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番外編
なごり雪 9
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銀毛魔狐。確か魔法が使える魔物で、ある程度の魔法も弾いてしまうから討伐が大変な部類だって聞いている。
だからこそ死んだ後も魔法を弾く特性を残す毛皮を保存状態の良いまま倒した時にはその毛皮にはとんでもない価値がつく。
そんな魔物討伐においては魔導士や魔法攻撃と相性が悪い部類の魔物なのに、高名な魔導士の家系のシグウェルさんの家には倒した銀毛魔狐の立派な毛皮がいくつもあって、ユールヴァルト家本家当主とその後継者だけが身に纏うことを許されているんだよね。
私が王都の人達を癒した後に三日間寝込んだ時のお見舞いでもらった毛皮もすごく立派なものだった。
その毛皮の原材料・・・って言っちゃっていいのかな、生きて動いている本物の銀毛魔狐が今私の目の前にいる。
そしてその銀色の狐はもう一度、今度は私達を見つめたままこちらに向かってまた一声警告するようにクォォーン、と啼いた。
すると風がぶわりとこちらへ向かって吹いてきて、また皮膚がピリピリする。
「さっきからあの狐が啼くたびに皮膚が痛いんですけど⁉︎」
レジナスさんの腕の中に囲われたまま声を上げたら、ぐっと力を込めて更に私を守るようにしたレジナスさんが教えてくれる。
「雷魔法の一種だ。魔力のない俺には感じられないが、魔導士や魔法剣士のようにある程度魔力のある者に影響を与える魔法攻撃だな。イリューディア神様の加護が篤いユーリはその程度で済んでいるが、他の者はそうもいかないようだ。」
その言葉に周りを見れば、確かに魔導士さんと数人の騎士さん達が頭を抱えて膝をつき、動けなくなっていた。
イリューディアさんの加護があっても肌がピリピリするくらいだからその魔法攻撃の威力は魔物の中でも上位に当たるものかもしれない。
そこでハッとする。魔力の強い人ほどこの攻撃の影響を受けるならシェラさんもそうじゃないのかな⁉︎何しろ人のいた痕跡すら消してしまうほど強力な浄化魔法を使えるんだから。
「シェラさん⁉︎」
慌ててその姿を探せば、さすがに膝はついていないもののいつも飄々とした態度を崩さないシェラさんには珍しく、苦しげに顔を歪めながら銀毛魔狐を見つめていた。
その手にはいつも持っているあの魔道具の鞭はなく、握っているのは剣だ。
「・・・魔道具を使えないのはいささか不便ですね。だいぶ攻撃方法が制限されてしまいますし、魔導士との連携も難しくなります。それにしても、あれは本当に本物の銀毛魔狐でしょうか?カイゼル殿の時のように、何らかの方法で人が魔物に変わっただけなら本物よりは多少倒しやすいかも知れませんが・・・」
眉間に皺を寄せて目の前の銀毛魔狐から目を離さないままそう言ったシェラさんにレジナスさんは頷く。
「恐らく本物だ。岩陰にさっきの男が倒れたままだからな。銀毛魔狐を捕まえて、魔石か何かの中に封じたままここへ持ち込んだんだろう。男の身なりがみすぼらしく血の匂いがしたのは銀毛魔狐を捕える時に苦心した結果だな。とはいえ、あれほどの魔物をよく捕らえたものだ。」
いやいや、いくらダーヴィゼルド領やルーシャ国に嫌がらせをしたいからって、よくもまあ命懸けで恐ろしい魔物を捕まえてきたよね。そこまでする?
そう言った私にレジナスさんは銀毛魔狐から距離を取り、
「ここであの魔物がひと暴れして場を荒らせば、魔物が嫌う貴重な植物も数を減らして更に他の魔物も入り込みやすくなる。そうしてここを混乱に巻き込み、ヒルダ様達の目をこちらに誘導しながら更に別の場所を狙うという手もある。さすがのヒルダ様もダーヴィゼルドには滅多に出ない銀毛魔狐が相手では得意の氷結魔法も効果が落ちて対応に時間がかかるだろう。」
話しながら見てみろ、と私を促した。
銀毛魔狐は私達を威嚇しながら岩場を勢いよく降りて草地に立つと、高山植物の花の香りが気に入らないのか苛立つようにあのフサフサの長い尻尾をブンと振り回して地面に叩きつけた。
その振り回され打ちつけられた尻尾の勢いに、あの貴重な植物の白い花がパッと雪のように散る。勿体無い。
いつの間にか私とレジナスさんのすぐ近くに来ていたシェラさんはそれを見てまだ少しだけ顔色を悪くしたまま肩をすくめた。
「魔法攻撃が通じにくいあんなのを相手によくもまあ魔導士の大家ユールヴァルト家の者達は毛皮を綺麗に残したまま倒せるものですね。オレも銀毛魔狐を相手にするのは久々です。こんな事ならシグウェル殿に倒すコツでも聞いておくべきでした。」
その言葉にあっ、と思って私は慌てて自分の首からネックレスを取った。
ノイエ領の結界石で作ったヨナスの力を制御する、鈴型の魔石のネックレスはエリス様の騒ぎの時に壊れてしまった。さすがにヨナスの眷属みたいな姿になったエリス様の力には耐えきれなかったのだ。
だから今私がしているのは新しくノイエ領から結界石が来るまでのつなぎみたいなものだけど、それでもシグウェルさんが魔物の魔法攻撃から身を守る防御魔法をかけてくれている。
「シェラさん、これを付けて下さい!シグウェルさんの魔法がかかっているから少しはあの魔狐の攻撃を防げるかも!」
何しろユールヴァルト家本家の人・・・しかも天才と呼ばれるほどのシグウェルさんが作ったものだ。つなぎのための結界石でも早々に壊れるようなものではないと思う。
シェラさんは私がプレゼントした組紐のチョーカーも付けているけど、私があれに付けた加護はこんなに強い魔物の攻撃まで防げるほどのものじゃない。
でもシグウェルさんの結界石ネックレスは私を守るためのものだから、かなり本格的な魔法攻撃も防げるはず。
「よろしいんですか?これはシグウェル殿がユーリ様の身を守るためにお作りになったものでは・・・」
「私は少し離れたところからみんなを援護しますし、イリューディアさんの加護もあるから離れていればあの魔法攻撃の影響はきっと受けにくいから大丈夫です!それに物理的な攻撃もある程度はシグウェルさんの防御魔法が防いでくれるので!」
「そうなのですか?」
「エリス様の騒ぎの後にシグウェルさんが私に魔法をかけてくれたんですよ」
エリス様の騒ぎの時、ヨナスの力で凶暴化した動物に襲われたと後から聞いたシグウェルさんは
『確かに君に対する魔法攻撃を防ぐ魔法は付けていたが、そういう物理的な攻撃に対する備えはしていなかったな。万が一ということもあるのに、常にレジナスやエルが側にいるので安心していた俺の落ち度だ。』
そう言ってある程度の物理攻撃も防げるような防御魔法を私に常にかけてくれるようになったのだ。だから多少の剣や槍、獣の直接的な攻撃は弾いてくれるはず。
「あの魔物そのものに対する攻撃魔法はあんまり効かなくても、対峙して負傷する騎士さん達を回復させるような治癒魔法は効くんですよね?それなら私は戦うみんなを陰から回復させるサポート役に回りますから!それにエル君も、私を守るよりもレジナスさん達と一緒に魔物を倒す方に回って下さい!」
きょろきょろとみんなの邪魔にならなそうな場所を探しながら言えばエル君が珍しく表情を変えて眉をひそめた。
「でも僕はユーリ様を守らないと。そんなわけにはいきません。」
「エル君の持っている武器はグノーデルさんの加護付きです!魔法攻撃に強い銀毛魔狐も、さすがにグノーデルさんの魔力が乗った武器は弾けないと思うんです。村の人達に被害が出ないうちにさっさとやっつけちゃいましょう?」
話しながらちょうど私が隠れられそうで、かつ全体が見えそうな岩場を見つけた。
「私はここに隠れながら、みんなに癒しの力を流しますから。・・・銀毛魔狐にはびっくりしましたけど、こうなると魔力のないレジナスさんがいてくれて良かったですね!しかもキリウ小隊の隊長のシェラさんまでいるし、ダーヴィゼルドの人達だけの時にこの魔物が現れなくて良かったかも。逆に幸運ですよ!」
思いがけない上級クラスの魔物の出現に動揺して及び腰になっている他の魔導士さんや騎士さん達を励ますように明るく笑う。
そのまましゃがみ込んで地面にぺたりと両手をつくと、地表を通して加護の力をみんなに流した。
基本、私の力は治癒の方に強く働くし、結界を作るのはだいぶ上達したけど瞬間的な攻撃魔法を弾いたり防いだりするのはまだシグウェルさんほど上手に出来ない。
グノーデルさんの力もそうだ。ヨナスの呪いから解放されて元の姿には戻ったけどまだ思うようにあの雷の力は引き出せないのだ。
あの力を自由に使えたら、この銀毛魔狐もすぐに倒せたのに。ちょっと悔しく思いながらもせめて今の自分に出来ることを。とみんなが怪我をしにくくなるように、もし傷を負ってもすぐに治りますようにと祈りを込める。
すると騎士さん達の立っている地面が明るく輝き、みんなの体も淡く光った。暖かい、疲れが取れた?というような声が聞こえる。
「私に出来るのはこんな事くらいですけど。どうか気を付けて下さい!」
岩場から顔だけ出してそう声をかけた。
だからこそ死んだ後も魔法を弾く特性を残す毛皮を保存状態の良いまま倒した時にはその毛皮にはとんでもない価値がつく。
そんな魔物討伐においては魔導士や魔法攻撃と相性が悪い部類の魔物なのに、高名な魔導士の家系のシグウェルさんの家には倒した銀毛魔狐の立派な毛皮がいくつもあって、ユールヴァルト家本家当主とその後継者だけが身に纏うことを許されているんだよね。
私が王都の人達を癒した後に三日間寝込んだ時のお見舞いでもらった毛皮もすごく立派なものだった。
その毛皮の原材料・・・って言っちゃっていいのかな、生きて動いている本物の銀毛魔狐が今私の目の前にいる。
そしてその銀色の狐はもう一度、今度は私達を見つめたままこちらに向かってまた一声警告するようにクォォーン、と啼いた。
すると風がぶわりとこちらへ向かって吹いてきて、また皮膚がピリピリする。
「さっきからあの狐が啼くたびに皮膚が痛いんですけど⁉︎」
レジナスさんの腕の中に囲われたまま声を上げたら、ぐっと力を込めて更に私を守るようにしたレジナスさんが教えてくれる。
「雷魔法の一種だ。魔力のない俺には感じられないが、魔導士や魔法剣士のようにある程度魔力のある者に影響を与える魔法攻撃だな。イリューディア神様の加護が篤いユーリはその程度で済んでいるが、他の者はそうもいかないようだ。」
その言葉に周りを見れば、確かに魔導士さんと数人の騎士さん達が頭を抱えて膝をつき、動けなくなっていた。
イリューディアさんの加護があっても肌がピリピリするくらいだからその魔法攻撃の威力は魔物の中でも上位に当たるものかもしれない。
そこでハッとする。魔力の強い人ほどこの攻撃の影響を受けるならシェラさんもそうじゃないのかな⁉︎何しろ人のいた痕跡すら消してしまうほど強力な浄化魔法を使えるんだから。
「シェラさん⁉︎」
慌ててその姿を探せば、さすがに膝はついていないもののいつも飄々とした態度を崩さないシェラさんには珍しく、苦しげに顔を歪めながら銀毛魔狐を見つめていた。
その手にはいつも持っているあの魔道具の鞭はなく、握っているのは剣だ。
「・・・魔道具を使えないのはいささか不便ですね。だいぶ攻撃方法が制限されてしまいますし、魔導士との連携も難しくなります。それにしても、あれは本当に本物の銀毛魔狐でしょうか?カイゼル殿の時のように、何らかの方法で人が魔物に変わっただけなら本物よりは多少倒しやすいかも知れませんが・・・」
眉間に皺を寄せて目の前の銀毛魔狐から目を離さないままそう言ったシェラさんにレジナスさんは頷く。
「恐らく本物だ。岩陰にさっきの男が倒れたままだからな。銀毛魔狐を捕まえて、魔石か何かの中に封じたままここへ持ち込んだんだろう。男の身なりがみすぼらしく血の匂いがしたのは銀毛魔狐を捕える時に苦心した結果だな。とはいえ、あれほどの魔物をよく捕らえたものだ。」
いやいや、いくらダーヴィゼルド領やルーシャ国に嫌がらせをしたいからって、よくもまあ命懸けで恐ろしい魔物を捕まえてきたよね。そこまでする?
そう言った私にレジナスさんは銀毛魔狐から距離を取り、
「ここであの魔物がひと暴れして場を荒らせば、魔物が嫌う貴重な植物も数を減らして更に他の魔物も入り込みやすくなる。そうしてここを混乱に巻き込み、ヒルダ様達の目をこちらに誘導しながら更に別の場所を狙うという手もある。さすがのヒルダ様もダーヴィゼルドには滅多に出ない銀毛魔狐が相手では得意の氷結魔法も効果が落ちて対応に時間がかかるだろう。」
話しながら見てみろ、と私を促した。
銀毛魔狐は私達を威嚇しながら岩場を勢いよく降りて草地に立つと、高山植物の花の香りが気に入らないのか苛立つようにあのフサフサの長い尻尾をブンと振り回して地面に叩きつけた。
その振り回され打ちつけられた尻尾の勢いに、あの貴重な植物の白い花がパッと雪のように散る。勿体無い。
いつの間にか私とレジナスさんのすぐ近くに来ていたシェラさんはそれを見てまだ少しだけ顔色を悪くしたまま肩をすくめた。
「魔法攻撃が通じにくいあんなのを相手によくもまあ魔導士の大家ユールヴァルト家の者達は毛皮を綺麗に残したまま倒せるものですね。オレも銀毛魔狐を相手にするのは久々です。こんな事ならシグウェル殿に倒すコツでも聞いておくべきでした。」
その言葉にあっ、と思って私は慌てて自分の首からネックレスを取った。
ノイエ領の結界石で作ったヨナスの力を制御する、鈴型の魔石のネックレスはエリス様の騒ぎの時に壊れてしまった。さすがにヨナスの眷属みたいな姿になったエリス様の力には耐えきれなかったのだ。
だから今私がしているのは新しくノイエ領から結界石が来るまでのつなぎみたいなものだけど、それでもシグウェルさんが魔物の魔法攻撃から身を守る防御魔法をかけてくれている。
「シェラさん、これを付けて下さい!シグウェルさんの魔法がかかっているから少しはあの魔狐の攻撃を防げるかも!」
何しろユールヴァルト家本家の人・・・しかも天才と呼ばれるほどのシグウェルさんが作ったものだ。つなぎのための結界石でも早々に壊れるようなものではないと思う。
シェラさんは私がプレゼントした組紐のチョーカーも付けているけど、私があれに付けた加護はこんなに強い魔物の攻撃まで防げるほどのものじゃない。
でもシグウェルさんの結界石ネックレスは私を守るためのものだから、かなり本格的な魔法攻撃も防げるはず。
「よろしいんですか?これはシグウェル殿がユーリ様の身を守るためにお作りになったものでは・・・」
「私は少し離れたところからみんなを援護しますし、イリューディアさんの加護もあるから離れていればあの魔法攻撃の影響はきっと受けにくいから大丈夫です!それに物理的な攻撃もある程度はシグウェルさんの防御魔法が防いでくれるので!」
「そうなのですか?」
「エリス様の騒ぎの後にシグウェルさんが私に魔法をかけてくれたんですよ」
エリス様の騒ぎの時、ヨナスの力で凶暴化した動物に襲われたと後から聞いたシグウェルさんは
『確かに君に対する魔法攻撃を防ぐ魔法は付けていたが、そういう物理的な攻撃に対する備えはしていなかったな。万が一ということもあるのに、常にレジナスやエルが側にいるので安心していた俺の落ち度だ。』
そう言ってある程度の物理攻撃も防げるような防御魔法を私に常にかけてくれるようになったのだ。だから多少の剣や槍、獣の直接的な攻撃は弾いてくれるはず。
「あの魔物そのものに対する攻撃魔法はあんまり効かなくても、対峙して負傷する騎士さん達を回復させるような治癒魔法は効くんですよね?それなら私は戦うみんなを陰から回復させるサポート役に回りますから!それにエル君も、私を守るよりもレジナスさん達と一緒に魔物を倒す方に回って下さい!」
きょろきょろとみんなの邪魔にならなそうな場所を探しながら言えばエル君が珍しく表情を変えて眉をひそめた。
「でも僕はユーリ様を守らないと。そんなわけにはいきません。」
「エル君の持っている武器はグノーデルさんの加護付きです!魔法攻撃に強い銀毛魔狐も、さすがにグノーデルさんの魔力が乗った武器は弾けないと思うんです。村の人達に被害が出ないうちにさっさとやっつけちゃいましょう?」
話しながらちょうど私が隠れられそうで、かつ全体が見えそうな岩場を見つけた。
「私はここに隠れながら、みんなに癒しの力を流しますから。・・・銀毛魔狐にはびっくりしましたけど、こうなると魔力のないレジナスさんがいてくれて良かったですね!しかもキリウ小隊の隊長のシェラさんまでいるし、ダーヴィゼルドの人達だけの時にこの魔物が現れなくて良かったかも。逆に幸運ですよ!」
思いがけない上級クラスの魔物の出現に動揺して及び腰になっている他の魔導士さんや騎士さん達を励ますように明るく笑う。
そのまましゃがみ込んで地面にぺたりと両手をつくと、地表を通して加護の力をみんなに流した。
基本、私の力は治癒の方に強く働くし、結界を作るのはだいぶ上達したけど瞬間的な攻撃魔法を弾いたり防いだりするのはまだシグウェルさんほど上手に出来ない。
グノーデルさんの力もそうだ。ヨナスの呪いから解放されて元の姿には戻ったけどまだ思うようにあの雷の力は引き出せないのだ。
あの力を自由に使えたら、この銀毛魔狐もすぐに倒せたのに。ちょっと悔しく思いながらもせめて今の自分に出来ることを。とみんなが怪我をしにくくなるように、もし傷を負ってもすぐに治りますようにと祈りを込める。
すると騎士さん達の立っている地面が明るく輝き、みんなの体も淡く光った。暖かい、疲れが取れた?というような声が聞こえる。
「私に出来るのはこんな事くらいですけど。どうか気を付けて下さい!」
岩場から顔だけ出してそう声をかけた。
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