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29 町内旅行Ⅲ
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やれやれ。松江婆、大丈夫かい?
土産物屋だぜ。起きな!!!
「あああああ?ここはどこだあ?」
「お義母さん、大望の土産物屋ですよ。」
「おおおおおお。極楽かあ・・・」
「お義母さん・・・」
目が覚めたかい?行くよ。
・・・ごそごそごそ・・・・・
よっこらしょ・・・
杉婆一緒に来るだろ?
「当たり前。」
・・・・・目を放すと、なにしでかすやら・・・・
なんか言ったかい?
いえいえ・・・・
・・・・
おいあれは、試食だ。行くぜ。
あいあいあい・・・・
(^O^)これはうまい
(^O^)はいな
「おおおおおお 私の分は?」
悪いな。杉婆。今のが最後だったわ。
(-_-)ぐ・・・・・
こっちにあるのはなんだ?
なに?鮭の酒浸し?
なんだ?それ?
モグモグ・・・・・
あれ。松江婆、もう食ってんかい?
なに?
モグモグモグモグ・・・・・・
なに言ってんだかね。杉婆も食ってるんか。私にもおくれ
モグモグモグモグ
こいつは噛み切れねえ・・・・・モグモグモグモグモグモグ
ぐぐぐぐごっくん。ふう。うめえがもちっとやわらけえといいね。
・・・・・まだ噛んでるのかい?松江婆。ガムだねこりゃ。
あそこにも何かあるぜ。
これは何だね?
ほう?酒か?
濁り酒だね。何?苦手な人はこっちの炭酸で割ったものがいいだろうって?
ぐびっとな・・・・やべえ。うめえ。
松江婆うめえぞ。杉婆もほれ。
ぐびぐびぐびぐび
「お客さん、 買ってくれるんですか?」
「もちっと飲まねえとよくわからんな。」
「おおおお。賛成だな。」
何だ何だ
ワイワイガヤガヤ
なんだ。みんな来ちまったぜ。
「俺ら、 わらねえほうがいいのう。」
「俺もだ。」
「私は炭酸割りで。」
ワイワイ
「何?無料?」
ガヤガヤ
・・・・・
「あのう・・・」
「お姉ちゃんこっちにもいっぱい。」
「俺もおかわりだ。」
「何でこんなにちっこいので出すんだ?」
「ああああ・・お客様、勝手に大きなコップを持ってきては困りますぅ・・」
「うめえうめえ。」
「そうか・・・じゃあ一本」
「買ってくれるんですか?」
ぽんぽんぽんぽーん
おや。呼び出しだね。
「地場町内会の皆様、お時間です。バスまでお戻りください。」
ぽんぽんぽんぽーん
「お。残念。買ってる時間がねえや。」
「帰るべ。」
「おねえちゃんごっつぉ。」
「美味しかったですよぉ~。」
「宣伝しとくね~~。」
「ああああああああ!!!みんな飲まれちゃったあ!!!」
・・・・・
試飲用のがなくなっちゃたんだね。人気あるんだねえ。
「 皆様お揃いでしょうか?バス出発しますが。」
「待って。源爺がいない。」
えええ~~
どこへ行っちまったんだい?
てか・・・いつになったらこの旅行は終わるんかい???
・・・・・
いつになったら出発するんだ?
俺。運転席で寝ていい?
源爺がいないって?
「皆さん、どこかで見かけませんでしたか?」
ガイドさん・・青い顔してるな・・・
ちょっくら探してくるかのう?
「いや。他の皆さんはここにいてください。さらに探すとなると、また大変ですから。」
町内会長。おめえだけが行くんかい?
「いや。あの時場警察の佐藤さんが一緒ですよ。」
ほほ~~~~
降りてった降りてった。
「さあ。みなさん。」
分かってるって。
「あ・あ・あ・あ・あ・あ・」
どやどやどや・・・
「駄目ですよ。降りては。」
「はははは。こんなに面白そうなこと見逃すもんか。」
「わははは・・・」
「皆降りてっちゃったあ・・・」
「泣かないで。」
「しんちゃん・・・・」
勝手に二人の世界に入ってな。
あたしも行くかな。
「あたしも行くよ。」
おうあ。松江婆。いいのかい?
「駄目ですよ。義母さん。」
「だって誰も乗ってないじゃないか」
おお。松江婆たまには長くしゃべるんだな。
「おまえも行きたいんだろ?」
・・・・・
なるほど・・・一緒に行くか?
・・・・
おとなしく降りてきたな。
さて・・・・みんなはどこだ?
お。あそこにいるのは・・・源爺とこの嫁の頼子だな。何してんだ?
「おい・・」
「きゃっ。」
何だ。酒買ってたんか。
「源爺捜しはどうしたあ?」
松江婆、言うな。
「どうせその辺で寝こけてるんでしょ。心配しなくても大丈夫ですよ。いつものことです。」
おやおや・・・
「おおい。いたかあ?」
「いねえ。」
「雪隠にもいねかったぞ。」
雪隠っていつの時代のヤツだい?
「こっちの酒の試飲のとこにもいなかったぜ。」
「じゃあ・・・試食コーナーは?」
「いねかった。」
おかしいねえ。そのどっちかにいると思ったのにさ。
「いたぞぉ」
「どこだどこだ?」
「あっちのあだるとこおなあにいたぜ~~~~」
・・・・・・・
まずい。頼子の顔が怖い・・・
・・・・・
「お義父さん・・・・」
「ひぃぃぃぃ・・・」
「ちょっとこちらにいらっしゃい・・・」
「あんたさんどなたさん・・・ぐえっ・・」
おおおおおおおお・・・・なんまいだなんまいだ・・・
・・・・・・
「みなさん。大変失礼いたしました。もう出発していただいて結構ですわ。」
・・・・・
「何か源爺・・変でねえか?」
「いや・・・青い顔だろう?」
「いや・・・真っ白なんじゃねえか?」
・・・・・・・・・
何がおこったんだろうな。あたしは見てたけど・・・・言わねえな。松江婆も言わねえな。もちろん杉婆も・・・
「あたしは見てましたよ。ええ。ぐいぐいっと締めてました・・・」
言ってるし・・・
でもこれでやっと帰れるな。なあ、松江婆。
ああ。明日はお茶飲みに来るだろ?
おおともよ。お邪魔させて貰うさ・・・
やっと終わったな。
源爺はちゃんと生きて帰れたみてえだな。
「あんたさん・・・どなたさんですかいの?
はあ?あだるとなんてぇわかりませんわ。」
土産物屋だぜ。起きな!!!
「あああああ?ここはどこだあ?」
「お義母さん、大望の土産物屋ですよ。」
「おおおおおお。極楽かあ・・・」
「お義母さん・・・」
目が覚めたかい?行くよ。
・・・ごそごそごそ・・・・・
よっこらしょ・・・
杉婆一緒に来るだろ?
「当たり前。」
・・・・・目を放すと、なにしでかすやら・・・・
なんか言ったかい?
いえいえ・・・・
・・・・
おいあれは、試食だ。行くぜ。
あいあいあい・・・・
(^O^)これはうまい
(^O^)はいな
「おおおおおお 私の分は?」
悪いな。杉婆。今のが最後だったわ。
(-_-)ぐ・・・・・
こっちにあるのはなんだ?
なに?鮭の酒浸し?
なんだ?それ?
モグモグ・・・・・
あれ。松江婆、もう食ってんかい?
なに?
モグモグモグモグ・・・・・・
なに言ってんだかね。杉婆も食ってるんか。私にもおくれ
モグモグモグモグ
こいつは噛み切れねえ・・・・・モグモグモグモグモグモグ
ぐぐぐぐごっくん。ふう。うめえがもちっとやわらけえといいね。
・・・・・まだ噛んでるのかい?松江婆。ガムだねこりゃ。
あそこにも何かあるぜ。
これは何だね?
ほう?酒か?
濁り酒だね。何?苦手な人はこっちの炭酸で割ったものがいいだろうって?
ぐびっとな・・・・やべえ。うめえ。
松江婆うめえぞ。杉婆もほれ。
ぐびぐびぐびぐび
「お客さん、 買ってくれるんですか?」
「もちっと飲まねえとよくわからんな。」
「おおおお。賛成だな。」
何だ何だ
ワイワイガヤガヤ
なんだ。みんな来ちまったぜ。
「俺ら、 わらねえほうがいいのう。」
「俺もだ。」
「私は炭酸割りで。」
ワイワイ
「何?無料?」
ガヤガヤ
・・・・・
「あのう・・・」
「お姉ちゃんこっちにもいっぱい。」
「俺もおかわりだ。」
「何でこんなにちっこいので出すんだ?」
「ああああ・・お客様、勝手に大きなコップを持ってきては困りますぅ・・」
「うめえうめえ。」
「そうか・・・じゃあ一本」
「買ってくれるんですか?」
ぽんぽんぽんぽーん
おや。呼び出しだね。
「地場町内会の皆様、お時間です。バスまでお戻りください。」
ぽんぽんぽんぽーん
「お。残念。買ってる時間がねえや。」
「帰るべ。」
「おねえちゃんごっつぉ。」
「美味しかったですよぉ~。」
「宣伝しとくね~~。」
「ああああああああ!!!みんな飲まれちゃったあ!!!」
・・・・・
試飲用のがなくなっちゃたんだね。人気あるんだねえ。
「 皆様お揃いでしょうか?バス出発しますが。」
「待って。源爺がいない。」
えええ~~
どこへ行っちまったんだい?
てか・・・いつになったらこの旅行は終わるんかい???
・・・・・
いつになったら出発するんだ?
俺。運転席で寝ていい?
源爺がいないって?
「皆さん、どこかで見かけませんでしたか?」
ガイドさん・・青い顔してるな・・・
ちょっくら探してくるかのう?
「いや。他の皆さんはここにいてください。さらに探すとなると、また大変ですから。」
町内会長。おめえだけが行くんかい?
「いや。あの時場警察の佐藤さんが一緒ですよ。」
ほほ~~~~
降りてった降りてった。
「さあ。みなさん。」
分かってるって。
「あ・あ・あ・あ・あ・あ・」
どやどやどや・・・
「駄目ですよ。降りては。」
「はははは。こんなに面白そうなこと見逃すもんか。」
「わははは・・・」
「皆降りてっちゃったあ・・・」
「泣かないで。」
「しんちゃん・・・・」
勝手に二人の世界に入ってな。
あたしも行くかな。
「あたしも行くよ。」
おうあ。松江婆。いいのかい?
「駄目ですよ。義母さん。」
「だって誰も乗ってないじゃないか」
おお。松江婆たまには長くしゃべるんだな。
「おまえも行きたいんだろ?」
・・・・・
なるほど・・・一緒に行くか?
・・・・
おとなしく降りてきたな。
さて・・・・みんなはどこだ?
お。あそこにいるのは・・・源爺とこの嫁の頼子だな。何してんだ?
「おい・・」
「きゃっ。」
何だ。酒買ってたんか。
「源爺捜しはどうしたあ?」
松江婆、言うな。
「どうせその辺で寝こけてるんでしょ。心配しなくても大丈夫ですよ。いつものことです。」
おやおや・・・
「おおい。いたかあ?」
「いねえ。」
「雪隠にもいねかったぞ。」
雪隠っていつの時代のヤツだい?
「こっちの酒の試飲のとこにもいなかったぜ。」
「じゃあ・・・試食コーナーは?」
「いねかった。」
おかしいねえ。そのどっちかにいると思ったのにさ。
「いたぞぉ」
「どこだどこだ?」
「あっちのあだるとこおなあにいたぜ~~~~」
・・・・・・・
まずい。頼子の顔が怖い・・・
・・・・・
「お義父さん・・・・」
「ひぃぃぃぃ・・・」
「ちょっとこちらにいらっしゃい・・・」
「あんたさんどなたさん・・・ぐえっ・・」
おおおおおおおお・・・・なんまいだなんまいだ・・・
・・・・・・
「みなさん。大変失礼いたしました。もう出発していただいて結構ですわ。」
・・・・・
「何か源爺・・変でねえか?」
「いや・・・青い顔だろう?」
「いや・・・真っ白なんじゃねえか?」
・・・・・・・・・
何がおこったんだろうな。あたしは見てたけど・・・・言わねえな。松江婆も言わねえな。もちろん杉婆も・・・
「あたしは見てましたよ。ええ。ぐいぐいっと締めてました・・・」
言ってるし・・・
でもこれでやっと帰れるな。なあ、松江婆。
ああ。明日はお茶飲みに来るだろ?
おおともよ。お邪魔させて貰うさ・・・
やっと終わったな。
源爺はちゃんと生きて帰れたみてえだな。
「あんたさん・・・どなたさんですかいの?
はあ?あだるとなんてぇわかりませんわ。」
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