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番外編

星の降る夜に 6

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「・・・ユーリ、腕が辛くないか?一度手を抜こう」

前から胸を、後ろから下を弄られてずっとひくひくと体を痙攣させているみたいになっている私にレジナスさんがそう声を掛けた。

確かに、夜着が手首に引っかかったまま腕をまっすぐ輪っかにしてレジナスさんの肩にそれを回して預けたままだったのでちょっと腕が痺れてきていた。

「ふぁい・・・」

喘ぎ過ぎてまともな返事も出来ないまま頷けば、レジナスさんは頭をちょっと下げて私の腕の間から抜け出した。

そのままするりと私の手首から夜着を抜いてくれる。ちなみにその間も後ろではリオン様が私の下の口をくちゅくちゅといじりながら背中をぺろりと舐め上げて、

「両手を拘束されて身動き出来ないまま腰だけを揺らして喘いでいるユーリがかわいかったのに・・・」

と残念そうに言った。そんな恥ずかしい格好がかわいいって言うとかやめて欲しい。

「手首を痛めたら大変ですから。・・・どうやらその様子はないようで良かったです。」

私の手首をさすりながら確かめたレジナスさんがそこにちゅっと軽い口付けを落とし、そのままべろりと手のひらまで舐め上げた。

「ふ、あぁぁっ⁉︎」

肉厚の大きな舌で舐められただけでぞくぞくする。

「あ、また締まったよ」

私の中に指を埋めたままリオン様が言って、そのまま中で指をくっと折り曲げて刺激された。ぐにぐにと押し込みながら僅かに揺さぶられているそこは、新婚休暇の間にも散々いじめられてすっかり弱くなってしまったところだ。

「そっ、だっ、だめ・・・っ、はぁっ!」

お腹の中がビリビリするし、手のひらもぞわぞわする。

膝立ちしていた足からカクンと力が抜けて座り込みそうになるけど

「駄目だよ、もう少し頑張って」

とリオン様に座るのを許してもらえない。

どうやら私が座り込むと中をいじりにくいらしく、座らないようにと膝立ちさせたままレジナスさんの方に私の体をもたれかけさせる。

レジナスさんはまだ私の片手を丁寧に、手のひらから指先までを舐め上げているのでぞくぞくする感触を我慢しながらもう片方の手だけでレジナスさんにつかまろうとしたけどそれがなかなか難しい。

それに気付いたレジナスさんが

「悪い、つかまりにくかったか。俺が持ち上げて支えよう。」

と、私の指先に寄せていた唇を離すと取っていた片手も離してくれた。

良かった、これでレジナスさんに寄りかかりやすくなる・・・と両手をそのがっしりした胸筋に添えたら、あの大きな手が私のお尻を包み込むように下から掴むと膝立ちが維持できるように持ち上げた。

そのままぐっとレジナスさんに密着すれば、レジナスさんの腹筋と私のお腹の間であの大きく屹立したものがべちん、と音を立ててぶつかった。

その重量感を感じる音や硬さ、熱を感じて気まずさに離れようとしたけどリオン様が後ろからぐっと体を押し付けてきた。

「なんで離れようとするの?いいじゃない、そのままレジナスのこともかわいがってあげて?僕はユーリをかわいがるからさ」

熱っぽい声でそう耳元で囁いたリオン様は私の中に埋めた指の数を増やし、更にクリトリスにももう片方の手を伸ばした。

「ひっ・・・⁉︎」

また体が跳ねて、それを抑えようと目の前のレジナスさんに体を押し付ける。

すると私とレジナスさん、お互いのお腹の間でレジナスさんのものを挟み込み、ぐにぐにと押し上げてしまった。

「くっ・・・!」

ユーリ、とレジナスさんが突然の刺激に歯を食いしばりながら思わず声を漏らした。

「だ、だってリオン様がっ・・・あんっ‼︎」

またリオン様が後ろから体を寄せてきた。その度に私のお腹がレジナスさんのものを擦るように押し上げる。

しかもさっきまでずっと弄られ真っ赤に充血して腫れ上がり固くなった乳首もレジナスさんの硬い胸筋にごりごりと擦り付けられて刺激される。

「ユーリのおへそのちょっと下あたりにちょうど君のモノの先端があるけど・・・これ、ユーリの中に納めた時にもこれくらいの深さに来るってことだよね?すごいね、よく君の大きなものをユーリは全部呑み込んだよね」

リオン様は感心したようにレジナスさんにそう声をかけて、思いがけない言葉責めにあってしまった当の本人は

「俺にまでそんな事を言わないで下さい・・・っ」

と顔を真っ赤にした。だけどリオン様はそれだけにとどまらず私にまで

「ね、ユーリ分かる?レジナスのモノが君の中に入って、ぐっと子宮を押し上げて、この辺りまで全部レジナスのモノでいっぱいになるんだよ・・・?」

と囁きながらお腹を下からおへその方までつうっとなぞるとそのおへその辺りをぐにぐにと押し込んできた。

「やぁ、おなか、ぐにぐにしないでぇ・・・っ」

リオン様の言葉とその手付きで思わずレジナスさんのモノが自分の中に入ってくる時のことを想像してしまう。

レジナスさんもリオン様のその言動で更に煽られたのか私のお腹の前にあるものがまた硬さを増したような気がする。

「ふふ、かわいい。想像したら興奮した?中のうねりが強くなったよ。そろそろ指だけじゃ物足りなくなってきたかな?」

嬉しそうにそう言いながらリオン様がゆっくりと私の中に埋めていた指を引き抜く。

「ふ、うぅっ・・・!」

中をぐるりとかき混ぜられながら、指が抜ける感触を私に味わわせるようにリオン様にひどくゆっくりと指を引き抜かれて、その感触に歯を食い縛るようにして耐える。

い、いじわるだ。なんていじわるなんだろう。

ぬちゅ、とわざと粘っこい水音を立てて指を抜かれたあそこがひくひく痙攣しているのが分かる。

それでもまだなんとか膝立ちのままでいれば、

「さて・・・それじゃあレジナス、僕から先にユーリをいただいてもいいかな?」

というリオン様の声が背後でした。

あ、そっか、二人だから順番とか決めるんだ・・・と回らない頭でぼんやりと思う。

何しろ四人も伴侶がいても今までは順番に一人ずつと夜を過ごしていたのだ、二人一緒に相手にするのは初めての経験で何をどうするのかがいまいちよく分からない。

・・・ていうか、一人でも相手をするのは大変だったのに二人いっぺんにとかイリューディアさんの加護の力があるとはいえ大丈夫なのかな・・・。

そんな事を考えていたら、ふいに私のお尻にまたレジナスさんの手がかかった。

「きゃっ・・・⁉︎」

レジナスさんに寄りかかり、僅かに前傾した姿勢のままその大きな手で丸いお尻の両方の丘をしっかりと捉えられて、くっと両側に開くようにされる。

「ふぁっ、レジナスさん、何して・・・!」

これじゃレジナスさんの両手に割り開かれて、私の大事なところが後ろにいるリオン様に丸見えになってしまう。

だけどそんな私に構わずレジナスさんは

「お先にどうぞ、リオン様」

と言いながらお尻を掴んだまま私の尾てい骨の辺りを撫でた。その刺激にまた感じて抗議どころか声にならない声が漏れる。

「じゃあ遠慮なく。僕の方にお尻を突き出してるユーリ、すごく官能的だよ。」

リオン様も私の腰を後ろからしっかりと掴み直すと、そのまま一気に自分の猛ったモノを突き入れて来た。

「ああぁっ⁉︎」

指とは全然違う刺激にすぐにイってしまい、

「挿れただけで感じてイっちゃうの、すごくかわいいね。」

と後ろから耳を噛まれた。そのままゆっくりと長めのストロークでまるで乗馬でもしているようなリズムで奥の奥まで丁寧に突かれると、そのたびにピリリと背中に快楽が走り目の奥に火花が散る。

そして私とレジナスさんのお腹の間ではリオン様の動きに合わせてレジナスさんのものも揺れると腰を動かすリズムに合わせてべちん、と私のお腹を打った。

レジナスさんのものの先端から溢れて滲み出している先走りとべちべちと下腹部を打たれるその刺激にどうしようもなく感じてしまう。

「やっぱり前よりも奧に届きやすくなってる。四人それぞれと過ごして受け入れやすくなってるのかな?」

ゆるゆると腰を打ちつけながら言ったリオン様はでも、と続けて段々と四つん這いに近いほど前傾していた私を突然がばりと仰向けにして自分の上に乗せるようにした。

「やぁ・・・っ⁉︎」

しかも器用にも足を絡めてぱっかりと股を開いたような状態にされたので、繋がっているところがレジナスさんにまるで見せつけるかのように丸見えになってしまっている。

「やあ、見ないで・・・っ」

あまりの恥ずかしさに泣きそうになれば、そんな私を見たレジナスさんのものが繋がっている私とリオン様の前でぶるりと震えた。ひぃっ、まさか興奮してる⁉︎

「ユーリの乳首はまだまだ小ぶりで慎ましいくらいの可愛さなのに、ここは前よりも大きくなった気がするんだよねぇ。どうレジナス、君もそう思わない?」

「ひぃん・・・ッ」

レジナスさんの眼前でリオン様が私のクリトリスを包んでいた皮を捲り上げてその粒を露出させた。

ぐちゅぐちゅとお腹の中を突き上げるようにされるだけでもかなりなのに、そこに更に加わった新たな刺激に蜜が溢れるのが止まらない。

リオン様に捲り上げられたそこを見つめるレジナスさんの目尻が赤く染まっている。そ、そんなにじっくり見ないで欲しい。

そこを隠そうと力の入らない両手をふらふらとかざしたら、その手をレジナスさんに取られた。

「ふぇっ⁉︎」

どうした、と思う間もなくレジナスさんの頭が私とリオン様の繋がっているその部分に埋まる。

そのままリオン様に剥かれたクリトリスをまたあの肉厚な舌でべろりと舐められ、強く吸われた。

「~~~ッ・・・‼︎」

ビクッと今までで一番大きく腰が跳ねて自分でもはっきり分かるくらい派手に潮を吹く。

だけどレジナスさんはそれに構わず、なんならその吹いた潮ごとクリトリスを吸い上げるとそこに顔を寄せたまま喋った。

「確かに、俺と過ごした頃よりも大きく捉えやすくなっていますね。反応ももっとずっと良くなっています。」

「ひんッ、そんなとこで・・・っ、しゃ、しゃべらないでっ・・・」

話す吐息がかかってまたそこが切なくなり、私の中のリオン様を無意識のうちに締め上げてしまう。

「んっ・・・。ユーリ、締めすぎ。そんな事されたら堪らないよ」

仰向けになった私の下からリオン様が少し余裕のなくなった声で言う。

「だ、だってぇ・・・っ‼︎」

レジナスさんが。そう言いたかったけど、そのレジナスさんはまた私の下腹部に顔を埋めクリトリスを愛撫し始めたので言葉が続かない。

外からレジナスさんに刺激され、中はリオン様に捏ねられるように奧まで突かれてそのモノで満たされている。

あまりの快楽の強さに頭がクラクラしていたら、リオン様が「あ、光った」と言った。

どうやら強すぎる快楽に遭った時にその辛さを緩和するイリューディアさんの加護の力が働いたらしい。

「そろそろユーリも限界かな?じゃあ僕もイかせてもらおう。ユーリ、ユーリの赤ちゃんを作る部屋に直接注がせてね?」

そう言ったリオン様が一際強く腰をぐりっ、と回すように押し付けてきた。

「ひっ・・・!」

奥の行き止まりにぴったりとその切先が付けられて、そんなはずはないのにそこにくぽっ、とはまり込んだような気がする。

そのまま一気に注がれるのと同時に、それに合わせるように私のあそこへ頭を寄せていたレジナスさんもクリトリスを軽く噛んで刺激して来た。

その両方から与えられる快楽に私の体は大きく震えると今日一番の強い光を放ったのだった。




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