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【PW】AD199908《純真の騎士》
3人の背中
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「なんだお前?」
3人組の真ん中に立つ、金髪の男が鋭い目付きで暁を睨んだ。
暁は、跨っていた自転車を降りながら息を整えるとスタンドを落とした。
「通りすがりのオッサンだよ」
暁は、そう言いながらポケットから煙草と携帯電話を取り出すとゆっくりと火をつけた。
何故こんなことになった?
暁は、ゆっくりと自問自答しながら3人組を観察した。
変な夢を見て、冷静に考えれる為に頭を空っぽにしていた。
そうすればする程に、行かなければならない、そんな変な感覚に襲われ気づくと着替えて家を飛び出し自転車を漕ぎ出していた。
しかし、行き場所なんて分かるわけが無い、その筈なのに、自然と迷い止まる事無く、ここに来ていた。
そして、来てみれば夢で見た風景と同じ公園が見え、川沿いに煌佑と里穂の姿が見えて、そんな2人の様子を伺うこれまた夢で見た金髪の男が公園内を道路からチラチラと見ているでは、無いかという場面に出くわした。
「なら、なんで通りすがりのオッサンが俺達が公園に入るのを邪魔する?」
ゆっくりと煙を吐きながら暁はゆっくりと肩を竦めた。
そんなもの、これだけ夢で見た場面が散りばめられたら、はいそうですかと、通す程に阿呆にも出来ていない。
出来るなら勘違いであって欲しいが明らかにこの3人組の雰囲気は一般人のそれでは、ない。
全員、20代半ばぐらいだろうか、それなりの修羅場もくぐって来たのだろう暁の登場に動揺する者がいないし何よりも警戒をしているのだろうと言うのが立ち振る舞いで察する事が出来た。
重心は下がり、足も肩幅まで広がり、何時でも動ける体勢になってる。
もし、夢で見た通りに金髪の男が里穂の命を狙っているとしたら近づけたらいけない。
幸いなのは、自転車で滑り込めたのが公園の出入り口前だと言うことだ、これで無理矢理入り込む事は、出来ない。
ここで騒ぎとなれば彼等は逃げる可能性も高いし、警察を呼ばれる可能性も出来た。
今は、判断に迷っている。
このまま、大人しく引き下がってくれるのなら有難いが、そうは問屋は卸してくれないだろう。
3人組は、暁の態度にお互いを見合うとゆっくりと3人の間を空けた。
恐らく得物を持ってる。
左から甚平を着た男、金髪のタンクトップの男にアロハシャツを着た男、格好と立ち方からすると持っているの刃物系だろうか。
3人とも片手をゆっくりと腰元に持って行っている。
一方の暁は、丸腰だ。
持っているのは携帯電話に煙草と財布のみ。
武器にできるとしたら自転車ぐらいだろうが、これは道を塞ぐ為に使っているので使えない。
暁は、視線を周囲に向ける、何か武器になるもの、出来るだけ時間を稼げるモノ。
どうする?
相手は、焦れてる。このまま時間稼ぎではどうにも持たない。
3人同時に相手するには間が悪い、1人でも公園の策を越えられればアウトだ。
アロハシャツの男の体が視界の端で揺れる。
暁が足先を動かすとその動きはピタリと止んだ。
「アンタ、何処のもんだ?」
その動きで敵と判断したのだろう、金髪の男の姿勢がユラリと揺れながら低くなる。
姿勢にブレがない、格闘技か何かをやっている。
暁は、咄嗟にそれを理解すると自分もまたゆったりと膝を落とした。
「なんの話?」
甚平の男の体揺れる、そこは最早咄嗟の反射だった。
暁が顔を引くと、顔面スレスレを拳が走り抜ける。
それが合図だったかの様に金髪の男が甚平の男の背後に回ると公園の出入口付近のフェンスへ向かっていく。
フェンスを越える気か!
暁は、咄嗟に左手を伸ばすが甚平の男が邪魔で距離が足らない。
クソ、抜けられる。
暁がそう思った、瞬間、金髪の男の体が不自然に止まると一気に後方へと消えて行き、けたたましい音が鳴った。
突然の出来事に甚平の男も振り返り、その隙間から暁もその後ろの様子を見る事が出来た。
「こんな朝っぱらから、オッサン共がはしゃぐとかみっともない」
道路に倒れる金髪ともう1人、恐らく180cm以上はあるであろう短髪の黒髪の男、まだ20代だろうか、渋い声に芯を持った立ち振る舞い、そして何よりも鋭い目付きが目を引く。
渋い声の男が静かにその鋭い目付きで3人組を睨みつけ、その視線に3人組の男達は、お互いの距離を取り始めた。
「なんだ?オッサンが早朝から公園に入っちゃあ行けない法律でもあるのか?」
立ち上がり、ゆっくりと距離を取りながら金髪の男が言った。
「んな、法律あるわけないっしょ?アンタらの場合は銃刀法違反と薬物使用ってところだら?特そこの金髪さん」
その問いに返したのは暁でも、渋い声の男でもない軽い声が聞こえ、全員の視線が一気に注がれた。
飄々とした雰囲気をもった、まだ未成年であろう青年の男。こちらも歳と不相応な落ち着き振りでアロハシャツの男の後ろに立っていた。
この顔をどこかで?
暁は、その顔に見覚えがあったがそれよりも先程の飄々とした男の言葉が気がかりだった。
銃刀法違反、それに薬物使用、間違いなく。彼はそう言ったのだ。
つまり、この2人はこの3人がこれから何をしようとしているか知っているという事なのか?
「なんだお前ら?」
金髪の男がポケットから刃を布で包んだ包丁を腰元から取り出すと、他の2人もそれぞれ業務用のカッターナイフと折りたたみ式ナイフを取り出した。
「何でもいいだろ?お前らの標的は公園にいるあの子、俺達はそれを阻止したい、それだけ」
飄々とした男は、そんな事を一切気にしない素振りで首を横に傾けながら応えるがそのセリフは、全員の緊張感を一気に跳ね上げた。
「こっちは、そうもいかないんだよ?遊びじゃないんでね」
「遊びで人を殺されたらたまったもんじゃねぇよ」
金髪がゆっくりと包丁から布を剥ぎ右手に持ち左半身を前に出す構えを見せながら言い、それに応える様に渋い声の男がゆっくりと左半身を前にしてボクシングの様な姿勢で構えながら言った。
アロハシャツの男は、振り返りながら飄々とした男の方に向き、甚平の男は業務用カッターナイフの切っ先を暁に向けた。
「お前らは誰だ?」
暁は、ゆっくりと前屈みになり両手を肩口まで上げると頭と首を庇う様に構えた。
「さぁ誰でしょ?」
金髪の問いに飄々とした男がまたあっけらかんと返すとそれが合図だったのかそれぞれが一気に斬りかかってきた。
甚平の男は、カッターナイフの切っ先を下げて暁の胸元を目掛けて突きを走らせ、それを暁は突いて来る、腕を目掛けて手刀を振り下ろす。
鈍い音共に腕が叩き落されたが未だに手にはカッターナイフが握られている。
相当、痛かったのだろう、本人は出来るだけポーカーフェイスを気取っているが明らかに眉がピクピクと動き、その痛みに耐え切れていないと伝えている。
今度は、カッターナイフを小刻みに揺らしながら突いて来る。
顔、首、肩、暁はそれをスウェイで躱す。
速さからして、叩き落せないわけでもないが的確なダメージも出せない、今は出来るだけ体力を温存して、攻め時を観察していた。
ゆっくりと太陽が暁の背中から昇る。
スウェイで躱す暁の背後から差す光に一瞬甚平の男の目が視界を奪われる。
暁は、その一瞬を見逃す事無く、カッターナイフを持つ手を外に向かう様に叩き、がら空きになったコメカミ目掛けてジャブを走らせた。
軽めのジャブだが、甚平の男を後退させるには十分だった、そこから一気に前に出ると甚平の男の背後に回り膝裏を足刀で蹴り、バランスを崩して四つん這いにさせた。
「のヤロー!!」
甚平の男は、腰を捻り、カッターナイフを持った手を背後に向けて振り回すが、暁はそれを見越してそのまま横にスライドし甚平の男の背後を取ったまま、挙げられた腕の脇から自分の腕を差し込みそのまま腕と首を巻き込んで一気に締め上げた。
抵抗するが膝立ちのバランスの悪さもあり、ほぼ何も出来ないまま、数秒後には甚平の男の意識は暗闇の奥底へと落ちていった。
手に握っていた、カッターナイフが道路に落ち、甚平の男の全身から力が抜けていく。
暁は、そっと甚平の男から腕を離して寝かせるとカッターナイフをそっと公園の茂みの中で投げ込んだ。
3人組の真ん中に立つ、金髪の男が鋭い目付きで暁を睨んだ。
暁は、跨っていた自転車を降りながら息を整えるとスタンドを落とした。
「通りすがりのオッサンだよ」
暁は、そう言いながらポケットから煙草と携帯電話を取り出すとゆっくりと火をつけた。
何故こんなことになった?
暁は、ゆっくりと自問自答しながら3人組を観察した。
変な夢を見て、冷静に考えれる為に頭を空っぽにしていた。
そうすればする程に、行かなければならない、そんな変な感覚に襲われ気づくと着替えて家を飛び出し自転車を漕ぎ出していた。
しかし、行き場所なんて分かるわけが無い、その筈なのに、自然と迷い止まる事無く、ここに来ていた。
そして、来てみれば夢で見た風景と同じ公園が見え、川沿いに煌佑と里穂の姿が見えて、そんな2人の様子を伺うこれまた夢で見た金髪の男が公園内を道路からチラチラと見ているでは、無いかという場面に出くわした。
「なら、なんで通りすがりのオッサンが俺達が公園に入るのを邪魔する?」
ゆっくりと煙を吐きながら暁はゆっくりと肩を竦めた。
そんなもの、これだけ夢で見た場面が散りばめられたら、はいそうですかと、通す程に阿呆にも出来ていない。
出来るなら勘違いであって欲しいが明らかにこの3人組の雰囲気は一般人のそれでは、ない。
全員、20代半ばぐらいだろうか、それなりの修羅場もくぐって来たのだろう暁の登場に動揺する者がいないし何よりも警戒をしているのだろうと言うのが立ち振る舞いで察する事が出来た。
重心は下がり、足も肩幅まで広がり、何時でも動ける体勢になってる。
もし、夢で見た通りに金髪の男が里穂の命を狙っているとしたら近づけたらいけない。
幸いなのは、自転車で滑り込めたのが公園の出入り口前だと言うことだ、これで無理矢理入り込む事は、出来ない。
ここで騒ぎとなれば彼等は逃げる可能性も高いし、警察を呼ばれる可能性も出来た。
今は、判断に迷っている。
このまま、大人しく引き下がってくれるのなら有難いが、そうは問屋は卸してくれないだろう。
3人組は、暁の態度にお互いを見合うとゆっくりと3人の間を空けた。
恐らく得物を持ってる。
左から甚平を着た男、金髪のタンクトップの男にアロハシャツを着た男、格好と立ち方からすると持っているの刃物系だろうか。
3人とも片手をゆっくりと腰元に持って行っている。
一方の暁は、丸腰だ。
持っているのは携帯電話に煙草と財布のみ。
武器にできるとしたら自転車ぐらいだろうが、これは道を塞ぐ為に使っているので使えない。
暁は、視線を周囲に向ける、何か武器になるもの、出来るだけ時間を稼げるモノ。
どうする?
相手は、焦れてる。このまま時間稼ぎではどうにも持たない。
3人同時に相手するには間が悪い、1人でも公園の策を越えられればアウトだ。
アロハシャツの男の体が視界の端で揺れる。
暁が足先を動かすとその動きはピタリと止んだ。
「アンタ、何処のもんだ?」
その動きで敵と判断したのだろう、金髪の男の姿勢がユラリと揺れながら低くなる。
姿勢にブレがない、格闘技か何かをやっている。
暁は、咄嗟にそれを理解すると自分もまたゆったりと膝を落とした。
「なんの話?」
甚平の男の体揺れる、そこは最早咄嗟の反射だった。
暁が顔を引くと、顔面スレスレを拳が走り抜ける。
それが合図だったかの様に金髪の男が甚平の男の背後に回ると公園の出入口付近のフェンスへ向かっていく。
フェンスを越える気か!
暁は、咄嗟に左手を伸ばすが甚平の男が邪魔で距離が足らない。
クソ、抜けられる。
暁がそう思った、瞬間、金髪の男の体が不自然に止まると一気に後方へと消えて行き、けたたましい音が鳴った。
突然の出来事に甚平の男も振り返り、その隙間から暁もその後ろの様子を見る事が出来た。
「こんな朝っぱらから、オッサン共がはしゃぐとかみっともない」
道路に倒れる金髪ともう1人、恐らく180cm以上はあるであろう短髪の黒髪の男、まだ20代だろうか、渋い声に芯を持った立ち振る舞い、そして何よりも鋭い目付きが目を引く。
渋い声の男が静かにその鋭い目付きで3人組を睨みつけ、その視線に3人組の男達は、お互いの距離を取り始めた。
「なんだ?オッサンが早朝から公園に入っちゃあ行けない法律でもあるのか?」
立ち上がり、ゆっくりと距離を取りながら金髪の男が言った。
「んな、法律あるわけないっしょ?アンタらの場合は銃刀法違反と薬物使用ってところだら?特そこの金髪さん」
その問いに返したのは暁でも、渋い声の男でもない軽い声が聞こえ、全員の視線が一気に注がれた。
飄々とした雰囲気をもった、まだ未成年であろう青年の男。こちらも歳と不相応な落ち着き振りでアロハシャツの男の後ろに立っていた。
この顔をどこかで?
暁は、その顔に見覚えがあったがそれよりも先程の飄々とした男の言葉が気がかりだった。
銃刀法違反、それに薬物使用、間違いなく。彼はそう言ったのだ。
つまり、この2人はこの3人がこれから何をしようとしているか知っているという事なのか?
「なんだお前ら?」
金髪の男がポケットから刃を布で包んだ包丁を腰元から取り出すと、他の2人もそれぞれ業務用のカッターナイフと折りたたみ式ナイフを取り出した。
「何でもいいだろ?お前らの標的は公園にいるあの子、俺達はそれを阻止したい、それだけ」
飄々とした男は、そんな事を一切気にしない素振りで首を横に傾けながら応えるがそのセリフは、全員の緊張感を一気に跳ね上げた。
「こっちは、そうもいかないんだよ?遊びじゃないんでね」
「遊びで人を殺されたらたまったもんじゃねぇよ」
金髪がゆっくりと包丁から布を剥ぎ右手に持ち左半身を前に出す構えを見せながら言い、それに応える様に渋い声の男がゆっくりと左半身を前にしてボクシングの様な姿勢で構えながら言った。
アロハシャツの男は、振り返りながら飄々とした男の方に向き、甚平の男は業務用カッターナイフの切っ先を暁に向けた。
「お前らは誰だ?」
暁は、ゆっくりと前屈みになり両手を肩口まで上げると頭と首を庇う様に構えた。
「さぁ誰でしょ?」
金髪の問いに飄々とした男がまたあっけらかんと返すとそれが合図だったのかそれぞれが一気に斬りかかってきた。
甚平の男は、カッターナイフの切っ先を下げて暁の胸元を目掛けて突きを走らせ、それを暁は突いて来る、腕を目掛けて手刀を振り下ろす。
鈍い音共に腕が叩き落されたが未だに手にはカッターナイフが握られている。
相当、痛かったのだろう、本人は出来るだけポーカーフェイスを気取っているが明らかに眉がピクピクと動き、その痛みに耐え切れていないと伝えている。
今度は、カッターナイフを小刻みに揺らしながら突いて来る。
顔、首、肩、暁はそれをスウェイで躱す。
速さからして、叩き落せないわけでもないが的確なダメージも出せない、今は出来るだけ体力を温存して、攻め時を観察していた。
ゆっくりと太陽が暁の背中から昇る。
スウェイで躱す暁の背後から差す光に一瞬甚平の男の目が視界を奪われる。
暁は、その一瞬を見逃す事無く、カッターナイフを持つ手を外に向かう様に叩き、がら空きになったコメカミ目掛けてジャブを走らせた。
軽めのジャブだが、甚平の男を後退させるには十分だった、そこから一気に前に出ると甚平の男の背後に回り膝裏を足刀で蹴り、バランスを崩して四つん這いにさせた。
「のヤロー!!」
甚平の男は、腰を捻り、カッターナイフを持った手を背後に向けて振り回すが、暁はそれを見越してそのまま横にスライドし甚平の男の背後を取ったまま、挙げられた腕の脇から自分の腕を差し込みそのまま腕と首を巻き込んで一気に締め上げた。
抵抗するが膝立ちのバランスの悪さもあり、ほぼ何も出来ないまま、数秒後には甚平の男の意識は暗闇の奥底へと落ちていった。
手に握っていた、カッターナイフが道路に落ち、甚平の男の全身から力が抜けていく。
暁は、そっと甚平の男から腕を離して寝かせるとカッターナイフをそっと公園の茂みの中で投げ込んだ。
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