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番外編
夢で会えたら 3
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「・・・つまりこの子は、以前ユーリとレニが勇者様の時代に迷い込んだ時のように未来から僕らの所へ迷い込んで来たっていうの?」
コトコトと軽快な音とリズムを刻む馬車の中、リオン様はシャル君をちらっと見やった。
シャル君は今、私の膝を枕にすうすうと寝入っている。
馬車に乗る直前にカティヤ様が
「馬車の中ではお兄様へ色々と説明することもあるでしょうし、それをシャル君に聞かれないようにしましょう」
と、シャル君の小さな額へと祝福のように柔らかな口付けを一つ落とすと、その白くたおやかな手でシャル君の目を覆った。
その手がぽうっと淡く光ったと思えば次の瞬間にはもう、シャル君はすやすやと眠っている。
ごく軽い睡眠魔法ですよ、と微笑むカティヤ様に見送られてシャル君を膝枕しながら私は今までリオン様とその隣に座るレジナスさんに事の次第を説明していたのだ。
「この子供がリオン様とユーリの・・・」
レジナスさんは自分の正面に座る私と眠っているシャル君を食い入るようにじっと見つめている。真面目な顔つきのその目も、とても真剣だ。
「髪色はリオン様よりも明るい金髪ですけど、その柔らかい手触りとか青い目や顔立ちはすごくリオン様の雰囲気があるんですよね~・・・」
さわさわとシャル君の髪を撫でながら言えばリオン様も
「だけどこの眠っている顔はユーリに似ている気がするよ。・・・でも、そうか。この子が・・・」
私に見せるのとはまた違う、初めて見る優しい目つきでシャル君の髪をそっと撫でた。
「シャル、って言うんだね。かわいらしい名前じゃないか。ユーリが名付けたのかな、それとも僕かな。」
そう言うリオン様に「きっと二人で仲良く相談して付けたに違いありません。」と優しい目で頷くレジナスさんがちょっぴりリオン様を羨ましそうにしているようにも見えてつい、
「そう言えばシャル君、一つ下の弟がいるそうですよ。多分・・・ていうか、話を聞く限りではその、確実に私とレジナスさんの子供みたいなんですけど・・・」
と言ってしまった。その言葉にびくりと体を震わせて固まったレジナスさんは目を見開く。と思うとその目元から耳までがみるみる赤く染まっていった。
あ、なんだろう。この反応はもし私に赤ちゃんが出来て「妊娠しました」ってレジナスさんに伝えたとしたら、その時にされそうなリアクションな気がする。
紅潮した真面目な顔つきの中にうっすらと見える嬉しそうな雰囲気。
ぱくぱくと声の出ないまま何度か口もとを動かしたレジナスさんがやっと
「そ・・・れは、本当か・・・?リオン様だけでなく、俺にもユーリとの間に子が授かるのか・・・弟、ということは息子なのか」
と呟いた。その口ぶりにも嬉しさが滲んでいる。俺が父親に・・・とも言っているけど、ちょっと待って欲しい。
確かに将来的にはそうかも知れないけどまるでなんだか私が今妊娠してるみたいなその反応がなんだか照れる。何これ?
レジナスさんにつられて私までなんだか顔が熱くなってきた気がしてそれを誤魔化すために俯くと、聞かれてもいないシャル君の言っていたラーズ君という子の話をべらべら話してしまった。
「えっと、名前はラーズ君で弟だけどシャル君よりも少しだけ背が高いそうです。それってレジナスさんに似て大きいってことなんですかね?それにまだ三歳なのにもう短剣をふるえるし、それでお兄ちゃんのシャル君を守ろうとしてるとか。その辺りも剣に優れているレジナスさんに似てるし、リオン様に似たお兄ちゃんを守ろうとするのもリオン様の護衛をしていたレジナスさんぽくて、さすが血は争えないっていうか」
「ユーリ、顔が真っ赤だよ」
ごちゃごちゃ言う私を見てリオン様が吹き出した。
「見て、レジナスも同じくらい赤い」
その言葉に顔をあげれば、斜め前に座っているレジナスさんも真っ赤だ。
そんな私達を見てリオン様は
「そうか、僕の子のすぐ下の弟はレジナスの子かぁ・・・。兄弟仲も良さそうでいいね、嬉しいよ。早く二人一緒にいるところを見たいなあ。シャルとラーズに早く会うためには僕とレジナスはもっと頑張らないといけないんだね。また休暇を取ろうか?」
と意味ありげに、シャル君の頭を撫でる私の手の甲を円を描くように指先でくるりと撫でた。
「子供のいる場所でそういう妖しい発言や手つきはしないでください!」
シャル君を起こさないように声をひそめて注意すれば、ほんのかわいい冗談じゃないかと笑ったリオン様はそうだね・・・と少し考えた後、
「とりあえずこの子は奥の院には連れ帰らない方がいい。あまりたくさんの者達に会わせると、元からこの子が知っている者達との違いに気付いて自分のおかれた状況に混乱してしまうかも知れないからね。」
と言う。
「え、じゃあシャル君だけを解決方法が分かるまでどこかに隔離するんですか⁉︎」
それはシャル君が心細くないだろうか。そう思った私に、
「王都の森林に僕らがピクニックに行った時に立ち寄った湖畔の別邸があるでしょう?あそこなら静かだし小さめの宮だから世話人はそれほど必要ない。なるべく早く選女の泉へ行けるように手配するから準備が整うまで二、三日はそこで過ごそう。勿論ユーリも一緒にね。世話人もシンシアとマリーだけを側に置いてあとは極力シャルが他人の目に触れないようにするんだ。」
と説明したリオン様はレジナスさんにアイコンタクトをした。
レジナスさんもそれに頷くと窓から顔を出して御者台に何かを伝えている。きっと奥の院に帰らずに真っ直ぐこのまま湖畔の別邸に向かうんだろう。
「僕やレジナスもノイエ領へ行く準備が整うまではなるべくシャルと一緒にいてあげようと思う。僕が父親だっていうなら僕も側にいた方が安心するだろうしシャルの弟、ラーズの父親であるレジナスもいる方がきっと気は休まるんじゃないかな。」
そう話しながら、眠るシャル君を優しい手つきで撫でるリオン様は
「お腹が空いておやつを食べたいって言ってたんだよね?シャルは何が好きかな。ユーリと同じ焼き菓子なのか、それともまだ小さいからもっと柔らかいプリンやゼリーみたいなものがいいかな?色んな種類のたくさんのお菓子を準備させようか。」
と微笑みレジナスさんは
「リオン様、こんなに小さいうちからあまり甘いものを与え過ぎては虫歯になりますし、普通の食事を嫌がってお菓子ばかり欲しがるような悪いクセがつくかもしれません。おやつは適度に与えてしっかり運動させ、きちんとした食事で体を作らなければ」
と忠告している。うーん、甘やかしのリオン様に幼い子にもきっちり厳しいレジナスさんと、なんだかものすごく性格や教育方針が分かってしまう。
面白いなあと思わず笑みがこぼれれば、いつの間にかちょうど馬車があの湖畔の別邸に着いたようだった。
ガタンという馬車の止まる音にふっ、と目を覚ましたシャル君が自分の目元をこすりながら私の膝から起き上がった。
「ここ、どこですか・・・」
「王都の森林の中にある、湖畔近くの別邸ですよ。今日から何日かはここに滞在するんです。」
そう教えてあげれば、
「え・・・王都ですか?いつの間にノイエ領から戻ってきたんですか?ボク、そんなに長く寝てましたか?ラーズは?」
とシャル君は辺りをきょろきょろする。どうやら王都にいつのまにか戻って来たのに弟が一緒にいないのが不思議らしい。
「ラーズは・・・おじいさまが一緒に遊ぶんだと言って連れて行ってしまったよ。」
とっさにリオン様がそんなウソをついた。どうやら前陛下の孫バカ猫可愛がりっぷりを利用するつもりらしいけど、そんな適当なウソに騙されてくれるだろうか。
と、心配したのは一瞬だった。シャル君はええー、またですか?と頬を膨らませた。
「おじいちゃま、いっつも急にボクやラーズをお泊まりにむかえにきちゃうんだから。ラーズ、大丈夫かな?ひとりでさびしくないかな?」
その言葉にリオン様が微笑んでシャル君を抱き上げる。
「弟の心配をするなんてシャルは優しい子だね。それにしてもおじいさまは悪い人だ。自分が遊びたいからって突然迎えに来てしまうなんて、まるで人攫いだよ。」
なぜか無実のナジムート前陛下がディスられている。しかもリオン様のウソで孫からの心証が悪くなった。これ、未来に帰ってからも「おじいちゃまキライ!」とかにならないよね?
心配する私を尻目にシャル君は
「とうさまの抱っこ、久しぶりで嬉しいです!」
と無邪気に笑い、レジナスさんもそんなシャル君を
「あまりはしゃぐと落ちるから気を付けて、しっかりリオン様に掴まれ」
と微笑ましく見守っている。
その様子にはどこかほのぼのとした空気が漂っていて、こんな未来が待っているのかと思うと私はなんだか胸がいっぱいになるような、暖かい気持ちに包まれた。
コトコトと軽快な音とリズムを刻む馬車の中、リオン様はシャル君をちらっと見やった。
シャル君は今、私の膝を枕にすうすうと寝入っている。
馬車に乗る直前にカティヤ様が
「馬車の中ではお兄様へ色々と説明することもあるでしょうし、それをシャル君に聞かれないようにしましょう」
と、シャル君の小さな額へと祝福のように柔らかな口付けを一つ落とすと、その白くたおやかな手でシャル君の目を覆った。
その手がぽうっと淡く光ったと思えば次の瞬間にはもう、シャル君はすやすやと眠っている。
ごく軽い睡眠魔法ですよ、と微笑むカティヤ様に見送られてシャル君を膝枕しながら私は今までリオン様とその隣に座るレジナスさんに事の次第を説明していたのだ。
「この子供がリオン様とユーリの・・・」
レジナスさんは自分の正面に座る私と眠っているシャル君を食い入るようにじっと見つめている。真面目な顔つきのその目も、とても真剣だ。
「髪色はリオン様よりも明るい金髪ですけど、その柔らかい手触りとか青い目や顔立ちはすごくリオン様の雰囲気があるんですよね~・・・」
さわさわとシャル君の髪を撫でながら言えばリオン様も
「だけどこの眠っている顔はユーリに似ている気がするよ。・・・でも、そうか。この子が・・・」
私に見せるのとはまた違う、初めて見る優しい目つきでシャル君の髪をそっと撫でた。
「シャル、って言うんだね。かわいらしい名前じゃないか。ユーリが名付けたのかな、それとも僕かな。」
そう言うリオン様に「きっと二人で仲良く相談して付けたに違いありません。」と優しい目で頷くレジナスさんがちょっぴりリオン様を羨ましそうにしているようにも見えてつい、
「そう言えばシャル君、一つ下の弟がいるそうですよ。多分・・・ていうか、話を聞く限りではその、確実に私とレジナスさんの子供みたいなんですけど・・・」
と言ってしまった。その言葉にびくりと体を震わせて固まったレジナスさんは目を見開く。と思うとその目元から耳までがみるみる赤く染まっていった。
あ、なんだろう。この反応はもし私に赤ちゃんが出来て「妊娠しました」ってレジナスさんに伝えたとしたら、その時にされそうなリアクションな気がする。
紅潮した真面目な顔つきの中にうっすらと見える嬉しそうな雰囲気。
ぱくぱくと声の出ないまま何度か口もとを動かしたレジナスさんがやっと
「そ・・・れは、本当か・・・?リオン様だけでなく、俺にもユーリとの間に子が授かるのか・・・弟、ということは息子なのか」
と呟いた。その口ぶりにも嬉しさが滲んでいる。俺が父親に・・・とも言っているけど、ちょっと待って欲しい。
確かに将来的にはそうかも知れないけどまるでなんだか私が今妊娠してるみたいなその反応がなんだか照れる。何これ?
レジナスさんにつられて私までなんだか顔が熱くなってきた気がしてそれを誤魔化すために俯くと、聞かれてもいないシャル君の言っていたラーズ君という子の話をべらべら話してしまった。
「えっと、名前はラーズ君で弟だけどシャル君よりも少しだけ背が高いそうです。それってレジナスさんに似て大きいってことなんですかね?それにまだ三歳なのにもう短剣をふるえるし、それでお兄ちゃんのシャル君を守ろうとしてるとか。その辺りも剣に優れているレジナスさんに似てるし、リオン様に似たお兄ちゃんを守ろうとするのもリオン様の護衛をしていたレジナスさんぽくて、さすが血は争えないっていうか」
「ユーリ、顔が真っ赤だよ」
ごちゃごちゃ言う私を見てリオン様が吹き出した。
「見て、レジナスも同じくらい赤い」
その言葉に顔をあげれば、斜め前に座っているレジナスさんも真っ赤だ。
そんな私達を見てリオン様は
「そうか、僕の子のすぐ下の弟はレジナスの子かぁ・・・。兄弟仲も良さそうでいいね、嬉しいよ。早く二人一緒にいるところを見たいなあ。シャルとラーズに早く会うためには僕とレジナスはもっと頑張らないといけないんだね。また休暇を取ろうか?」
と意味ありげに、シャル君の頭を撫でる私の手の甲を円を描くように指先でくるりと撫でた。
「子供のいる場所でそういう妖しい発言や手つきはしないでください!」
シャル君を起こさないように声をひそめて注意すれば、ほんのかわいい冗談じゃないかと笑ったリオン様はそうだね・・・と少し考えた後、
「とりあえずこの子は奥の院には連れ帰らない方がいい。あまりたくさんの者達に会わせると、元からこの子が知っている者達との違いに気付いて自分のおかれた状況に混乱してしまうかも知れないからね。」
と言う。
「え、じゃあシャル君だけを解決方法が分かるまでどこかに隔離するんですか⁉︎」
それはシャル君が心細くないだろうか。そう思った私に、
「王都の森林に僕らがピクニックに行った時に立ち寄った湖畔の別邸があるでしょう?あそこなら静かだし小さめの宮だから世話人はそれほど必要ない。なるべく早く選女の泉へ行けるように手配するから準備が整うまで二、三日はそこで過ごそう。勿論ユーリも一緒にね。世話人もシンシアとマリーだけを側に置いてあとは極力シャルが他人の目に触れないようにするんだ。」
と説明したリオン様はレジナスさんにアイコンタクトをした。
レジナスさんもそれに頷くと窓から顔を出して御者台に何かを伝えている。きっと奥の院に帰らずに真っ直ぐこのまま湖畔の別邸に向かうんだろう。
「僕やレジナスもノイエ領へ行く準備が整うまではなるべくシャルと一緒にいてあげようと思う。僕が父親だっていうなら僕も側にいた方が安心するだろうしシャルの弟、ラーズの父親であるレジナスもいる方がきっと気は休まるんじゃないかな。」
そう話しながら、眠るシャル君を優しい手つきで撫でるリオン様は
「お腹が空いておやつを食べたいって言ってたんだよね?シャルは何が好きかな。ユーリと同じ焼き菓子なのか、それともまだ小さいからもっと柔らかいプリンやゼリーみたいなものがいいかな?色んな種類のたくさんのお菓子を準備させようか。」
と微笑みレジナスさんは
「リオン様、こんなに小さいうちからあまり甘いものを与え過ぎては虫歯になりますし、普通の食事を嫌がってお菓子ばかり欲しがるような悪いクセがつくかもしれません。おやつは適度に与えてしっかり運動させ、きちんとした食事で体を作らなければ」
と忠告している。うーん、甘やかしのリオン様に幼い子にもきっちり厳しいレジナスさんと、なんだかものすごく性格や教育方針が分かってしまう。
面白いなあと思わず笑みがこぼれれば、いつの間にかちょうど馬車があの湖畔の別邸に着いたようだった。
ガタンという馬車の止まる音にふっ、と目を覚ましたシャル君が自分の目元をこすりながら私の膝から起き上がった。
「ここ、どこですか・・・」
「王都の森林の中にある、湖畔近くの別邸ですよ。今日から何日かはここに滞在するんです。」
そう教えてあげれば、
「え・・・王都ですか?いつの間にノイエ領から戻ってきたんですか?ボク、そんなに長く寝てましたか?ラーズは?」
とシャル君は辺りをきょろきょろする。どうやら王都にいつのまにか戻って来たのに弟が一緒にいないのが不思議らしい。
「ラーズは・・・おじいさまが一緒に遊ぶんだと言って連れて行ってしまったよ。」
とっさにリオン様がそんなウソをついた。どうやら前陛下の孫バカ猫可愛がりっぷりを利用するつもりらしいけど、そんな適当なウソに騙されてくれるだろうか。
と、心配したのは一瞬だった。シャル君はええー、またですか?と頬を膨らませた。
「おじいちゃま、いっつも急にボクやラーズをお泊まりにむかえにきちゃうんだから。ラーズ、大丈夫かな?ひとりでさびしくないかな?」
その言葉にリオン様が微笑んでシャル君を抱き上げる。
「弟の心配をするなんてシャルは優しい子だね。それにしてもおじいさまは悪い人だ。自分が遊びたいからって突然迎えに来てしまうなんて、まるで人攫いだよ。」
なぜか無実のナジムート前陛下がディスられている。しかもリオン様のウソで孫からの心証が悪くなった。これ、未来に帰ってからも「おじいちゃまキライ!」とかにならないよね?
心配する私を尻目にシャル君は
「とうさまの抱っこ、久しぶりで嬉しいです!」
と無邪気に笑い、レジナスさんもそんなシャル君を
「あまりはしゃぐと落ちるから気を付けて、しっかりリオン様に掴まれ」
と微笑ましく見守っている。
その様子にはどこかほのぼのとした空気が漂っていて、こんな未来が待っているのかと思うと私はなんだか胸がいっぱいになるような、暖かい気持ちに包まれた。
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