悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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アルフォンスは、皆を見渡し、

「今日は僕をはじめ卒業生の卒業パーティーに来ていただきありがとう。
そしてこの日に僕の『運命のツガイ』を発表する。そして正式に婚約する」

ざわめきが起き
「エリーナ嬢は婚約者候補破棄か?」
「嫉妬に狂ったエリーナ様は本当に惨めですわね」
「やっぱり真凛様とお似合いですもの」
と皆が話し出す。

玉座から降り歩きながら、アルフォンスは
「僕の婚約やツガイのことで色々な噂があったと思う。
だが僕は『運命のツガイ』を見つける事が出来とても、幸せだ。

エリーナ。
君との婚約者候補を破棄する事にした」

「やっぱり」
「無理矢理でしたもんね」
「とゆうことは真凛様が…」


私もアル様のツガイとして会えて幸せです。
これで私もこの国の王妃よ。
悪役令嬢エリーナ残念だったわね!

ニヤける顔が抑えられない真凛だった。
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