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32.ナマ乳魅惑のマーメイド♡
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「有意義なお話も済んだことですし、次は水着の品定めをお願いしますね♪ うふっ、トミタカ殿はどんなステキな水着を選んでくれるのかしら」
「そうですね。気品があり艶麗なアネット様ですから、こちらの水着など如何でしょうか?」
私が選んだ水着は黒のワンピースタイプで、胸元の深いVネックがポイントの水着である。ホルターネックで、背中は大胆に開いており、セクシーでありながらなエレガントな水着である。ビキニの水着でも良かったが、品位がありセクシュアルな魅力が溢れるアネット様には、過度の露出は必要ないと判断したのだ。
「あらあら、オシャレでセンスの良い水着ですね♪ それでは着替えますので、トミタカ殿は後ろを向いていてくださいね♡ 」
「は、はいっ!」
後ろを向いてほどなくすると、しゅるり――と衣擦れの音がする。目を閉じているせいなのだろうか――僅かな音でも耳に届き、悩まし気な吐息も聞こえてくる。美しい人妻のあられもない姿を想像しながら、私は悶々とした時間を過ごすのであった。
「トミタカ殿、着替え終わりましたので、感想をお願いしますわ」
「は、はいっ、失礼いたします」
目を開けてゆっくりと振り返る。そこにはセクシー水着に身を包んだ、大人の魅力が漂うアネット様の姿があった。子供を産んだとは思えない――しなやかで美しいボディラインは魅惑的で、胸元から覗く白い肌と黒い水着とのコントラストは、見入ってしまうほど煽情的であった。
「うふっ、そんなに熱い視線で見られたら、少し恥ずかしいですわ」
「失礼致しました。アネット様があまりにも魅力的で、思わず見惚れてしまいました」
「あらあら、トミタカ殿は、こんな薹が立った女の水着姿でも興奮してくださるのですね。私もまだまだ捨てたものではないですね♪」
微笑むアネット様の手を取ってエスコートすると、私たちはゲストルームを後にするのであった。
「あ~ん、お姉さまぁ~、そんなに踏まれると感じすぎちゃって……ふあぁぁ~ん♡ 」
アネット様をエスコートしながらゲストルームから出ると、アネット様の護衛であるレイラがゲシゲシと張遼ちゃんに踏みつけられていた。張遼ちゃんラブのレイラがまたまた暴走して、セクハラまがいのチョッカイを出したのであろう。涙目でストンピングを繰り返している張遼ちゃんと、踏まれて恍惚の笑みを浮かべているレイラを見て私は溜息を吐くのであった。
「レイラ! 貴女は何をやっているのですか?! これ以上醜態を晒すというならば、護衛の任務から外しますわよ!」
「申し訳ありません、アネット様! お姉さまの姿が尊いのでついつい興奮して……。あーーーっ、貴様――ゴミ虫の分際でアネット様の身体に触れるな! それに貴様がいると、お姉さまのステキな肢体が拝めないではないか! さっさと逝ね!」
腕を絡めているアネット様と、私の背後に隠れた張遼ちゃんを見てレイラが血の涙を流している。行き場のないレイラの怒りは、結局は私へのヘイトとして積み重なっていくのであろう。本当にいい迷惑である。
「さあ、トミタカ殿、早くプールに行きましょう♪ うふっ、本当に楽しみですわ! ……それから、レイラ――貴女は屋敷の周りの巡回でもしていなさい! トミタカ殿に敵意丸出しの貴女に警護は任せられませんわ」
「そ、そんな……警護の任を解かれたばかりか、お姉さまの水着姿を拝めないなんて……。くぅ~、これも全てゴミ虫のせいだ! 絶対に復讐してやる……」
不穏な雰囲気を漂わせているレイラをその場に放置して、私たちはプールへと足を運ぶのであった。
「いや~ん、辺境伯様のエッチ♡ 」
「うわっははは、エッチでけしからんマーメイドを捕まえたぞ。ぐふふ、こんな危険なマーメイドは武器を隠し持っているに違いない! 私が直々に調べてやるぞ」
プールに辿り着くと、リルルと辺境伯様が身体を密着させながら戯れていた。辺境伯様はリルルの腰に手を回して抱き寄せ、胸元をイヤらしく弄っている。ストラップレスのビキニトップは肌蹴かけており、たわわなナマ乳が今にも零れ落ちそうである。
「あらあらうふふ、貴方ぁ~、随分と楽しんでいらっしゃるようですね💢 」
「げっ、アネット――ち、違うんだこれは……。そ、そう、水戦の訓練をしていたのだよ。やましい事なんて、これっぽちも無いぞ! ……おおっ、アネットの水着姿も中々に色っぽいな! 早速、私と泳ごうではないか!」
辺境伯様の苦しい言い訳に、アネット様の眉がピクリと吊り上がる。そして取ってつけたような誘いが、怒りを増幅させているようだ。だが私も胸がズキズキと痛み、言いようのないイライラ感に苛まれる。何だかんだ言っても私はリルルが好きで、独占欲も人一倍強いのだろう。辺境伯様と戯れるリルルを見ながら、込み上げる嫉妬を必死に押し殺すのであった。
「ふんっ、貴方はリルルさんとイチャイチャしていればよいですわ。さあっ、トミタカ殿にチョウリョウ殿、早く泳ぎませんか? でも私、恥ずかしながらほとんど泳いだ事がないのです。トミタカ殿、手取り足取り教えてくださると助かりますわ♡ 」
必死で気持ちを静めていると、辺境伯様に見せつけるようにアネット様が身体を密着させてくる。押し付けられた豊麗な膨らみが形を歪め、ずっしりとした重さと柔らかさが伝わってくる。そして張遼ちゃんも顔を赤らめながら、羽織っていたラッシュガードを脱ぎ捨て、巻いていたロングパレオを解き始めた。セクシーで大胆なビキニが露になり、強調された胸の谷間やすらりと伸びた美脚も実に蠱惑的である。
「はわわっ、ト、トミタカ殿――絶対に手を離さないでくださいね」
「大丈夫ですよ、絶対に離しませんから。それよりもアネット様――もっと力を抜いて、背筋を伸ばしてください。それからお尻も、もう少し上げるような感じでお願いします!」
「はわわわっ、何故か身体が沈んでしまいますわ。あっ、あ~ん、溺れてしまいますわ」
両手を握って支えているのだが、何故かアネット様の身体は徐々に沈んで行ってしまう。胸やお尻も大きいので浮力もあると思うのだが実に不思議である。
「仕方ありませんね……。アネット様、少し失礼しますね」
アネット様の胸下に指を掛け、持ち上げるように支えてみる。アネット様の身体がピクリと震え、沈んでいた下半身も浮かび上がり姿勢も整い始めた。
「その調子です、アネット様。そうそう、フラットな姿勢を維持してくださいね」
ようやくアネット様も泳げるようになってきた。そして支えている私の手にもたわわな膨らみがムニュムニュと当たって実に気色よい。これは役得であろう。しかし喜んでいるのも束の間である。チラリと辺境伯様に目を向けると、相変わらずリルルとベタベタしていた。アネット様の目もあるので目立たないようにしているが、辺境伯様はリルルの身体をねっとりと撫で回し、事もあろうにビキニトップの中に指を忍び込ませていた。それを見て、私の嫉妬は遂に大爆発するのであった。
クソクソクソ! いくら辺境伯様でもリルルにあんな事をするなんて……。辺境伯様がその気なら、私も考えがあるぞ!
「あっ! トミタカ殿、そこはっ……あんっ、んんんっ」
「アネット様、姿勢が乱れてきましたよ。もう少し集中して泳いでくださいね」
「そ、そんな事を言われましても……あっ、あんっ、トミタカ殿……。んくっ……そ、そんな所を摘んでは……ふあぁぁっ、はあぁぁぁん♡ 」
苛立ちをぶつける様にボリューミーな膨らみに手を這わせ、包み込むように水着の上からゆっくりと揉み上げていく。柔らかで熟れた乳房は弾力も兼ね揃えており、沈み込ませた指に反発するように押し返してくる。そして強弱をつけながら愛撫を繰り返していくと、硬くなった突起の感触が伝わってくる。止めとばかりに尖った先端を指先で捏ね回し、キュッキュッと摘まみ上げる。アネット様の口から切なげな声が漏れ、悩まし気にビクンビクンと身体を震わせている。やがて一際大きく仰け反ると、アネット様はぐったりと身体を弛緩させた。
「アネット様、だ、大丈夫ですか?!」
慌ててアネット様を水面から持ち上げて抱き寄せる。アネット様はうっとりと潤んだ瞳で私を見つめ、頬はほんのりと朱色に染まっている。息づかいも乱れており、密着している身体も火照っているようで妙に艶めかしい。
「はあぁぁ~ん♡ 辺境伯夫人である私にあんな事をするなんて……。トミタカ殿は本当に大胆な殿方ですわ♡ 」
アネット様は恍惚とした表情でしな垂れかかってくる。人妻の熟れた肉体がピッタリと密着し、鼻の下が伸びまくりだが、ここで想わぬ事態が発生した。そう、アネット様の白くほっそりした指が、私のテポドン改め火星17型に宛がわれたのである。
「うあっ、アネット様、それはさすがにマズイ……くうぅっ」
「うふふっ、泳ぎを教えてくれたトミタカ殿へのお礼ですわ♪ 遠慮なく受け取ってくださいな」
水着の上から形状を確かめるようにアネット様の指がクニクニと蠢き始める。たまらず隆起した男根を水着越しに摘ままれ、上下に焦らすように扱かれる。思わぬ反撃で火星17型は水着を押し上げるほどに膨張し、先端も水着からはみ出しそうである。そして快感に翻弄される私を見つめながら、アネット様は名残惜しそうに手を離した。
「うふっ、もう少しお礼をしたかったのですが、ユーグがこちらを見ているので終わりにしますわね♪ ……それからトミタカ殿――約束の件も忘れないでくださいね♡ 」
辺境伯様にバレないようにウインクをすると、アネット様はプールから上がってしまった。そして鮭のように水中にぶちまける寸前まで追い込まれた私は、勃起が治まるまでプールから上がる事が出来なかったのである。グスン!
下半身の疼きも治まり、ようやくプールから脱出した私は皆と合流したが、辺境伯様はかなりご機嫌であった。リルルと腕を絡めながら、今度は屋敷の探索をしたい――と言い出したのだ。どうやら屋敷内の造りや施設にも興味を持ったようである。それはそれで構わないのだが、リルルと腕を絡める必要があるのだろうか……。私は再び嫉妬の炎に身を焦がしながら、辺境伯様たちを案内するのであった。
「うむうむ、トミタカ殿の屋敷は前衛的で実に愉快だな。私の屋敷にも取り入れたいものだ!」
辺境伯様は、屋敷内の施設を興味津々に観察している。スポーツジムのランニングマシンに感嘆したり、ジャグジーバスや温水洗浄暖房便座で驚いたりと、実に落ち着きがない。挙句の果てにキャビネットの中にある度数の高いウイスキーを、試飲と称して飲み始めたのである。そして酔った勢いで、口移しでリルルに飲ませようとして、アネット様にどつかれるのであった。しかしこの程度は序ノ口である。遊戯室で辺境伯様は更なる大暴走を繰り広げるのであった。
遊戯室に入ると、辺境伯様のテンションはメーターを振り切るぐらいにダダ上がりである。ビリヤードやダーツをプレイしながら大はしゃぎである。そして辺境伯様は、頭脳だけでなく運動神経や強運も兼ね揃えていた。ビリヤードやダーツの腕も短時間で私を凌駕して、ポーカーでも連戦連敗であった。腹いせに、辺境伯様がお気に召して大量発注した遊具に20倍の値段を吹っ掛けてやった。しかし辺境伯様は笑顔のまま承諾したのである。私の小さな嫌がらせなど、リッチマンの辺境伯様には蚊の食う程にも思わぬようである。金持ちのイケメンめ――爆ぜろ!!!
「ところでトミタカ殿――これはどうやって遊ぶのかな?」
悔しさの余り地団駄を踏んでいると、辺境伯様が麻雀と全自動麻雀卓について尋ねてきた。どうやら麻雀にも興味があるようだ。しかしこれはチャンスである。私は麻雀にはいささか自信があるのだ。ゲーセンにある麻雀●闘倶楽部では真龍の段位まで達し、今は亡きプロ雀士のム●ゴロウさんにも勝利したことがあるのだ。どうやら辺境伯様をギャフンと言わせるチャンスが訪れたようである。
「これは、かくかくしかじかのルールでありまして、この様に遊びます」
「ふむふむ、上がり役も多くルールも複雑だな。しかし中々に面白そうではないか」
「それでは辺境伯様――試しにプレイしてみませんか? 勿論、手加減はしますよ」
「言うではないかトミタカ殿――フフッ、その鼻っ柱をへし折ってやろうではないか」
「雀歴10年以上の私に勝つつもりですか? それは天に唾するようなものかと……」
「面白い! 勝負だトミタカ殿!」
こうして女性陣も巻き込んで麻雀勝負が幕を開けた。そしてスケベな読者様の期待通りに、うっふんあっはんな脱衣麻雀へと移行していくのであった。
「そうですね。気品があり艶麗なアネット様ですから、こちらの水着など如何でしょうか?」
私が選んだ水着は黒のワンピースタイプで、胸元の深いVネックがポイントの水着である。ホルターネックで、背中は大胆に開いており、セクシーでありながらなエレガントな水着である。ビキニの水着でも良かったが、品位がありセクシュアルな魅力が溢れるアネット様には、過度の露出は必要ないと判断したのだ。
「あらあら、オシャレでセンスの良い水着ですね♪ それでは着替えますので、トミタカ殿は後ろを向いていてくださいね♡ 」
「は、はいっ!」
後ろを向いてほどなくすると、しゅるり――と衣擦れの音がする。目を閉じているせいなのだろうか――僅かな音でも耳に届き、悩まし気な吐息も聞こえてくる。美しい人妻のあられもない姿を想像しながら、私は悶々とした時間を過ごすのであった。
「トミタカ殿、着替え終わりましたので、感想をお願いしますわ」
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「うふっ、そんなに熱い視線で見られたら、少し恥ずかしいですわ」
「失礼致しました。アネット様があまりにも魅力的で、思わず見惚れてしまいました」
「あらあら、トミタカ殿は、こんな薹が立った女の水着姿でも興奮してくださるのですね。私もまだまだ捨てたものではないですね♪」
微笑むアネット様の手を取ってエスコートすると、私たちはゲストルームを後にするのであった。
「あ~ん、お姉さまぁ~、そんなに踏まれると感じすぎちゃって……ふあぁぁ~ん♡ 」
アネット様をエスコートしながらゲストルームから出ると、アネット様の護衛であるレイラがゲシゲシと張遼ちゃんに踏みつけられていた。張遼ちゃんラブのレイラがまたまた暴走して、セクハラまがいのチョッカイを出したのであろう。涙目でストンピングを繰り返している張遼ちゃんと、踏まれて恍惚の笑みを浮かべているレイラを見て私は溜息を吐くのであった。
「レイラ! 貴女は何をやっているのですか?! これ以上醜態を晒すというならば、護衛の任務から外しますわよ!」
「申し訳ありません、アネット様! お姉さまの姿が尊いのでついつい興奮して……。あーーーっ、貴様――ゴミ虫の分際でアネット様の身体に触れるな! それに貴様がいると、お姉さまのステキな肢体が拝めないではないか! さっさと逝ね!」
腕を絡めているアネット様と、私の背後に隠れた張遼ちゃんを見てレイラが血の涙を流している。行き場のないレイラの怒りは、結局は私へのヘイトとして積み重なっていくのであろう。本当にいい迷惑である。
「さあ、トミタカ殿、早くプールに行きましょう♪ うふっ、本当に楽しみですわ! ……それから、レイラ――貴女は屋敷の周りの巡回でもしていなさい! トミタカ殿に敵意丸出しの貴女に警護は任せられませんわ」
「そ、そんな……警護の任を解かれたばかりか、お姉さまの水着姿を拝めないなんて……。くぅ~、これも全てゴミ虫のせいだ! 絶対に復讐してやる……」
不穏な雰囲気を漂わせているレイラをその場に放置して、私たちはプールへと足を運ぶのであった。
「いや~ん、辺境伯様のエッチ♡ 」
「うわっははは、エッチでけしからんマーメイドを捕まえたぞ。ぐふふ、こんな危険なマーメイドは武器を隠し持っているに違いない! 私が直々に調べてやるぞ」
プールに辿り着くと、リルルと辺境伯様が身体を密着させながら戯れていた。辺境伯様はリルルの腰に手を回して抱き寄せ、胸元をイヤらしく弄っている。ストラップレスのビキニトップは肌蹴かけており、たわわなナマ乳が今にも零れ落ちそうである。
「あらあらうふふ、貴方ぁ~、随分と楽しんでいらっしゃるようですね💢 」
「げっ、アネット――ち、違うんだこれは……。そ、そう、水戦の訓練をしていたのだよ。やましい事なんて、これっぽちも無いぞ! ……おおっ、アネットの水着姿も中々に色っぽいな! 早速、私と泳ごうではないか!」
辺境伯様の苦しい言い訳に、アネット様の眉がピクリと吊り上がる。そして取ってつけたような誘いが、怒りを増幅させているようだ。だが私も胸がズキズキと痛み、言いようのないイライラ感に苛まれる。何だかんだ言っても私はリルルが好きで、独占欲も人一倍強いのだろう。辺境伯様と戯れるリルルを見ながら、込み上げる嫉妬を必死に押し殺すのであった。
「ふんっ、貴方はリルルさんとイチャイチャしていればよいですわ。さあっ、トミタカ殿にチョウリョウ殿、早く泳ぎませんか? でも私、恥ずかしながらほとんど泳いだ事がないのです。トミタカ殿、手取り足取り教えてくださると助かりますわ♡ 」
必死で気持ちを静めていると、辺境伯様に見せつけるようにアネット様が身体を密着させてくる。押し付けられた豊麗な膨らみが形を歪め、ずっしりとした重さと柔らかさが伝わってくる。そして張遼ちゃんも顔を赤らめながら、羽織っていたラッシュガードを脱ぎ捨て、巻いていたロングパレオを解き始めた。セクシーで大胆なビキニが露になり、強調された胸の谷間やすらりと伸びた美脚も実に蠱惑的である。
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「はわわわっ、何故か身体が沈んでしまいますわ。あっ、あ~ん、溺れてしまいますわ」
両手を握って支えているのだが、何故かアネット様の身体は徐々に沈んで行ってしまう。胸やお尻も大きいので浮力もあると思うのだが実に不思議である。
「仕方ありませんね……。アネット様、少し失礼しますね」
アネット様の胸下に指を掛け、持ち上げるように支えてみる。アネット様の身体がピクリと震え、沈んでいた下半身も浮かび上がり姿勢も整い始めた。
「その調子です、アネット様。そうそう、フラットな姿勢を維持してくださいね」
ようやくアネット様も泳げるようになってきた。そして支えている私の手にもたわわな膨らみがムニュムニュと当たって実に気色よい。これは役得であろう。しかし喜んでいるのも束の間である。チラリと辺境伯様に目を向けると、相変わらずリルルとベタベタしていた。アネット様の目もあるので目立たないようにしているが、辺境伯様はリルルの身体をねっとりと撫で回し、事もあろうにビキニトップの中に指を忍び込ませていた。それを見て、私の嫉妬は遂に大爆発するのであった。
クソクソクソ! いくら辺境伯様でもリルルにあんな事をするなんて……。辺境伯様がその気なら、私も考えがあるぞ!
「あっ! トミタカ殿、そこはっ……あんっ、んんんっ」
「アネット様、姿勢が乱れてきましたよ。もう少し集中して泳いでくださいね」
「そ、そんな事を言われましても……あっ、あんっ、トミタカ殿……。んくっ……そ、そんな所を摘んでは……ふあぁぁっ、はあぁぁぁん♡ 」
苛立ちをぶつける様にボリューミーな膨らみに手を這わせ、包み込むように水着の上からゆっくりと揉み上げていく。柔らかで熟れた乳房は弾力も兼ね揃えており、沈み込ませた指に反発するように押し返してくる。そして強弱をつけながら愛撫を繰り返していくと、硬くなった突起の感触が伝わってくる。止めとばかりに尖った先端を指先で捏ね回し、キュッキュッと摘まみ上げる。アネット様の口から切なげな声が漏れ、悩まし気にビクンビクンと身体を震わせている。やがて一際大きく仰け反ると、アネット様はぐったりと身体を弛緩させた。
「アネット様、だ、大丈夫ですか?!」
慌ててアネット様を水面から持ち上げて抱き寄せる。アネット様はうっとりと潤んだ瞳で私を見つめ、頬はほんのりと朱色に染まっている。息づかいも乱れており、密着している身体も火照っているようで妙に艶めかしい。
「はあぁぁ~ん♡ 辺境伯夫人である私にあんな事をするなんて……。トミタカ殿は本当に大胆な殿方ですわ♡ 」
アネット様は恍惚とした表情でしな垂れかかってくる。人妻の熟れた肉体がピッタリと密着し、鼻の下が伸びまくりだが、ここで想わぬ事態が発生した。そう、アネット様の白くほっそりした指が、私のテポドン改め火星17型に宛がわれたのである。
「うあっ、アネット様、それはさすがにマズイ……くうぅっ」
「うふふっ、泳ぎを教えてくれたトミタカ殿へのお礼ですわ♪ 遠慮なく受け取ってくださいな」
水着の上から形状を確かめるようにアネット様の指がクニクニと蠢き始める。たまらず隆起した男根を水着越しに摘ままれ、上下に焦らすように扱かれる。思わぬ反撃で火星17型は水着を押し上げるほどに膨張し、先端も水着からはみ出しそうである。そして快感に翻弄される私を見つめながら、アネット様は名残惜しそうに手を離した。
「うふっ、もう少しお礼をしたかったのですが、ユーグがこちらを見ているので終わりにしますわね♪ ……それからトミタカ殿――約束の件も忘れないでくださいね♡ 」
辺境伯様にバレないようにウインクをすると、アネット様はプールから上がってしまった。そして鮭のように水中にぶちまける寸前まで追い込まれた私は、勃起が治まるまでプールから上がる事が出来なかったのである。グスン!
下半身の疼きも治まり、ようやくプールから脱出した私は皆と合流したが、辺境伯様はかなりご機嫌であった。リルルと腕を絡めながら、今度は屋敷の探索をしたい――と言い出したのだ。どうやら屋敷内の造りや施設にも興味を持ったようである。それはそれで構わないのだが、リルルと腕を絡める必要があるのだろうか……。私は再び嫉妬の炎に身を焦がしながら、辺境伯様たちを案内するのであった。
「うむうむ、トミタカ殿の屋敷は前衛的で実に愉快だな。私の屋敷にも取り入れたいものだ!」
辺境伯様は、屋敷内の施設を興味津々に観察している。スポーツジムのランニングマシンに感嘆したり、ジャグジーバスや温水洗浄暖房便座で驚いたりと、実に落ち着きがない。挙句の果てにキャビネットの中にある度数の高いウイスキーを、試飲と称して飲み始めたのである。そして酔った勢いで、口移しでリルルに飲ませようとして、アネット様にどつかれるのであった。しかしこの程度は序ノ口である。遊戯室で辺境伯様は更なる大暴走を繰り広げるのであった。
遊戯室に入ると、辺境伯様のテンションはメーターを振り切るぐらいにダダ上がりである。ビリヤードやダーツをプレイしながら大はしゃぎである。そして辺境伯様は、頭脳だけでなく運動神経や強運も兼ね揃えていた。ビリヤードやダーツの腕も短時間で私を凌駕して、ポーカーでも連戦連敗であった。腹いせに、辺境伯様がお気に召して大量発注した遊具に20倍の値段を吹っ掛けてやった。しかし辺境伯様は笑顔のまま承諾したのである。私の小さな嫌がらせなど、リッチマンの辺境伯様には蚊の食う程にも思わぬようである。金持ちのイケメンめ――爆ぜろ!!!
「ところでトミタカ殿――これはどうやって遊ぶのかな?」
悔しさの余り地団駄を踏んでいると、辺境伯様が麻雀と全自動麻雀卓について尋ねてきた。どうやら麻雀にも興味があるようだ。しかしこれはチャンスである。私は麻雀にはいささか自信があるのだ。ゲーセンにある麻雀●闘倶楽部では真龍の段位まで達し、今は亡きプロ雀士のム●ゴロウさんにも勝利したことがあるのだ。どうやら辺境伯様をギャフンと言わせるチャンスが訪れたようである。
「これは、かくかくしかじかのルールでありまして、この様に遊びます」
「ふむふむ、上がり役も多くルールも複雑だな。しかし中々に面白そうではないか」
「それでは辺境伯様――試しにプレイしてみませんか? 勿論、手加減はしますよ」
「言うではないかトミタカ殿――フフッ、その鼻っ柱をへし折ってやろうではないか」
「雀歴10年以上の私に勝つつもりですか? それは天に唾するようなものかと……」
「面白い! 勝負だトミタカ殿!」
こうして女性陣も巻き込んで麻雀勝負が幕を開けた。そしてスケベな読者様の期待通りに、うっふんあっはんな脱衣麻雀へと移行していくのであった。
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