悪役令嬢は家族に支えられて運命と生きる

西 ゆう

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孤立したエリーナが1人移動今日から教室に戻ると、泣いている真凛を中心に人が集まっていた。
そのうちの1人がエリーナに気付くと
「エリーナ様なんでこんな事をしたんですか?」
と言われだが、意味のわからないエリーナは
「何があったんですか?」
「白々しい事を、言うのは辞めて下さい。真凛様の教科書が破かれて居ました。
教室を貴方が最後に出たのを見た者が居ます。
アルフォンス殿下と真凛様はツガイなんですよ。
婚約者候補にしがみ付きたいからといって、これは酷いです」
机の上に破かれ教科書を見ながら
「私はやってません」
「貴方は嘘ばかりですね」
と言いその者は真凛を慰めに戻った。


誰も私の事信じてくれない。
もー辛いよ。早くあの場所に行きたい。

今日もまた真凛信者が増えていった。


それからエリーナが廊下を歩いていると、前から来た真凛が急に倒れ込んで
「エリーナ様痛いです~」
と泣いたり、
中庭にある噴水の横を通り過ぎる時、真凛がニヤリと笑い噴水に落ちて
「エリーナ様何で押したんですか~」
と泣いたり
教室で「ペンが無くなってるんです~。エリーナ様知らないんですか?」
と泣いたり、そんな日が続いた。
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