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【PW】AD199907 《新しい道》
背後にあるもの 2
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「泰野さん」
崇央が小声で前の若い男に声をかける。
若く中性的な男がゆっくりと首だけを振り向いた。
「どうしましたか、鷲野さん」
「お願いした、専門の方はどれぐらいで到着しますでしょうか?」
若く中性的な男、泰野は崇央にそう聞かれるとゆっくりと腕時計に目を向けた。
「約束の時間は30分後なのでその前に来るならもう間もなくかと」
泰野にそう言われて崇央がゆっくりと暁に目を向けた。
準備OK?と言う様に視線を窓に流しながら首を傾けた。暁はそれに対して肩を竦めながらゆっくりと立ち上がった。
「期待すんなよ」
そう言うと部屋を出て隣の部屋に向かい、ドアを開けた。
暁が入ると背中を向けていた警察官が何事かと振り返り、怪訝な表情で暁を睨みつけた。
「交代です、本木くん下がってください」
壁に備え付けられたスピーカーから高岩の声が聞こえ、警察官の本木は背筋を伸ばすと暁に向かい頭を下げ、部屋を後にした。
残された、岩倉はゆっくりと暁に目を向けるとさっきまでのダラダラとした表情に歪みが籠った。
「よぉ~アンタ何処かで見た事あんな?」
口元に笑みを浮かべ、体を前のめりにさせながら挑発するかの様に舌を出してきた。
「へぇ~頭の中身がスカスカでも人の顔を覚えられるんだね」
暁の言葉に岩倉の眉がピクリと動く。暁はそんな岩倉の態度など無視してポケットからタバコを取り出すと火をつけて紫煙を吐いた。
「テメェ、誰の頭がスカスカだと?」
「いや、お前以外居ないでしょ?この部屋にあと誰がいんのよ?」
岩倉の体がゆっくりと机から離れて顎を上げて暁を見下ろす様に視線を向けた。
「お前、俺がここから出たら真っ先に殺してやるよ」
「まぁ~怖い!殺すだなんて~~物騒ねぇ~頭の悪いやつは」
暁は肩を竦めながらヒステリックなオバサンを演じるつもりで喋りそれが余計に岩倉の癇に障ったのか突然体を前のめりにした。
「いい度胸だな!本当に殺すからな!!」
「刃渡り20cm前後の見えないナイフで殺すのか~なら俺は拳銃でお前が俺の距離に入る前に撃つわ、安心な射撃訓練の成績も良いし、人を撃った経験もある、殺さないで置いてやるから、そしたここに逆戻り、やったね、生きてられるよ」
以前に星見達から聞いた岩倉の能力の正体を告げるとその顔は一瞬凍りついた様に無表情に変わった。
「あれ?どうしたの?まさか俺がそれを知らないとか思った?」
暁がそう言うと岩倉は不機嫌そうな表情でゆっくりと背もたれに体を預けた。
「拗ねちゃった、そっかぁ~くやちかったのね~」
尚も暁は紫煙を岩倉に吹きかけながら言った。
岩倉は舌打ちをしながらマジックミラーを睨みつけた。
「睨むだけじゃダメだよ~くやちぃから人を代えてくださぁ~いって言わないと」
「テメェ!!本当に俺を舐めてんじゃねぇぞ!コラ!!」
遂に堪忍袋の緒が切れたのか岩倉は吠えながら立ち上がり机を少し浮かせた。
暁はそんな岩倉を見ながらケラケラと笑い、椅子を引いて肩を竦めたながら「怖い~怖い~」と言ってまたケラケラと笑いだした。
「俺はな!選ばれたんだ!あの人達に!!」
「あの人達って誰だよ?総理か?大統領か?あっちなみに日本に大統領居ないからね?」
「お前が知ることない世界の上位者だよ!」
「何だよ、上位者って~神様か仏様?」
「天使だよ!この世界に救済を与える為に遣わされた!」
「なにお前?そこで天使と言っちゃうの?せめてワルやってんなら悪魔とかって言っておけよ~」
「お前は何も知らない!あの人達がどんだけ凄い存在なのか!」
「うん、知らない、知っても意味無いだろ?たかだかこんな頭の悪いガキを特攻させて来るだけの奴だろ?ソイツも頭が悪いだろうしな」
暁がそう言うと岩倉は勝ち誇った様に暁を見下ろしながら不気味な笑顔を見せた。
「だからお前達は無能なんだよ!!俺が殺してきた奴らは計画を妨げた奴等だ!それが死んだってどういう意味か少しは考えれば分かるだろ?」
「だとしたら、お前も十分無能だろ?いいか?計画とかを妨げられる人物が死んだなら、次の人物を立てれば良いだけだろ?そもそも計画って何?ガキども先導して戦争ごっこでもするつもりか?」
「はぁ?そんな……」
唐突に岩倉の叫びが止まり、その瞳は先程までの怒りの火が消え完全な何処までも黒く空虚な穴が広がっていた。伽藍洞そんな表現がこんな風な様子を指すのかもしれない暁は、ふとそんな事を感じた。
「全く、これだからガキは嫌になる」
次に岩倉の口から出た声と言葉は明らかに何かが変わっていた。言葉だけでは、ない、雰囲気も立ち振る舞いもそして何よりも先程までの部屋の中にあった空気もドロリと重い何かに変化していた。
「誰だ?」
咄嗟に出た暁の疑問に空虚の瞳が見下ろしてくる。岩倉では無い、暁はそれだけは嫌でも理解出来た。
人が変わるというべきなのか、喋らなくても態度や雰囲気の変貌ぶりは暁の頭の中で同一人物だと判断しなかったのだ。
「ほぅ…コイツは面白い巡り合わせだ…お前、まだ目覚めて無いのに、な」
「俺を知っているのか?」
暁の問いに空虚の瞳の何かは、ゆっくりと首を傾けるけだけだった。
その瞳に全身に鳥肌が立ち、蛇に睨まれた蛙の様に無意識で動くのを忘れさせらた。
呼吸が浅くなる。
怯えてる?何故?何が起きてる?
暁は必死で思考を回しながら立て直そうと図るがそんな暁を嘲笑いながら空虚の瞳はゆっくりと口を開けて舌を出した。
「またな」
そう告げると一気に口を閉ざす。
ダメだ!!暁は必死の思いで右手だけを動かそうとするが確実に間に合わない。
「ガハァ!!」
鮮血が飛び散るのを覚悟していた暁の頭上を1本の黒く光る小太刀サイズの細い木刀が刺す様に走り、閉ざそうとしたその口を遮っていた。
「邪魔者は、退場願おうか」
若い男の声が暁の頭上から降ってきた。
空虚の瞳は、眉間に皺を寄せ忌々しそうに声の主を睨みつけた。
一陣の風が吹くのを肌が感じる。すると先程のまでの空虚の目から生者の光が灯った。
暁は、何がなんだがわからないまま振り返るとそこには白と黒の狐のお面をつけた2人の黒い半袖、半ズボンの男が立っていた。
次に嗚咽を吐き散らしながら岩倉が後ろに倒れ、木刀を持っていた白い狐のお面を被った男がゆっくりと口元に入れた木刀の切っ先をタオルで吹くと今度は岩倉のコメカミに触れる様に突き、次の瞬間、額に向けて一気に滑り走らせた。
「あっつ!!!」
悲鳴をあげながら岩倉は額を抑えて床で悶え苦しむが白い狐のお面は、後ろの黒い狐のお面の方を向いていた。
「どうだ?」
「大丈夫です、切れました」
白い狐のお面は、確認を終えると床で悶え苦しむ岩倉の首根っこを掴むと無理やり立たせて椅子に座らせると対面の席にいる暁に対して拝む様な仕草を取ったかと思うと席を譲る様に手を促してきた。
暁は、何が起きているのかわからぬままそれに従う様に席を外して横に移動するとその席にゆっくりと黒い狐のお面が座った。
恐らくこれがさっき崇央が言っていた泰野が呼んだ専門の方って人達だろうがこの2人の雰囲気に暁は、覚えがある気がしていた。
「さて、貴方には幾つか質問させてもらうけど応えなくても良いですよ、視えるので」
黒い狐のお面がそう言うと額を抑えながら涙目の岩倉が睨みつけた。
「貴方が彼等に出会ったのは今年に入ってから間も無いですか?」
黒い狐のお面がそう聞くが岩倉は睨みつけるだけで無言のままだった。
「今年の一月の終わり、場所は夜の池袋、ナンパしてたらギャルの風貌をした女性から声をかけられたと」
黒い狐のお面が独り言の様に言うと岩倉の表情が歪んでいく。
崇央が小声で前の若い男に声をかける。
若く中性的な男がゆっくりと首だけを振り向いた。
「どうしましたか、鷲野さん」
「お願いした、専門の方はどれぐらいで到着しますでしょうか?」
若く中性的な男、泰野は崇央にそう聞かれるとゆっくりと腕時計に目を向けた。
「約束の時間は30分後なのでその前に来るならもう間もなくかと」
泰野にそう言われて崇央がゆっくりと暁に目を向けた。
準備OK?と言う様に視線を窓に流しながら首を傾けた。暁はそれに対して肩を竦めながらゆっくりと立ち上がった。
「期待すんなよ」
そう言うと部屋を出て隣の部屋に向かい、ドアを開けた。
暁が入ると背中を向けていた警察官が何事かと振り返り、怪訝な表情で暁を睨みつけた。
「交代です、本木くん下がってください」
壁に備え付けられたスピーカーから高岩の声が聞こえ、警察官の本木は背筋を伸ばすと暁に向かい頭を下げ、部屋を後にした。
残された、岩倉はゆっくりと暁に目を向けるとさっきまでのダラダラとした表情に歪みが籠った。
「よぉ~アンタ何処かで見た事あんな?」
口元に笑みを浮かべ、体を前のめりにさせながら挑発するかの様に舌を出してきた。
「へぇ~頭の中身がスカスカでも人の顔を覚えられるんだね」
暁の言葉に岩倉の眉がピクリと動く。暁はそんな岩倉の態度など無視してポケットからタバコを取り出すと火をつけて紫煙を吐いた。
「テメェ、誰の頭がスカスカだと?」
「いや、お前以外居ないでしょ?この部屋にあと誰がいんのよ?」
岩倉の体がゆっくりと机から離れて顎を上げて暁を見下ろす様に視線を向けた。
「お前、俺がここから出たら真っ先に殺してやるよ」
「まぁ~怖い!殺すだなんて~~物騒ねぇ~頭の悪いやつは」
暁は肩を竦めながらヒステリックなオバサンを演じるつもりで喋りそれが余計に岩倉の癇に障ったのか突然体を前のめりにした。
「いい度胸だな!本当に殺すからな!!」
「刃渡り20cm前後の見えないナイフで殺すのか~なら俺は拳銃でお前が俺の距離に入る前に撃つわ、安心な射撃訓練の成績も良いし、人を撃った経験もある、殺さないで置いてやるから、そしたここに逆戻り、やったね、生きてられるよ」
以前に星見達から聞いた岩倉の能力の正体を告げるとその顔は一瞬凍りついた様に無表情に変わった。
「あれ?どうしたの?まさか俺がそれを知らないとか思った?」
暁がそう言うと岩倉は不機嫌そうな表情でゆっくりと背もたれに体を預けた。
「拗ねちゃった、そっかぁ~くやちかったのね~」
尚も暁は紫煙を岩倉に吹きかけながら言った。
岩倉は舌打ちをしながらマジックミラーを睨みつけた。
「睨むだけじゃダメだよ~くやちぃから人を代えてくださぁ~いって言わないと」
「テメェ!!本当に俺を舐めてんじゃねぇぞ!コラ!!」
遂に堪忍袋の緒が切れたのか岩倉は吠えながら立ち上がり机を少し浮かせた。
暁はそんな岩倉を見ながらケラケラと笑い、椅子を引いて肩を竦めたながら「怖い~怖い~」と言ってまたケラケラと笑いだした。
「俺はな!選ばれたんだ!あの人達に!!」
「あの人達って誰だよ?総理か?大統領か?あっちなみに日本に大統領居ないからね?」
「お前が知ることない世界の上位者だよ!」
「何だよ、上位者って~神様か仏様?」
「天使だよ!この世界に救済を与える為に遣わされた!」
「なにお前?そこで天使と言っちゃうの?せめてワルやってんなら悪魔とかって言っておけよ~」
「お前は何も知らない!あの人達がどんだけ凄い存在なのか!」
「うん、知らない、知っても意味無いだろ?たかだかこんな頭の悪いガキを特攻させて来るだけの奴だろ?ソイツも頭が悪いだろうしな」
暁がそう言うと岩倉は勝ち誇った様に暁を見下ろしながら不気味な笑顔を見せた。
「だからお前達は無能なんだよ!!俺が殺してきた奴らは計画を妨げた奴等だ!それが死んだってどういう意味か少しは考えれば分かるだろ?」
「だとしたら、お前も十分無能だろ?いいか?計画とかを妨げられる人物が死んだなら、次の人物を立てれば良いだけだろ?そもそも計画って何?ガキども先導して戦争ごっこでもするつもりか?」
「はぁ?そんな……」
唐突に岩倉の叫びが止まり、その瞳は先程までの怒りの火が消え完全な何処までも黒く空虚な穴が広がっていた。伽藍洞そんな表現がこんな風な様子を指すのかもしれない暁は、ふとそんな事を感じた。
「全く、これだからガキは嫌になる」
次に岩倉の口から出た声と言葉は明らかに何かが変わっていた。言葉だけでは、ない、雰囲気も立ち振る舞いもそして何よりも先程までの部屋の中にあった空気もドロリと重い何かに変化していた。
「誰だ?」
咄嗟に出た暁の疑問に空虚の瞳が見下ろしてくる。岩倉では無い、暁はそれだけは嫌でも理解出来た。
人が変わるというべきなのか、喋らなくても態度や雰囲気の変貌ぶりは暁の頭の中で同一人物だと判断しなかったのだ。
「ほぅ…コイツは面白い巡り合わせだ…お前、まだ目覚めて無いのに、な」
「俺を知っているのか?」
暁の問いに空虚の瞳の何かは、ゆっくりと首を傾けるけだけだった。
その瞳に全身に鳥肌が立ち、蛇に睨まれた蛙の様に無意識で動くのを忘れさせらた。
呼吸が浅くなる。
怯えてる?何故?何が起きてる?
暁は必死で思考を回しながら立て直そうと図るがそんな暁を嘲笑いながら空虚の瞳はゆっくりと口を開けて舌を出した。
「またな」
そう告げると一気に口を閉ざす。
ダメだ!!暁は必死の思いで右手だけを動かそうとするが確実に間に合わない。
「ガハァ!!」
鮮血が飛び散るのを覚悟していた暁の頭上を1本の黒く光る小太刀サイズの細い木刀が刺す様に走り、閉ざそうとしたその口を遮っていた。
「邪魔者は、退場願おうか」
若い男の声が暁の頭上から降ってきた。
空虚の瞳は、眉間に皺を寄せ忌々しそうに声の主を睨みつけた。
一陣の風が吹くのを肌が感じる。すると先程のまでの空虚の目から生者の光が灯った。
暁は、何がなんだがわからないまま振り返るとそこには白と黒の狐のお面をつけた2人の黒い半袖、半ズボンの男が立っていた。
次に嗚咽を吐き散らしながら岩倉が後ろに倒れ、木刀を持っていた白い狐のお面を被った男がゆっくりと口元に入れた木刀の切っ先をタオルで吹くと今度は岩倉のコメカミに触れる様に突き、次の瞬間、額に向けて一気に滑り走らせた。
「あっつ!!!」
悲鳴をあげながら岩倉は額を抑えて床で悶え苦しむが白い狐のお面は、後ろの黒い狐のお面の方を向いていた。
「どうだ?」
「大丈夫です、切れました」
白い狐のお面は、確認を終えると床で悶え苦しむ岩倉の首根っこを掴むと無理やり立たせて椅子に座らせると対面の席にいる暁に対して拝む様な仕草を取ったかと思うと席を譲る様に手を促してきた。
暁は、何が起きているのかわからぬままそれに従う様に席を外して横に移動するとその席にゆっくりと黒い狐のお面が座った。
恐らくこれがさっき崇央が言っていた泰野が呼んだ専門の方って人達だろうがこの2人の雰囲気に暁は、覚えがある気がしていた。
「さて、貴方には幾つか質問させてもらうけど応えなくても良いですよ、視えるので」
黒い狐のお面がそう言うと額を抑えながら涙目の岩倉が睨みつけた。
「貴方が彼等に出会ったのは今年に入ってから間も無いですか?」
黒い狐のお面がそう聞くが岩倉は睨みつけるだけで無言のままだった。
「今年の一月の終わり、場所は夜の池袋、ナンパしてたらギャルの風貌をした女性から声をかけられたと」
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