐藤さん。おおおお迷惑な輩を追っ払ってくれたんだね。ありがとうよ。
おやあ?佐藤さんが捕まえてるのは、源爺じゃないかい?源爺が騒いでたんかい?
・・・
「おや。きよこばあさん。」
佐藤さん。源爺はどこにいたんだい?
「たった今。ここで口笛吹きまくってたのが源爺ですな。他の者は分かりませんですがね。」
何てぇ迷惑な爺だ。
「ぶひっ」
「まあ・・・そうですね。ちょっと豚箱でゆっくり休んで貰いましょうか。」
「ぶひぶひ・・・」
なんだ?なんだ?
おやおや・・・野次馬が集まって来たぜ。
「ぶひぶひ・・・・」
「源爺何してるんだ?」
「ぶひぶひ・・・」
なんだあ?ぶひぶひ言ってるぜ。
「お。頼子が来たぜ。」
「よりこぉ!!源爺が捕まったぜ。」
「ぶひ~~~~~」
「何言ってんだ?」
「ぶぶひひぶひっ」
逃がしてくれって言ってんじゃねえか?
「ぶひぶひ。」
その通りだとさ。
「ぶひぶぶぶひぶ」
頼子は怖いだと。
「ぶっひ~」
当たり。だな?
「お義父さん(`ヘ´) プンプン。!!!」
「ぶぎゃ~~~~~」
たすけて~~だろう。
うんうん。絶対そうだべ。
おおおおお・・・頼子に耳を引っ張られて行くぜ。佐藤さん,どうするんだい?
「被害届も出ていないようですし,帰りますよ。」
「「「「おつかれさんです」」」」
・・・・なんまいだなんまいだ・・・・
あれ?松江婆いつのまに?
まあいいや。帰って寝る寝る・・・・
ふぁあああなんだい。寝たと思ったらもう朝かい・・・・
テレビ体操の時間だね。
「はいよ。今日も元気だよ。おいっちにぃ・・・・」
ぼきぼき・・・う~~~ん。いい感じだ。さて・・・
とことこ・・・
ごめんよ。
いやあ。夕べは大変だったのう。
松江婆はいるかい?
おや。杉婆。松江婆は?
「さっき源爺のとこに出かけましたよ。」
へえ。そりゃあ珍しいのう・・
「何だか義母さん、この前死にかけてからこっち、やたらと元気なんですわ。」
そりゃ良かったじゃネエか。
「聞いてくださいよ。」
なんだぁ?
「最近よく食べるんです。」
いいばっかりじゃねえか?
「いいえ。人の分まで食べるんですよ。そのくせ、まだご飯食べてないだのなんだのって。」
あれぇ?そりゃ以前の源爺と同じじゃねえか?
「おまけに・・隠しておいたとっときのお酒も皆飲んじゃって。」
ほうほう・・
「夕べは野次馬しに行ったっきりなかなか帰ってこないし。」
いや。すぐ別れたがなあ・・・
・・・・・いつまでこの話は続くんだい?かれこれ2時間もしゃべってるが・・茶もでねえ。・・・うううう・・もよおしてきたしな・・・
おい。トイレを貸してくれ。
「あらあら・・・もうこんな時間?義母さんを探しに行かなくちゃ。」
・・・・
ああすっきりした。あれ?杉婆?戸を開けっ放しにしてどこに行ったんだい?
・・・・・
帰ってこねえなあ・・・
・・・・・
まだ帰ってこねえなあ・・・
・・・・・
おお。松江婆。
「何してた?」
いや。杉婆の愚痴を聞かされて・・便所を借りて出てきたら杉婆がいねえんだよ。戸が開けっ放しだったから、物騒だと思って留守番してたんだ。
「そうか・・・まあ。茶でも飲んでいけ。」
そりゃ悪いねえ。三時間もこの家にいるのに茶の一杯も飲まねえで帰らんばならんかと思っとった。
・・・・
松江婆。おめえの茶を飲むのはかれこれ20年ぶりくれえだが・・・こりゃなんてえもんだい?
「おちゃけだよ。おちゃけ・・・ぐふぐふぐふ・・・」
おいおい・・・まずい・・・杉婆に怒られるぞ。
「おちゃけえ・・・ぐふぐふ・・・」
・・っこりゃまずい。逃げる・・・
・・・・・・・とことこ・・・
ふうふう・・・松江婆大丈夫かのう・・・ちいっと・・・だのう・・・
おお。そこにいるのは源爺じゃねえか?どうした?
「頼子怖い。松江婆怖い。地獄からの使者きよこも怖い・・・」
何言ってんだい?
「はろうぃんのお化けの集団だあ!!!!!」
ぴゅ~~~~~
っておい。何なんだ?最近の爺も婆も訳が分からん。
こういうときはひとまずコンビニだな。
・・・・とことことこ・・・
なんだ?かぼちゃだらけだぞ・・おい。たか、こりゃ何のまじないだ?
なに?はろうぃん?さっき源爺が言ってた奴か?
何すんだ?
はあ?いたずらかお菓子かだと?
いってえどこの国の祭りだ?
何?
知らねえ?
知らねえくせにしてるんか?
全く最近は訳が分からん。そういや・・・くりすますとやらもわけがわからん。
ぶつぶつ・・・・誰がキリスト教徒なんだ?あたしゃ生粋の日本人だから、神教と仏教だぜ。
いやいや・・・純粋なら神教だけか?
ぶつぶつ・・ま・・・いっか。日本人は八百万の神々を信じとるから、きりすとさんだろうが、おしゃかさんだろうが、何様でもかまうことねえからな・・・まあ・・・絶対許せんものもいくつかあるけどな・・・
おい。たか、おめえはどうだ?
なに?
「なんまいだなんまいだ・・・今日の売り上げ何枚だ・・・」
ますます意味分からん。
まったく。何でハロウィンなんて騒ぐんだい?どこの国の祭りか、何のための祭りかみんな知ってるんかい?おやあ・・・松江婆?その格好は?
「魔女だよ~~~~」
・・・・・
ってか・・・そりゃどう見ても・・・奪衣婆(だつえば)だろう?
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