どうせクソババアと言われるなら,徹底的にクソババアになってやる・・・

猫山

文字の大きさ
上 下
21 / 53

21 明日はお休みします

しおりを挟む
あああああ

昨日は酷い目に遭ったぞい。

まさかなあ・・燃えちまうなんてなあ・・・



とことこ・・・・

おや。源爺,どうしたね?

なに?

ぼや騒ぎの見物に来たって?

あんたあたしをからかってんのかい?



ぷんぷん・・・

久しぶりに松江婆の所に行きてえが・・・お盆とやらで客が多そうだよなあ・・・



ん?気のせいか人が多いような???

はいごめんよ・・・



なんだこの婆・・・人を押しのけてよぉ

しっ、この人きよこばあさんよ。

ああ例の?

ほっときなさいよ。



気のせいかのう?何やらシツレイナコトを言われたような・・・?

いえいえ・・気のせいですよ。

で、なにがあったんだい?



これからですよ。

これから何があるってんだい?

ご当地アイドルが来るんですよ。

へえ。

それで、カメラぶら下げたわけえ男がやたらといるのは何故けえ?

そりゃあ撮影したいからですよ。

誰を

アイドルに決まってるじゃないですか。

へえ。



・・・・・・・

来ないのう?

来ませんねえ・・・



・・・・・・・

来ないのう?

来ませんねえ・・・



・・・・・

来ないのう?

来ませんねえ・・・



「お~い!!!くるんかい???」

「がせじゃあないだろうなあ!!!」

なんか若い奴らが騒ぎ出してるぜ。ついに始まったか?



ち・・・違いますよ。アイドルが来なくて、皆怒り出してるんですよ。

おやおや・・・


・・・・
「はやくしろ~~~」
「れいこちゃ~~~~ん」

・・・

しかたないのう・・・

ちょいとごめんなさいよ・・・



「あんたがここの責任者かい?」

「・・・この婆・・いつの間に?」

「何か失礼なことを言ったかい?」

「いえいえ・・・滅相もありません・・・」

「向こうで若い奴らが騒いでるんだが・・・」

・・・・・

「・・・たった今、連絡があって、来ないことになったんだよ。急に腹痛だとかでな・・・」




「皆にさっさと言えば良いだけだろ?」

「あんなに興奮してるのに・・・怖くていえん・・・」

 おやおやしゃがみ込んじまった・・・よおし



 あたしに任せときな・・・



・・・・・え・・・えええええ・・・・・ええ!!





「ほれ。さっさと、あなうんすしな。」

「え・・・いうんですか?いやだなあ・・・」


・・・




「おまたせしましたあ!!!!

ごとうちあいどる、にゅうすたあ!!!

きよこばばあ!!!」



え?

ざわざわざわ

「なんだって?」

「れいこちゃんはどうなったの?」



「は~~~いいはいはいおまたせしましたあ~~」


・・とことこ・・・

はいよ。またせたねえ。

あたしゃきよこばばあだよ。

きょう,でびゅうしたてのほやほやばあさんだよ。

いやあ・・・こんなぴらぴらした服着るのは70年ぶりかネエ。

そこのめがねかけたお兄さん。

上がりなさい。え?遠慮するな・・・

ずるずる・・・こけ・・・



ははははは



・・・・・・・・・

あたしゃ彼氏募集中でねえ

遠慮します。

遠慮なんていらねえよ。

嫌、いります。

いやいりってなんだね?

いやいり・・・いやいやいや・・・

何?なんだって首をぶんぶん振ってるんだい?

いやいやいいいいいい

なにいってんだかねえ。

ぼかっ

ぐえっ



わははははは・・・

いいぞぉ





・・・・・・・・



時間いっぱい乗り切ったぜ。

どうよ?

ありがとうございました。

ただの意地悪婆さんじゃなかったんですね。

そりゃどういうこったい!!!

いえいえ・・・ありがとうございました。

御礼はこの兄さんに言いな。

そうですね。ありがとうございました。



お兄さん。強力ありがとうよ。

何泣いてんだい?

引っ込み思案な僕をこんなにしゃべらせてくれてうれしいって?

・・・

え?僕とコンビを組んで漫才デビューしませんかって?

そりゃ・・・



ふう。日に日にあたしと遊んでくれる人が減ってるってえ?

作者、おまえ手抜きしてるだろ?

いえいえ滅相もありません。ってそりゃ前のお題だあ。

明日は本格的にデビューのことを書くんだろ

いえいえ滅相もありません。

何が言いたいんだあ!!!

明日はお休みします。

・・・あ・・そ・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

【完結】捨ててください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。 でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。 分かっている。 貴方は私の事を愛していない。 私は貴方の側にいるだけで良かったのに。 貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。 もういいの。 ありがとう貴方。 もう私の事は、、、 捨ててください。 続編投稿しました。 初回完結6月25日 第2回目完結7月18日

処理中です...