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本題に行き着きません
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「面白いから、様子を見ているけど、ただの一度も面会を希望するでもなく、甘い汁だけ貰おうとするものだから、観察してるわ~」
もう少し動きましょうよ、そんなメッキより薄い嘘が通るとでも?
確実に王妃様の㊙︎リストに載りましたね、ご愁傷様です。
「ほどほどにしてくださいね。それで本題に戻りませんか? さすがに私もお嬢様を放置、コホン、いえお一人に出来ませんので」
「ふふ、そうね、そろそろ『コンコン』ごめんなさいね、入りなさい」
「失礼いたします、王妃様、お呼びでしょうか? 」
会釈して部屋に入って来た、女官長のミリアはエマに気づき、笑みを深めた。
「ごきげんよう、エマ様、ようこそお越しくださいました、王妃様のお相手は大変疲れると思いますけど、どうかよろしくおねがいします。 」
「はい、あっ、言えそんな事ございません、ですがお気遣いありがとうこざいます。」
「あら、ひどいわね~、ミリアも、仮に王妃に対して酷いじゃないの」
「そうですか? 自覚がおありかと思ってましたので」
このお二人は王妃様が結婚される前からのお知り合いで、今でも親しい間柄で、王妃様を止められる貴重な存在です!
「なんの事かしらね~、それよりも呼びにやった子はどうしたのかしら? 」
「彼女でしたら、食事場の手伝いに回しました、ちょうど人手が足りなくなりましたので」
「そう、残念だけど、その方が良いわね~もっと上手な子はいないかしら~」
残念そうに話す王妃の様子にイヤーな予感がヒシヒシと湧いてきた。
「お、王妃様、先程の彼女に何か期待を? 」
「ああ、情報収集が上手なら逆に取り込んで、私専用のスパイにしようと思って~」
満面の笑みを浮かべた王妃様をど突きたくなった私は、駄目でしょうか。
「そうですね~もう少し期待したかったですが、残念でしたね~」
あんたもかーーーー!!!!
王妃様の友人=似たような性格!?
そんな恐ろしい事は想像したくありません!
そう言えば、王妃様は前世でスパイ物大好きだったと言ってましたが、まさか権力を使ってやるとは。
それよりも!
「その口ぶりですと、すでにスパイとして活動させている者がいますね。……陛下はご存知のお話しですよね? 」
『ギク!!』
後々の為に陛下に報告しておこう。
もう少し動きましょうよ、そんなメッキより薄い嘘が通るとでも?
確実に王妃様の㊙︎リストに載りましたね、ご愁傷様です。
「ほどほどにしてくださいね。それで本題に戻りませんか? さすがに私もお嬢様を放置、コホン、いえお一人に出来ませんので」
「ふふ、そうね、そろそろ『コンコン』ごめんなさいね、入りなさい」
「失礼いたします、王妃様、お呼びでしょうか? 」
会釈して部屋に入って来た、女官長のミリアはエマに気づき、笑みを深めた。
「ごきげんよう、エマ様、ようこそお越しくださいました、王妃様のお相手は大変疲れると思いますけど、どうかよろしくおねがいします。 」
「はい、あっ、言えそんな事ございません、ですがお気遣いありがとうこざいます。」
「あら、ひどいわね~、ミリアも、仮に王妃に対して酷いじゃないの」
「そうですか? 自覚がおありかと思ってましたので」
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「なんの事かしらね~、それよりも呼びにやった子はどうしたのかしら? 」
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「そう、残念だけど、その方が良いわね~もっと上手な子はいないかしら~」
残念そうに話す王妃の様子にイヤーな予感がヒシヒシと湧いてきた。
「お、王妃様、先程の彼女に何か期待を? 」
「ああ、情報収集が上手なら逆に取り込んで、私専用のスパイにしようと思って~」
満面の笑みを浮かべた王妃様をど突きたくなった私は、駄目でしょうか。
「そうですね~もう少し期待したかったですが、残念でしたね~」
あんたもかーーーー!!!!
王妃様の友人=似たような性格!?
そんな恐ろしい事は想像したくありません!
そう言えば、王妃様は前世でスパイ物大好きだったと言ってましたが、まさか権力を使ってやるとは。
それよりも!
「その口ぶりですと、すでにスパイとして活動させている者がいますね。……陛下はご存知のお話しですよね? 」
『ギク!!』
後々の為に陛下に報告しておこう。
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