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第十九章 聖女が街にやって来た
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ほろ酔い加減のリオン様にまるで抱き枕みたいに抱きしめられたまま眠った翌日。
ふっと目を開ければ目の前が薄暗かった。
小鳥のさえずる声は聞こえてくるからもう朝のはずなのにと思えば、目の前にぼんやりと見えたのはリオン様の呼吸によって規則正しく上下している胸元とシーツだった。
どうやら抱きしめられたままシーツにすっぽりくるまれてしまっていたらしい。
ていうか、リオン様が私よりも先に起きていないなんて珍しい。
まあそれだけぐっすり眠れたってことなんだろう。
「リオン様、起きてください。朝ですよ?」
もぞもぞとその胸元とシーツから顔を出してリオン様を見上げながらそっと揺する。
すると長いまつ毛が僅かに震えてゆっくりと開いたあの青い瞳に見つめられた。
朝日に反射して輝くクリーム色の柔らかな髪の毛が金色に透けて見える。
リオン様の髪色は大声殿下やカティヤ様、国王陛下のような波打つように輝く黄金色とは違って優しいクリーム色をしている。
だけどこうして日の光に透けてみるとその色を変えて金色にも見えるあたり、陛下達と同じ王族なんだなあと改めて感じた。
そんなことを考えながらリオン様が起きるのを見つめていたら、
「おはようユーリ。早起きだね?」
と目が合うやいなやふんわりといつもの微笑みを浮かべて私の頬に手を伸ばしてきた。
「おはようございます!疲れは取れましたか?」
「ユーリが隣にいてくれたおかげかな。すごく良く眠れたよ。これなら毎晩僕の隣で眠ってもらう方がいい・・・?」
話している途中で私の頬を撫でているリオン様の手がぴたりと止まった。
そしてそのまま、何か信じられないものを見たようにあの青い瞳を大きく見開いて私を食い入るように見つめている。
「リオン様?」
なんだろう、私の顔に何かついているのかな。
そう思っていたら
「ユーリ⁉︎」
突然がばっと起き上がったリオン様が、シーツをはいでまだ横になったままの私を頭の先からつま先まで見つめた。そして
「ちょっと起きてみて!」
そう言われてベッドの上に座らせられた。
「な、何です?」
ぺたんとリオン様の前に座り込めば、リオン様はなぜかうっすら紅潮させた自分の頬を隠すように片手でおさえている。
そしてもう片方の手では何かを確かめるように私の頬や肩を撫でながら
「信じられない・・・一体どうして?」
と呟いていた。
と、そこへ軽いノックの音とシェラさんの声がかかる。
「おはようございますユーリ様、お目覚めですか?殿下の声が聞こえたようですが殿下もこちらにおいでなのでしょうか?失礼してもよろしいですか?」
その問いかけに、なぜかリオン様が
「シェラ!すぐに入って来て‼︎」
と私の背後の扉に声をかけた。
そうすればすぐに扉は開き、
「おはようございます殿下。レジナスがもう来ておりますよ。今朝は早朝から会議があると聞いておりますので準備を・・・」
とシェラさんが顔を出した。
リオン様がここにいて一緒に寝たらしいのに動じないでいられると逆に私の方が恥ずかしいんですけど。
そう思って背後のシェラさんの顔を見れないでいたらそんな私の肩をがしっと掴んだリオン様が
「それよりもこれを見て‼︎」
とシェラさんの方へと私の体の向きを変えた。
「ちょっとリオン様、何なんです⁉︎」
よろめいてリオン様に倒れ込み、もたれかかる形でその顔を見上げながら抗議をしたら、
「・・・成長されている?」
シェラさんの呆然とした声が聞こえた。
うん?今なんて?
聞き間違いかとシェラさんを見つめれば、いつものあの朝にそぐわない色気を垂れ流したような笑顔はその顔にない。
声と同じく呆気に取られたような顔で私を見つめていた。
「そうなんだよ!昨夜までは普通だったのに‼︎」
リオン様がまだ私の肩を掴んだまま興奮したように言ったその言葉に私もぽかんとする。
え?成長?・・・言われてみれば昨日よりも着ている夜着がなんとなくきついような気もする。
ちらりと自分の体を見下ろしてみれば、確かに昨日まではほぼ平坦だった私の胸には女性らしい膨らみがある。
それに夜着から覗く足も長くなっているような気がする。
ていうか、長くなってる。だって昨日は膝丈くらいだった夜着の前裾が今は膝上だ。
「な、なんで?私、お酒なんか飲んでませんよ⁉︎」
混乱している私に、いつの間にかシェラさんの後ろ
から顔を覗かせていたエル君が
「今のユーリ様はお酒を飲んで大きくなった時の姿よりいくつか歳下に見えます」
と言った。それを受けてシェラさんも、
「そうですね。歳の頃は16ほどでしょうか・・・。詳しくは触れてみなければ分かりませんが、サイズ感はあの成長された時のお姿にまだ僅かに及ばないように見受けられます。とはいえ、大変お美しいことに変わりはありませんが。」
と言う。
酔っていないのに、一晩寝て起きたら大きくなっている。
これは前にもあった例のタケノコみたいな育ち方だ。
「そうだレジナス!レジナスにもこのユーリの姿を
見せてあげなくちゃ」
ハッとしてそう言ったリオン様は私をお姫様抱っこしてベッドを降りた。
そのまま隣の私達共有の部屋へと向かう。シェラさんとエル君もそれに続いた。
「レジナス!」
バタンと扉を開けたリオン様に抱えられたままの私の目に、隣の部屋で昨日リオン様が読みかけにしていた書類を整えていたレジナスさんの姿が映った。
「リオン様?」
おはようございます、と頭を下げたレジナスさんに
「おはよう、それよりもこれを見て!ユーリが大きくなってる‼︎」
と挨拶を交わすのももどかしいとばかりに抱えたままの私をずいとレジナスさんの目の前に差し出した。
は?と言って顔をあげたレジナスさんと目が合えば、一瞬でサッとその頬が朱に染まる。
「ユーリ・・・⁉︎」
どうして、と言う呟きがその口から漏れた。
「わ、私にも自分の姿を確かめさせて下さい!鏡は?」
すかさずエル君がさっと手鏡を渡してくれる。
そこに映っていたのは私だけど今までの12歳ほどの少女姿の私じゃない。
確かに元の姿にほど近い、けど僅かに幼さも残した大人びた姿の女の子だった。
「なんで・・・?」
原因が分からない。
鏡を見つめたまま呟けば、私を抱いたまま考え込んでいたリオン様が
「確かカティヤはイリューディア神様のご神託で
『癒し子を育てるのは食べ物じゃなくて愛情だ』
って賜ったんだよね。」
と聞いて来た。
「そういえばそうでしたね?」
あの時のことを思い出して頷く。
「てことは、ユーリが僕達の気持ちを受け入れてくれたから大きくなったってことじゃないの?」
「ええ⁉︎」
思いがけない言葉に大きな声が出た。
「そ、そんなことあります・・・⁉︎」
いや、でも。確か最初に大きくなったのは王都の夜に大きな癒しの力を使った後だった。
あの時は私に対するレジナスさんの気持ちを思いがけず聞いてしまって、レジナスさんを初めて男の人として意識した時だった気がする。
その時に比べたら今はあっという間に伴侶が四人になっている。
その気持ちを受け入れ、私の気持ちも伝えた。
まさか本当にそれで成長したとでも?
それはそれでなんだか恥ずかしいような・・・。
リオン様やレジナスさん、シェラさんが私をじっと見つめている。
「そんなに見ないで欲しいんですけど‼︎」
鏡を抱きしめながら、隠れたいけど隠れる場所がないので結局リオン様の胸元に顔を埋めてわああ、と私は声を上げた。
ふっと目を開ければ目の前が薄暗かった。
小鳥のさえずる声は聞こえてくるからもう朝のはずなのにと思えば、目の前にぼんやりと見えたのはリオン様の呼吸によって規則正しく上下している胸元とシーツだった。
どうやら抱きしめられたままシーツにすっぽりくるまれてしまっていたらしい。
ていうか、リオン様が私よりも先に起きていないなんて珍しい。
まあそれだけぐっすり眠れたってことなんだろう。
「リオン様、起きてください。朝ですよ?」
もぞもぞとその胸元とシーツから顔を出してリオン様を見上げながらそっと揺する。
すると長いまつ毛が僅かに震えてゆっくりと開いたあの青い瞳に見つめられた。
朝日に反射して輝くクリーム色の柔らかな髪の毛が金色に透けて見える。
リオン様の髪色は大声殿下やカティヤ様、国王陛下のような波打つように輝く黄金色とは違って優しいクリーム色をしている。
だけどこうして日の光に透けてみるとその色を変えて金色にも見えるあたり、陛下達と同じ王族なんだなあと改めて感じた。
そんなことを考えながらリオン様が起きるのを見つめていたら、
「おはようユーリ。早起きだね?」
と目が合うやいなやふんわりといつもの微笑みを浮かべて私の頬に手を伸ばしてきた。
「おはようございます!疲れは取れましたか?」
「ユーリが隣にいてくれたおかげかな。すごく良く眠れたよ。これなら毎晩僕の隣で眠ってもらう方がいい・・・?」
話している途中で私の頬を撫でているリオン様の手がぴたりと止まった。
そしてそのまま、何か信じられないものを見たようにあの青い瞳を大きく見開いて私を食い入るように見つめている。
「リオン様?」
なんだろう、私の顔に何かついているのかな。
そう思っていたら
「ユーリ⁉︎」
突然がばっと起き上がったリオン様が、シーツをはいでまだ横になったままの私を頭の先からつま先まで見つめた。そして
「ちょっと起きてみて!」
そう言われてベッドの上に座らせられた。
「な、何です?」
ぺたんとリオン様の前に座り込めば、リオン様はなぜかうっすら紅潮させた自分の頬を隠すように片手でおさえている。
そしてもう片方の手では何かを確かめるように私の頬や肩を撫でながら
「信じられない・・・一体どうして?」
と呟いていた。
と、そこへ軽いノックの音とシェラさんの声がかかる。
「おはようございますユーリ様、お目覚めですか?殿下の声が聞こえたようですが殿下もこちらにおいでなのでしょうか?失礼してもよろしいですか?」
その問いかけに、なぜかリオン様が
「シェラ!すぐに入って来て‼︎」
と私の背後の扉に声をかけた。
そうすればすぐに扉は開き、
「おはようございます殿下。レジナスがもう来ておりますよ。今朝は早朝から会議があると聞いておりますので準備を・・・」
とシェラさんが顔を出した。
リオン様がここにいて一緒に寝たらしいのに動じないでいられると逆に私の方が恥ずかしいんですけど。
そう思って背後のシェラさんの顔を見れないでいたらそんな私の肩をがしっと掴んだリオン様が
「それよりもこれを見て‼︎」
とシェラさんの方へと私の体の向きを変えた。
「ちょっとリオン様、何なんです⁉︎」
よろめいてリオン様に倒れ込み、もたれかかる形でその顔を見上げながら抗議をしたら、
「・・・成長されている?」
シェラさんの呆然とした声が聞こえた。
うん?今なんて?
聞き間違いかとシェラさんを見つめれば、いつものあの朝にそぐわない色気を垂れ流したような笑顔はその顔にない。
声と同じく呆気に取られたような顔で私を見つめていた。
「そうなんだよ!昨夜までは普通だったのに‼︎」
リオン様がまだ私の肩を掴んだまま興奮したように言ったその言葉に私もぽかんとする。
え?成長?・・・言われてみれば昨日よりも着ている夜着がなんとなくきついような気もする。
ちらりと自分の体を見下ろしてみれば、確かに昨日まではほぼ平坦だった私の胸には女性らしい膨らみがある。
それに夜着から覗く足も長くなっているような気がする。
ていうか、長くなってる。だって昨日は膝丈くらいだった夜着の前裾が今は膝上だ。
「な、なんで?私、お酒なんか飲んでませんよ⁉︎」
混乱している私に、いつの間にかシェラさんの後ろ
から顔を覗かせていたエル君が
「今のユーリ様はお酒を飲んで大きくなった時の姿よりいくつか歳下に見えます」
と言った。それを受けてシェラさんも、
「そうですね。歳の頃は16ほどでしょうか・・・。詳しくは触れてみなければ分かりませんが、サイズ感はあの成長された時のお姿にまだ僅かに及ばないように見受けられます。とはいえ、大変お美しいことに変わりはありませんが。」
と言う。
酔っていないのに、一晩寝て起きたら大きくなっている。
これは前にもあった例のタケノコみたいな育ち方だ。
「そうだレジナス!レジナスにもこのユーリの姿を
見せてあげなくちゃ」
ハッとしてそう言ったリオン様は私をお姫様抱っこしてベッドを降りた。
そのまま隣の私達共有の部屋へと向かう。シェラさんとエル君もそれに続いた。
「レジナス!」
バタンと扉を開けたリオン様に抱えられたままの私の目に、隣の部屋で昨日リオン様が読みかけにしていた書類を整えていたレジナスさんの姿が映った。
「リオン様?」
おはようございます、と頭を下げたレジナスさんに
「おはよう、それよりもこれを見て!ユーリが大きくなってる‼︎」
と挨拶を交わすのももどかしいとばかりに抱えたままの私をずいとレジナスさんの目の前に差し出した。
は?と言って顔をあげたレジナスさんと目が合えば、一瞬でサッとその頬が朱に染まる。
「ユーリ・・・⁉︎」
どうして、と言う呟きがその口から漏れた。
「わ、私にも自分の姿を確かめさせて下さい!鏡は?」
すかさずエル君がさっと手鏡を渡してくれる。
そこに映っていたのは私だけど今までの12歳ほどの少女姿の私じゃない。
確かに元の姿にほど近い、けど僅かに幼さも残した大人びた姿の女の子だった。
「なんで・・・?」
原因が分からない。
鏡を見つめたまま呟けば、私を抱いたまま考え込んでいたリオン様が
「確かカティヤはイリューディア神様のご神託で
『癒し子を育てるのは食べ物じゃなくて愛情だ』
って賜ったんだよね。」
と聞いて来た。
「そういえばそうでしたね?」
あの時のことを思い出して頷く。
「てことは、ユーリが僕達の気持ちを受け入れてくれたから大きくなったってことじゃないの?」
「ええ⁉︎」
思いがけない言葉に大きな声が出た。
「そ、そんなことあります・・・⁉︎」
いや、でも。確か最初に大きくなったのは王都の夜に大きな癒しの力を使った後だった。
あの時は私に対するレジナスさんの気持ちを思いがけず聞いてしまって、レジナスさんを初めて男の人として意識した時だった気がする。
その時に比べたら今はあっという間に伴侶が四人になっている。
その気持ちを受け入れ、私の気持ちも伝えた。
まさか本当にそれで成長したとでも?
それはそれでなんだか恥ずかしいような・・・。
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