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1章
1話 追放された少年
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俺の名前はリクト。17歳。
どこにでもいそうな平凡な少年だが、このパーティをSランクに導いた立役者だ。先程までSランクに昇格するためのクエストである『カタストロフドラゴン』を討伐していた。この任務達成により、晴れてSランクパーティになれたのだ。
「これで俺たちもSランクだね。俺たちが一番魔王討伐に近いんじゃない? ヒック」
今は昇格祝いでギルドを貸し切り、宴会の真っ最中。俺は酒を片手に浮かれ気分でパーティのマドンナであるルキシアに話しかけた。
ルキシアは内気な性格で普段他のメンバーと話しているところをあまり見ない。しかし俺にだけはよく話しかけてくる。回復系のスキルが得意で、性格、ルックス、スキルの三拍子全てが癒し系だ。こんな酔いつぶれた俺をきっと介抱してくれるに違いない。
「あれ? ルキシア、なんとか言ってよ」
「…………」
なぜか無視された。ルキシアは照屋さんだが無視されたことは一度もない。
聞こえてなかったのかな?
そう思ってもう一度肩を叩いて呼びかける。
近づくと今日のルキシアはいつもと違う匂いがした。
「おーい、ルキシアちゃん? 聞こえてな──」
ここで突然、俺の思考はクリアになった。
いや、冷えたという表現が正しい。
「ぶえっ、ごほっごほっ!」
なぜかルキシアに頭から酒をぶっかけられた。
本当にいきなりだ。
これにより、俺の酔いは完全に覚める。
「え、嫌だったなら謝るよ。ごめん飲み過ぎた」
少し羽目を外し過ぎたせいかダル絡みだと思われたのかもしれない。
でもだからといって酒をぶっかけるか?
いいやルキシアはこんなことをする子ではない。
いつもは逆にルキシアから甘えてくることだってある。
今の状況は何かがおかしい。
「てかなんでさっきからみんな黙ってるの?」
おかしいというのはこれだ。
宴会が始まったというのに誰一人酒を飲まず、険しい顔をしているのだ。
「はー、まだわからないのか」
突如このパーティのリーダー、アーノルドがため息を吐いた。ガタイのいいアタッカーでそこそこの付き合いになる友達だ。かつては一緒に魔王を討伐しようと誓った仲でもある。
「ここまでくると笑うしかないっすよね」
副リーダーのハウザーも呆れ顔で言う。こいつは魔法を使うのが得意でこのパーティの参謀役。
俺が目をパチクリさせていると三人は黙ってびしょ濡れの俺を睨みつけてきた。
「え、ドッキリ? そんな事してないで早く続き飲もうよ。な、ルキシアもそんな怖い顔は似合わな──ブワッ、ちょ、何するんだよ!」
またしても俺の顔面に酒をぶっかけた。
しかもタルごとだ。バケツみたいにバシャッとやりやがった。
もうドッキリ通り越していじめでは?
そんなことを考えていると次の瞬間──
「気安く名前呼ばないでくれる? 不快なんですけど」
ドスの効いた低い声が俺の耳を抜けた。
自分の耳を疑うほど聞いたことのない声だ。
雰囲気も全くの別人で、可愛らしい声で「リクトくん!」と慕ってくれたルキシアはどこにもいない。悪い夢でも見ているようだ。
「俺なんか悪いことした? 気に障ったなら謝るよ」
いきなりこんな仕打ちを受ける意味が分からない。
仲間にこんなことするか? いやしないだろ。
「はー、アーノルドさん。このゴミ鈍感すぎやしませんか?」
ついに俺はゴミ呼ばわりされた。
そこで俺は一つの結論に至る。
俺が覚悟を決めると、アーノルドがゆっくりと口を開いた。
「無能はいらん。お前はここで追放だ」
アーノルドは予想通りのセリフを言うと、中身の入ったグラスごと俺にぶん投げてきた。地面に落ちてパリンと割れる。まるで俺たちの関係のように。
やっぱりか……。
まさか俺にもこんな日が来るなんて……。
「一応理由を聞いても?」
俺は追い込まれたというのに冷静な態度を取った。
俺がおかしくなったわけではない。コイツらが可笑しいからだ。
「そんなこともわからないわけ? アンタは魔力も無いしユニークスキルも大したことない無能! おまけにステータスが全部平均値の凡人なんていらないに決まってるじゃない! てか頭が高いわ。床でも舐めてなさい!」
バゴン!!!
椅子を蹴り飛ばして俺を転ばせると、上から足で踏みつけてきた。
俺の見てきたルキシアは全部嘘だったのだろうか。
「そういうことだゴミクズ野郎。お前が今まで少しでも役に立ったか? お前のスキルはちょっと敵を弱くするだけだろ。そんなもん俺たちには必要ねえ。後ろでただ荷物持ってるだけの無能はいらねえんだよ。言われなきゃわかんねえの、か!」
「ガハッ……!」
油断していたらアーノルドの蹴りを食らった。
さっきまで食ってたナポリタンが口から出る。
「うっわ、ほんとキモいんですけど。早くいなくなってくれない?」
見上げると俺を見下すルキシアと目が合った。
虫でも見るような軽蔑しきった目だ。
「……ごほっ。待て、俺はしっかり役に立っていたぞ」
このまま黙ってやられるのは納得いかない。
理由があって能力の詳細までは言えなかったが、俺は仲間に指示を出したり敵を弱体化させたりしてパーティに貢献していた。それはコイツらもわかっていたはず。追放されるほどのことはしていない。
「必要ねえって言ってんだよ。オラ、さっさと出てけや!」
リーダーのアーノルドが怒鳴りつけてきた。
どうやら何もわかっていなかったらしい。
自分たちが本当に強いと思い込んでいるようだ。
「落ち着いて聞いてくれ」
俺は最後にもう一度仲間を信じることにした。
「実は俺の能力は≪反転≫って言って敵のステータスをひっくり返すものなんだ。だから今まで倒してきたモンスターは全部俺が──」
最後まで言うことができなかった。
ぶん殴られて胸倉を掴まれる。
「それはつまり俺たちは上級どころか中級程度の雑魚にも勝てないって言いてえのか? 何を言い出すかと思いきや俺たちを侮辱する気か!」
「ぐあああ!」
投げ飛ばされて地面に背中を打ち付けた。
三人は聞く耳を持ってくれない。
代わりに罵声を浴びせてきた。
「お前がいなければオレたちは今ごろSSランクになれてるんすよ!」
「私、アンタみたいな男ってほんと無理。未練残らないように痛めつけてやってんだからむしろ感謝しなさいよ。ほら、早く出てけ!」
「昔からのよしみでここまで置いてやったがここから先は文字通りお荷物だ。ここで立ち去れ!」
三人はサンドバックでも相手するように何度も何度も俺を攻撃した。
そこに一切の容赦はない。俺もそこで何かが吹っ切れた。
「……ぺっ。もういいや」
「「「あ?」」」
「わかったよ。こんなパーティこっちから願い下げだ」
俺は何事もなかったようにケロッとした顔で立ち上がった。
心も体もダメージはゼロである。
「はぁ? なんなのその態度!」
突然余裕を見せ、ゆっくりと出口へ歩き出した俺に怒るルキシア。
その雑音を気にも留めず、俺は歩みを進めた。
もう思い残すことはない。俺はこのパーティを勝たせるために最大限の努力をしてきた。なのに感謝の一つもないどころかこんな仕打ちをしてくるなんて……。
俺は出口に着き、扉を開けると振り返って一言、
「最後に一つだけ言っておくよ。せいぜい死なないように頑張れ」
そう残し、パーティを追放された。
いや、出て行ったというべきか。
どこにでもいそうな平凡な少年だが、このパーティをSランクに導いた立役者だ。先程までSランクに昇格するためのクエストである『カタストロフドラゴン』を討伐していた。この任務達成により、晴れてSランクパーティになれたのだ。
「これで俺たちもSランクだね。俺たちが一番魔王討伐に近いんじゃない? ヒック」
今は昇格祝いでギルドを貸し切り、宴会の真っ最中。俺は酒を片手に浮かれ気分でパーティのマドンナであるルキシアに話しかけた。
ルキシアは内気な性格で普段他のメンバーと話しているところをあまり見ない。しかし俺にだけはよく話しかけてくる。回復系のスキルが得意で、性格、ルックス、スキルの三拍子全てが癒し系だ。こんな酔いつぶれた俺をきっと介抱してくれるに違いない。
「あれ? ルキシア、なんとか言ってよ」
「…………」
なぜか無視された。ルキシアは照屋さんだが無視されたことは一度もない。
聞こえてなかったのかな?
そう思ってもう一度肩を叩いて呼びかける。
近づくと今日のルキシアはいつもと違う匂いがした。
「おーい、ルキシアちゃん? 聞こえてな──」
ここで突然、俺の思考はクリアになった。
いや、冷えたという表現が正しい。
「ぶえっ、ごほっごほっ!」
なぜかルキシアに頭から酒をぶっかけられた。
本当にいきなりだ。
これにより、俺の酔いは完全に覚める。
「え、嫌だったなら謝るよ。ごめん飲み過ぎた」
少し羽目を外し過ぎたせいかダル絡みだと思われたのかもしれない。
でもだからといって酒をぶっかけるか?
いいやルキシアはこんなことをする子ではない。
いつもは逆にルキシアから甘えてくることだってある。
今の状況は何かがおかしい。
「てかなんでさっきからみんな黙ってるの?」
おかしいというのはこれだ。
宴会が始まったというのに誰一人酒を飲まず、険しい顔をしているのだ。
「はー、まだわからないのか」
突如このパーティのリーダー、アーノルドがため息を吐いた。ガタイのいいアタッカーでそこそこの付き合いになる友達だ。かつては一緒に魔王を討伐しようと誓った仲でもある。
「ここまでくると笑うしかないっすよね」
副リーダーのハウザーも呆れ顔で言う。こいつは魔法を使うのが得意でこのパーティの参謀役。
俺が目をパチクリさせていると三人は黙ってびしょ濡れの俺を睨みつけてきた。
「え、ドッキリ? そんな事してないで早く続き飲もうよ。な、ルキシアもそんな怖い顔は似合わな──ブワッ、ちょ、何するんだよ!」
またしても俺の顔面に酒をぶっかけた。
しかもタルごとだ。バケツみたいにバシャッとやりやがった。
もうドッキリ通り越していじめでは?
そんなことを考えていると次の瞬間──
「気安く名前呼ばないでくれる? 不快なんですけど」
ドスの効いた低い声が俺の耳を抜けた。
自分の耳を疑うほど聞いたことのない声だ。
雰囲気も全くの別人で、可愛らしい声で「リクトくん!」と慕ってくれたルキシアはどこにもいない。悪い夢でも見ているようだ。
「俺なんか悪いことした? 気に障ったなら謝るよ」
いきなりこんな仕打ちを受ける意味が分からない。
仲間にこんなことするか? いやしないだろ。
「はー、アーノルドさん。このゴミ鈍感すぎやしませんか?」
ついに俺はゴミ呼ばわりされた。
そこで俺は一つの結論に至る。
俺が覚悟を決めると、アーノルドがゆっくりと口を開いた。
「無能はいらん。お前はここで追放だ」
アーノルドは予想通りのセリフを言うと、中身の入ったグラスごと俺にぶん投げてきた。地面に落ちてパリンと割れる。まるで俺たちの関係のように。
やっぱりか……。
まさか俺にもこんな日が来るなんて……。
「一応理由を聞いても?」
俺は追い込まれたというのに冷静な態度を取った。
俺がおかしくなったわけではない。コイツらが可笑しいからだ。
「そんなこともわからないわけ? アンタは魔力も無いしユニークスキルも大したことない無能! おまけにステータスが全部平均値の凡人なんていらないに決まってるじゃない! てか頭が高いわ。床でも舐めてなさい!」
バゴン!!!
椅子を蹴り飛ばして俺を転ばせると、上から足で踏みつけてきた。
俺の見てきたルキシアは全部嘘だったのだろうか。
「そういうことだゴミクズ野郎。お前が今まで少しでも役に立ったか? お前のスキルはちょっと敵を弱くするだけだろ。そんなもん俺たちには必要ねえ。後ろでただ荷物持ってるだけの無能はいらねえんだよ。言われなきゃわかんねえの、か!」
「ガハッ……!」
油断していたらアーノルドの蹴りを食らった。
さっきまで食ってたナポリタンが口から出る。
「うっわ、ほんとキモいんですけど。早くいなくなってくれない?」
見上げると俺を見下すルキシアと目が合った。
虫でも見るような軽蔑しきった目だ。
「……ごほっ。待て、俺はしっかり役に立っていたぞ」
このまま黙ってやられるのは納得いかない。
理由があって能力の詳細までは言えなかったが、俺は仲間に指示を出したり敵を弱体化させたりしてパーティに貢献していた。それはコイツらもわかっていたはず。追放されるほどのことはしていない。
「必要ねえって言ってんだよ。オラ、さっさと出てけや!」
リーダーのアーノルドが怒鳴りつけてきた。
どうやら何もわかっていなかったらしい。
自分たちが本当に強いと思い込んでいるようだ。
「落ち着いて聞いてくれ」
俺は最後にもう一度仲間を信じることにした。
「実は俺の能力は≪反転≫って言って敵のステータスをひっくり返すものなんだ。だから今まで倒してきたモンスターは全部俺が──」
最後まで言うことができなかった。
ぶん殴られて胸倉を掴まれる。
「それはつまり俺たちは上級どころか中級程度の雑魚にも勝てないって言いてえのか? 何を言い出すかと思いきや俺たちを侮辱する気か!」
「ぐあああ!」
投げ飛ばされて地面に背中を打ち付けた。
三人は聞く耳を持ってくれない。
代わりに罵声を浴びせてきた。
「お前がいなければオレたちは今ごろSSランクになれてるんすよ!」
「私、アンタみたいな男ってほんと無理。未練残らないように痛めつけてやってんだからむしろ感謝しなさいよ。ほら、早く出てけ!」
「昔からのよしみでここまで置いてやったがここから先は文字通りお荷物だ。ここで立ち去れ!」
三人はサンドバックでも相手するように何度も何度も俺を攻撃した。
そこに一切の容赦はない。俺もそこで何かが吹っ切れた。
「……ぺっ。もういいや」
「「「あ?」」」
「わかったよ。こんなパーティこっちから願い下げだ」
俺は何事もなかったようにケロッとした顔で立ち上がった。
心も体もダメージはゼロである。
「はぁ? なんなのその態度!」
突然余裕を見せ、ゆっくりと出口へ歩き出した俺に怒るルキシア。
その雑音を気にも留めず、俺は歩みを進めた。
もう思い残すことはない。俺はこのパーティを勝たせるために最大限の努力をしてきた。なのに感謝の一つもないどころかこんな仕打ちをしてくるなんて……。
俺は出口に着き、扉を開けると振り返って一言、
「最後に一つだけ言っておくよ。せいぜい死なないように頑張れ」
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