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24.リルルの悪巧み
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「トリックだわ……」
美しい変貌を遂げたニャムに驚き、硬直していたケバい女だが、ようやく我に返ったようだ。しかし開口一番でこの言いぐさである。よく言えば自信家で負けず嫌いなのであろうが、結局は都合の悪い事は認められないイタイ女なのであろう。
「見苦しいわよオバサン~! 可愛そうにぃ~、まだ現実を認められないんだねぇ~? いいわ、ついでだから私が止めを刺してあげるねぇ~♪」
リルルは残った獣人たちに目を向けると、小悪魔的な笑みを浮かべている。
「うふふっ、残りの獣人さんもぉ~、そこのオバサンよりも綺麗にしてあげるねぇ~♡ あっ! オバサンは、そこでアホ面さらしながら待っててねぇ~♪」
リルルは残りの獣人たちを引き連れて、再び娼館への中へと消えていった。残されたケバい女は、呆気に取られて立ち尽くしている。やれやれ、また一波乱ありそうである。
「さてさて、立って待っているのも何ですから――少し、休憩でもしませんか? ニャム、そこで待っている御者の方も連れて来て」
ケバい女を放っておくと、先程のように騒いで面倒くさいので、御馳走する事にした。そして待機している御者の方もついでに招待した。暑い中、長々と待機しているようで、あまりに気の毒だからだ。無限収納ボックスからテーブルと椅子を取り出すと、飲み物と菓子の用意を始めた。
「いや~、わるいですね~。私までご馳走になるなんて……」
「にゃにゃ、見た事も無い物ばかりだけど、美味しそうだにゃ」
ニャムが連れてきた御者は、人の良さそうなおじさんであった。浅黒く日焼けをしていて、ベテランの御者のようである。
「さあさあ、遠慮しないでお掛けください」
御者のおじさんには、左向かいに座ってもらいアイスティーを勧める事にした。
「ゴクゴクプハー! いや~、冷たくてうまい飲み物ですなぁ~。五臓六腑に染み渡りますよ。しかしガラスのコップに氷ですか……ひょっとして高価な品では?」
「いやいや、紅茶を冷やしただけですよ。あっ、砂糖も少々入ってますが……」
「ブホッ、ゴホゴホ……こ、紅茶に砂糖だって? そんな贅沢な物を私なんかに振る舞っていいのかい?」
「紅茶に砂糖ですって!? なんで真っ先に私に勧めないのよ? ゴクゴク! あらっ、私に相応しい気品ある飲み物ねぇ~」
「にゃにゃにゃ、そんな高価な物をシレっと出すとは、太っ腹なオジ様だにゃ! ゴクゴク! ん~~っ、うまいにゃ~」
ニャムは私の右隣に腰を下ろしアイスティーを飲み干すと、今度はパクパクとお菓子を食べ始めた。
「うまいにゃ、うまいにゃ~♪ 中に入っている黒い物が、特に甘くて美味しいにゃ!」
ニャムはテーブルの上にある饅頭を、次から次へと口の中に放り込んでいく。せっかく美しい変貌を遂げたのに台無しである。
「あらあら、多少美しくなっても、所詮は品の無い獣人ね。私のように優雅に食べる事が出来ないのかしら?」
「にゃにゃ、それもいただきだにゃ!」
ケバい女が饅頭に手を伸ばすと、ニャムは横合いから奪い取って素早く口の中に放り込む。そして女に向けて、舌をべーっと出している。そして饅頭を取られた女は、怒りでプルプルと震えている。
「なんて手癖の悪い獣人かしら! 薄汚い獣人の分際で、美人の私をおちょくるなんて、いい度胸しているじゃないの!」
「にゃにゃ、オジ様とリルル様のおかげで、今やニャムの方が美人だにゃ! それにお菓子を取られたのも、オバサンがデブで動きが鈍いのが原因だにゃ! にゃははは、太った豚より痩せた獣人だにゃ!」
「この私に向かって、オバサンにデブですって! ……いい度胸しているじゃないの、この獣人め! 皮をひん剥いて剝製にしてやるわよ!」
「にゃは、太ったオバサンに捕まる獣人なんているわけないにゃ! オバサンこちら、手の鳴る方へだにゃ♪」
「むっきーーっ!!!」
ドタバタとニャムとケバい女の追いかけっこが始まってしまった。ニャムは美しくはなったが、気品とマナーが著しく欠如しているので台無しである。私はドレスのまま走り回っているニャムを見て、溜息をつくのであった。
「ご主人様ぁ~、お待たせぇ~♡ あれっ、ニャムちゃんは何処に行ったのかなぁ~?」
獣人たちを美装させたようで、漸くリルルが戻って来た。しかしニャムの姿が見えないので、可愛らしく首を傾げている。
「あはは、ニャムならあそこだよ」
私が指差した先では、ニャムとケバい女の追いかけっこが未だ続いていた。それを見たリルルは呆れ果て、溜息を吐いている。
「はあ~っ、せっかく美しく変身させてあげたのにぃ~、台無しじゃないのぉ~。ニャムちゃんにはキツイお仕置きが必要みたいだねぇ~。そうねぇ~、せっかくだから殿方を悦ばす方法も覚えてもらおうかしら~♪ ご主人様と二人であんな事やこんな事をしてぇ~、ご主人様のぶっといモノを~……クスクス」
「にゃーーーーーーっ、大変だにゃ! リルル様が、もう戻って来ただにゃ」
リルルの怒りと悪意を感じ取ったのだろう――ニャムが慌てて駆け付けてくる。しかしもはや手遅れのようである。
「ニャムちゃ~ん、なんで私が怒っているかぁ~、分かっているのかなぁ~?」
「にゃにゃにゃ、許して欲しいだにゃ! リルル様に美しくしてもらったのに、ぶち壊してしまったにゃ」
「そうよねぇ~、せっかくご主人様に褒めてもらったのにぃ~、あんな品の無い事をしてぇ~……後で、た~っぷりとお仕置きしてあげるからねぇ~♪」
「ふぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
ニャムは、自分を美しくしてくれたリルルには頭が上がらないようだ。ブルブルと震え、文字通り――借りてきた猫のように大人しくなってしまった。
「クスクス、お仕置きは後でするとしてぇ~、只今から美しくなった獣人さんたちのお披露目を始めま~す♪ 先程と同じようにぃ~、視界阻害の魔法を解きますのでぇ~、皆さん注目してくださいねぇ~」
リルルが魔法を解くと、風景が揺らいで獣人たちのシルエットが浮かび上がってくる。そして魅力的な変貌を遂げた獣人たちが姿を現した。
ニャムと同じ猫の獣人のニャリスは半袖のミニワンピースで、身体のラインが浮かび上がるボディコンタイプの服である。胸元の花柄のチュールレースが特徴で、否応なしに男の視線を胸元に集めそうである。そして野心家である狐の獣人のルナも、見違えるように美しくなっていた。白のキャミソールドレスが胸元や首筋のデコルテを美しく演出し、オシャレでセクシーな雰囲気を醸し出している。犬の獣人であるシャンも負けてはいなかった。控え目で気弱な彼女であるが、それを払拭するような、肩や背中を大胆に露出したベアトップのドレスである。スカートも前後の長さが違うフィッシュテールスカートで、チラチラ見える美脚は男の視線を釘付けにするであろう。
「うふふっ、如何ですかぁ~、ご主人様~?」
「う~ん、相変わらずリルルのセンスは抜群だね。彼女たちの魅力を完全に引き出しているよ。こんなに美人揃いだと、街の男たちも首ったけになってしまうね~」
「はあはあ、獣人が美しくなるなんてありえないわ! あ、あんなのはただのトリックよ……私にはすぐわかったわよ。どうやらはやっているようね、あのトリック!」
リルルのセンスの良さと魅力的になった獣人たちに感嘆していると、息を切らしながらケバい女が割り込んでくる。お前は、ミスターサ●ンか!――と、思わずツッコミを入れたくなるようなセリフである。
「クスクス、往生際の悪いオバサンだねぇ~。誰がどう見てもぉ~、ニャムちゃんたち獣人の方が魅力的だよぉ~」
「ふ、ふん、本当の魅力は、そんな見せかけだけの美しさではないわ。内から滲み出てくる色気や艶やかさは、獣人なんかには出せないわ!」
「ふ~ん、そんな負け惜しみを言うんだぁ~。……クスクス、いい事を思い付いちゃったぁ~♪ ニャムちゃんたち、ちょっとこっちに来て~」
リルルはニャムたちを招き寄せると、何やらボソボソと内緒話をしている。如何やら、またロクでもない事を企んでいるようだ。そして私の悪い予感は、見事に的中するのであった。
美しい変貌を遂げたニャムに驚き、硬直していたケバい女だが、ようやく我に返ったようだ。しかし開口一番でこの言いぐさである。よく言えば自信家で負けず嫌いなのであろうが、結局は都合の悪い事は認められないイタイ女なのであろう。
「見苦しいわよオバサン~! 可愛そうにぃ~、まだ現実を認められないんだねぇ~? いいわ、ついでだから私が止めを刺してあげるねぇ~♪」
リルルは残った獣人たちに目を向けると、小悪魔的な笑みを浮かべている。
「うふふっ、残りの獣人さんもぉ~、そこのオバサンよりも綺麗にしてあげるねぇ~♡ あっ! オバサンは、そこでアホ面さらしながら待っててねぇ~♪」
リルルは残りの獣人たちを引き連れて、再び娼館への中へと消えていった。残されたケバい女は、呆気に取られて立ち尽くしている。やれやれ、また一波乱ありそうである。
「さてさて、立って待っているのも何ですから――少し、休憩でもしませんか? ニャム、そこで待っている御者の方も連れて来て」
ケバい女を放っておくと、先程のように騒いで面倒くさいので、御馳走する事にした。そして待機している御者の方もついでに招待した。暑い中、長々と待機しているようで、あまりに気の毒だからだ。無限収納ボックスからテーブルと椅子を取り出すと、飲み物と菓子の用意を始めた。
「いや~、わるいですね~。私までご馳走になるなんて……」
「にゃにゃ、見た事も無い物ばかりだけど、美味しそうだにゃ」
ニャムが連れてきた御者は、人の良さそうなおじさんであった。浅黒く日焼けをしていて、ベテランの御者のようである。
「さあさあ、遠慮しないでお掛けください」
御者のおじさんには、左向かいに座ってもらいアイスティーを勧める事にした。
「ゴクゴクプハー! いや~、冷たくてうまい飲み物ですなぁ~。五臓六腑に染み渡りますよ。しかしガラスのコップに氷ですか……ひょっとして高価な品では?」
「いやいや、紅茶を冷やしただけですよ。あっ、砂糖も少々入ってますが……」
「ブホッ、ゴホゴホ……こ、紅茶に砂糖だって? そんな贅沢な物を私なんかに振る舞っていいのかい?」
「紅茶に砂糖ですって!? なんで真っ先に私に勧めないのよ? ゴクゴク! あらっ、私に相応しい気品ある飲み物ねぇ~」
「にゃにゃにゃ、そんな高価な物をシレっと出すとは、太っ腹なオジ様だにゃ! ゴクゴク! ん~~っ、うまいにゃ~」
ニャムは私の右隣に腰を下ろしアイスティーを飲み干すと、今度はパクパクとお菓子を食べ始めた。
「うまいにゃ、うまいにゃ~♪ 中に入っている黒い物が、特に甘くて美味しいにゃ!」
ニャムはテーブルの上にある饅頭を、次から次へと口の中に放り込んでいく。せっかく美しい変貌を遂げたのに台無しである。
「あらあら、多少美しくなっても、所詮は品の無い獣人ね。私のように優雅に食べる事が出来ないのかしら?」
「にゃにゃ、それもいただきだにゃ!」
ケバい女が饅頭に手を伸ばすと、ニャムは横合いから奪い取って素早く口の中に放り込む。そして女に向けて、舌をべーっと出している。そして饅頭を取られた女は、怒りでプルプルと震えている。
「なんて手癖の悪い獣人かしら! 薄汚い獣人の分際で、美人の私をおちょくるなんて、いい度胸しているじゃないの!」
「にゃにゃ、オジ様とリルル様のおかげで、今やニャムの方が美人だにゃ! それにお菓子を取られたのも、オバサンがデブで動きが鈍いのが原因だにゃ! にゃははは、太った豚より痩せた獣人だにゃ!」
「この私に向かって、オバサンにデブですって! ……いい度胸しているじゃないの、この獣人め! 皮をひん剥いて剝製にしてやるわよ!」
「にゃは、太ったオバサンに捕まる獣人なんているわけないにゃ! オバサンこちら、手の鳴る方へだにゃ♪」
「むっきーーっ!!!」
ドタバタとニャムとケバい女の追いかけっこが始まってしまった。ニャムは美しくはなったが、気品とマナーが著しく欠如しているので台無しである。私はドレスのまま走り回っているニャムを見て、溜息をつくのであった。
「ご主人様ぁ~、お待たせぇ~♡ あれっ、ニャムちゃんは何処に行ったのかなぁ~?」
獣人たちを美装させたようで、漸くリルルが戻って来た。しかしニャムの姿が見えないので、可愛らしく首を傾げている。
「あはは、ニャムならあそこだよ」
私が指差した先では、ニャムとケバい女の追いかけっこが未だ続いていた。それを見たリルルは呆れ果て、溜息を吐いている。
「はあ~っ、せっかく美しく変身させてあげたのにぃ~、台無しじゃないのぉ~。ニャムちゃんにはキツイお仕置きが必要みたいだねぇ~。そうねぇ~、せっかくだから殿方を悦ばす方法も覚えてもらおうかしら~♪ ご主人様と二人であんな事やこんな事をしてぇ~、ご主人様のぶっといモノを~……クスクス」
「にゃーーーーーーっ、大変だにゃ! リルル様が、もう戻って来ただにゃ」
リルルの怒りと悪意を感じ取ったのだろう――ニャムが慌てて駆け付けてくる。しかしもはや手遅れのようである。
「ニャムちゃ~ん、なんで私が怒っているかぁ~、分かっているのかなぁ~?」
「にゃにゃにゃ、許して欲しいだにゃ! リルル様に美しくしてもらったのに、ぶち壊してしまったにゃ」
「そうよねぇ~、せっかくご主人様に褒めてもらったのにぃ~、あんな品の無い事をしてぇ~……後で、た~っぷりとお仕置きしてあげるからねぇ~♪」
「ふぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
ニャムは、自分を美しくしてくれたリルルには頭が上がらないようだ。ブルブルと震え、文字通り――借りてきた猫のように大人しくなってしまった。
「クスクス、お仕置きは後でするとしてぇ~、只今から美しくなった獣人さんたちのお披露目を始めま~す♪ 先程と同じようにぃ~、視界阻害の魔法を解きますのでぇ~、皆さん注目してくださいねぇ~」
リルルが魔法を解くと、風景が揺らいで獣人たちのシルエットが浮かび上がってくる。そして魅力的な変貌を遂げた獣人たちが姿を現した。
ニャムと同じ猫の獣人のニャリスは半袖のミニワンピースで、身体のラインが浮かび上がるボディコンタイプの服である。胸元の花柄のチュールレースが特徴で、否応なしに男の視線を胸元に集めそうである。そして野心家である狐の獣人のルナも、見違えるように美しくなっていた。白のキャミソールドレスが胸元や首筋のデコルテを美しく演出し、オシャレでセクシーな雰囲気を醸し出している。犬の獣人であるシャンも負けてはいなかった。控え目で気弱な彼女であるが、それを払拭するような、肩や背中を大胆に露出したベアトップのドレスである。スカートも前後の長さが違うフィッシュテールスカートで、チラチラ見える美脚は男の視線を釘付けにするであろう。
「うふふっ、如何ですかぁ~、ご主人様~?」
「う~ん、相変わらずリルルのセンスは抜群だね。彼女たちの魅力を完全に引き出しているよ。こんなに美人揃いだと、街の男たちも首ったけになってしまうね~」
「はあはあ、獣人が美しくなるなんてありえないわ! あ、あんなのはただのトリックよ……私にはすぐわかったわよ。どうやらはやっているようね、あのトリック!」
リルルのセンスの良さと魅力的になった獣人たちに感嘆していると、息を切らしながらケバい女が割り込んでくる。お前は、ミスターサ●ンか!――と、思わずツッコミを入れたくなるようなセリフである。
「クスクス、往生際の悪いオバサンだねぇ~。誰がどう見てもぉ~、ニャムちゃんたち獣人の方が魅力的だよぉ~」
「ふ、ふん、本当の魅力は、そんな見せかけだけの美しさではないわ。内から滲み出てくる色気や艶やかさは、獣人なんかには出せないわ!」
「ふ~ん、そんな負け惜しみを言うんだぁ~。……クスクス、いい事を思い付いちゃったぁ~♪ ニャムちゃんたち、ちょっとこっちに来て~」
リルルはニャムたちを招き寄せると、何やらボソボソと内緒話をしている。如何やら、またロクでもない事を企んでいるようだ。そして私の悪い予感は、見事に的中するのであった。
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