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番外編
二虎が追う者一兎を逃さず 3
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シグウェルさんの舌に与えられる刺激に足はひくひく跳ねて、両手はその快楽を耐えるようにぎゅっとシーツを握りしめる。
強くつぶった瞼の裏にはチカチカと白い光が火花のように点滅している感じがした。
何も見えないはずなのに、与えられる快楽を一つ残さず拾い上げるこの体はシグウェルさんの舌の動きをしっかり感じ取っている。
尖らせた舌先で器用に皮をめくり上げ、粒を露出させるとそのままつついたりくるりと舐め回したり、時には軽く歯を立てたりしているのが分かってしまうほどに。
と、ふとそこから口を離して
「まるで真っ赤な薔薇の花の蕾のようだな。ここも前より幾分育っているような気がする。おかげで捉えやすい。」
そんな事を言ってふっと息を吹きかけられた。その刺激にまたぞくぞくとした快感が背中を這い上ってくる。
「ひぅ・・・っん、も、もう」
「止めるか?」
言いかけた私に間髪入れずにそう聞いて来た。
う・・・やめて欲しい気もするけどこんな中途半端にされても辛い。
何よりこんな風に快楽に飼い慣らされてしまったような身としては正直これだけでは物足りない、もっと気持ち良くなりたいと心のどこかで思ってしまっている。
「や、やめないでぇ・・・っ」
自然とそんな言葉が口をついて出てしまった。
それを聞いたシグウェルさんが
「いい子だ」
と満足げに笑ったのが涙が滲んでぼんやりとした視界の向こうに見える。
・・・あれ?今私、何を言ったんだろう・・・?
ぼうっとする頭でそんな事を考えていたら、ぐいと片足を持ち上げられた感触がした。
ハッとした時にはもう、私の右足がシグウェルさんの肩の上にある。
あっ・・・これダメ、ダメなやつ!
新婚休暇での経験を思い出してストップをかけたくなったけど、その時にはもうぐぷんっ、とシグウェルさんの熱いものがひと息に私の中に挿れられていた。
「あぁアッ・・・!やぁっ、それ、深いから・・・っ‼︎」
一気に奥まで押し込まれた衝撃にぷしっ、と潮を吹いて入口が痺れたような感覚になる。
ぎゅっと足の指が丸まって内腿がビクビク震えるのが止まらない。
「・・・まだ挿れただけなんだがもうイったんだな。君の魔力の香りが一段と強くなっているぞ。動いても大丈夫か?」
肩の上に抱え上げた私の太ももの内側に愛おしそうに口付けながらシグウェルさんがそんな事を言う。
口付けは触れるような本当に軽いものなのに、それにも私の中は敏感に反応してシグウェルさんのものを強く締め付けて収縮した。
「おい、キツすぎる。もっと力を抜いてくれないか」
少し眉根を寄せて僅かに苦しそうな顔をしたシグウェルさんに何故かお腹の奥がきゅんとする。
こんな顔をさせているのが私だとか、シグウェルさんのこんな顔を見られるのが私だけだと思うとたまらなく愛しくなった。
だけどそう思うとますます私の中はぎゅっと締め付けて離さないような形になったらしく、さっきよりもシグウェルさんの眉間の皺が深まった。
「くっ、仕方ないな、このまま動くが文句は言うなよ・・・っ?」
片手を私の身体の横につき、もう片方の手は抱え上げた右足をしっかりと掴みなおすとシグウェルさんは大きく腰を引いた。
私のお腹の奥深くに埋められていたシグウェルさんのものが、締め付けて離さない内壁をごりごりと強引に削りながら出て行こうとしている。
「はアッ、やん・・・っ、あ‼︎」
ぐっと大きく引か抜かれ、入り口の浅いところまで行く間にその傘の部分が私の弱いところ・・・さっきシグウェルさんがシェラさんに苛められて厚くなったと話していたところを引っ掛けて削るように刺激した。
「~~ッ・・・‼︎」
ダメ、気持ち良すぎる。くっと歯を食い縛って耐えようとした。
耐えようとしたけど、入り口近くまで引き戻されたあの熱くて硬いものはまたすぐにぐっと中に押し込まれて来て同じところをもう一度抉るように刺激してくる。
そのまま奥の奥まで突かれれば、その切先はゴツンと子宮の入り口を叩いた。
「や、奥、やあ・・・ッ。当たってるの・・・‼︎」
食い縛っていた口から言葉が漏れて、奥に当たる何とも言えない気持ち良さを逃そうといやいやをするように頭を振る。
思い出した。この奥に当たる感覚の気持ち良さをしつこい位覚え込ませようとしてきたのがシェラさんだった。
その前からこの奥に当たる感覚については訳の分からない気持ち良さがあると思っていたけど、シェラさんとの休暇を過ごしている時にそれが癖になりそうなくらいそこをしつこく攻められた。
今一緒にいるのはシグウェルさんなのに、この奥に当たる感覚でそれを思い出してしまった。
そしてそれを一度思い出してしまえば、より一層私の奥は貪欲にその快楽を求める。
すると私が思わずこぼした言葉を聞いたシグウェルさんは、意地悪をするように
「奥に当たるのは嫌か?君には痛いことも怖いこともしないと約束したからな。嫌がることもするつもりはないから奥はやめておくか?」
と腰を引いてぬちゅぬちゅと浅いところだけを試すように突きながら言ってきた。
「んぅ・・・、奥、欲しいです・・・」
もっと深く突いて欲しい。ぎゅっと抱きしめて欲しい。
もしかしてそれも口に出ていたんだろうか。
抱えていた私の足を下ろしたシグウェルさんは私の上に覆い被さるように影を落とすと、耳元で囁いた。
「ああ、全部君の言う通りにしよう。望み通り、君の奥にもぴったりと寄り添おう。」
その言葉通り私のお腹が熱杭で奥までぐっと押し広げられていく。
そしてさっきよりも優しい刺激でとん、と奥を突かれた。
「ほら、これでいいか?」
そんな事を言いながらシグウェルさんはとんとんとそこを突く。
「君の望み通りだ。君の奥の入り口に口付けている。」
「そっ、そんなこと言わないで・・・ぇっ・・・」
ゆるゆると奥を叩かれ続けていると気持ち良さに頭がおかしくなりそうだ。
シグウェルさんの動きにぞくぞくする快感は止まないで、それを何とかしようとその背中に手を回して抱きしめる。
「そんなにきつく抱きしめられると君の顔が見えないのが残念だが、一度イかせてもらってもいいか?ナカもだいぶきつく俺を締め付けているから我慢出来そうにない」
「そんなの、許可とかべつに・・・っ」
いらないし。聞かなくていいし。
そう言いたかったけど、その前にシグウェルさんの方が先に「そうか」と薄く笑った気がした。
直後に、今まで優しく奥を突いていた動きが大きく激しくなった。
さっきの、私の中をごりごりと削り取るような激しい動きで子宮の入口も強く叩かれる。
そのあまりの落差にまた目の奥で火花が散って、あっという間に私はまた絶頂を迎えてしまった。
シグウェルさんも、その後を追うように一際大きく私の奥に自分のものを叩きつけるようにゴツンとぶつけ、子宮の入り口にぴったりとその先をつけたまま熱いものを吐き出した。
子宮の中に直接注がれているそのなんとも言えない感触や、びくびくと震えながら種を吐き出しているシグウェルさんのモノの感触まで敏感な私の身体は全部はっきりと受け止めている。
はあはあと息をつきながらぐったりしていれば、シグウェルさんは私の乱れた髪の毛を直してくれながら浄化魔法をかけて身体も綺麗にしてくれた。
・・・魔法って、こういう時便利だよね。
シグウェルさんはベッドボードに寄りかかり、ぐったりした私をぬいぐるみみたいに後ろから抱きしめながら首筋や耳の後ろに口付けを落としている。
これでホントに魔力量が増えたかどうかなんて分かるのかな。
そう思って
「それで・・・どうですか?何か」
分かりましたか、と聞こうとした時だ。
おもむろに寝室の扉が開いた。
深夜なのに一体誰が⁉︎と一瞬身を固くすれば、薄暗がりの扉から入って来た人影は私達を見てぴたりと動きを止める。
そして話しかけて来たその声は。
「おや・・・もう始めてしまっていましたか?」
シェラさんだ。何で⁉︎ていうか私、裸だし思いっきり事後なんですけど⁉︎
固まったまま、頭の中ではパニックになっている私とは逆にシグウェルさんは、
「始めているどころかもう一度終えてしまったんだが。君が来るのが遅すぎる。」
と平然としている。・・・え?何なの、その二人だけで通じる会話は。
その言い方だとシェラさんは私とシグウェルさんがいたしている事を知ってるみたいだけど、それなのになんでこうも堂々と入って来たんだろうか。しかもシグウェルさんはそれを普通に受け入れているのも変じゃない?
そんな私の疑問はシェラさんの次の一言で全部解決してしまった。
「それは申し訳ありません。さ、それでは早速オレも混ぜてください。」
強くつぶった瞼の裏にはチカチカと白い光が火花のように点滅している感じがした。
何も見えないはずなのに、与えられる快楽を一つ残さず拾い上げるこの体はシグウェルさんの舌の動きをしっかり感じ取っている。
尖らせた舌先で器用に皮をめくり上げ、粒を露出させるとそのままつついたりくるりと舐め回したり、時には軽く歯を立てたりしているのが分かってしまうほどに。
と、ふとそこから口を離して
「まるで真っ赤な薔薇の花の蕾のようだな。ここも前より幾分育っているような気がする。おかげで捉えやすい。」
そんな事を言ってふっと息を吹きかけられた。その刺激にまたぞくぞくとした快感が背中を這い上ってくる。
「ひぅ・・・っん、も、もう」
「止めるか?」
言いかけた私に間髪入れずにそう聞いて来た。
う・・・やめて欲しい気もするけどこんな中途半端にされても辛い。
何よりこんな風に快楽に飼い慣らされてしまったような身としては正直これだけでは物足りない、もっと気持ち良くなりたいと心のどこかで思ってしまっている。
「や、やめないでぇ・・・っ」
自然とそんな言葉が口をついて出てしまった。
それを聞いたシグウェルさんが
「いい子だ」
と満足げに笑ったのが涙が滲んでぼんやりとした視界の向こうに見える。
・・・あれ?今私、何を言ったんだろう・・・?
ぼうっとする頭でそんな事を考えていたら、ぐいと片足を持ち上げられた感触がした。
ハッとした時にはもう、私の右足がシグウェルさんの肩の上にある。
あっ・・・これダメ、ダメなやつ!
新婚休暇での経験を思い出してストップをかけたくなったけど、その時にはもうぐぷんっ、とシグウェルさんの熱いものがひと息に私の中に挿れられていた。
「あぁアッ・・・!やぁっ、それ、深いから・・・っ‼︎」
一気に奥まで押し込まれた衝撃にぷしっ、と潮を吹いて入口が痺れたような感覚になる。
ぎゅっと足の指が丸まって内腿がビクビク震えるのが止まらない。
「・・・まだ挿れただけなんだがもうイったんだな。君の魔力の香りが一段と強くなっているぞ。動いても大丈夫か?」
肩の上に抱え上げた私の太ももの内側に愛おしそうに口付けながらシグウェルさんがそんな事を言う。
口付けは触れるような本当に軽いものなのに、それにも私の中は敏感に反応してシグウェルさんのものを強く締め付けて収縮した。
「おい、キツすぎる。もっと力を抜いてくれないか」
少し眉根を寄せて僅かに苦しそうな顔をしたシグウェルさんに何故かお腹の奥がきゅんとする。
こんな顔をさせているのが私だとか、シグウェルさんのこんな顔を見られるのが私だけだと思うとたまらなく愛しくなった。
だけどそう思うとますます私の中はぎゅっと締め付けて離さないような形になったらしく、さっきよりもシグウェルさんの眉間の皺が深まった。
「くっ、仕方ないな、このまま動くが文句は言うなよ・・・っ?」
片手を私の身体の横につき、もう片方の手は抱え上げた右足をしっかりと掴みなおすとシグウェルさんは大きく腰を引いた。
私のお腹の奥深くに埋められていたシグウェルさんのものが、締め付けて離さない内壁をごりごりと強引に削りながら出て行こうとしている。
「はアッ、やん・・・っ、あ‼︎」
ぐっと大きく引か抜かれ、入り口の浅いところまで行く間にその傘の部分が私の弱いところ・・・さっきシグウェルさんがシェラさんに苛められて厚くなったと話していたところを引っ掛けて削るように刺激した。
「~~ッ・・・‼︎」
ダメ、気持ち良すぎる。くっと歯を食い縛って耐えようとした。
耐えようとしたけど、入り口近くまで引き戻されたあの熱くて硬いものはまたすぐにぐっと中に押し込まれて来て同じところをもう一度抉るように刺激してくる。
そのまま奥の奥まで突かれれば、その切先はゴツンと子宮の入り口を叩いた。
「や、奥、やあ・・・ッ。当たってるの・・・‼︎」
食い縛っていた口から言葉が漏れて、奥に当たる何とも言えない気持ち良さを逃そうといやいやをするように頭を振る。
思い出した。この奥に当たる感覚の気持ち良さをしつこい位覚え込ませようとしてきたのがシェラさんだった。
その前からこの奥に当たる感覚については訳の分からない気持ち良さがあると思っていたけど、シェラさんとの休暇を過ごしている時にそれが癖になりそうなくらいそこをしつこく攻められた。
今一緒にいるのはシグウェルさんなのに、この奥に当たる感覚でそれを思い出してしまった。
そしてそれを一度思い出してしまえば、より一層私の奥は貪欲にその快楽を求める。
すると私が思わずこぼした言葉を聞いたシグウェルさんは、意地悪をするように
「奥に当たるのは嫌か?君には痛いことも怖いこともしないと約束したからな。嫌がることもするつもりはないから奥はやめておくか?」
と腰を引いてぬちゅぬちゅと浅いところだけを試すように突きながら言ってきた。
「んぅ・・・、奥、欲しいです・・・」
もっと深く突いて欲しい。ぎゅっと抱きしめて欲しい。
もしかしてそれも口に出ていたんだろうか。
抱えていた私の足を下ろしたシグウェルさんは私の上に覆い被さるように影を落とすと、耳元で囁いた。
「ああ、全部君の言う通りにしよう。望み通り、君の奥にもぴったりと寄り添おう。」
その言葉通り私のお腹が熱杭で奥までぐっと押し広げられていく。
そしてさっきよりも優しい刺激でとん、と奥を突かれた。
「ほら、これでいいか?」
そんな事を言いながらシグウェルさんはとんとんとそこを突く。
「君の望み通りだ。君の奥の入り口に口付けている。」
「そっ、そんなこと言わないで・・・ぇっ・・・」
ゆるゆると奥を叩かれ続けていると気持ち良さに頭がおかしくなりそうだ。
シグウェルさんの動きにぞくぞくする快感は止まないで、それを何とかしようとその背中に手を回して抱きしめる。
「そんなにきつく抱きしめられると君の顔が見えないのが残念だが、一度イかせてもらってもいいか?ナカもだいぶきつく俺を締め付けているから我慢出来そうにない」
「そんなの、許可とかべつに・・・っ」
いらないし。聞かなくていいし。
そう言いたかったけど、その前にシグウェルさんの方が先に「そうか」と薄く笑った気がした。
直後に、今まで優しく奥を突いていた動きが大きく激しくなった。
さっきの、私の中をごりごりと削り取るような激しい動きで子宮の入口も強く叩かれる。
そのあまりの落差にまた目の奥で火花が散って、あっという間に私はまた絶頂を迎えてしまった。
シグウェルさんも、その後を追うように一際大きく私の奥に自分のものを叩きつけるようにゴツンとぶつけ、子宮の入り口にぴったりとその先をつけたまま熱いものを吐き出した。
子宮の中に直接注がれているそのなんとも言えない感触や、びくびくと震えながら種を吐き出しているシグウェルさんのモノの感触まで敏感な私の身体は全部はっきりと受け止めている。
はあはあと息をつきながらぐったりしていれば、シグウェルさんは私の乱れた髪の毛を直してくれながら浄化魔法をかけて身体も綺麗にしてくれた。
・・・魔法って、こういう時便利だよね。
シグウェルさんはベッドボードに寄りかかり、ぐったりした私をぬいぐるみみたいに後ろから抱きしめながら首筋や耳の後ろに口付けを落としている。
これでホントに魔力量が増えたかどうかなんて分かるのかな。
そう思って
「それで・・・どうですか?何か」
分かりましたか、と聞こうとした時だ。
おもむろに寝室の扉が開いた。
深夜なのに一体誰が⁉︎と一瞬身を固くすれば、薄暗がりの扉から入って来た人影は私達を見てぴたりと動きを止める。
そして話しかけて来たその声は。
「おや・・・もう始めてしまっていましたか?」
シェラさんだ。何で⁉︎ていうか私、裸だし思いっきり事後なんですけど⁉︎
固まったまま、頭の中ではパニックになっている私とは逆にシグウェルさんは、
「始めているどころかもう一度終えてしまったんだが。君が来るのが遅すぎる。」
と平然としている。・・・え?何なの、その二人だけで通じる会話は。
その言い方だとシェラさんは私とシグウェルさんがいたしている事を知ってるみたいだけど、それなのになんでこうも堂々と入って来たんだろうか。しかもシグウェルさんはそれを普通に受け入れているのも変じゃない?
そんな私の疑問はシェラさんの次の一言で全部解決してしまった。
「それは申し訳ありません。さ、それでは早速オレも混ぜてください。」
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