29 / 100
2章
29話 天罰
しおりを挟む
ウチの名前はジェフィー。
アストレシア家の長女でルーイ様の右腕だ。
近頃歴史が大きく動こうとしている。
アストレシア家が他の町を攻撃し、天下を取るのだ。
どうやら父様は魔王軍と手を組んだらしい。
こんなことがバレれば追放なんてぬるい罰じゃ済まされない。
でも問題はない。これまで全ての準備がうまく運んでいる。
あれだけ正義感の強かったルーイ様も協力的になった。
今ではすっかりこの計画の中心人物だ。
あの邪魔だったルーナも追放して縁を切ったらしい。
最近はウチにも優しくしてくれる。幸せだ。
天下を取ったら毎日ルーイ様のお世話してあげよっ♡
そのためには少しでも確立を上げる。
少しでもマイナスに働くかもしれない要素は排除するのだ。
一番邪魔になりうる存在。それはルーナだ。
今でこそ追放されたが、なぜルーイ様も父様も奴を殺さないのか。
まだ使い道があるっての?
いいや、そんなはずない。いるだけ邪魔だ。
もしかしたらルーイ様が心変わりしてしまうかもしれない。
それはウチのためにもアストレシア家のためにもよくない。
だったらウチが殺してあげよう。
そう思って今回の作戦を実行した。
任務中の事故と見せかけて殺す。これなら証拠も残らない。
あいつは本当に無能のゴミだ。
きっと今頃胃袋の中でぐちゃぐちゃになってるはず。
「楽しそうですね姉さま」
弟のディナードが話しかけてきた。
脳内での思考を切り上げ、現実に戻る。
「当然だろ。ずっと殺したかった」
「ま、僕もですけど。昔は殺さないように加減して攻撃するの大変でした」
「エイミーも嬉しい」
この二人はウチを慕ってくれているしウチもこいつらのことは信頼してる。
基本的に実力が優れていればルーナのようにいじめられることもない。
ルーナのような標的を作って他が高め合うというのがアストレシア家の育成方針だ。とても合理的だと思う。
「さて、さっさと任務も終わらせて帰るぞ」
狂暴化したモンスターが暴れているとの情報が今朝一気に入った。
この現象は魔王軍の仕業なのだが、どうして手を組んでいるミスウェンの近くで起こすのだろう。
父様が手を組んだ四天王とは別の奴がやってるのだろうか。
確か前に、この町だけ襲われないのはおかしいから~ とか言ってたな。
まあいい、すぐに終わらせよう。ウチらなら余裕だ。
ドスーン!!!
「な、なんだ!?」
いきなり空から黒い物体が降ってきた。
その物体は黒いマントに身を包んでいて大きな杖を持っている。
『どこだここ? 森じゃねえか、ミスったな。やっぱ≪無作為瞬間移動≫は使うもんじゃないか。お?』
体が震えを感じたのはいつぶりだろうか。
ウチは今ビビっている。
やらなければやられる。
ダン!
地面を蹴って切りかかる。
が、
『おいおい、いきなり殺しにくんのかよ』
「なに!?」
確かに剣は体を貫いた。
なのに全く感触が無い。
「姉さま!」
振り返ると炎の弾が目の前に迫っていた。
それをギリギリで躱す。
『『おっと避けるか。面倒な相手だな』』
目の前にいたはずの敵がなぜか後ろにいた。
いや、違う。二人いるんだ。
全く同じ姿形をしたやつが二人いる。
ウチの前と後ろを挟まれた。
魔法か?
『急がねえとロヴェッタ様に怒られるんだよな』
ロヴェッタ。四天王の名か。
つーかこいつがそうじゃねえのかよ。
「おい、ロヴェッタってのはこの町と手組んでるぞ。てことはお前とウチらは仲間だ」
こんなにやべぇ奴が仲間なら心強い。
他の町なんてすぐ滅ぼせるだろう。
だがその考えは甘かった。
『ふっふっふ、あははははは! お前たち本気で魔王軍が手貸すと思ってんのか?』
「は?」
『騙されてんだよ。じきにここへ千体以上の悪魔が押し寄せてくる。この町は終わりだ!』
「な、何言って……」
『死ぬ奴に説明する必要なんてねえよ。お前らはこの俺、幹部ごときにも負けるんだからな!』
くそ、裏切りやがったか。
まあいい。こっちだっていずれ裏切るつもりだったからな。
「はっ、幹部ごときで図に乗ってんじゃねえよ。何体も倒したことあるわ」
『いーや、俺はその辺の幹部とは違うぞ。最恐の魔導士、レヴァト様だ』
──────────
名称:レヴァト
体力:S
物攻:A
物防:S
魔攻:SS
魔防:S
魔力:S
俊敏:A
ユニークスキル:?
──────────
確かにステータスは高い。
だがこれぐらいの敵なら倒したことがある。
だからといって油断はしない。
この敵からは他とは違うおぞましいオーラを感じる。
ウチらで勝てるか?
いや、何弱気になってんだ。
ウチはアストレシア家の長女だ。
──────────────
名前:ジェフィー
体力:A
物攻:S
物防:S
魔攻:A
魔防:A
魔力:A
俊敏:A
ユニークスキル:≪加速剣≫
──────────────
戦闘においてステータスが全てではない。
これぐらいの差、埋めて見せる。
「いくぞエイミー、ディナード!」
この三人なら勝てない敵などそうそういない。
いける!
「うわあああああああああ!」
ウチが合図をした瞬間、ディナードが叫び声を上げた。
こんな情けない声を上げるのはらしくない。
「どうした、ディナー……ド」
そこにいたのはもうディナードではなかった。
関節がねじ曲がり人の形を保っていない。
『まずは一人』
「てめぇ!」
『おいおい、なんでお前らが準備できるまで待ってねえといけないんだよ』
まだ今なら間に合うかもしれない。
すぐにコイツを倒して──
「エミリー!!!」
ウチは妹の名を叫んだ。
「へ? やだやだエミリーは悪くない。何もしてない。痛い、痛いよ!」
全身が腐敗を始め、可愛い顔が台無しになっていた。
『これであと一人だな。少し時間に余裕ができた。お前が一番強そうだから遊んでやるか』
「くそ! 殺す!」
怒りに任せ、ひたすらに剣を振るう。
さっきから何度もコイツの体は貫いている。
でも素振りでもしてるみたいに手ごたえが無い。
『はあ、お前はつまらんな。≪雷撃弾≫』
逃げに徹していた敵は急に攻撃を始めた。
ウチは一方的にボコボコにされる。
「ぐあああああああああ!」
ステータスが全てではない。
ランクはあくまで目安でしかない。
とは言ったが、ステータスでほぼ決まる。
一段階違うだけで明確に差が生まれるのだ。
同じランク帯であっても大きな差がある。
実際にどれだけ差があるのかは戦ってみないとわからない。
けど、ここまで差があったとは……。
その差を埋めるのが、経験やユニークスキル。
やるしかない。
「まだ見せてなかったな。≪加速剣≫!」
ウチのユニークスキル、≪加速剣≫は剣速をSSランクにも通用するスピードまで昇華させるもの。
この技で数々の敵を葬ってきた。
ルーナにも何度もお見舞いしてやった。
あいつの泣く顔は堪らなかったな。
ルーイ様に近づきやがって。
できればウチの手で殺したかったがまあいいだろう。
今はもうウチだけのルーイ様になったからな。
たくさんお世話して可愛がってもらおう。
あれ、なんで今こんなこと考えてんだ?
今ウチ、攻撃してんだよな?
『やはりつまらん』
その声と共にウチの視界は180度回転した。
ウチの記憶はそこまでしかない。
アストレシア家の長女でルーイ様の右腕だ。
近頃歴史が大きく動こうとしている。
アストレシア家が他の町を攻撃し、天下を取るのだ。
どうやら父様は魔王軍と手を組んだらしい。
こんなことがバレれば追放なんてぬるい罰じゃ済まされない。
でも問題はない。これまで全ての準備がうまく運んでいる。
あれだけ正義感の強かったルーイ様も協力的になった。
今ではすっかりこの計画の中心人物だ。
あの邪魔だったルーナも追放して縁を切ったらしい。
最近はウチにも優しくしてくれる。幸せだ。
天下を取ったら毎日ルーイ様のお世話してあげよっ♡
そのためには少しでも確立を上げる。
少しでもマイナスに働くかもしれない要素は排除するのだ。
一番邪魔になりうる存在。それはルーナだ。
今でこそ追放されたが、なぜルーイ様も父様も奴を殺さないのか。
まだ使い道があるっての?
いいや、そんなはずない。いるだけ邪魔だ。
もしかしたらルーイ様が心変わりしてしまうかもしれない。
それはウチのためにもアストレシア家のためにもよくない。
だったらウチが殺してあげよう。
そう思って今回の作戦を実行した。
任務中の事故と見せかけて殺す。これなら証拠も残らない。
あいつは本当に無能のゴミだ。
きっと今頃胃袋の中でぐちゃぐちゃになってるはず。
「楽しそうですね姉さま」
弟のディナードが話しかけてきた。
脳内での思考を切り上げ、現実に戻る。
「当然だろ。ずっと殺したかった」
「ま、僕もですけど。昔は殺さないように加減して攻撃するの大変でした」
「エイミーも嬉しい」
この二人はウチを慕ってくれているしウチもこいつらのことは信頼してる。
基本的に実力が優れていればルーナのようにいじめられることもない。
ルーナのような標的を作って他が高め合うというのがアストレシア家の育成方針だ。とても合理的だと思う。
「さて、さっさと任務も終わらせて帰るぞ」
狂暴化したモンスターが暴れているとの情報が今朝一気に入った。
この現象は魔王軍の仕業なのだが、どうして手を組んでいるミスウェンの近くで起こすのだろう。
父様が手を組んだ四天王とは別の奴がやってるのだろうか。
確か前に、この町だけ襲われないのはおかしいから~ とか言ってたな。
まあいい、すぐに終わらせよう。ウチらなら余裕だ。
ドスーン!!!
「な、なんだ!?」
いきなり空から黒い物体が降ってきた。
その物体は黒いマントに身を包んでいて大きな杖を持っている。
『どこだここ? 森じゃねえか、ミスったな。やっぱ≪無作為瞬間移動≫は使うもんじゃないか。お?』
体が震えを感じたのはいつぶりだろうか。
ウチは今ビビっている。
やらなければやられる。
ダン!
地面を蹴って切りかかる。
が、
『おいおい、いきなり殺しにくんのかよ』
「なに!?」
確かに剣は体を貫いた。
なのに全く感触が無い。
「姉さま!」
振り返ると炎の弾が目の前に迫っていた。
それをギリギリで躱す。
『『おっと避けるか。面倒な相手だな』』
目の前にいたはずの敵がなぜか後ろにいた。
いや、違う。二人いるんだ。
全く同じ姿形をしたやつが二人いる。
ウチの前と後ろを挟まれた。
魔法か?
『急がねえとロヴェッタ様に怒られるんだよな』
ロヴェッタ。四天王の名か。
つーかこいつがそうじゃねえのかよ。
「おい、ロヴェッタってのはこの町と手組んでるぞ。てことはお前とウチらは仲間だ」
こんなにやべぇ奴が仲間なら心強い。
他の町なんてすぐ滅ぼせるだろう。
だがその考えは甘かった。
『ふっふっふ、あははははは! お前たち本気で魔王軍が手貸すと思ってんのか?』
「は?」
『騙されてんだよ。じきにここへ千体以上の悪魔が押し寄せてくる。この町は終わりだ!』
「な、何言って……」
『死ぬ奴に説明する必要なんてねえよ。お前らはこの俺、幹部ごときにも負けるんだからな!』
くそ、裏切りやがったか。
まあいい。こっちだっていずれ裏切るつもりだったからな。
「はっ、幹部ごときで図に乗ってんじゃねえよ。何体も倒したことあるわ」
『いーや、俺はその辺の幹部とは違うぞ。最恐の魔導士、レヴァト様だ』
──────────
名称:レヴァト
体力:S
物攻:A
物防:S
魔攻:SS
魔防:S
魔力:S
俊敏:A
ユニークスキル:?
──────────
確かにステータスは高い。
だがこれぐらいの敵なら倒したことがある。
だからといって油断はしない。
この敵からは他とは違うおぞましいオーラを感じる。
ウチらで勝てるか?
いや、何弱気になってんだ。
ウチはアストレシア家の長女だ。
──────────────
名前:ジェフィー
体力:A
物攻:S
物防:S
魔攻:A
魔防:A
魔力:A
俊敏:A
ユニークスキル:≪加速剣≫
──────────────
戦闘においてステータスが全てではない。
これぐらいの差、埋めて見せる。
「いくぞエイミー、ディナード!」
この三人なら勝てない敵などそうそういない。
いける!
「うわあああああああああ!」
ウチが合図をした瞬間、ディナードが叫び声を上げた。
こんな情けない声を上げるのはらしくない。
「どうした、ディナー……ド」
そこにいたのはもうディナードではなかった。
関節がねじ曲がり人の形を保っていない。
『まずは一人』
「てめぇ!」
『おいおい、なんでお前らが準備できるまで待ってねえといけないんだよ』
まだ今なら間に合うかもしれない。
すぐにコイツを倒して──
「エミリー!!!」
ウチは妹の名を叫んだ。
「へ? やだやだエミリーは悪くない。何もしてない。痛い、痛いよ!」
全身が腐敗を始め、可愛い顔が台無しになっていた。
『これであと一人だな。少し時間に余裕ができた。お前が一番強そうだから遊んでやるか』
「くそ! 殺す!」
怒りに任せ、ひたすらに剣を振るう。
さっきから何度もコイツの体は貫いている。
でも素振りでもしてるみたいに手ごたえが無い。
『はあ、お前はつまらんな。≪雷撃弾≫』
逃げに徹していた敵は急に攻撃を始めた。
ウチは一方的にボコボコにされる。
「ぐあああああああああ!」
ステータスが全てではない。
ランクはあくまで目安でしかない。
とは言ったが、ステータスでほぼ決まる。
一段階違うだけで明確に差が生まれるのだ。
同じランク帯であっても大きな差がある。
実際にどれだけ差があるのかは戦ってみないとわからない。
けど、ここまで差があったとは……。
その差を埋めるのが、経験やユニークスキル。
やるしかない。
「まだ見せてなかったな。≪加速剣≫!」
ウチのユニークスキル、≪加速剣≫は剣速をSSランクにも通用するスピードまで昇華させるもの。
この技で数々の敵を葬ってきた。
ルーナにも何度もお見舞いしてやった。
あいつの泣く顔は堪らなかったな。
ルーイ様に近づきやがって。
できればウチの手で殺したかったがまあいいだろう。
今はもうウチだけのルーイ様になったからな。
たくさんお世話して可愛がってもらおう。
あれ、なんで今こんなこと考えてんだ?
今ウチ、攻撃してんだよな?
『やはりつまらん』
その声と共にウチの視界は180度回転した。
ウチの記憶はそこまでしかない。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
起きるとそこは、森の中。可愛いトラさんが涎を垂らして、こっちをチラ見!もふもふ生活開始の気配(原題.真説・森の獣
ゆうた
ファンタジー
起きると、そこは森の中。パニックになって、
周りを見渡すと暗くてなんも見えない。
特殊能力も付与されず、原生林でどうするの。
誰か助けて。
遠くから、獣の遠吠えが聞こえてくる。
これって、やばいんじゃない。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ハズレ職業のテイマーは【強奪】スキルで無双する〜最弱の職業とバカにされたテイマーは魔物のスキルを自分のものにできる最強の職業でした〜
平山和人
ファンタジー
Sランクパーティー【黄金の獅子王】に所属するテイマーのカイトは役立たずを理由にパーティーから追放される。
途方に暮れるカイトであったが、伝説の神獣であるフェンリルと遭遇したことで、テイムした魔物の能力を自分のものに出来る力に目覚める。
さらにカイトは100年に一度しか産まれないゴッドテイマーであることが判明し、フェンリルを始めとする神獣を従える存在となる。
魔物のスキルを吸収しまくってカイトはやがて最強のテイマーとして世界中に名を轟かせていくことになる。
一方、カイトを追放した【黄金の獅子王】はカイトを失ったことで没落の道を歩み、パーティーを解散することになった。
【2章完結】女神にまで「無能」と言われた俺が、異世界で起こす復讐劇
騙道みりあ
ファンタジー
※高頻度で更新していく予定です。
普通の高校生、枷月葵《カサラギアオイ》。
日常を生きてきた彼は突如、異世界へと召喚された。
召喚されたのは、9人の高校生。
召喚した者──女神曰く、魔王を倒して欲しいとのこと。
そして、勇者の能力を鑑定させて欲しいとのことだった。
仲間たちが優秀な能力を発覚させる中、葵の能力は──<支配《ドミネイト》>。
テンプレ展開、と思いきや、能力が無能だと言われた枷月葵《カサラギアオイ》は勇者から追放を食らってしまう。
それを提案したのは…他でもない勇者たちだった。
勇者たちの提案により、生還者の居ないと言われる”死者の森”へと転移させられた葵。
そこで待ち構えていた強力な魔獣。
だが、格下にしか使えないと言われていた<支配《ドミネイト》>の能力は格上にも有効で──?
これは、一人の少年が、自分を裏切った世界に復讐を誓う物語。
小説家になろう様にも同様の内容のものを投稿しております。
面白いと思って頂けましたら、感想やお気に入り登録を貰えると嬉しいです。
導きの暗黒魔導師
根上真気
ファンタジー
【地道に3サイト計70000PV達成!】ブラック企業勤めに疲れ果て退職し、起業したはいいものの失敗。公園で一人絶望する主人公、須夜埼行路(スヤザキユキミチ)。そんな彼の前に謎の女が現れ「承諾」を求める。うっかりその言葉を口走った須夜崎は、突如謎の光に包まれ異世界に転移されてしまう。そして異世界で暗黒魔導師となった須夜埼行路。一体なぜ異世界に飛ばされたのか?元の世界には戻れるのか?暗黒魔導師とは?勇者とは?魔王とは?さらに世界を取り巻く底知れぬ陰謀......果たして彼を待つ運命や如何に!?壮大な異世界ファンタジーが今ここに幕を開ける!
本作品は、別世界を舞台にした、魔法や勇者や魔物が出てくる、長編異世界ファンタジーです。
是非とも、気長にお付き合いくだされば幸いです。
そして、読んでくださった方が少しでも楽しんでいただけたなら、作者として幸甚の極みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる