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山月 春舞《やまづき はるま》

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【PW】AD199908《執悪の種》

狙い

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 セミの鳴き声に照りつける太陽、どっしりとした入道雲が空に鎮座している。
 その光景だけならなんてことの無い夏の日常だった。
 しかし、香樹実の目の前に広がる世界はそれを否定する。
 病院の正面玄関のロータリーには、飛び出してきた多くの人達でひしめき合っていた。
 中の非常ベルの音は鳴り止む事無く、今もその場が危険だと知らせている。
 香樹実達は、そんな光景を何も出来ないまま見守っていることしか出来なかった。
 なんて無力なのだろうか、そんな気持ちと裏腹にあの姿が頭の中を掠める。
 蜻蛉に似た姿のそれは、リンクと同じ部類の筈だ。
 何よりもアレは敵意を持ち、そしてこちらを睨みつけていた。

 確か、大浦はアレをみてマルクト、そう呼んでいた。
 あれを見てから香樹実は、全身に悪寒が走り、こんなにも暑いのに震えてしまっていた。

「大丈夫?何か飲む?」

 隣に座る藤が震えながら体を丸める香樹実に対して優しく声をかけてくれるが香樹実は、それに対して首を横に振ることしか出来ずにいた。
 あれは、何なのだろうか?
 どうして、私はあれにこんなにも怯えているのだろうか?
 以前、見かけた時はこんなにも怯えなかったのに。
 あの時、爆破事件の時に熊切と見た空に浮かぶアレは、間違いなくマルクトだった。
 だが、その時は恐怖よりも疑問の方が勝っていたし何よりも怯える事はなかった。
 今回は何故こんなにも怖いのかよくわからない。
 そんな事が香樹実の頭の中でグルグル回っていると悲鳴に似たブレーキ音が鳴り響くのが聞こえた。
 喧騒の中、妙にその音だけが香樹実の耳に届き、自然と顔を上げて音のした方向へ目が向いていた。
 病院の正門前に止まる1台のセダンタイプの外車が目に入った。
 確か高級車部類に入る筈のその車から2人の男が降りて来る。
 1人は知らない男だ。
 長身で体格も良い、彫りの深い顔立ちに眉間による皺が何よりもその男を表現している様にも見えた。
 そして、もう1人の男、その男の姿を見た時に自然と香樹実は、「えっ?」っと声を上げてしまった。
 いつもの飄々とした雰囲気とは違う、何か切羽詰まった様な、難しい表情をしながら周囲に目を向けてこちらへと歩いてくる。

「とうちゃんズ~」

 マツがそんな2人に向かい手を大きく振り出した。

「その呼び方やめろっていってんだろ」

 長身の男が溜息混じりに近づくなり口を開いた。

「だって、隊長ズだと、なんかしっくりこないし」

「いや、そもそも、俺達をコンビにするなよ」

 長身の男とマツの慣れた様子のやり取りに香樹実を含めた3人はポカンとした顔で見ていた。

「マツ、テツとアキさんは?」

 そんな2人に割って入ったのは、もう1人の男だった。
 その男の登場に香樹実もそうだが熊切と西端もその男が何故ここにいるのか正直飲み込みも整理も出来ていなかった。
 何か知っているのかマツは、もう1人の男の問いに戸惑いながらコチラに目を向けた。

「今更、何を誤魔化せる?とりあえず、今は目の前の事だ」

 溜息混じりにもう1人の男がそう言うとマツは軽く何度か頷いた。

「大隊長とテツは中へ、避難を助けるって言ってたけど…」

「マルクトの所だな」

 長身の男がそう応えるとマツがゆっくりと頷いた。もう1人の男は、香樹実達を見渡してから長身の男へ視線を向けた。
 それに習う様に長身の男もまた香樹実達に目を向けて西端と目が合った時に妙な表情を一瞬浮かべた。

「縁、お前が1人で向かってくれ、ナビはマツ出来るな?」

 もう1人の男がそう言うと長身の男、縁は少しだけ首を傾けた。

「お前はそれでいいのか?」

 そう訊かれもう1人の男は、軽く頷いた。

「生きてれば、いずれ会える」

 その応えに頷き、縁は颯爽と病院内へと消えていった。
 その視線は最後まで西端を一瞥していたがそれが何を意味しているのか香樹実には、気になったがそれよりも今現在もっと気になっているのが目の前に残っている。

「んで?なんだお前らのツラは?」

 もう1人の男は、そう言いながら改めて香樹実達に向き合いながら訊いて来た。
 口調や仕草、何よりも私達を知っているっと言う事は、他人の空似とかでは無く、間違いなく目の前に居る男は、同級生の才田晴人なのだと香樹実は改めて実感した。

「なんだそのツラって、てかなんでアンタこそここに居るのよ、才田」

 才田のいつも通りのふてぶてしい言葉に普段大人しい熊切が勝気に応戦し、それに対する才田の応えは肩を竦めるだった。
 考えろっとでも言いたいのか、それとも挑発しているのか才田は、ゆったりと視線を周囲に巡らせた。

「いつから?」

 ふと、香樹実がそう訊くと才田の視線が一瞬だけ香樹実に向いた。

「何が?」

「いつから、こっち側にいたの?」

 才田は、苦笑しながらゆっくりと香樹実に視線を向けた。

「お前らが警察に協力する1ヶ月以上前かな」

「それって受験の時からってこと?」

 才田は、ゆったりと頷く。

「なんで教えてくれなかったの?」

「役割が違う、お前達は事前調査、俺は事後処理、そこに繋がる意味は無い」

「それでも、もしかしたら最悪の展開は避けられたかもしれないじゃない」

「それは、爆破事件の件を言っているのか?」

 才田の問いに香樹実は、頷くかどうか一瞬躊躇ったがゆっくりと頷いた。

「無理だな、ただでさえ、《結び読みむすびよみ》のお前が見えなかったあの現場を俺達が事前に抑える事なんて出来やしない」

「私の力不足って言いたいの?」

「違ぇよ、あれは誰にも止められないって言いたいだけ、俺達が居ようが居まいが関係ないって事だよ」

 才田が溜息混じりにそう応えると香樹実は、思わず苦笑してしまった。
 今の自分の質問、きっとこれは本心なのだ、自分は笹野に死んで欲しくなかった。少なくとも今はそう思っているのだ。
 あの時は、本当に彼女を憎んでいた。自分が苦しんでる間に彼女は自分の旦那を捕まえて愉しんでいた、自分がどんな気持ちかも知っていて…
 それでも彼女がこんな理不尽に殺されるのは違う、何処かでそう思っているのだと。

「んな事よりも、お前がなんでここにいんだよ!」

 凹んでいる香樹実を見かねたのか、堪えきれなくなったのか今度は西端が才田に向かい詰め寄った。

「お前人の話聞いてた?」

「あれだろ、こっちが事前でお前が事後とかなんとか」

「そっこの状況見て、まだお前は事前調査だと言えるか?」

 西端は、才田にそう言われて改めて周りを見渡した。
 患者や看護師に医者、そして見舞いの人達が戸惑いながらその場にいる。
 真夏の午後の太陽が容赦無く照りつける中で戸惑い、中には怯えている人すら居る。
 西端は、それ以降口を閉ざすと何も言えないまま才田の近くを離れていった。

「ハル、これからどうする気?」

 そんな才田の背中に藤が問い掛けると才田は、ゆっくりと首を横に傾けた。

「とりあえず、中が解決しない事には、どうもこうもない。とりあえず一般は警察や消防に任せるとして問題は、収監されてた奴等だよ」

 そう言いながら才田は、正面玄関を見つめた。
 何を考えているのか、前からよくわからないところがあったが今は、もっと分からなくなる。
 この男を信用していいのか、本当に味方なのか、どうでもいい事を考えてしまう、自分を振り払おうと香樹実は、首を横に振った。

「本当にそれだけ?」

 香樹実がそう訊くと才田の視線がゆっくりと向いた。

「どういう意味?」

「わからない、でも漠然的にそれだけじゃないって感じる」

 混じりっけの無い本音だった、その本音に才田は苦笑いした。

「なら、なにか見えたら教えてくれ」

「ヒントを頂戴、何かあれば繋がる時は繋がるから」

 尚も食い下がる香樹実の言葉に才田は驚いた表情を見せた。

「お前さんも頑固もんだな」

「何を今さら、そんなこと前から知ってるでしょ」

 その応えに才田は、苦笑いをやめて表情を消すと口を真一文字に閉じた。
 もう答える気は無いのか、香樹実は才田のそんな態度を見て少し諦めかけると。

「気になっている事が2つある」

 才田が口を開いた、視線は正面玄関に向いていたかと思うと次に後ろの正門へと視線を移した。

「今回の事件は、千条がある人物を誘き寄せる為に仕掛けた罠だ、まぁ自分自身の居場所を刑務所からこの病院にしたって意味なんだけどな、だが、ここで1つ目の疑問、何故爆破事件を起こしてこんな騒ぎまで起こす?それと2つ目もしもの事を考えたら相手を罠に嵌める為というにはこれは無謀すぎる、自分の逃げ道がない」

 才田は、そう言いながら再び周囲に目を向けた。

「なら、まだ何かある?」

「恐らくな、星見は何か見なかったか?」

 才田にそう訊かれ香樹実は、ゆっくりと空を見上げて蜻蛉の様な形をしたリンクの話をした。
 才田は、それを訊くと頷きながら空を見上げた。

「蜻蛉の様な虫のリンク…アキさんは、それを見てマルクトって言ったんだよな?」

 香樹実は、才田の問いに頷くと妙な表情を浮かべた。

「確かにアイツのリンクには、虫も居る、だけどそれは樹木の中にいる派生したモノだと思っていた…」

「どういう意味?」

「リンクには、ある程度の深みまで到達すると形が存在する、岩倉の使うナイフみたいなもんじゃなくもっと根源を表す何か、テツやマツは、まだそこまで行ってないけど、結構な深みまで入った奴らは具現化したその形で能力が表現される、特に上位者と呼ばれるマルクトならそれは絶対持ってる、そして奴のリンクは樹木だった筈なんだ、それの派生に虫がいる、そう思ってたけどもしそうじゃないとしたら…」

 正直、香樹実には才田の言っていることが理解できなかった。
 熊切の力は5本の縄を具現化する力だがそれとも違うというのだろうか。
 わかっている情報で何かを聞けないかとも思ったのだが今の才田にそれを聞く隙は、なかった。

「もし、そうじゃなく、2人分居たとしたらどうだ?そうだとすると……そうか…それだと辻褄が合う…だけど、どんな仕組みで……」

 そう言いながら才田は、1人の蹲る男に目を向けた。
 病院服を着てる事からここの入院患者なのだろう、蹲りながら独り言を呟いてるかと思えば唐突に体起こして天を仰いだかと思うと柔和な笑顔を作りながら周りになにやら話しかけ始めた。

「二重人格……そうか…それを分離出来れば…」

 ふと、香樹実の視界に閃光が走る。
 この感覚は、何かが繋がった時だ。
 頭の中に浮かぶ映像、それは余りにもおぞましい光景だった。
 血塗れの人々に破壊されている正面玄関、そして血塗れの才田と向かい合うもう1人の男、それは…

「西端?」

 見えたその姿に何故という疑問を持ちながら自然と視線は今もその背中に食ってかかりそうな表情の西端に向いてしまった。

「何を見たの?」

 藤がいち早くそれを察知し、聞いてくるがそれを遮ったのは、空を睨みつける様に見上げていた才田の言葉だった。

「お前ら、無駄な抵抗するなよ」

 才田は、そう言うとリンクを自分の中に集中させた。

「全員、正面玄関から離れろ」

 なんて事は、ない一言だった。
 それなのに香樹実や戸惑っている避難者達全員がパニックを起こした様に一斉に正面玄関から離れ出す。
 香樹実もまた、その言葉に咄嗟に動き出していた。
 反射とかでは、無い、もはや本能に近い感覚だ。
 何がどうしてそうなった、そんな疑問なんて無い、あるのは逃げないと、生きる為にそんなシンプルな感覚だった。
 気づくと香樹実達は、正面玄関から20mぐらい離れていた。
 なんで、これはなに?
 そう思って香樹実が振り返った瞬間、肌を焼く熱風と衝撃波が体を襲い、気づくと香樹実の体は吹き飛ばされていた。
 目の前の世界が揺れ、何が起きているのかわからない。
 轟音が音を消し、体がフワリと浮かびあがったかと思うと次の瞬間地面へと 叩きつけられ、意識が暗転していく。
 微かに意識が戻ったは、左肩からの全身へと走る激痛からだった。

「クソが…やってくれたな…」

 才田の声が遠くから聞こえてくる。
 揺れる視界に映る、黒と赤い何か。
 どちらもが空に向かって揺れている。

「影か、相変わらずの運の良さよ、なかなかしぶとい」

 もう1人、別な誰かの声、だがこれは西端ではない。

「もう少し、気づくのが遅かったら、アイツの事も手に入れるつもりだったてか?」

「ふん、《結び読みむすびよみ》に《並列へいれつ》か、つまり中の様子も見ていたワケだ」

「爺さんに一杯食わされたな、これじゃあ大事な儀式も怪しいんじゃないか?」

「減らず口を叩く、こっちとしては、お前が力を使えないというのは好都合だ、あの方もこれを見越してお前を殺すなと私に言っていたのだろうしな」

「なに?」

 揺らめく視界に嫌に耳に媚りく笑い声に香樹実は不快でしょうがなかった。

「世良が本当にそう言ったのか?」

 才田の問いに返ってきたのは、鈍く重い音だった。
 才田の呻き声と倒れる音、何をされたのか?揺らぐ視界では、確認する事が出来ずにもどかしく感じる。

「あの方の名前を貴様ごときが軽々しく口にするな、おぞましい」

「何?ヒステリック?やだねぇ~男の姿でそんなの見せられたら目も当てられない」

 才田の皮肉に再度、重い音が鳴り、呻き声が聞こえる。

「貴様には、それ相応の罰が必要の様だな」

「へぇ~おしりペンペンでもされるのかな?」

「それよりももっと効率的かつ効果的なやり方だよ」

 香樹実は、痛みに耐えながら意識を集中させ、視覚を定まらせて見えてきたのは、膝立ちになっている才田とそれと対峙するもう1人どこかで見覚えのある若い男だった。

「才田…逃げて…」

 やっとの事で声を振り絞りだすが才田は、聞こえていないのか何の反応もせずにただ目の前の男を睨みつけていた。
 男の指先が才田の額に触れる。

「そういえば、マコトっとかいったガキにも同じ手法を使ったけ、最後は眠りながら病院ごと焼けて行ったな確か」

 マコト…誠?
 その名前に香樹実の頭の中にくしゃりと笑う男の子の顔が過ぎった。
 最後に見たのは、死体袋の中にある面影を残さない焼死体として発見された遺体。

「おい」

 才田の低く重たい声、聞いた事のない、怒りを隠さない声に香樹実は、息を飲んだ。

「お前は俺が絶対殺す」

「楽しみにしてるよ」

 そう言うと、男の指先から小さい光が才田の頭の中へ入っていく、その瞬間だった。
 才田は、腰元から何かを取り出すと額に触れる腕を切りつける様に叩き落とした。
 男は、悲鳴をあげながら後退りをし、才田はそのままその場へ倒れた。

「クッソが…最後の最後にやってくれる…」

「隙を見せるからだ愚か者」

 静かな女の声が聞こえると何も無い空間から目出し帽を被った女の姿が現れた。
 女は、男の横に立つとゆっくりと叩き落とされた腕を見た。

「腕が殺されたな、まぁ計画に対した問題には、ならないだろう」

 女は、そう言いながらゆっくりと目出し帽を外すと阿部亜希子の顔が現れた。

「さっさと逃げるぞ、龍と裏切り者が来る」

 阿部は、そう言いながら男を連れて歩き出すと香樹実に視線を向け、微かな笑みを浮かべた。
 香樹実はその笑みが何を意味しているのかわからないまま黒煙の中に消えていくその背中を追うが、そこで最後の気力を使い切ってしまい、そのまま暗闇の底へと落ちていった。
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