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【PW】AD199907 《新しい道》
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そのまま無言な暁を見て、納得したのか諦めたのか、崇央もまたその応えを聞くことは無く、直ぐに近々の業務について話を変えた。
それは、まず星見達との顔合わせを開き担当が林から変わった事の報告と挨拶、次に調査をして欲しい人物の情報と何を調べて欲しいかの依頼だった。
星見達との顔合わせを開いたのは、それから数時間後の事だった。事務所の壁掛け時計が17時を指した頃に星見達が尋ねてきたのだ。
「こんばんわ、これからよろしくお願いします」
事務所に入り、崇央の隣に座る暁を見て、為永達は、何処か品定めをする様な目を向ける中で星見だけは、何処か安堵した様な分かりきっていた様な表情と態度で暁に挨拶をしてきた。
それから下の訓練室を借りて、各々の力について暁は教えてもらった。
西端の能力は相手に対して物理的な力を発せられた様に感覚させる力。
それを聞いて、岩倉の件の時に岩倉の部下や岩倉自身が何も無い所で飛んだ事を暁は思い出した。
次に熊切の能力は、自身の見える範囲に5本の縄で相手を縛り付けたり、西端の様に物理的な攻撃を加えたという感覚を追わせるものだというのを聞き、蹲った部下を思い出した。
あれは、数本の縄で体と地面を巻き付けたものだったらしい。
次に車木の能力は、自身の感覚を伸ばす能力だと言われ、暁は出来るだけ気配を消して彼に触れ様としたが寸前の所で全て躱された。
最後に星見の能力は、過去と未来、その時起こる事象を断片的な読み込む力だと教えられ、病院の時の出来事を思い出した。
躱すな、受け止めろ。
そのヒントがあって暁は、岩倉の攻撃を躱す事無く受け止めた。もしあれを躱していたら岩倉の攻撃が首元を襲い、暁は死んでいた可能性もあると星見から言われて、改めて寒気を覚えた。
「あの時は、正直唇を読まれてる事には驚きましたけど、伝わっていて良かったです」
星見にそう言われ暁は改めてその時の事を思い出し頭を下げた。
「あの助言は本当に助かったよ、あれが無かったらどうなってたか」
暁のその言葉に星見は、苦笑いをこぼした。
その雰囲気に疑問を持ち首を傾げると星見は弱々しく首を横に振った。
「私の力、特に未来を見る時は多分色んな要素で大きく結果が変わるんです、大浦さん達が岩倉と戦ってる最中も結果が目まぐるしく変わって何も出来ませんでした…」
「って事は、あの3人組が来る事は?」
「あれは、最後までわかりませんでした。唐突に現れて唐突にまとめていった彼等が何者で何処から来たのか…」
わからない、そう言われて彼等が現れた時をそっと思い出した。
誰の目にも触れること無く気づけば廊下に立ち、藤の背後を取っていた。
戦闘や戦場という場面の動きを何処までも熟知していたあの足取りにあの行動に訓練された兵士を連想させた。
アイツらは一体何者なんだ?
「挨拶と連絡事項は済ませのか?」
手を叩き鳴らしながら崇央が声を掛けてきてそこで暁の思考は止まった。
「時間が惜しいから話を進めるが次はお前らには、コイツを調べてもらう」
崇央はそう言いながら1冊のファイルを暁に渡してきた。
とりあえずは、目の前の事を済ませる。
その一念で暁は、ファイルを開いた。
そこに載っていたのは、今時の若者という感じの茶髪のセンター分けの青年だった。
川井 隆志(かわい たかし)、21歳。大学生。
これと言った犯罪歴は無し、だが最近彼の付近で数多くの盗難事件が頻発しているとの事だった。
盗みのプロかはたまたリンクなのか、それと背後に何かあるのか…
思い込みは禁物、暁はファイルを星見達にも回し見させた。
川井の行動範囲は、自宅のある和光市から大学のある池袋らしい。
その調査は次の日から始まった。
星見達の学校が終わるまで暁と公安の捜査員を2人ほど借りて川井を行確して、学校が終わってから星見達とバトンタッチすると暁は、その様子を全体を俯瞰できる位置から監視した。
川井の行動範囲は、狭かった。
警戒心からなのか、元々の性質なのかまではわからないが川井は、大学に行き、仲間を連れてゲーセン、カラオケと決まったコースに向かう。
時折、居酒屋やキャバクラに向かう時もあるが目立った行動はなかった。
それが1週間程続いき、暁はふとした事に気づいた。
しかし、それをあえて星見達には内緒にしながら星見達の行動を車や公道に立ちながらサポート言う形で見守った。
1週間と4日程過ぎた辺りで暁は、そろそろかっと思った矢先に川井の行動が明らかに変化した。
暁と星見達は、同じ現場に居ながら直接的な接触は無く、携帯電話のメッセージだけで連絡をとっていた。
〈キョウアタリウゴキアルカモ〉
カタカナのメッセージを入れると〈リョウカイ〉っという返事が星見から返ってきた。
リーダーは星見であと他は、そのサポートという配陣なのだろうが暁が見るからに明らかに落第点と言っても良かった。
基本的に全員が同じところに固まり、時折川井の行動を監視している。
ハッキリ言って川井は、ズブの素人である。
だからこそ、気づかれていないだけであれが少しでもコッチ側に足を突っ込んでいたら簡単に巻かれるし、逆に命を狙われる可能性も否めない。
林のヤツは本当に何もしてなかったのか。
少し離れた所で全体を見ている、暁は、タバコをふかしながら溜息を漏らした。
今日の川井は、いつもの様に大学に通っていたがそれを終えると1人で夕方の渋谷の街を散策していた。
明らかに行動範囲から逸脱している。
星見達も慣れない街に戸惑いながら全員で川井の後を数10mと間を空けながら尾行している。
暁は、大学を出てからの川井の行動を怪しく思い、崇央に4名の捜査員の応援を頼んでいた。
暁は、星見達と川井を監視できる対面の歩道を歩きながら監視し、他の捜査員達は、川井の存在を見落とさない様に離れた場所を入れ替わり立ち代り監視していた。
川井の様子がおかしくなるのにそう時間はかからなかった。
日が完全に落ちた19時を少し過ぎた頃に川井は、ハチ公前の喫煙所で周囲を伺っていると何かを見つけたのかいきなり立ち上がるとゆっくりと道玄坂の方へ歩いていく。
宇田川町を抜けて、東急百貨店本社の裏の住宅街へに入っていく。徐々に人通りも疎らになっていく。
それに伴って、正直に後ろから川井の後を追う星見達もまた行動が取りずらくなって来たのか頻繁に足が止まった。
暁は、背後を別の捜査員に任せると隣から1本先の十字路へと先回りをした。そうする事で漸く川井の目的が何のなのか掴むことが出来た。
川井の数m先を歩く中年の男、若作りの為かブランド物のスーツを身にまとい優雅に歩いている。
持っているカバン、靴、それに時計はブランド物だ。
歩く成金といった按配に見えた。
暁は、先の十字路を横切りながらその様子をしっかりと確認する。
内心で星見達が川井に見つかるんじゃないかとヒヤヒヤしていたが幸いな事に星見達の尾行は気づかれる事はなかった様で川井の後をコソコソと付いていた。
それは、突然だった。
川井が両手を首元に持っていくとアリもしないフードを被る仕草を取ったかと思うと唐突にその姿を消した。
見逃したわけじゃない、視線も逸らしていはいない、だが消えた、まさに忽然と。
捜査員達も事態が呑み込めないのか、唐突に暁の携帯電話がポケットで震えた。
〈タイショウ、ロスト〉
白黒画面の機会文字を読みながら、暁はゆっくりとタバコを取り出した。
リンクを使えるのは、これで確定した、だが完全に消え去ったわけじゃない、ただこちらから見えなくなっただけだ。
暁は、そう仮定したからこそ、ゆったりと構えたのだ。そして、それは概ね暁の予想通りだった。
唐突な悲鳴が響き、視線を動かすと歩く成金の中年の男が道の端で頭を抱えながら蹲っていた。
暁は中年の男に近づくと真横を足音が横切るのを聞きき、反射的に向いたがそこには何も無く、住宅街の壁があるだけだった。
それは、まず星見達との顔合わせを開き担当が林から変わった事の報告と挨拶、次に調査をして欲しい人物の情報と何を調べて欲しいかの依頼だった。
星見達との顔合わせを開いたのは、それから数時間後の事だった。事務所の壁掛け時計が17時を指した頃に星見達が尋ねてきたのだ。
「こんばんわ、これからよろしくお願いします」
事務所に入り、崇央の隣に座る暁を見て、為永達は、何処か品定めをする様な目を向ける中で星見だけは、何処か安堵した様な分かりきっていた様な表情と態度で暁に挨拶をしてきた。
それから下の訓練室を借りて、各々の力について暁は教えてもらった。
西端の能力は相手に対して物理的な力を発せられた様に感覚させる力。
それを聞いて、岩倉の件の時に岩倉の部下や岩倉自身が何も無い所で飛んだ事を暁は思い出した。
次に熊切の能力は、自身の見える範囲に5本の縄で相手を縛り付けたり、西端の様に物理的な攻撃を加えたという感覚を追わせるものだというのを聞き、蹲った部下を思い出した。
あれは、数本の縄で体と地面を巻き付けたものだったらしい。
次に車木の能力は、自身の感覚を伸ばす能力だと言われ、暁は出来るだけ気配を消して彼に触れ様としたが寸前の所で全て躱された。
最後に星見の能力は、過去と未来、その時起こる事象を断片的な読み込む力だと教えられ、病院の時の出来事を思い出した。
躱すな、受け止めろ。
そのヒントがあって暁は、岩倉の攻撃を躱す事無く受け止めた。もしあれを躱していたら岩倉の攻撃が首元を襲い、暁は死んでいた可能性もあると星見から言われて、改めて寒気を覚えた。
「あの時は、正直唇を読まれてる事には驚きましたけど、伝わっていて良かったです」
星見にそう言われ暁は改めてその時の事を思い出し頭を下げた。
「あの助言は本当に助かったよ、あれが無かったらどうなってたか」
暁のその言葉に星見は、苦笑いをこぼした。
その雰囲気に疑問を持ち首を傾げると星見は弱々しく首を横に振った。
「私の力、特に未来を見る時は多分色んな要素で大きく結果が変わるんです、大浦さん達が岩倉と戦ってる最中も結果が目まぐるしく変わって何も出来ませんでした…」
「って事は、あの3人組が来る事は?」
「あれは、最後までわかりませんでした。唐突に現れて唐突にまとめていった彼等が何者で何処から来たのか…」
わからない、そう言われて彼等が現れた時をそっと思い出した。
誰の目にも触れること無く気づけば廊下に立ち、藤の背後を取っていた。
戦闘や戦場という場面の動きを何処までも熟知していたあの足取りにあの行動に訓練された兵士を連想させた。
アイツらは一体何者なんだ?
「挨拶と連絡事項は済ませのか?」
手を叩き鳴らしながら崇央が声を掛けてきてそこで暁の思考は止まった。
「時間が惜しいから話を進めるが次はお前らには、コイツを調べてもらう」
崇央はそう言いながら1冊のファイルを暁に渡してきた。
とりあえずは、目の前の事を済ませる。
その一念で暁は、ファイルを開いた。
そこに載っていたのは、今時の若者という感じの茶髪のセンター分けの青年だった。
川井 隆志(かわい たかし)、21歳。大学生。
これと言った犯罪歴は無し、だが最近彼の付近で数多くの盗難事件が頻発しているとの事だった。
盗みのプロかはたまたリンクなのか、それと背後に何かあるのか…
思い込みは禁物、暁はファイルを星見達にも回し見させた。
川井の行動範囲は、自宅のある和光市から大学のある池袋らしい。
その調査は次の日から始まった。
星見達の学校が終わるまで暁と公安の捜査員を2人ほど借りて川井を行確して、学校が終わってから星見達とバトンタッチすると暁は、その様子を全体を俯瞰できる位置から監視した。
川井の行動範囲は、狭かった。
警戒心からなのか、元々の性質なのかまではわからないが川井は、大学に行き、仲間を連れてゲーセン、カラオケと決まったコースに向かう。
時折、居酒屋やキャバクラに向かう時もあるが目立った行動はなかった。
それが1週間程続いき、暁はふとした事に気づいた。
しかし、それをあえて星見達には内緒にしながら星見達の行動を車や公道に立ちながらサポート言う形で見守った。
1週間と4日程過ぎた辺りで暁は、そろそろかっと思った矢先に川井の行動が明らかに変化した。
暁と星見達は、同じ現場に居ながら直接的な接触は無く、携帯電話のメッセージだけで連絡をとっていた。
〈キョウアタリウゴキアルカモ〉
カタカナのメッセージを入れると〈リョウカイ〉っという返事が星見から返ってきた。
リーダーは星見であと他は、そのサポートという配陣なのだろうが暁が見るからに明らかに落第点と言っても良かった。
基本的に全員が同じところに固まり、時折川井の行動を監視している。
ハッキリ言って川井は、ズブの素人である。
だからこそ、気づかれていないだけであれが少しでもコッチ側に足を突っ込んでいたら簡単に巻かれるし、逆に命を狙われる可能性も否めない。
林のヤツは本当に何もしてなかったのか。
少し離れた所で全体を見ている、暁は、タバコをふかしながら溜息を漏らした。
今日の川井は、いつもの様に大学に通っていたがそれを終えると1人で夕方の渋谷の街を散策していた。
明らかに行動範囲から逸脱している。
星見達も慣れない街に戸惑いながら全員で川井の後を数10mと間を空けながら尾行している。
暁は、大学を出てからの川井の行動を怪しく思い、崇央に4名の捜査員の応援を頼んでいた。
暁は、星見達と川井を監視できる対面の歩道を歩きながら監視し、他の捜査員達は、川井の存在を見落とさない様に離れた場所を入れ替わり立ち代り監視していた。
川井の様子がおかしくなるのにそう時間はかからなかった。
日が完全に落ちた19時を少し過ぎた頃に川井は、ハチ公前の喫煙所で周囲を伺っていると何かを見つけたのかいきなり立ち上がるとゆっくりと道玄坂の方へ歩いていく。
宇田川町を抜けて、東急百貨店本社の裏の住宅街へに入っていく。徐々に人通りも疎らになっていく。
それに伴って、正直に後ろから川井の後を追う星見達もまた行動が取りずらくなって来たのか頻繁に足が止まった。
暁は、背後を別の捜査員に任せると隣から1本先の十字路へと先回りをした。そうする事で漸く川井の目的が何のなのか掴むことが出来た。
川井の数m先を歩く中年の男、若作りの為かブランド物のスーツを身にまとい優雅に歩いている。
持っているカバン、靴、それに時計はブランド物だ。
歩く成金といった按配に見えた。
暁は、先の十字路を横切りながらその様子をしっかりと確認する。
内心で星見達が川井に見つかるんじゃないかとヒヤヒヤしていたが幸いな事に星見達の尾行は気づかれる事はなかった様で川井の後をコソコソと付いていた。
それは、突然だった。
川井が両手を首元に持っていくとアリもしないフードを被る仕草を取ったかと思うと唐突にその姿を消した。
見逃したわけじゃない、視線も逸らしていはいない、だが消えた、まさに忽然と。
捜査員達も事態が呑み込めないのか、唐突に暁の携帯電話がポケットで震えた。
〈タイショウ、ロスト〉
白黒画面の機会文字を読みながら、暁はゆっくりとタバコを取り出した。
リンクを使えるのは、これで確定した、だが完全に消え去ったわけじゃない、ただこちらから見えなくなっただけだ。
暁は、そう仮定したからこそ、ゆったりと構えたのだ。そして、それは概ね暁の予想通りだった。
唐突な悲鳴が響き、視線を動かすと歩く成金の中年の男が道の端で頭を抱えながら蹲っていた。
暁は中年の男に近づくと真横を足音が横切るのを聞きき、反射的に向いたがそこには何も無く、住宅街の壁があるだけだった。
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