14 / 52
14.万屋ぼったくり!
しおりを挟む
「トミタカ殿、昨夜は見苦しいところを見せてすまなかったな」
「いえいえ、喧嘩するほど仲が良い――と申しますし、仲直り出来たようで何よりでございます」
朝食の後、私と張遼ちゃんは応接間に通された。昨夜、アネット様と約束した商談を行うためである。正面に腰掛けている辺境伯様は、顔の所々に擦り傷があり、少々やつれているようだ。反面、アネット様のお肌はツヤツヤのテカテカで、精気に満ち溢れていた。きっと手渡したセクシーランジェリーを身に着けて、仲直りエッチを存分に楽しんだのであろう。そして同席しているエリス様も、ふんす!と鼻を鳴らしており気合十分であった。
収納ボックスから高価な品物を取り出すと、次々とテーブルの上に並べていった。昨夜、ブラックマーケットで購入した品物を、無限収納ボックスの中に予め入れておいたのだ。いくら友好的な辺境伯様でも、ブラックマーケットのスキルは知られない方が良いだろう。大金を生み出す反面、世界のバランスを崩しそうなヤバい物でも購入できるからだ。
「ふむっ、異国には、このような物があるのか……誠に興味深い!」
やはり辺境伯様は、社交界で自慢できるような逸品を好むようだ。小さな円に精彩な絵付けがされている薩摩ボタンや、独特のグラデーションが特徴である――薩摩切子のグラスを甚く気に入ったようである。そしてジッポライターにも関心を持ったようで、興味深そうに火を付けたり消したりを試していた。
「トミタカ殿、これらの品物を全て購入したい……いやいや、これではまるで足りないな! もっと大量に仕入れる事は可能ですかな?」
「は、はい。貴重な品々ですが、手を尽くせば十分に入手できます」
「う~む、収納ボックスのスキルもあり、これらの品を仕入れるツテもあるということですか……。商人として申し分ありませんな。それにしてもこれらの品々は素晴らしい。私も他国と貿易をしていますが、このような物は見た事がありませんな。……うむっ、改めてトミタカ殿に提案があるがよろしいかな?」
「はい、どのような事でしょうか」
「トミタカ殿! 我が領内を本拠地にして商売をするつもりはないかな? 勿論、土地や建物も用意しよう」
「そ、それは破格の条件ですね」
「トミタカ殿には、エリスを助けてもらった恩がありますからな。それで、どのような場所を所望ですかな?」
「う~ん、街の中心から離れれても良いので、広い土地がある場所がよいですね。趣味の一環で色々とやりたいのです」
「広い土地ですか、街の中だとなかなかに難しいですな。……う~む、あると言えばあるが、キングカスの屋敷と敷地ぐらいですな」
「げっ、キングカスというと、エリス様を襲ったあの兇賊のボスですね!」
「うむっ、キングカスの屋敷を接収したのはいいが、物が物だけに取扱いに困っているのだよ」
「広い土地は魅力ですが、キングカスの残党が報復してくる危険はありませんか?」
「キングカスの一派は根絶やしにしてやったよ。そして逃げたキングカスと思しき遺体も発見された。もはや何の問題も無いだろう」
「そうですか、それでは商談が終わった後に拝見させていただきます」
辺境伯様との商談が終了したので品物を引き渡していった。
薩摩ボタン 3万円×10個
薩摩ボタン 5千円×20個
薩摩切子のグラス 7万5千円×3個
薩摩切子のグラス 2万円×10個
ジッポライター 1万円×3個
合計は驚きの85万5千円である。それを10倍の855万円(白金貨8枚 大金貨5枚 金貨5枚)の超ぼったくり価格で販売したのだ。それでも辺境伯様は満面の笑みを浮かべている。ひょっとして、20倍でも売れたのか? クソっ! へたこいたーーー。
「いや~、トミタカ殿! 実に良い取引をさせてもらったな。早々に店を開いて色々な品物を仕入れてくれたまえ。それと一般への販売も構わないが、最高級品の販売を控えてもらいたい。代わりに私が高値で全部買い取ろうではないか」
どうやら辺境伯様は最高級品の流通を絞って、何かやろうとしているようだ。おそらく貴族間での駆け引きに利用して、優位に立つつもりなのであろう。生き馬の目を抜く貴族社会で勝ち残っているだけあって、強かで抜け目がないようだ。
「辺境伯様、何から何まで本当にありがとうございます。それからこれはお近づきの印なので、どうぞお納めください」
女性陣に見えないように、辺境伯様にこっそりと贈り物をする。ジッポライターであるが、当然ただのジッポライターではない。なんと官能的な美女の裸体がプリントされた、セクシー系のジッポライターである。怪訝そうな顔をしていた辺境伯様であったが、プリントされた美女を見て一瞬だが鼻の下を長くする。そして素早くポケットの中にねじ込むのであった。
「トミタカ殿、早く商品を見せてくださいませ。期待で胸が高まって、昨夜はあまり眠れなかったですのよ」
「トミタカ様、私も楽しみにしていました。貯めていたお小遣いを全部持ってきたので、色々と売ってください」
辺境伯様を突き飛ばすように押しのけ、アネット様とエリス様がグイグイと迫って来る。目的は間違いなく美容関係と、ランジェリーを含むファッション系の品物であろう。いつの時代でもどの世界でも、女性は貪欲に美しさを求めるものである。取り出した品物を、二人は念入りに吟味し続けてていた。
「はあ~っ、何て素晴らしい品々なのかしら。トミタカ殿、近いうちに必ず店を開いてくださいませ、全力をもって支援いたしますわ。それと分かっていらっしゃると思いますが、最高級品の販売は私だけにしてくださいませ。勿論、見返りは十分に用意いたしますわ」
「むうっ、お母様ばかりズルいです。私だって欲しい物があるんですよ」
ボディーシャンプー、シャンプー、コンディショナーを手に取ると、二人で全品買い占めていった。効能を体感しているのでまるで躊躇がない。そして次はランジェリーのお披露目である。セクシーなランジェリーだけでなく、ベビードールやネグリジェもテーブルの上へと並べていく。二人とも試着をすると言い出し、レイラと張遼ちゃんを伴って隣の小部屋に入っていった。そして部屋からは、キャッキャウフフと楽しそうな女性陣の声が聞こえてくる。
「トミタカ殿……これは長く掛かりそうだな」
「はい、女性は美と若さを追い求める事に努力を惜しみませんからね」
「うむっ、それは良いのだが……。トミタカ殿、エリスにあのような下着は早すぎると思わないかな?」
「そのような事を言われましても……。それならば販売を中止にしますか?」
「そ、それはいかん! アネットやエリスに何を言われるか……。はぁ~、最近のエリスは態度が素っ気ないのだよ。これ以上嫌われるような事はしたくない。あーーーっ、少し前までは、お父様お父様――とか言って甘えてきたのに……」
「エリス様も、年頃になったということでしょう」
「トミタカ殿、分かっている。分かっているのだが……」
年頃の娘を持つ父親の悩みは尽きないようだ。辺境伯様を慰めていると、ガチャリと隣の部屋のドアが開き――チャイナ服を着た張遼ちゃんが姿を現した。スリットの深いチャイナ服なので、隙間から見えるスラリと伸びた美脚が実に眩しい。
「主よ、アネット様がお呼びです。試着した下着について、意見を訊きたいとの事です」
「「えっ!」」
私と辺境伯様の声がハモる。張遼ちゃんの美脚をチラチラ見ていた辺境伯様は、ショックで硬直してしまったようだ。
えっ、それってどういう意味? まさかアネット様のランジェリー姿の感想を述べろって事なの? 辺境伯様に絶対殺されるよ。
「ま、待ちたまえ! そのような事は私でよいだろう。何故、トミタカ殿が……」
「それについては言伝があります。アネット様は、あの、その……よ、夜の営みの時のサプライズにしたいので、辺境伯様にはまだ見せたくないとの事です」
喜んでいるのか悲しんでいるのか分からない表情で、辺境伯様は床に崩れ落ちるのであった。
「いえいえ、喧嘩するほど仲が良い――と申しますし、仲直り出来たようで何よりでございます」
朝食の後、私と張遼ちゃんは応接間に通された。昨夜、アネット様と約束した商談を行うためである。正面に腰掛けている辺境伯様は、顔の所々に擦り傷があり、少々やつれているようだ。反面、アネット様のお肌はツヤツヤのテカテカで、精気に満ち溢れていた。きっと手渡したセクシーランジェリーを身に着けて、仲直りエッチを存分に楽しんだのであろう。そして同席しているエリス様も、ふんす!と鼻を鳴らしており気合十分であった。
収納ボックスから高価な品物を取り出すと、次々とテーブルの上に並べていった。昨夜、ブラックマーケットで購入した品物を、無限収納ボックスの中に予め入れておいたのだ。いくら友好的な辺境伯様でも、ブラックマーケットのスキルは知られない方が良いだろう。大金を生み出す反面、世界のバランスを崩しそうなヤバい物でも購入できるからだ。
「ふむっ、異国には、このような物があるのか……誠に興味深い!」
やはり辺境伯様は、社交界で自慢できるような逸品を好むようだ。小さな円に精彩な絵付けがされている薩摩ボタンや、独特のグラデーションが特徴である――薩摩切子のグラスを甚く気に入ったようである。そしてジッポライターにも関心を持ったようで、興味深そうに火を付けたり消したりを試していた。
「トミタカ殿、これらの品物を全て購入したい……いやいや、これではまるで足りないな! もっと大量に仕入れる事は可能ですかな?」
「は、はい。貴重な品々ですが、手を尽くせば十分に入手できます」
「う~む、収納ボックスのスキルもあり、これらの品を仕入れるツテもあるということですか……。商人として申し分ありませんな。それにしてもこれらの品々は素晴らしい。私も他国と貿易をしていますが、このような物は見た事がありませんな。……うむっ、改めてトミタカ殿に提案があるがよろしいかな?」
「はい、どのような事でしょうか」
「トミタカ殿! 我が領内を本拠地にして商売をするつもりはないかな? 勿論、土地や建物も用意しよう」
「そ、それは破格の条件ですね」
「トミタカ殿には、エリスを助けてもらった恩がありますからな。それで、どのような場所を所望ですかな?」
「う~ん、街の中心から離れれても良いので、広い土地がある場所がよいですね。趣味の一環で色々とやりたいのです」
「広い土地ですか、街の中だとなかなかに難しいですな。……う~む、あると言えばあるが、キングカスの屋敷と敷地ぐらいですな」
「げっ、キングカスというと、エリス様を襲ったあの兇賊のボスですね!」
「うむっ、キングカスの屋敷を接収したのはいいが、物が物だけに取扱いに困っているのだよ」
「広い土地は魅力ですが、キングカスの残党が報復してくる危険はありませんか?」
「キングカスの一派は根絶やしにしてやったよ。そして逃げたキングカスと思しき遺体も発見された。もはや何の問題も無いだろう」
「そうですか、それでは商談が終わった後に拝見させていただきます」
辺境伯様との商談が終了したので品物を引き渡していった。
薩摩ボタン 3万円×10個
薩摩ボタン 5千円×20個
薩摩切子のグラス 7万5千円×3個
薩摩切子のグラス 2万円×10個
ジッポライター 1万円×3個
合計は驚きの85万5千円である。それを10倍の855万円(白金貨8枚 大金貨5枚 金貨5枚)の超ぼったくり価格で販売したのだ。それでも辺境伯様は満面の笑みを浮かべている。ひょっとして、20倍でも売れたのか? クソっ! へたこいたーーー。
「いや~、トミタカ殿! 実に良い取引をさせてもらったな。早々に店を開いて色々な品物を仕入れてくれたまえ。それと一般への販売も構わないが、最高級品の販売を控えてもらいたい。代わりに私が高値で全部買い取ろうではないか」
どうやら辺境伯様は最高級品の流通を絞って、何かやろうとしているようだ。おそらく貴族間での駆け引きに利用して、優位に立つつもりなのであろう。生き馬の目を抜く貴族社会で勝ち残っているだけあって、強かで抜け目がないようだ。
「辺境伯様、何から何まで本当にありがとうございます。それからこれはお近づきの印なので、どうぞお納めください」
女性陣に見えないように、辺境伯様にこっそりと贈り物をする。ジッポライターであるが、当然ただのジッポライターではない。なんと官能的な美女の裸体がプリントされた、セクシー系のジッポライターである。怪訝そうな顔をしていた辺境伯様であったが、プリントされた美女を見て一瞬だが鼻の下を長くする。そして素早くポケットの中にねじ込むのであった。
「トミタカ殿、早く商品を見せてくださいませ。期待で胸が高まって、昨夜はあまり眠れなかったですのよ」
「トミタカ様、私も楽しみにしていました。貯めていたお小遣いを全部持ってきたので、色々と売ってください」
辺境伯様を突き飛ばすように押しのけ、アネット様とエリス様がグイグイと迫って来る。目的は間違いなく美容関係と、ランジェリーを含むファッション系の品物であろう。いつの時代でもどの世界でも、女性は貪欲に美しさを求めるものである。取り出した品物を、二人は念入りに吟味し続けてていた。
「はあ~っ、何て素晴らしい品々なのかしら。トミタカ殿、近いうちに必ず店を開いてくださいませ、全力をもって支援いたしますわ。それと分かっていらっしゃると思いますが、最高級品の販売は私だけにしてくださいませ。勿論、見返りは十分に用意いたしますわ」
「むうっ、お母様ばかりズルいです。私だって欲しい物があるんですよ」
ボディーシャンプー、シャンプー、コンディショナーを手に取ると、二人で全品買い占めていった。効能を体感しているのでまるで躊躇がない。そして次はランジェリーのお披露目である。セクシーなランジェリーだけでなく、ベビードールやネグリジェもテーブルの上へと並べていく。二人とも試着をすると言い出し、レイラと張遼ちゃんを伴って隣の小部屋に入っていった。そして部屋からは、キャッキャウフフと楽しそうな女性陣の声が聞こえてくる。
「トミタカ殿……これは長く掛かりそうだな」
「はい、女性は美と若さを追い求める事に努力を惜しみませんからね」
「うむっ、それは良いのだが……。トミタカ殿、エリスにあのような下着は早すぎると思わないかな?」
「そのような事を言われましても……。それならば販売を中止にしますか?」
「そ、それはいかん! アネットやエリスに何を言われるか……。はぁ~、最近のエリスは態度が素っ気ないのだよ。これ以上嫌われるような事はしたくない。あーーーっ、少し前までは、お父様お父様――とか言って甘えてきたのに……」
「エリス様も、年頃になったということでしょう」
「トミタカ殿、分かっている。分かっているのだが……」
年頃の娘を持つ父親の悩みは尽きないようだ。辺境伯様を慰めていると、ガチャリと隣の部屋のドアが開き――チャイナ服を着た張遼ちゃんが姿を現した。スリットの深いチャイナ服なので、隙間から見えるスラリと伸びた美脚が実に眩しい。
「主よ、アネット様がお呼びです。試着した下着について、意見を訊きたいとの事です」
「「えっ!」」
私と辺境伯様の声がハモる。張遼ちゃんの美脚をチラチラ見ていた辺境伯様は、ショックで硬直してしまったようだ。
えっ、それってどういう意味? まさかアネット様のランジェリー姿の感想を述べろって事なの? 辺境伯様に絶対殺されるよ。
「ま、待ちたまえ! そのような事は私でよいだろう。何故、トミタカ殿が……」
「それについては言伝があります。アネット様は、あの、その……よ、夜の営みの時のサプライズにしたいので、辺境伯様にはまだ見せたくないとの事です」
喜んでいるのか悲しんでいるのか分からない表情で、辺境伯様は床に崩れ落ちるのであった。
31
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる