悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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話が纏まり各自動きを決め終えた頃に、アルフォンスは急に
「あっ、ちなみに今日から僕はエリィと暮らします。」

「「「「「「「はぁ?」」」」」」

「学園でエリィと話せないなら、エリィが足りないです。」
「いやお前まだ婚約もしてないんだ。ダメだろ!!」
「無理です」
「いや……」
「嫌です」
折れる気配のないアルフォンスに皆頭を抱えた。

「ロバート……」
陛下は助けを求めた。

ため息を付いたロバートは
「貴族の女性は2人だけで同じ部屋にいる事でもはしたいと言われます。
殿下はエリーナに疵を付けたいんですか?
それに正式に婚約もしてないんです。
エリィの事を思うなら、エリィの事守って下さい。
それを守って下さるのなら、一緒に暮らすのは無理ですが、作戦がバレないように、殿下の執務室とエリーナの部屋を行き来出来る転移魔法を繋ぐ様にします。
ただし泊まるのと2人きりで会うのは禁止で、誰か1人同じ部屋にいるのが条件です。
一回でも守らなかった場合転移魔法を無くし、会う事は禁止します。
殿下どうしますか?」

氷の悪魔ロバートはアルフォンスを睨みなが問いかけた。

ロバートの迫力に負けたアルフォンスは「それでお願いします」と頷いた。

その後エリーナとアルフォンスを見張のクレインと一緒に移動して、あと時のアルフォンスの気持ち、エリーナの気持ち、これからの事沢山話をした。
その事に寄り一層2人は心を通わせる事が出来た。


次の日ロバートは2人の部屋に転移魔法を繋げた。
ただし、2人きりになった時、泊まった時、帰る時間が来た時など音が鳴り、ロバートに知らせがくるよう、エリーナを守る為の様々な魔法陣を沢山仕掛けた。
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