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10.暗黒街ロスの支配者キングカス!
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「エリス様、山賊どもの尋問が終了しました」
エリス様は私に興味を抱いてるようで、色々な話題を振ってくる。エリス様の勢いに押されてタジタジしていると、張遼ラブのレイラが報告に訪れた。どうやら山賊たちを締め上げて白状させたようだ。しかし私に対する態度は相変わらずで、忌々しそうな視線をぶつけて憎悪の炎を燃え上がらせていた。
「あらっ、意外と早かったのですね。残念ですわ、もう少しトミタカ様とお話しをしたかったのですが……」
「黒幕は暗黒街ロスの支配者――疑惑の男、キングカスで間違いありません。そして襲撃の詳細をしたためた手紙を辺境伯様に早馬で飛ばしました」
「山賊たちが嘘をついている可能性はないのかしら?」
「それについては問題ないと思います。キングカスのつなぎ役と思わしき男と山賊たちを痛めつけ、自白剤を致死量ギリギリまで投与しました。あの状況では口を割るしかないでしょう」
「あらあら、相変わらずレイラは男には容赦ないのですね」
「はい、男の大半は害悪そのものです。ましてや婦女子を弄び、奴隷にするような男など、ピーーーを切り取って、男色のゴブリンの巣にでも放り込んでやりますわ」
たらりと冷や汗が流れ落ちる。このお嬢さんたち、なんちゅう物騒な会話をしているんだ。自白剤を致死量まで投与とか、ピーーーを切り取るとか平然と言ってるよ。しかもレイラに至っては、私の股間を見つめながら悪い笑みを浮かべている。……まさか本気で私のピーーーを狙ってるのか? ……こ、怖すぎるだろ! それから暗黒街ロスの支配者キングカスって誰だよ。そんな混ぜるな危険みたいな奴と関わりたくねえよ。色んな意味で危険を察した私は、戦略的撤退を決意するのであった。
「エリス様、敵の気配もないようですので、私たちはお暇させてもらいます」
「あらあら、それは困りますわ。お礼もせずに恩人を返すなど貴族の名折れ――ご足労ですが屋敷までお越しいただき、辺境伯であるお父様ともお会いしてもらいたいのですが……」
「いやいや、礼儀も知らぬ平民が、辺境伯様にお会いするなど畏れ多いので……」
「ふふっ、トミタカ様の振る舞いは平民には見えませんわ。それからトミタカ様――貴方は山賊の残党が残っているやも知れぬのに、うら若き乙女を見捨てるような薄情なお方なのでしょうか?」
瞳を潤ませ、上目遣いで見つめるエリス様は可愛いが、どことなく芝居がかっているようだ。生き馬の目を抜く貴族の社交界で鍛えられたのか、見た目は嫋やかでも計算高いようだ。そして辺境伯の娘というアドバンテージは絶対である。エリス様の願いをこれ以上無下にする事はできないだろう。
あー、平穏無事の異世界生活は何処に……。
倒れた馬車の修理が終わると、エリス様に馬車の中に引き込まれた。三頭立ての馬車であったが一頭は襲撃でケガを負ったため、今は馬二頭で引いている。ブラックマーケットのスキルで馬車や自動車の購入もできるが、ここは控えた方が良いだろう。なにも無い所からそんな物を出せば、ますますエリス様の関心を引くだけである。ここは嵐が過ぎ去るのを待つのがベストである。しかし好奇心旺盛のエリス様はそれを許さなかった。私の横に腰を下ろすとジリジリと迫って来る。
「ゴホン、エリス様――いささかトミタカ様との距離が近いようです。淑女らしく、慎ましい態度で臨むことを切に願います」
「もうっ、セバスチャンは頭が固すぎです!」
エリス様に話し掛けたのは、馬車に同乗している執事――セバスチャンである。ロマンスグレーの髪で白の蝶ネクタイと燕尾服を着用している。年の頃は五十歳ぐらいのシブいオジサマである。そしてセバスチャンの隣には、ハワハワしている純情そうなメイドさんが腰掛けている。大きな瞳であどけない顔つきだが、特筆すべきはその悩ましいボディである。馬車が揺れる度に巨乳様が、タユンタユンとゴムまりのように弾みまくっている。バウンドに合わせて跳ね回る乳揺れは絶品で、私はエリス様との会話に集中できなくなっていた。そしてそのスケベ心が悲劇を引き起こすのであった。
「もう、トミタカ様! 私の話を聞いていらっしゃるのですか?」
「あっ、はいはい、勿論ですともエリス様」
「そうですか……それならトミタカ様――先ほどプレゼントの約束をした異国の指輪ですが、早速いただけないでしょうか?」
「えっ?……」
エリス様の強い口調で我に返るが、タユンタユンに気を取られていたので、はっきりいって記憶にない。
げっ、まさか熟年夫婦の旦那が新聞を読んでいる時みたいに、適当に相槌を打っていたのだろうか? つまり指輪を強請られて適当に返事をしてしまったってこと? やばいな、その件に関しましては一切記憶にございません――なんて言ったら完全に不敬罪だろ。慌てた私はブラックマーケットで指輪を購入するのであった。
「エリス様、これが異国の指輪でございます。どうぞお納めください」
ブラックマーケットで購入したのは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドがセンターにあり、サイドに小さなピンクダイヤが二つ寄り添っているエレガントな指輪である。流麗なフォルムのアームはプラチナ製で、指を細長く見せるS字ウェーブである。それをハート型のジュエリーボックスに収納すると、私は恭しく献上するのであった。
「……」
「エリス様、いかがいたしましたか?」
ベルベット製のジュエリーボックスを開けたエリス様は、唖然としていて身じろぎ一つしない。ミスチョイスかと焦ったが、刹那――エリス様の驚愕の声が馬車の中に響き渡った。
「トミタカ様! な、なんですか、この精密な指輪は! どのようにしたらダイヤモンドを、これほど美しくカットできるのですか? それにこのアームの滑らかな曲線は一体どうやって……手先の器用なエルフやドワーフでもこんな事はできませんよ!!!」
セバスチャンの注意もなんのその、ズイズイとエリス様は身体を密着させてくる。柑橘系の甘い香りが鼻腔をくすぐり、柔らかな感触と温もりが伝わってくる。
「エリス様、落ち着いてください! 私は職人ではないので、そのような事は分かりかねます」
「ゴホン、そうでしたね。ついつい興奮してしまって申し訳ないです。ところでトミタカ様……」
イタズラな笑みを浮かべた顔がスッと近づき、エリス様が私の耳元で囁く。
「うふふ、指輪をプレゼントしてくださる約束なんて、一切していませんのよ♪」
「えぇぇぇぇっ!」
「クスクス、ラナの胸に見惚れて話を聞いてなかったことは、これで許して差し上げますわ♪」
や、やられた。なんて強かなお嬢様なんだ! タユンタユンに見惚れていたのは、全部全てまるっとお見通し――ってか。しかしロリ巨乳のタユンタユンに見惚れた対価が十万円とは……。悪質なぼったくりバーの被害者のように、私はやるせなさに包まれるのであった。
エリス様は私に興味を抱いてるようで、色々な話題を振ってくる。エリス様の勢いに押されてタジタジしていると、張遼ラブのレイラが報告に訪れた。どうやら山賊たちを締め上げて白状させたようだ。しかし私に対する態度は相変わらずで、忌々しそうな視線をぶつけて憎悪の炎を燃え上がらせていた。
「あらっ、意外と早かったのですね。残念ですわ、もう少しトミタカ様とお話しをしたかったのですが……」
「黒幕は暗黒街ロスの支配者――疑惑の男、キングカスで間違いありません。そして襲撃の詳細をしたためた手紙を辺境伯様に早馬で飛ばしました」
「山賊たちが嘘をついている可能性はないのかしら?」
「それについては問題ないと思います。キングカスのつなぎ役と思わしき男と山賊たちを痛めつけ、自白剤を致死量ギリギリまで投与しました。あの状況では口を割るしかないでしょう」
「あらあら、相変わらずレイラは男には容赦ないのですね」
「はい、男の大半は害悪そのものです。ましてや婦女子を弄び、奴隷にするような男など、ピーーーを切り取って、男色のゴブリンの巣にでも放り込んでやりますわ」
たらりと冷や汗が流れ落ちる。このお嬢さんたち、なんちゅう物騒な会話をしているんだ。自白剤を致死量まで投与とか、ピーーーを切り取るとか平然と言ってるよ。しかもレイラに至っては、私の股間を見つめながら悪い笑みを浮かべている。……まさか本気で私のピーーーを狙ってるのか? ……こ、怖すぎるだろ! それから暗黒街ロスの支配者キングカスって誰だよ。そんな混ぜるな危険みたいな奴と関わりたくねえよ。色んな意味で危険を察した私は、戦略的撤退を決意するのであった。
「エリス様、敵の気配もないようですので、私たちはお暇させてもらいます」
「あらあら、それは困りますわ。お礼もせずに恩人を返すなど貴族の名折れ――ご足労ですが屋敷までお越しいただき、辺境伯であるお父様ともお会いしてもらいたいのですが……」
「いやいや、礼儀も知らぬ平民が、辺境伯様にお会いするなど畏れ多いので……」
「ふふっ、トミタカ様の振る舞いは平民には見えませんわ。それからトミタカ様――貴方は山賊の残党が残っているやも知れぬのに、うら若き乙女を見捨てるような薄情なお方なのでしょうか?」
瞳を潤ませ、上目遣いで見つめるエリス様は可愛いが、どことなく芝居がかっているようだ。生き馬の目を抜く貴族の社交界で鍛えられたのか、見た目は嫋やかでも計算高いようだ。そして辺境伯の娘というアドバンテージは絶対である。エリス様の願いをこれ以上無下にする事はできないだろう。
あー、平穏無事の異世界生活は何処に……。
倒れた馬車の修理が終わると、エリス様に馬車の中に引き込まれた。三頭立ての馬車であったが一頭は襲撃でケガを負ったため、今は馬二頭で引いている。ブラックマーケットのスキルで馬車や自動車の購入もできるが、ここは控えた方が良いだろう。なにも無い所からそんな物を出せば、ますますエリス様の関心を引くだけである。ここは嵐が過ぎ去るのを待つのがベストである。しかし好奇心旺盛のエリス様はそれを許さなかった。私の横に腰を下ろすとジリジリと迫って来る。
「ゴホン、エリス様――いささかトミタカ様との距離が近いようです。淑女らしく、慎ましい態度で臨むことを切に願います」
「もうっ、セバスチャンは頭が固すぎです!」
エリス様に話し掛けたのは、馬車に同乗している執事――セバスチャンである。ロマンスグレーの髪で白の蝶ネクタイと燕尾服を着用している。年の頃は五十歳ぐらいのシブいオジサマである。そしてセバスチャンの隣には、ハワハワしている純情そうなメイドさんが腰掛けている。大きな瞳であどけない顔つきだが、特筆すべきはその悩ましいボディである。馬車が揺れる度に巨乳様が、タユンタユンとゴムまりのように弾みまくっている。バウンドに合わせて跳ね回る乳揺れは絶品で、私はエリス様との会話に集中できなくなっていた。そしてそのスケベ心が悲劇を引き起こすのであった。
「もう、トミタカ様! 私の話を聞いていらっしゃるのですか?」
「あっ、はいはい、勿論ですともエリス様」
「そうですか……それならトミタカ様――先ほどプレゼントの約束をした異国の指輪ですが、早速いただけないでしょうか?」
「えっ?……」
エリス様の強い口調で我に返るが、タユンタユンに気を取られていたので、はっきりいって記憶にない。
げっ、まさか熟年夫婦の旦那が新聞を読んでいる時みたいに、適当に相槌を打っていたのだろうか? つまり指輪を強請られて適当に返事をしてしまったってこと? やばいな、その件に関しましては一切記憶にございません――なんて言ったら完全に不敬罪だろ。慌てた私はブラックマーケットで指輪を購入するのであった。
「エリス様、これが異国の指輪でございます。どうぞお納めください」
ブラックマーケットで購入したのは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドがセンターにあり、サイドに小さなピンクダイヤが二つ寄り添っているエレガントな指輪である。流麗なフォルムのアームはプラチナ製で、指を細長く見せるS字ウェーブである。それをハート型のジュエリーボックスに収納すると、私は恭しく献上するのであった。
「……」
「エリス様、いかがいたしましたか?」
ベルベット製のジュエリーボックスを開けたエリス様は、唖然としていて身じろぎ一つしない。ミスチョイスかと焦ったが、刹那――エリス様の驚愕の声が馬車の中に響き渡った。
「トミタカ様! な、なんですか、この精密な指輪は! どのようにしたらダイヤモンドを、これほど美しくカットできるのですか? それにこのアームの滑らかな曲線は一体どうやって……手先の器用なエルフやドワーフでもこんな事はできませんよ!!!」
セバスチャンの注意もなんのその、ズイズイとエリス様は身体を密着させてくる。柑橘系の甘い香りが鼻腔をくすぐり、柔らかな感触と温もりが伝わってくる。
「エリス様、落ち着いてください! 私は職人ではないので、そのような事は分かりかねます」
「ゴホン、そうでしたね。ついつい興奮してしまって申し訳ないです。ところでトミタカ様……」
イタズラな笑みを浮かべた顔がスッと近づき、エリス様が私の耳元で囁く。
「うふふ、指輪をプレゼントしてくださる約束なんて、一切していませんのよ♪」
「えぇぇぇぇっ!」
「クスクス、ラナの胸に見惚れて話を聞いてなかったことは、これで許して差し上げますわ♪」
や、やられた。なんて強かなお嬢様なんだ! タユンタユンに見惚れていたのは、全部全てまるっとお見通し――ってか。しかしロリ巨乳のタユンタユンに見惚れた対価が十万円とは……。悪質なぼったくりバーの被害者のように、私はやるせなさに包まれるのであった。
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