異世界で娼館と商館経営⁉ ~チートを駆使したオッサンの剛腕繁盛記~

悪代官と越後屋

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38.色香が漂う褐色肌の美女!

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「張遼ちゃん、そんなに怒らないでよ。お願いだから機嫌を直してよ」
「主よ、私は最初から怒ってなどいませんから」
「アハッ、張遼ちゃん――そんな不機嫌顔でツンツンしてるとぉ~、ご主人様に嫌われちゃうよぉ~」
「~~~~~~~っ!」

 辺境伯様やアネット様を交えた乱痴気騒ぎの後から、張遼ちゃんの機嫌が非常に悪い。現在、アネット様に紹介された奴隷商に行く仕度をしているのだが、声が刺々しくて非常に気まずい。昨夜からアネット様やリルル相手にエロエロ三昧であったから、張遼ちゃんが怒るのは当然である。しかしあんな乱痴気騒ぎに、愛しの張遼ちゃんを参加させる訳にはいかないのだ。リルルが抱かれている姿を見るだけでも心が苦しいのに、張遼ちゃんを辺境伯様に寝取られでもしたら嫉妬に狂い、Vz 61 スコーピオンで辺境伯様を蜂の巣にしてしまうだろう。勝手な言い分であるが、それぐらい張遼ちゃんに惹かれているのである。

「ううっ、張遼ちゃんに嫌われたら、生きていけないよ……」
「き、嫌ってはいません。……少し、ヤキモチを焼いてしまっただけです。それで、あの~その~、よろしかったらですけど、今日の外出は私と二人っきりで……ゴニョゴニョ」
「あ~、ズルいですよ張遼ちゃん! アネット様が奴隷商に口利きしてくれたのは、私がお願いしたからですよぉ~。それに張遼ちゃんは猛者や腕利きの目利きは出来ると思うけどぉ~、将来性のある娼妓しょうぎやウエイトレスの発掘には不向きだよねぇ~。ご主人様と二人っきりになりたい気持ちは分かるけどぉ~、私も連れて行った方が効果的だと思うよぉ~」
「確かにその通りだが、リルル殿ばかり主に構ってもらうのはズルい。私だって少しぐらいは……」
「ううっ、張遼ちゃんには本当に申し訳ないと思っているよ。でも今回はリルルも連れて行った方がいいと思うんだ。何せ、リルルが経営する娼館の娼妓やスタッフも取り集めるわけだからね。そうだ! お詫びのしるしと言っては変だけど、今度二人っきりでデートしようよ。勿論、張遼ちゃんが良ければだけど……」
「します、致しますとも。……主と二人っきりでデート……えへへ♪」

 ふうっ、漸く張遼ちゃんが機嫌を直してくれたようだ。ニコニコと少女のようなあどけない笑みを浮かべている。普段はクールな彼女とのギャップがまた可愛くて、ますます惚れてしまうのであった。

「さてさて、話もまとまったみたいだしぃ~、そろそろ奴隷商に行きましょうよぉ~。あっ! 張遼ちゃんは馬車の馭者をお願いするねぇ~。ご主人様は私と馬車の中でしっぽりと……クスクス」
「う~っ、それはズルイではないか! リルル殿は、昨夜からずっと主とイチャイチャしていたのであろう!? 少しは私に譲ってくれても良いのではないか?」
「え~っ、私は馬車を走らせる事なんて出来ないですよぉ~。それに昨夜はご主人様とはそんなにイチャイチャしてないですよぉ~。どっちかっていうとぉ~、辺境伯様とズッコンバッ……むぎゅ~」
「はいはい、リルル君は少し黙ってようね~」

 初心な張遼ちゃんの面前で、トンデモ発言をするリルルの口を慌てて塞ぐのであった。


「よし! それならば車で行こうじゃないか! 車なら三人とも車内に居られるし、私が運転すれば問題ないだろう。この屋敷には立派な車庫もあったから、きっと高級車が格納されているはずだ。車なら馬車より乗り心地も良いから二人とも満足すると思うんだよ」

 いがみ合っている張遼ちゃんとリルルをなだめて、車で奴隷商に行く事に決めた。テュケー様から譲り受けた豪邸の探索は終えていたが、車庫の中までは確認はしていなかったのである。しかし元の世界では縁の無かったような高級車がある事は、容易に想像できる。私はドキドキしながら車庫のフラットシャッターを開けてみた。中には予想通りに高級車が格納されていたが、その奥には予想の斜め上を行く代物がドンと置かれていた。

「はぁ~、何でこんなものがここに……」

 車庫にはベ●ツやB●Wやらレ●サスに混ざって、装甲車のようなハ●ヴィーまでもが格納されていた。それはそれで喜ばしいいのだが、最奥には着飾ったテュケー様の石像が堂々と鎮座していた。しかも身長やバストやヒップを大いに盛ったナイスバディの女神像である。

「主よ、これはテュケー様の像なのですか? 随分と雰囲気が違うようですが……」
「張遼ちゃん、そこはツッコまないのが優しさだよ。テュケー様は、張遼ちゃんのプロポーションを見てやっかんでたからね。アハハ! 見栄だよ、大見栄……ぐわぁーっ、痛い痛い痛い!」

 突如として謎の頭痛に襲われてのたうち回る。きっと度量も胸も小さいテュケー様の仕業であろう。慌てて心の中でテュケー様に謝罪を繰り返していく。すると頭の芯までズキズキと響いていた痛みが、嘘のように消え去るのであった。

「主よ、ご無事ですか? 一体どうしたというのですか?」
「ううっ、酷い目に遭ったよ。これはテュケー様の一方的な天罰だよ。ああ、言論の自由は何処に……。あれ? テュケー様の像の手前に賽銭箱と高札があるけど、なんなのこれ?」

 女神像の前にはお大きな賽銭箱がこれ見よがしに置かれており、時代劇で出てくるような木の高札も掲げられている。何事かと思いながらも木の高札に目を通していく。そして高札を読み終えた私は、テュケー様のあまりな俗っぷりに溜息を吐くのであった。

「はあ~っ、相変わらず廃課金で生活に困っているようだな。しかしこれって、女神の所業としてどうかと思うよな~。まあこちらにもメリットはあるから、良いと言えば良いんだけど……」 

 高札の内容を簡単に説明するとこうである。この豪邸のライフライン――電気、ガス、水道等は全て女神像を通してテュケー様の神力で賄うそうだが、対価として幾ばくかの寄進が欲しいとの事である。それは金銭だけでなく金塊や宝石等の価値のあるものなら、テュケー的にもオールオッケーのようだ。これで異世界なのに豪邸のライフラインが使用できる理由は判明したが、これは定期的に金銭を回収するえげつないシステムである。そしてテュケー様から譲り受けた他の建築物も、おそらく同様のシステムになっているのであろう。

「ふうっ、テュケー様には世話になった面もあるから仕方ないな。取り敢えず、大金貨一枚(10万円相当)を寄進してみるか」

 取り出した大金貨一枚を賽銭箱に投げ入れてみる。すると女神像が淡い光に包まれていき、やがて輝きが収まると、ドレスが若干透けた女神像が姿を現すのであった。如何やら最終的には裸婦像になる仕様のようである。ここにも男のスケベ心をくすぐる、あざとい仕組みが施されていた。

「う~む、貧すれば鈍する――とは言うが、女神ともあろうお方がここまでやるとは……。その内テュケー様は悪行がバレて、上司の神々に大目玉を食らう事になるんじゃないかな。……まあ今はそんな事を考えても仕方ないな。張遼ちゃんにリルル――そろそろ奴隷商に出掛けようよ。あっ! 考えてみると車のキーは何処に置いてあるんだ?」

 キーを求めて屋敷の中を探し回り、結局出発するのは一時間後であった。


「アハッ、この乗り物は、座り心地もスピードも馬車とは比べ物にならないですねぇ~」
「こ、これは確かに凄い乗り物です。主よ、私も動かしてみたいのですが……」

 只今私は、ハ●ヴィーを運転しながら貿易街アンチモンに向かって爆走をしている。アンチモンにアネット様に紹介された奴隷商があるからだ。多少整備されている街道とはいえ、元世界の日本とは比べ物にならない荒れ道が続いている。こんな状況では、頑丈で四輪駆動車のハ●ヴィーの一択であろう。それにいざという時には搭載できるM2重機関銃を購入して、襲ってくるヒャッハーな連中を蜂の巣に出来るからである。

「曲がる! 曲がってくれ! 俺のハ●ヴィー!」
「アハッ、速い、速いですぅ~」
「名馬であった呂布殿の赤兎馬でも、ここまで速く走る事は出来ません。あ~ん、主よ! お願いですから私にも動かさせて下さいよ!」

 どこぞのとうふ店の息子のようなセリフを吐きながら、街道から少し外れた荒れ地をひた走っていく。街道には馬車や荷物を背負った人々が往来しているのでスピードを出せないからである。街道にいる人々は、土煙を上げながら走り去っていく車を見て、驚きの余りあんぐりと口を開けている。目立ちすぎたのを反省しながらも爆走を続け、あっという間に貿易街アンチモンに辿り着くのであった。

「ああーっ、私の絶影が……」

 流石に街の中で走るのは危険なので、門の手前でハ●ヴィーを無限収納ボックスにすっぽりと収める。すると張遼ちゃんが悲し気な声を上げる。ハ●ヴィーが相当気に入ったようで、勝手に名前まで付けたようである。

「分かった分かった。今度、張遼ちゃんに運転の仕方を教えるから、今は我慢してよね」
「本当ですか! 主よ、約束しましたからね!」

 嬉しそうに目を輝かせた張遼ちゃんが抱き付いてくる。それを見たリルルも負けじと抱き付いてきた。美女二人に抱き付かれながら街に入った私は、通りすがりの男たちの嫉妬や殺意を帯びた視線に晒されるのであった。


「主よ、本当にこの道でいいのですか?! 少し不穏な空気を感じるのですが……」

 地図を頼りに街中を移動しているのだが、どうも様子がおかしい。大通りは賑やかで人通りが激しかったが、地図通りに進んで行くと徐々に大通りから逸れ、怪しげな路地裏が続いている。そこには場末の飲み屋や売春宿のような建物が立ち並び、ガチムチやふんどし姿の角刈りマッチョたちが此方を見つめている。しかもその視線は美女である張遼ちゃんやリルルではなく、何故か私に向けられているのであった。如何やら私たちは、異世界の新宿二丁目に迷い込んでしまったようである。

「あらあら、黒髪に黒目なんてエキゾチックな殿方ねぇ~♡ 時間外だけど、貴方なら今すぐにでもOKよぉ♡ 」
「ウホッ、いい男♡ 」
「ヘイヘイ、オジ様ぁ~、バッチコーイ♡ 」
「カ~モン ベイビー ア●ル姦♪」

 むさいオッサンたちが次々とウインクをしたり投げキッスを飛ばしてくる。挙句の果てには腰を振りだしたり、お尻を突き出して挑発する輩まで現れたのだ。ノーマルで女好きの私には耐え難く、誠におぞましい光景であった。

「うぅぅっ、いろんな意味でヤバい歌を歌っている奴もいるし、一体どうなってんだよ。ああっ、さぶいぼが……」
「主よ、私が慰めて差し上げますから、我慢してください」
「クスクス、ご主人様は男にもモテモテだねぇ~。でもノーマルのご主人様にとっては地獄の光景だよねぇ~。アハッ、可哀そうだから、私も慰めてあげるねぇ~」

 ムニュ♡  ムニュニュン♡  

 美女二人に柔らかな胸を押し当てられて、どうにか勇気を奮い立てる。そしてやっとの思いで目的の奴隷商に辿り着くのであった。

「ここが目的の奴隷商か……。う~ん、どう見ても堅気の人間が近づく場所じゃないな。帰ろうかな……」
「主よ、ここまで来たら仕方がありません。身命を賭して主を守りますから、腹をくくって参りましょう」

 高い壁に囲まれた奴隷商の正面には厳めしい黒色の鉄門があり、金剛力士像のような筋骨隆々のオッサン二人が目を光らせていた。私は張遼ちゃんに手を引かれ、嫌々ながら立ち番をしているオッサンに近づいていった。

「いらっしゃいませ、お客様。どの様なご用件でしょうか?」
「えーっと、奴隷を買い求めに来たのだけど……」
「失礼ですが、ご予約の取り付けはされておりますか?」
「予約はしてないけど、辺境伯夫人であるアネット様の招待状ならあります」
「アネット様の紹介状ですか! それでは拝見させていただきます。……こ、これは、間違いなく本物。失礼いたしました、中までご案内致します」

 最初はいぶかしんでいたオッサンたちであったが、アネット様の紹介状を確認するや否や見事な手のひら返しである。やはり権力の力は絶大である。そして豪勢な客間に通されて数分後、羽毛扇子を口元に当てた、保毛●田のような髭剃り跡が青々しいオッサンが姿を現すのであった。

「お待たせ致しました、トミタカ様。アドニス商会オーナーのホルノスキーと申しますわ。以後、お見知りおきを……オホホ♡ 」
「こ、これはどうもご丁寧に……。早速ですが、腕利きの奴隷を見せてもらいたいのです。そうですね……出来れば、そこにいる張遼ちゃんに引けを取らないぐらいの女性をお願いします」
「あらあら、そこのお嬢さんは相当な傑物のようね。困ったわねぇ、うちの商会でもこれ程の人物は中々……。そうよ、奴隷じゃないけど、あの娘がいるじゃないの! ちょっとそこのアナタ、客人のレベッカちゃんを呼んできてちょうだいな」

 係の者が部屋を出た後、ホルノスキーとのとりとめのない話が続く。奴隷の購入を進めてくると思いきや、何故か興味津々に私の身上について尋ねてくる。しかも距離が異常近いのだ。警戒した張遼ちゃんが私の真後ろに立つが、全く意に返さないようだ。ますます距離を縮めてくる。ううっ、又さぶいぼが……。

「オーナー、急用との事だが、何かトラブルでも発生したのか?」

 ノックの後、扉が開き長身の女性が室内に入ってくる。趣のある褐色肌の美女で、長く尖った耳やき流したようなサラサラで光沢のある銀髪が魅力的である。しかし特筆すべきは、ボン・キュッ・ボンの野性美溢れた引き締まったボディである。そしてボンテージ風の皮鎧の胸元から覗く谷間はド迫力で、私の視線は完全に釘付けになってしまった。

「レベッカちゃん、急に呼び出してごめんなさいね。実は貴女に良い話を持ってきたのよ。ここにいるトミタカ様は辺境伯様やアネット様の覚えも良くて、将来有望な商人だそうよ。貴女さえ良ければだけど、トミタカ様の護衛として働いてみる気はないかしら?」
「……」

 レベッカの値踏みするような鋭い視線に晒される。そして張遼ちゃんやリルルにもその視線が向けられる。やがて私たちを見つめていたレベッカが、大きな溜め息をつくのであった。

「はあ~っ、後ろの護衛の女はただ者ではないな、超一流の武芸者だ。そしてそちらの女も人外の美しさだ。傾国の美女と言っても過言では無いだろう。しかしその男は何なのだ。私を見ても嫌悪せずに、胸を凝視しているクソ度胸は評価できるが、どう見ても十人並みだ」
「ビバ! ダークエルフ!」

 レベッカの胸元が、たゆんと弾んだ瞬間に思わず大声を出してしまった。でも仕方が無いじゃない。だってダークエルフだよ。異世界に行けたら、エルフやダークエルフとニャンニャンしたいのは世の男の常じゃないか。そんな憧れのダークエルフが現れたのだから、興奮して当然なのだよ。

 そして周りの人たちは、私の奇行に若干引いているようだが、たぶん気のせいだろう。

「オホホ! トミタカ様はダークエルフに対しての偏見が無いようね。この国はまだマシだけど、国によっては闇エルフとか悪魔の使い――とか言われていて、恐れられているのよ」
「恐れられている? こんな美人で勇敢でナイスバディのダークエルフをですか? あはは、バカ言っちゃあ困りますよ。そんな奴らは、目か頭のどちらかが悪いんですよ。私だったら、絶対に大事にしますね」
「あらあら、トミタカ様は乗り気のようね。でもレベッカちゃんは、私が雇った用心棒で奴隷じゃないのよ。いくらお金を積んでも、彼女の心を動かさないと手に入らないわよ。オホホ! トミタカ様、腕の見せ所ですわよ。男らしさを見せて、レベッカちゃんを見事に口説いてみせてくださいな」
「しかし私は、腕っぷしには自信が無いのですが……」
「オホホ! 何も腕っぷしだけが男らしさじゃないわ。才知や経済力だって立派な男らしさなのよ。そうねぇ、トミタカ様は名うての商人なのだから、レベッカちゃんの心をつかむ様な、異国の珍しい品をプレゼントしたらどうかしら」

 う~ん、プレゼントかぁ~。何をプレゼントすれば喜んでもらえるんだろうか? 宝石? 美容品? 美食? う~む、悪くは無いが、それが最高かと言われると疑問符が付くなぁ~。うん、エルフやダークエルフと言えば、やはり弓が最善の選択であろう。それと何となく酒豪のイメージもあるから、高級酒もプレゼントしよう。

 意を決した私は、コンパウンドボウと高級ブランデーのレミーマ●タンをブラックマーケットで購入する。二つ合わせて、日本円で50万円以上の代物である。空中ら現れた品物を慌ててキャッチすると、うやうやしく差し出してみた。

「……」

 レベッカは困惑しているようだ。如何やらプレゼントした物が何なのか、皆目見当が付かないようである。仕方なく品物の説明を始めると、火曜サ●ペンス劇場の効果音が聞こえそうな口調で、ホルノスキーが驚愕の声を上げるのであった。

「弓っ?! 弓と高級酒ですってぇぇ!!! 貴方ぁ~、いくら異国の商人でも、常識に疎いのにも程があるわよ! いいこと、ダークエルフに弓をプレゼントするって事は……『いや、構わない。この弓は実に興味深い!』」

 慌てまくっているホルノスキーを尻目に、レベッカはあれこれとコンパウンドボウを弄り回している。そしてコンパウンドボウを構えると、口元に僅かな笑みを浮かべるのであった。
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