16 / 18
失踪(回顧録 高校生)
しおりを挟む
夕闇が辺りを蔽い始め、パラパラと冷たい雨が落ちてくる。疎らな街灯が、暗い街路地をぼんやりと照らしていた。仕事帰りの人で人の流れは増えてはいるが、雨の影響もあって普段よりうら寂しい感じがした。由佳ちゃんを探しながら、馴染みの八百屋に足を向ける。ここは、由佳ちゃんの荷物持ちとして何度も来た事があり、彼女のお気に入りの店なのだ。
「あらっ? 大和君じゃないの~」
「すいません、由佳ちゃんは来ませんでしたか?」
「あらあらっ、雨が降ってきたから、由佳ちゃんを迎えに来たのかしら? 大和君も隅に置けないわね! おほほっ!」
太った体を揺さぶって豪快に笑うのは、八百屋の奥さんである典子さんで、近所でも有名な肝っ玉母さんである。
「由佳ちゃんなら、さっき買い物に来てたわよ。嬉しそうな顔して――何でも合格祝いの準備とか言ってたけど……なるほど、なるほど、大和君のためにねぇ~♪」
噂好きの典子さんがニコニコ顔でズイズイと迫って来るが、ドン引きするぐらいのすごい迫力だ。
「恋する乙女の顔してたもんねぇ~♪ ところで、どっちが先に告白したの~? 大和君? 由佳ちゃん?」
人の恋バナで勝手に盛り上がる典子さんに、私はタジタジである。乾いた笑みを浮かべていると、八百屋の主人である――秀さんの雷が落ちるのであった。
「おい、母ちゃん! こちとら忙しいんでぇ! 若いのとくっちゃべってねえで、店を手伝えってんだよ!」
「ふんっ! アンタだって鼻の下を長くして、由佳ちゃんと長々と話してたじゃないの! 自分の娘ぐらいの若い子にデレデレして――エロガッパの宿六が!」
「てやんでぇ! お前の顔ばかり見ているこっちの身にもなってみろってんだ! こちとら癒しが必要なんでぇ!」
「キイッー、悔しい! アンタのは癒しじゃなくて――イヤらしいじゃないの! 若い子の胸ばっかりチラチラ見て、恥ずかしいったらありゃしないよ」
「べらぼうめぇ! それを言うなら、てめぇは癒しじゃなくて――卑しいだろ! それに、ビア樽だかセイウチだか分かんねぇ体格で……」
バキッ!!!
「ぐわっ! て、てめぇ、やりやがったな! もう手加減しねぇぞ!」
「ふんっ! それは、こっちのセリフよ! いつも通り叩きのめしてやるわよ!」
怒号や罵声の声が飛び交い、投げられた野菜や皿が宙を舞う。殆ど漫画のような痴話喧嘩である。近所の人達は慣れたもので、『また、始まったよ』とか『相変わらず仲が良いな』なんて言いながら、生暖かい目で見ている。私は苦笑いをしながらも頭を下げて、この場を後にするのであった。
どれくらい歩いたのだろうか――雨脚は強まり、天の底が抜けたかと思えるような大粒の雨が降り注いでくる。歩道を叩く雨が水飛沫になって跳ね上がり、靴の中までぐしょ濡れである。街の喧騒も雨音で掻き消され、人通りもめっきりと減っていった。
「由佳ちゃん……」
思わず愛しい人の名前を呟く。先程の嫌な夢が脳裏を掠め、漫然とした不安が頭から離れない。
――きっと行き違いになっただけだ……由佳ちゃんは、もう家に帰っているんだ!
不安を振り切るように自分に言い聞かせ、降りしきる雨の中、急ぎ早に引き返すのであった。
街灯に映し出され、ボンヤリと浮かび上がっている由佳ちゃんの家は、見慣れているのに物悲しく感じた。窓から漏れる光もなく由佳ちゃんが帰ってきた形跡は無かった。重い足取りのまま隣にある自宅に向かう。空を蔽う暗い雨雲のように色濃い不安が影を落としていた。
「大和! あんた、こんな雨の中、何処にいってたの!!!」
玄関の扉を開けると、パートから帰ってきていた母親から雷が落ちる。連絡もしないで、この暴風雨の中を外出したのだから、怒られて当然である。
「ご、ごめんなさい! でも、由佳ちゃんが……」
「由佳ちゃんが、どうしたの?」
私は、由佳ちゃんが買い物に行ったきり帰ってこない事や、街中を探したが見つけられなかった事を伝えた。私の話を聞いて異変を感じたのだろう――母親はすぐに、由佳ちゃんの両親に連絡を取り始めた。
その後は、蜂の巣をつついたような大騒ぎである。うちの親や由佳ちゃんの両親が、雨合羽を着込んで夜の街へ由佳ちゃんを探しに出かけた。私も同行したかったのだが、家に留まるように強く言われてしまった。私は、不安と焦燥でなかなか眠れない夜を過ごすのであった。
若い娘の突然の失踪――事件性が高いと判断されたのだろうか、世間には公に発表していないが、捜索している警察官の姿を随所で見かけるようになった。由佳ちゃんの事を心配して、私だけでなく近所の人も懸命に捜索してくれた。しかし、依然として由佳ちゃんの形跡さえ掴む事が出来なかったのであった。
由佳ちゃんが行方不明になって数日後――まことしやかに妙な噂が流れ始めた。神社の境内を歩いていた女子高生が、眩いばかりの光に包まれて消えていくのを、見た人がいるという噂だ。余りに荒唐無稽の話で、大抵の人は耳を傾けなかったが、私には気になった事があったのだ。名前が挙がった氷室神社は近所にあり、道が急で人通りは少ないが、街への近道であるという事だ。
――あの時の由佳ちゃんは、かなり慌てていたから、普段使わない早道を使ったかもしれない。
居ても立ってもいられなくなった私は、氷室神社に足を延ばすのであった。
長く急な坂道を上って境内に辿り着く。氷室神社には人の気配はなく、閑寂に包まれていた。孤独に苛まれながら境内を歩くと、道の端にキラリと光る物が落ちていた。拾い上げるとそれは柴犬のキーホルダーで、由佳ちゃんの財布に付いていた物と酷似していた。慌てて辺りの捜索をするが、他にめぼしいものは無かった。今更ながら思い知る――由佳ちゃんの存在が、自分にとって掛け替えの無いものだったという事に。私はキーホルダーを握りしめたまま、こみ上げる涙を必死に抑えるのであった。
その後の事は余り記憶にない。私はいつの間にか、由佳ちゃんの家の前にいた。庭には柴犬のゴロが、由佳ちゃんの帰りを待つように悲し気に佇んでいた。この柴犬は少し前に由佳ちゃんが拾ってきた犬で、甘えん坊で人懐っこいのである。普段は家の中にいるが、由佳ちゃんが行方不明になってからは、庭にいることが多くなっていた。
「くう~ん!」
私の姿を見ると、尻尾を振りながらゴロが駆け寄ってくる。ゴロの頭を撫でながら、拾ったキーホルダーを取り出すとフンフンと匂いを嗅ぎ始めた。
「ワンワン!」
ゴロが嬉しそうに鳴きながら、千切れそうなぐらいに尻尾をブンブンと振っている。ゴロの反応を見る限り、これは由佳ちゃんのキーホルダーの可能性が高いと思った。しかし、子供だった私に出来ることなど限られていた。キーホルダーを母親である真理子さんに渡して、後は大人たちに任せるしか無かったのであった。
胸にポッカリと穴が開いたようだ。あれから由佳ちゃんを探し続けたが、未だに形跡さえ掴めないでいた。私は失意のまま、高校の入学式を迎えるのであった。
門を潜ると通路の両端に満開の桜が咲き誇り、春風に吹かれて花びらが雪のように舞っていた。しかし私には、期待に胸を躍らせる新入生達の歓声も空しく聞こえ、立派な鉄筋コンクリートの校舎も色あせて見えた。
「大和君!」
悄然とした気持ちのまま歩いていると、不意に背後から声を掛けられる。振り向くと、そこには舞ちゃんの姿があったのだ。
「舞ちゃん?」
「ふふっ! 大和君を脅かそうと思って内緒にしてたけど、私も榛名高校に合格したんですよ。……それから、由佳さんの事も聞きました……」
「舞ちゃん、僕は……」
「由佳さんは、大和君にとって掛け替えの無い人だと分かっています。でも、私だって大和君の事を……」
「舞ちゃん…」
「ごめんなさい! こんな時に言う事じゃ無いですよね。 あっ! 大和君、式が始まりますよ。早く行きましょう」
微笑みながら、私の手を取り走り出す舞ちゃん。あの日から空虚感に苛まれ、抜け殻のようになっていた私は、舞ちゃんによって少しずつ癒されていくのであった。
「あらっ? 大和君じゃないの~」
「すいません、由佳ちゃんは来ませんでしたか?」
「あらあらっ、雨が降ってきたから、由佳ちゃんを迎えに来たのかしら? 大和君も隅に置けないわね! おほほっ!」
太った体を揺さぶって豪快に笑うのは、八百屋の奥さんである典子さんで、近所でも有名な肝っ玉母さんである。
「由佳ちゃんなら、さっき買い物に来てたわよ。嬉しそうな顔して――何でも合格祝いの準備とか言ってたけど……なるほど、なるほど、大和君のためにねぇ~♪」
噂好きの典子さんがニコニコ顔でズイズイと迫って来るが、ドン引きするぐらいのすごい迫力だ。
「恋する乙女の顔してたもんねぇ~♪ ところで、どっちが先に告白したの~? 大和君? 由佳ちゃん?」
人の恋バナで勝手に盛り上がる典子さんに、私はタジタジである。乾いた笑みを浮かべていると、八百屋の主人である――秀さんの雷が落ちるのであった。
「おい、母ちゃん! こちとら忙しいんでぇ! 若いのとくっちゃべってねえで、店を手伝えってんだよ!」
「ふんっ! アンタだって鼻の下を長くして、由佳ちゃんと長々と話してたじゃないの! 自分の娘ぐらいの若い子にデレデレして――エロガッパの宿六が!」
「てやんでぇ! お前の顔ばかり見ているこっちの身にもなってみろってんだ! こちとら癒しが必要なんでぇ!」
「キイッー、悔しい! アンタのは癒しじゃなくて――イヤらしいじゃないの! 若い子の胸ばっかりチラチラ見て、恥ずかしいったらありゃしないよ」
「べらぼうめぇ! それを言うなら、てめぇは癒しじゃなくて――卑しいだろ! それに、ビア樽だかセイウチだか分かんねぇ体格で……」
バキッ!!!
「ぐわっ! て、てめぇ、やりやがったな! もう手加減しねぇぞ!」
「ふんっ! それは、こっちのセリフよ! いつも通り叩きのめしてやるわよ!」
怒号や罵声の声が飛び交い、投げられた野菜や皿が宙を舞う。殆ど漫画のような痴話喧嘩である。近所の人達は慣れたもので、『また、始まったよ』とか『相変わらず仲が良いな』なんて言いながら、生暖かい目で見ている。私は苦笑いをしながらも頭を下げて、この場を後にするのであった。
どれくらい歩いたのだろうか――雨脚は強まり、天の底が抜けたかと思えるような大粒の雨が降り注いでくる。歩道を叩く雨が水飛沫になって跳ね上がり、靴の中までぐしょ濡れである。街の喧騒も雨音で掻き消され、人通りもめっきりと減っていった。
「由佳ちゃん……」
思わず愛しい人の名前を呟く。先程の嫌な夢が脳裏を掠め、漫然とした不安が頭から離れない。
――きっと行き違いになっただけだ……由佳ちゃんは、もう家に帰っているんだ!
不安を振り切るように自分に言い聞かせ、降りしきる雨の中、急ぎ早に引き返すのであった。
街灯に映し出され、ボンヤリと浮かび上がっている由佳ちゃんの家は、見慣れているのに物悲しく感じた。窓から漏れる光もなく由佳ちゃんが帰ってきた形跡は無かった。重い足取りのまま隣にある自宅に向かう。空を蔽う暗い雨雲のように色濃い不安が影を落としていた。
「大和! あんた、こんな雨の中、何処にいってたの!!!」
玄関の扉を開けると、パートから帰ってきていた母親から雷が落ちる。連絡もしないで、この暴風雨の中を外出したのだから、怒られて当然である。
「ご、ごめんなさい! でも、由佳ちゃんが……」
「由佳ちゃんが、どうしたの?」
私は、由佳ちゃんが買い物に行ったきり帰ってこない事や、街中を探したが見つけられなかった事を伝えた。私の話を聞いて異変を感じたのだろう――母親はすぐに、由佳ちゃんの両親に連絡を取り始めた。
その後は、蜂の巣をつついたような大騒ぎである。うちの親や由佳ちゃんの両親が、雨合羽を着込んで夜の街へ由佳ちゃんを探しに出かけた。私も同行したかったのだが、家に留まるように強く言われてしまった。私は、不安と焦燥でなかなか眠れない夜を過ごすのであった。
若い娘の突然の失踪――事件性が高いと判断されたのだろうか、世間には公に発表していないが、捜索している警察官の姿を随所で見かけるようになった。由佳ちゃんの事を心配して、私だけでなく近所の人も懸命に捜索してくれた。しかし、依然として由佳ちゃんの形跡さえ掴む事が出来なかったのであった。
由佳ちゃんが行方不明になって数日後――まことしやかに妙な噂が流れ始めた。神社の境内を歩いていた女子高生が、眩いばかりの光に包まれて消えていくのを、見た人がいるという噂だ。余りに荒唐無稽の話で、大抵の人は耳を傾けなかったが、私には気になった事があったのだ。名前が挙がった氷室神社は近所にあり、道が急で人通りは少ないが、街への近道であるという事だ。
――あの時の由佳ちゃんは、かなり慌てていたから、普段使わない早道を使ったかもしれない。
居ても立ってもいられなくなった私は、氷室神社に足を延ばすのであった。
長く急な坂道を上って境内に辿り着く。氷室神社には人の気配はなく、閑寂に包まれていた。孤独に苛まれながら境内を歩くと、道の端にキラリと光る物が落ちていた。拾い上げるとそれは柴犬のキーホルダーで、由佳ちゃんの財布に付いていた物と酷似していた。慌てて辺りの捜索をするが、他にめぼしいものは無かった。今更ながら思い知る――由佳ちゃんの存在が、自分にとって掛け替えの無いものだったという事に。私はキーホルダーを握りしめたまま、こみ上げる涙を必死に抑えるのであった。
その後の事は余り記憶にない。私はいつの間にか、由佳ちゃんの家の前にいた。庭には柴犬のゴロが、由佳ちゃんの帰りを待つように悲し気に佇んでいた。この柴犬は少し前に由佳ちゃんが拾ってきた犬で、甘えん坊で人懐っこいのである。普段は家の中にいるが、由佳ちゃんが行方不明になってからは、庭にいることが多くなっていた。
「くう~ん!」
私の姿を見ると、尻尾を振りながらゴロが駆け寄ってくる。ゴロの頭を撫でながら、拾ったキーホルダーを取り出すとフンフンと匂いを嗅ぎ始めた。
「ワンワン!」
ゴロが嬉しそうに鳴きながら、千切れそうなぐらいに尻尾をブンブンと振っている。ゴロの反応を見る限り、これは由佳ちゃんのキーホルダーの可能性が高いと思った。しかし、子供だった私に出来ることなど限られていた。キーホルダーを母親である真理子さんに渡して、後は大人たちに任せるしか無かったのであった。
胸にポッカリと穴が開いたようだ。あれから由佳ちゃんを探し続けたが、未だに形跡さえ掴めないでいた。私は失意のまま、高校の入学式を迎えるのであった。
門を潜ると通路の両端に満開の桜が咲き誇り、春風に吹かれて花びらが雪のように舞っていた。しかし私には、期待に胸を躍らせる新入生達の歓声も空しく聞こえ、立派な鉄筋コンクリートの校舎も色あせて見えた。
「大和君!」
悄然とした気持ちのまま歩いていると、不意に背後から声を掛けられる。振り向くと、そこには舞ちゃんの姿があったのだ。
「舞ちゃん?」
「ふふっ! 大和君を脅かそうと思って内緒にしてたけど、私も榛名高校に合格したんですよ。……それから、由佳さんの事も聞きました……」
「舞ちゃん、僕は……」
「由佳さんは、大和君にとって掛け替えの無い人だと分かっています。でも、私だって大和君の事を……」
「舞ちゃん…」
「ごめんなさい! こんな時に言う事じゃ無いですよね。 あっ! 大和君、式が始まりますよ。早く行きましょう」
微笑みながら、私の手を取り走り出す舞ちゃん。あの日から空虚感に苛まれ、抜け殻のようになっていた私は、舞ちゃんによって少しずつ癒されていくのであった。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる