悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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会場に集まった人達を見渡し
「まず初めにさっき正銘したが、僕とエリィは『運命のツガイ』だ」

エリーナとのデビュータントの日からの
そしてエリィが学園に復学する前の話を
をした。

「調べた結果、僕もエリィも魔法量が多いのでツガイを早く認識した事が解った。
そして、医師達が新しい検査方法を見つけ、検査した結末、脳の一部にたった1㎜の腫瘍を見つけ治療した結果、またエリィからツガイの匂いがした。
たった1㎜の腫瘍のせいで、エリィと離れる事になった。
そしてその腫瘍は誰かの悪意による術に掛けられたことが解った。
そして真凛のとこを皆が信じ、疑わない事を不審に思った、陛下の命令で非常に非常に不本意だけど、真凛と仲のいいフリをし、エリィを嫌っている演技をした。
まぁ先程見て貰った自作自演の映像は酷かったけどね。

そして陛下達と連携を取り、真凛と僕に術を掛けた者が繋がってる事が解った。

まぁその者はすぐに解ったけど、どうせなら悪事を働いている者達を一掃し、僕達が王位を継ぐ時の磁場固めをする為の証拠を、今日まで集めていた。
悪事を働いて居た者達は本日捉え牢に入れた」

話を聞いて顔を青くする者達がいた。

「まず真凛の事だが、最初は術を疑ったが、調べた結果、彼女が付けているピアスがこちらには無い鉱物で、魔法具でそれを着けると魔法量がとてつもなく多いくなる事が解った。
それにより、彼女の近くに居ると魔力酔いして、頭の動きが鈍くなる事が解った。だから考える力が無くなり彼女が話す事が正しく思えてしまった。
だが彼女から離れると正常に戻る。
そして、その事に気付いた者は彼女を利用し、王位を狙う為、僕に術を掛け、エリィの噂を意図的に流し、このパーティの、後国王陛下を暗殺し、真凛を僕に当てがい、結婚させ子供が出来たら、僕を殺し、子供を愚王にし、この国を自分の物にするつもりだった。

なあ?合ってるだろ?

オッタァ侯爵!!」

オッタァ侯爵を威嚇し、睨み付けた。
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